妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
日中
アパート「グレーテル」近くの森の中…
Side ハーピィ
木のうろで寝ていたら何やら近づいてくる気配が…、目を凝らすと、近づいて来ているのは、獣人3人。
…鳥の獣人ということで通るか、接触を試みてみよう、やばかったら逃げればいい。
結果は………
「こ、こんにちは〜」
ピンクの狼獣人「ま、まま、魔物だっ!?」
たぬき獣人「影捕えの弓矢で…動きを封じる!」
「ちょっと、待って!?」
猫獣人「斧でかっさばく!」
「っっばい!?やめて、鳥の獣人だよー?!(羽ガード)」
ピンクの狼獣人「効いてないって!どいて、私がヤる」
「話聞こー?」
即魔物認定された。
なんか逃げられないし、適当に相手するしかないみたい…こんな面倒臭いことになるなんて…ラングかアウラウネ様が居たらこんなことにはならなかったのかな?
ピンクの狼獣人「羽邪魔!!オォオオオッ!!!」
一見可愛らしい女の子の狼獣人が剣を振り上げる姿に、恐怖しか湧かない…。
「たつまきっ!!(ごめんなさいっ!!)」
こうなることは分かっていただろうに…自衛のために仕方なく竜巻を起こす。
それだけでたぬきと猫の獣人は巻き上げられ、地面に叩きつけられた衝撃で白目を剥く。
でも…狼獣人だけは巻き上げられずに、平然と立ってる…?!
ピンクの狼獣人「くぅっ〜…って、アンバーたちが!?こんのぉおお!!」
「ひうぅっ!」
斬られる…っ。
?「まったく…面倒な…マインドブレイクッ!」
ピンクの狼獣人「あえ?」ばたっ
と思ったら、そこに聴き覚えのあるような、ないような声が…。
確か…グレーテル、が助けに来た???
グレーテル「さて…トドメ…はいいか、早く帰ろ」
「う、うん…」
・・・、
アパート「グレーテル」
取り敢えず男の子の言う事を聞いて、あの木造アパートまで帰ると早速隷紋を付けられた…。
隷紋を付けられては、いい気分はしない。
今から一体何を命令されて…
グレーテル「命令、皆んなのそばにいろ、いいね」
………その命令のためだけに隷紋を?なら態々隷紋なんか付けなくてもいいって、そのくらいのお願いくらいなら聞くのに………。
グレーテル「あと、ララー、ちょっと…」
ララー「ん?あぁ…」
そんな不満とか漏らしたら、折檻受けちゃったりするのかな………そんな子には見えないけど。
グレーテル「俺の正体は奴隷どもには…云々間何(うんぬんかんぬん)…それを他のやつらにも周知、いいね?」
ララー「わ、わかったが…え、えぇ…???」
それより…ラングは何処いっちゃったんだろ?誰かに聞いてみようかな。
「えっと、そこの女の人」
ララー「うん?な、なんだ」
「グレーテルって、ラングに頼まれてここの主してるんだよね?そのラングはー?」
ララー「さ、さぁな、近くには居ると思うが(何で奴隷たちには正体バレたくないんだろう?謎だ…)」
「ふーん…(服のお礼だけでもしたいんだけど…見かけたらすぐお礼しよう)」
エルフ(元奴隷たちに正体をバラしたら面白いことになったりしないでしょうか?………やめときましょう)
ララーの部屋
Side ララー
私は回想する…聖獣精に連れられ、当主の部屋でラングとの結婚を提案されたことを…
ラングと私が結婚…イメージが湧かない、というか私としてはドールの婚約者としての認識だから、妹の婚約者と結婚…?
それは流石にドールに悪い………と思って、ラングに女として助けられた身ではあるものの、結婚の提案を辞退する旨伝えたら、その場は底冷えするような悪い空気に………。
………回想終わり。
あれから何処かラング(とアウラウネ)が私に向ける目が冷たい…?気のせいだといいんだが。
深夜 当主の部屋
Side アウラウネ
(起きてる?)
何故だかナーバスになっている片割れの様子を窺うために声をかける。
ラング(うん…)
(…さては、たらこのついでにお高いイクラとか頼まれて…それ奢らされてヘソ曲げたな?生来ケチな方だからね、私ら)
(んーでもでも、その分ティアが懐いてくれたりとか、返ってきたんだからいいじゃん)
ラング(…まぁそうなんだけど、ラングの時に彼女含めて奴隷どもに服のお礼されてないのがなぁ…)
(…奴隷どもに関してはお礼とかその前に雲隠れしちゃったからね…奴隷どもには単純なお礼以上のことをこちらに返してほしいよねー)
(こっちは借金までして服買ってあげたんだから、しかも相当上等のオーダーメイドなやつ…ティアとハーピィはそこら辺分かってるのかな?)
ラング(………ま、そのうちなんかあるでしょ、ティアとハーピィ以外のここに居ない奴らのことは………今考えるだけ無駄かも、それよりアイリに動きあった?)
(無い…全く無い、外への興味も抱かない)
ラング(まずいかな…)
(まだあと半年くらいあるし、その間に外に興味持って、勇者なって、旅立つでしょ)
ラング(外に興味持ってくれないと、勇者になったところでいつまでも現在地から動かなさそうなのが怖い…)
(動かなかったら、ハレルヤ使って連れ出す!)
ラング(それがいいねー)
(…他に前のラングみたいな悪党演じて、それを追いかけさせる形もいいかもねー)
ラング(俺の負担でかいわ)
ドア「」バタンッ!!
ラング「ちょい、自分静かにせぇや」
メルボラ「すー…すー…」
ラミィ「…やっぱり、ティアじゃなくて私連れてって欲しかったん」
アウラウネ&ラング「うん?」
ラミィ「…兄貴ぃ…アタイの部屋きてーな〜♡」
アウラウネ「あ」
ラング「(これ…爆弾でも爆発したのかな、らみの中で…最近構ってなかったから…)い、逝ってくる」
アウラウネ「good luck.」
ラミィの部屋
Side ラング
彼女の部屋にハレルヤはいない…まだハレルヤとはそんな事をする間柄じゃあないんだろうか。
俺はラミィに半分引きずられる形で入室。
即ベッド上へ………あぁ、こりゃヘマしたかなぁ。
ラミィ「んっふふ、姿は変わっても、兄貴は兄貴…ヨシ、ヤルか!!」脱ぎっ
うん、いきなり脱いだのは予想通りだ………もーちょっと構っていたら、こんなことには………?
ラミィ「れろれろれろれろ、んぢゅ」
「うわっ、ちょっ〜っ!?」
いきなり顔中べっちょべちょ…からの舌入れですよ…。
ラミィ「んっんっ、おー?元気になったね♡」
「もう…どうにでもな〜れ」
ラミィ「そんななげやりな…嬉しい癖に♡」
「…(否定はできない)」
ラミィ「じゃあ兄貴のを脱がせてっと……………いただきますっ♡♡♡」
これでも互いに世間一般で言うところの恋愛感情は持てないっていう共通認識はあるんだから、兄妹って不思議だぁ………(現実逃避)
翌朝
ラミィの部屋 ベッド
チュチュチュン、チュン………
うーん…顔がカッピカピ、…股も。
朝風呂キメるか………にしてもやっちまったなぁ(二重の意味で)
やっっぱり妹放置はいけないって、ハッキリ分かったわ、今後適度に相手しよ。