妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
夜
アパート「グレーテル」前
Side ティア
通りがかったのでちょっと挨拶………は、迷惑だからやめとこっと思ったけど、ラングがいるならしていこうかな。
ガチャ
グレーテル「誰だ?俺はここの主人グレーテル」
な、なんか知らない人出てきた!?
ハーピィ「さ、さようなら〜っ!!?」
それに驚いたのか?ハーピィが飛び去って…って!?
ティア「ま、待って〜っ!?!?!?エ、エルフ様!!!!!(どうなってるの)」
エルフ「…」(気配消し)
アウラウネ「一応、警戒を解くか」
あ、アウラウネ様だ!…警戒って何を警戒してたんだろう。
グレーテル「でも、当分この姿かな…あ(聞かれた?)」
…?もしかしてこの人…ラング?
Side ラング
あの記事がこっちの大陸にも伝わって、折角の暮らしがめちゃくちゃになっても敵わん。
こうなったらずっとこのグレーテルの姿のままいよう。
そう思ってグレーテルになってたんだけど…そこにまさかのティアちゃんですよ。
俺個人的には、使い捨て獣人扱いされたティアに対して悪感情は無いに等しいので、できれば今後は仲良くしていきたい。
正体を明かそうかな…でもその前に感触を…そう思って、早速声をかけてみる。
「俺は訳あって、ラングに頼まれてここの主をしてる、君のことは聞いているよ、ティアちゃんはどうしてこっちにきたの?」
ティア「…ラングのせいです」
?…う〜ん…感触的に嫌われてるままっぽい、こりゃ仲良くなれるのは当分先かな。
ま、それはさておき、アイリなんだけど、どうも動きが全くといっていいほど無い。
ばあちゃんが港町に行った村人が帰ってこないっていって、外の世界を知らない彼女は、様子を見てくることを建前に港町まで行こうとするんだよね。
………人喰いこっちで回収しちゃったからかな。
アウラウネ(あとで適当な人物達に様子を見に行かせよう)
(それがいいね)
翌日 朝
Side アウラウネ
早速昨日の夜決めたことを決行、シュタイナーとカゲロウに主人公アイリの様子を見に…アイリを見守らせることにする。
カゲロウに行かせるのは心配だけど、夜までにはちゃんと帰ってくるようきつく言ってあるので、衝動が出る前に偽の人肉で落ち着かせることができるだろう。
さて…今はそれを指示した後なんだけど、今日はこの後どうしようかな…?
………取り敢えず、1人で港町まで買い物にでも行こうか。
・・・、
エリヤの港町
商店街 服屋前
〜♪〜♪資金もあんまりないのに、何故だかお高い、それも可愛いピンクのふりふり服+α買っちゃった☆
しょうがない、見てたら買いたくなっちゃったんだもの。
んで、早速着てみたら…何故か野郎どもより女の人の視線が刺さるようになった、嫉妬?
…それより、おかしぃなぁ〜、前世ではこんなに服に執着みたいなのは抱かなかったはずなんだけど…まぁ、以降気をつければいいよね。
でも、この服、ふりふりが可愛いのはいいんだけど、リボンとかの装飾が無いのが気になりすぎる…こういうのデザイナーとかに意見したらいいのかな?
あと、この世界ではお決まりなんだろうけど、ミニスカがあんまりないのも考えものよね、ドレスや長スカートより動きやすいのに。
カガクノ国や、その技術が流入してるヒノモトではこういう服の事情、どうなってるんだろう…もしその2国以外に現代的なデザインのものとかあんまり広がってなかったら、ファッションデザイナーをやるのもありかな。
スケスケに見える系の服をデザインしたり、それぞれの種族に似合うような服をデザインしたいな。
………そもそもそんな才能が無かったから、諦めたんだよね、その道。
でも、異世界ならやっていけるかも…ちょっとファスナーとかつけまくるだけで、ファッションデザイナーとして人気になったりしないかしら。
勿論ファスナーのいくつかは大事なところを隠すように…いや、もし挟んだら痛いからそんなデザインはしないでおこう。
…そうそう、胸元だけ空いた通称童◯殺しの服とかどうかな〜、絶対売れる。
あとあと、尻見せと、脇ぺぇ際立つ服も見たところ無かった、勿体無い…!!
そこら辺のところを見せない服が万年流行ってる辺り、この世界では際どいところは晒さないよう徹底してるのかも、下手をすれば医者にも見せないような文化が…?
だとすると、所見で見抜くの難しくて困ってるだろうな、この世界の殆どの医者。
………それを前提にして考えると、恥部が患者から見えないように隠すカバーとかが必要かも、買って行こう。
・・・、
……………顔はめパネルみたいなのしかなかったから仕方なく10枚くらい買って、後で其々加工だな。
あとは自由自在に動かせる手術台、診察台みたいなものも……………と思ったけど、そんなものある訳ないか。
無いものは自作するしかないね。
・・・、
夕方
アパート「グレーテル」
帰ってきたら、ショタ(グレーテル)が小走りで、笑顔で迎えにきた。
傍から見たら可愛い構図で大変よろしいけど、襲ったら拒否反応が出るのがなぁ………あ!目隠s(おい、思考繋がってるんだぞ?)………冗談も冗談。
「それより、いつまでその格好で?」
グレーテル(ラング)「取り敢えず、ヒノモトに着くまで」
「心配し過ぎ………今ここで解いたら?」
グレーテル「…解きたいとも思うけど、そうして、万が一俺を見に鳥合の衆がこの山間部に来たら、村人達に迷惑をかけることになるのは明白だよ?」
「先生、ご高説…ありがとうございました!」
グレーテル「わかれば宜しい」
ティア「何話してるのー?」
やべっ、聞かれたか?気をそらそう。
「ティアちゃん?そこのグレーテルくんがこれからたらこを奢ってくれるんだって」
ティア「本当!?いいのかな、甘えちゃって」
「この子にはどんどん甘えちゃって♡」
ティア「ん〜…分かった☆」ギュッ
グレーテル「いい〜っ!?(急に抱きついて来たんだけど、かわ…じゃなくて、邪魔、助けて〜!)」
知らんがな。
………その後、グレーテルの案内で、3人でたらこを食べに立ち食い寿司屋に行った。
エルフ(グレーテル様?…彼怪しいですね、ちょっとこのまま隠れていましょうか)
次回更新は体調を見つつ少しずつ…。