妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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第13話 アウラウネの買い物 その間ラングは…

 アウラウネ買い物中…

 

 

 近くの森〜海沿い

 

Side ラング(外套装備グレーテル)

 

 

 ったく、ハーピィめ、驚きすぎだろ…一体何処まで飛んで行ったのかな?

 

夜中探す訳には行かなかったから、翌日になっちゃったけど、そんなに遠くまで行ってなければいいなぁ。

 

………一応護衛にララー付けたけど、魔物どもも結構出てくるし、このまま探してたらこっちの労力ぱないかも。

 

ふーむ………、ここからはちょっと海沿い探すかぁ。

 

 確か、ここら辺は超低確率でセイレーンが出てくる場所だったはず………ヒノモト近くまで行けば、じゃんじゃん出てくる妖なんだけど、ここで見つけられたらいいなぁ。

 

なんでもとびきり美味らしいからね、セイレーンの肉は…じゅるり。

 

 セイレーン…腰あたりから羽毛のような大きな白いヒレを生やした、ほんのり青っぽい肌を持つ、歌で人を惑わす妖。

 

ゲーム内で伝わっていた言い伝えだと、セイレーンの歌を船に乗ってる時に聞くと、必ず座礁など、海難に遭うんだとか。

 

 ………ララー、どうした。

 

ララーの様子がおかしい…俺と結婚云々…?…あんまり乗り気じゃないみたい。

 

 別に結婚してもらえなくてもいいんだけどね?俺自身は。

 

…なんだかそれだけに思考を割いて、何処か上の空だな、ちゃんとハーピィ探しと護衛を頼んだのにこのザマとはね…。

 

 …やっぱり今後パーティを組んで動く時なんかは、メンバーはフェリル、アウラウネ、ラミィにしーよう、そうすれば取り敢えず大丈夫そう。

 

…ちゃんと俺の言う事聞かないとヒノモトに辿り着く前に死ぬことになるかもだから、ララーも俺の言う事をしっかりと聞いて欲しいもんだ。

 

 やれやれ…。

 

 そんな使えないララーの代わりにか、フェリルがハーピィを見つけたみたいだ、よくやってくれた。

 

それで、ハーピィは………獣人3人に囲まれてる、(獣人3人側が)狩られる前に助けるか………いや、やっぱりいいかも。

 

フェリル「もしかしてハーピィの方が強い?…止めなきゃ!」

 

「ううん、止めなくていい」

 

ララー「な、何故だ!?」

 

 あいつら(特にナミナミ)は死んでもらった方が都合がいいというかなんというか、面倒が増えなくていいんだよね、此方としては。

 

ハーピィと戦っていたのは、アプリ版でプレイヤーからヒト差別推進小隊…メンバーアンバー(たぬき獣人♂)、タラ(三毛猫獣人♂)、ナミナミ(カナリの妹 薄桃色狼獣人♀)…と言われる小隊だった。

 

 ハーピィが起こす竜巻に3人は巻き上げられ、地面に叩きつけられた………が、ナミナミだけ立ち上がり、尚も剣をハーピィに向け振るう。

 

ので………不意打ちでマインドブレイク、倒れるナミナミ。

 

 ハーピィは…うん、ちょっと羽が欠けたくらいで平気そう。

 

さて………トドメ、と行きたいところだけど、ここで放置しとけば妖や魔物が如何にかするだろうから、俺が態々手にかける必要もないかと思い直し、放置を決行。

 

 出来ればこのままくたばってほしいところだ。

 

 

 ・・・、

 

 

 アパート「グレーテル」

 

 ハーピィを連れて帰り、今度は勝手にどっか行かないように隷紋を付け直し、皆から離れないようにとだけ命令をしておく。

 

隷紋は付けるところを何度か間近で見たので、魔力の流れと魔術式っぽいのを見て覚えた。

 

 ゆくゆくは従属魔法も覚えてみたかったり………あれは魔術式難しそうだからひたすらイメージを固めるしかないね。

 

隷紋は股間節辺りに小さく刻んだから、これでほぼ見えないだろう。

 

 …ララーが隷紋を付けた俺を見て若干引いてる、大丈夫、ララーに付けることはないから。

 

そもそも付けたところで………俺の言う事を聞くあんたの姿が浮かばないなぁ。

 

 ………ふと疑問に思ったけど、フェリルはどれくらい俺の言うことを聞いてくれるんだろう、ちょっとこの後試してみるか。

 

フェリル「?(なんかこっち見てるなぁ…)」

 

 

 

 小休憩後…

 

 

 おやつ時

 

 アパート「グレーテル」裏林

 

 いきなりこんなこと頼んだら引かれるかな…

 

「ちょっと頼みたいんだけど、ここで立ちション…して」

 

フェリル「!?!?!?!?う、うん(な、なんで?これ…私、何か試されてるの???)」

 

 

 ちょろろっ………

 

 

 先程してきたのか、少ししか出さなかった………っていうか、自分で頼んどいてなんだけど、本当にするとは思わなかった(水魔法かもしれんけど)。

 

すんごい忠誠心…っていうか、愛?

 

「…ごめん、試すようなことして」

 

フェリル「い、いいよ///(やっぱり、そんなこと必要ないのに…『私にもう一度死なせるようなこと』をさせない限り、私は何処までも貴方様の味方で、どんな頼みも聞いちゃうんだから♡)」

 

 うんうん、言う事をちゃんと聞いてくれる子はいいぞー♪作戦立案、実行がスムーズにいけるからね。

 

「っ!!」

 

フェリル「あれ?」

 

 ………何か視線を感じたけど、気のせい?

 

それとも………もしかして幽霊ちゃん?

 

 幽霊ちゃん…主人公アイリに何故か姿が似ている幽霊の事を言う。

 

彼女は確か、アイリに加護を与えている存在だとかなんとか。

 

 彼女に関する詳しい設定や説明は無かったから、推測だけど、アイリの神格が独り立ちした姿だとかいう考察がほぼ公式みたいな感じで扱われてたなぁ………。

 

彼女はここら辺に出現してた記憶があるから、彼女のことも意識に留めておかなければ………。

 

 あとここら辺ではスライム娘とかか………魔物のスライムがレジェンド級まで進化したらスライム娘になるんだけど、出来れば見つけられたらいいなぁ〜。

 

件並みに…いや、下手したらそれ以上に出現確率低い存在だから期待するだけ無駄だろうけど。

 

フェリル(き、気のせい…だよね?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 林奥

 

幽霊ちゃん「!?(ス、スライムが、目の前でひとっ飛びにレジェンド級まで進化しちゃったんだけど!?)」

 

スライム娘「?…〜ァ(しゃべ…れる?)」

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