妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
帝都 葬儀場
葬儀直後
アウラウネは悲しそうなハーピィに追い討ちをかけるように、服の価値をこっそりと伝えてやる。
すると、一層悲しそうな顔になるハーピィ。
アウラウネはラングのことで、本当に悲しんでいるのか確かめたくて態々このような仕打ちをしたのだが、伝えた後に、反応を見てそれを後悔した。
一方で…その様子をたまたま見ていたラミィは密かに、兄を失った自らの悲しみの分苦しめと、愉悦の感情に囚われる…自分でも気づかぬうちに。
・・・、
帝都中央広場
処刑台前
急遽用意された処刑台を前に、皇国…いや、大陸中から奴隷だったというものたちが集まる。
1週間前から大々的に粛清が始まった、奴隷推進派の頭取とも言える側室、イマールの処刑が今始まろうという所…。
そんな折、ラングの奴隷だった者たちが集まる。
Side ステラ
何やら叫んでいる、普段表舞台に全く出てこないイマールの姿は意外にも美しく、故に悪辣な者には見えなかった。
粛々と進められていく処刑の準備…皇帝様と皇妃様、実子のボルテ様は参加なさらず、宮廷調理師トロンベが処刑人を務めるようで、処刑台の上に建っている首落とし機の前に居る。
…あの人が?
葬儀後捕縛されて連れて行かれる前、アウラウネ様が彼をモリエール夫人邸に呼べば、ヘルスケア…健康管理が進むと言っていたから、そこらは、今後皇族側と交渉ですね。
恐らく、アルニマ王族の名を出せば、通る願いでしょう。
………私、いつのまにかモリエール夫人邸で暮らしていくつもりに?私は国に帰らないといけない立場なのに。
と、少し考え事をしていたらハーピィが、あのウトさんに守られて、処刑の行方を見守っていることに気づいた。
ウトさんがハーピィを守る立場に回っているのを不思議に思い、尋ねる。
何故、貴女がハーピィの警護を?と。
すると、彼女は幽霊でも見たかのような顔で、ラング…様に言われたから…と宣う。
…彼は既に死んでいる、彼女は悪い夢でも見たのでしょう、可哀想に…。
………一際大きな叫び声が周りから聞こえる、見ると側室イマールの首が落ちたところだった。
・・・、
モリエール夫人邸
客間
帰ってきて早々、エルフ様だというエルフとゴルディ、モモコ両ドラゴン娘たちから私達へ、葬儀等色々とあって…自己紹介がまだでしたね、と、自己紹介がなされる。
エルフ様は私も知っている、ご存命ならば既に1億は歳を数えているはずの神話上の存在。
しかし…失礼ながらそんな感じは受けなかった。
ゴルディ、モモコには、胸の大きさで私は負けている………いや、そんなことはどうでもいい。
ドラゴン娘…確か彼女らも伝説と言っていいほどの存在だった…はずだ。
自己紹介後、そのまま待つようにと仰ったエルフ様が、執務室から書類と明細を持ってきた。
私たちに関することだというので、覗いてみると…、私達奴隷のために特注服をラングが頼んだことを伺わせる文言と…。
そのための借金を4億もしていることが分かった。
………私は、ううん、………私達は己が目を疑った。
今までは、ラングが私達を小綺麗にして、何処かに売るため、服を与えたのだとばかり思っていた。
………そのような考えが、目の前の書類と明細によって一気に瓦解する。
………ラング………様が、私達のために借金をしてまで???
ハーピィのやつは先にこのことを何処かで知っていたようで…狡いと思った。
私が何に対して狡いと思ったのかは分からないけど、とにかく狡いと思った。
すると私がハーピィに対して思ったことを口々に他の人達…レオナルド、ティア、ユーリン、イオ、控えていたイザヤまでもが言う。
そこで気付く、ラング…様への嫌悪が消えていることに。
流石に綺麗さっぱり…なんてことはない、今までの仕打ちを考えれば…だけど、少なくとも、以前のような嫌悪は不思議なほどに湧いてこない。
………もしかすると、他の人達も同じ様な感覚になっている?
…だとしたら、そのうちラング様と死後結婚したいとか言い出す輩が出てくる気がする。
でも死後結婚の席は1つ…ストッパーが必要ね、レイア校長のような………あれ、何故私はラング様に死後結婚の申し込みが殺到することを前提に考えているの???
……………こ、これが所謂恋する乙女の勘って奴!?……………な訳ない、うん。
嫌悪が消えればすぐに好きになるだなんて、そんな上手い話は無いの。
…無い…。
………故ラングを巡る争いが起こったりなんかしたら、私は早々に棄権ね。
死人に拘る時間があったら新たな恋を、愛を見つけなさいって…ラングに死後結婚を申し込む人がいたら言ってやりたい。
………そんな人がいたらだけど、まず有り得ない…、よね?
…色々考えていると、エルフ様がそんな私の考えを読んだかのような発言をなさる。
死後結婚の席は1つ、しかしながら、既にレイア校長の席になっているよう………とまで言ったところで、邸の扉前が騒がしくなる。
急いで扉まで駆け寄って、少し開けた隙間から外を覗くと…、
アリサを残して外に出たイザヤが学校の方向へ飛び立とうとするクエス様を捕まえて、その後に、リール、ドール、…を止めるララー様、…を更に止める、何故かおかしそうなアルバータ魔女王様。
…それに知らない女性(ルミア)、と、確かザック・バランさん、………謎の魔物(リザードマン)が連なる。
その隙をつき?王女リオン様とシャッテ様が飛竜で学校の方向へ飛び立ちます。
既にレイア校長はアルバータ魔女王様にもらった飛翔カードと闘気を纏って一目散にいなくなっている…。
………レイア校長は、この状況になることを察していた………?
だからって、自分からこんな火中の栗を拾う真似をして無事でいられる保証は………せめてラング様が生きておられたなら………、いや、この状況は変わりそうにないなぁ。
というか、みんな、地獄耳すぎ、あと改めての弔問は………?
あれ…、ドラゴン娘たちは???よくよく考えてみたら、途中からハレルヤくんもいなかったような…!?
あっ、憲兵さんたちが倒れてる、一体何が…???
それから…、
数日後
洋上
棺桶「やぁ。待たせたな。」
ラング「ふふん。」
モモコ&ゴルディ「おぉ??」
アウラウネ「本当にな。」
ラミィ「あ、あ、兄貴いっ!!?」
ラビラビ「ぎゃ〜〜〜っ!!!?化けて出た〜〜〜っ!!!?ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴ…」
ラング「煩い、取り敢えず、隣の大陸に向けてこのまま行くぞー。」
彼が生きている訳…は、後ほど
ここで永続的なキャラ投票のようなものをします(参考にするかもしれません)
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ザック・リック
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ハーマン・ルーン
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キャビアス・リール
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アウラウネ
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モリエール・ケイト夫人
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ドゴール・ウェット(正体は???)
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モリエール・ラミィ
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アサリ
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ティア
-
ドレイモル
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グリフィン・リアン・クエス
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ハーピィ
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レオナルド
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アルニマ・ステラ
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イザヤ
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フェニックス・ララー
-
ウィッチ・ド・アルバータ
-
フェニックス・ドール
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ベリアル
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グラコス先生