妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
(ただしラングを除く)
Side クエス
アダマイト大陸某所
ラングの葬式から2週間くらいが過ぎて…レイア校長を見つけて、半殺しにすることに躍起になっていた私は、やっと異常事態に気付いた。
いない…私に懐いていたハレルヤが、この大陸中何処を尋ねてみてもいない。
そして、ラングの遺骸を収めた棺も………調べてみたら、葬式で使った奴はデコイだった。
なら、本物は何処に???
ラングの妹…あいつの仕業かと、モリエール夫人邸を訪れてみて…核心に迫る。
迫った…ような気がするだけ、天啓もない私に今残っているのは、人を惹きつける不思議な魅力だけ…。
そう…思った時、思い出す…ラングだけは、その力が及ばなかったことに…。
思えばあの時から…、彼のことを気に留めていた気がする…。
だというのに、私は彼を嫌いに嫌って………なんらか、強い運命の力が、彼と私の間柄において、阻害の方に力を割り振っていたのだろうか?…だとしたら、気に食わない。
彼は一体何処へ………そこら辺、色々知っていそうな人物にあたりをつけ、突撃する。
………アルバータだ、乙女の勘?か、なんとなくそう思う。
魔女国
魔女国に着くと、前魔女王の像が打ち捨てられ、何やら英雄像が新たに建てられている。
………魔女王アルバータの一番弟子、〝勇ましき者〟ラングの像〜???
確かに、何処から嗅ぎつけたのか、スカウト氏著の記事等によって、彼が英傑どころか、勇者クラスの扱いになっているのは知っているが、それはつい先日のこと。
一体この像はいつから作り始めたのか〜…。
………門番が男から女に変わっている。
………いや、男だ、この人。
リント…と名乗った門番に、アルバータ魔女王の居場所を尋ねてみる。
それに対する返答は、期待できないかもしれないけど。
手間が省けた?居場所は答えられないとしつつ、うつしえカードなるものを代わりにと貰う。
見てみると、魔王討伐時の魔王とラングのやりとりが……………ラングにとって、私は1番大事な?…………………っ!?!?♡♡♡
…うつしえカードに映された魔王が言うには、わ、私は…ラ、ラングにとって♡、1番!♡大事な!♡娘らしい♡。
面食らってうつしえを放置していると、もう一回、ラングが入ってきた辺りからうつしえの中が動き出す。
わっ!わっ!?…や、やだ…う、嬉しいっ…!♡!♡!♡!♡!♡
ラングが私の事を大事に想ってる♡……………それで私に命を?♡♡♡
ふふっ♡…そのことが知れただけでも、ここに来た甲斐はあったというもの♪
…でもまだよ〜カリバーを掲げて、脅すようにして、更に情報を引き出そう…とすると、聞いてもないのに、勝手に何やら喋りだすリント。
リントによると、アルバータ個人はラングがまだ生きている可能性が高いと考えている模様。
私も、その可能性には、葬式の後に気が付いた…、あれ?そういえば、聖女の祈りに触ってるような…ってことは、もしかして、生き返ってる?ってね…。
でも、それなら、なんで私を置いてアウラウネと一緒に消えた?と、疑問に思う。
………………………………アッ!!!!ソッカ〜(ハイライトオフ)、アウラウネトカイウ、オシカケシコメ(醜女)ガラングとハレルヤきゅんヲトナリノタイリクニムリヤリツレテッタノカモ〜。
ソレシカナイ…!!キョウノワタシ…サエテルカモッ♪
ラングノイモウトノスガタモミエナイシ、ソッチモアウラウネガワトミタホウガイイワネ…。
…っとと、一旦落ち着いて……………向こうに渡る術を見つけたら、早速渡って、ラングとハレルヤを取り戻して、私の新たな家族にしないと〜。
今のところ結婚を待ってもらっているのは…ガトー様に、ボルテ様、ベントス先生に〜、いつのまにか向こうから申し出があったライナス王。
そこに、ハレルヤとラングを加えられれば、私の家庭の完成ね。
…完成と言いつつ、もしかしたら、あと1人くらい、3人娘の中から女の子を加えるかもしれないけど………リールとか。
あの子、百合っ気があるっぽいのよね〜、噂だと上級生女子や、同性の獣人に襲われたことがあるとかないとか………だから一回デートとかに誘ってみて、反応を見てみようかしら。
もし駄目だったら、あの女兎獣人…ラビラビとか言ったかしら?いじめ甲斐と守り甲斐が両立し得る彼女に近づいてみようかな…。
………なーんて、幾ら私に魅力があっても、彼女達が私を好きになってくれるか分からないのに、そんな事考えて何になるのかしら〜………。
特に、ラビラビちゃんは私が甚振りながら、あのアジトの部屋という部屋を案内させた過去があるから………普通に考えて、私のことを好きになってくれるわけがないわよね〜。
…そんな事を考えてる暇があったら、さっさとラングとハレルヤに接触をはからなくちゃね〜。
多分、隣の大陸でアウラウネと一緒にいるだろうから…いまのところ状況証拠だけだけど…、あっちに行ってみれば分かることね。
ラングが………生き返っているかどうか………。
・・・、
魔女国 王城
Side アルバータ
双眼鏡でクエスの姿を捉えた儂は、リントを呼びつけ、彼女の応対をするように指示をすると、勝手に城に転がり込んで来ては、ここしばらくは隠居生活のような生活を送っている古くからの友人に目を遣る。
………すると、儂の今の姿をみては、ため息を吐く友人、レイア。
丹(老化を抑える特別な薬)をお前ほど上手く作成できたやつを、リント以外に儂は知らん。
十分レイアも若い見た目を保っているというのに、何を羨ましがる事があるのか…儂には分からん。
彼女の作る丹を大量生産できれば、それを他所に売って、この国の財政も潤うんじゃがなぁ………惜しむらくは、彼女が製薬に飽きてしまった事か………。
リントも今は修行に集中してもらいたいところじゃし、レイア、リント程の丹を作れる腕前の者が他におればなぁ…。
ないものねだりしても、仕方あるまい…、さて、クエス嬢はどうなっておるかなっと。
どうやらここを去っていくらしい、よかったよかった。
もう大丈夫じゃ、クエスは行ったぞ。
レイアにそう声を掛けると、安堵した様子…かつてのアダマイト大陸No.1もこれでは形無しじゃのぉ…。
儂しか見ておらんのだし、別に良いが。
………そうじゃ、レイア、御主は隣に行くのか?
クエス嬢が行くなら行く?奴が苦手なのかなんなのか分からん奴じゃのぅ…。
…あぁ〜、それとも先を越されたくはない…とか?
大丈夫じゃ、ラングの奴はそう簡単に結婚するような男ではあるまいて、何故なら奴は、何処かあからさまではないにしても、女子を避けている節があったからのぅ…此度の葬式もやつが逃げ果せるためのもの…。
スカウト氏の記事に触発されたかなんだかで、大陸中の若乙女達がラングと死後でも婚姻関係を結びたいと、躍起になっているのを見れば、奴が逃げたくなるのもわかるわい。
まあ、この騒ぎも1年もすれば落ち着くじゃろう、その頃には皆何故ラングの事を激しく求めていたのか、分からないって雰囲気になっている事請け合いじゃ。
…ラングの奴が帰って来なければの話じゃが。
えぇ?彼はまだ生きているのかって?それは…十中八九生きていると、儂なんかは踏んでいるがのぅ…。
ま、それは隣の大陸に行ってみれば分かるじゃろ、儂もリントの修行の進み具合なんかを見て、それによってはになるが、出来るだけ早い時期に、向こうに渡りたいものじゃ。
じゃから、リントにはここから約1年という短期間で儂レベルに、頑張ってなってもらわんとのぉ!
ラングは前世で色々女相手に苦労したので、無意識に避けてる部分がある…のかな???
あと、改めてですが、ラングがクエスのことを大事に思っていたのは、クエスが主人公だからです。
それだけ。
ここで永続的なキャラ投票のようなものをします(参考にするかもしれません)
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ザック・リック
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ハーマン・ルーン
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キャビアス・リール
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アウラウネ
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モリエール・ケイト夫人
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ドゴール・ウェット(正体は???)
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モリエール・ラミィ
-
アサリ
-
ティア
-
ドレイモル
-
グリフィン・リアン・クエス
-
ハーピィ
-
レオナルド
-
アルニマ・ステラ
-
イザヤ
-
フェニックス・ララー
-
ウィッチ・ド・アルバータ
-
フェニックス・ドール
-
ベリアル
-
グラコス先生