妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

98 / 130
第19話 切り札のお試しとペット

 夜

 

 アパート「グレーテル」裏 

 

 林の中

 

 

ゴルディ「ふん…ヒトが何処まで足掻けるか、見物だねぇ♪」

 

 言ってろ、最初から竜体をとらなかったこと、後悔させてやるぞ!

 

 2秒後…

 

「」

 

ゴルディ(竜体)「やっぱ大したことないなぁ!!」

 

アウラウネ「何やってるの…」

 

 半身が心配して?見に来た。

 

一瞬で変身されて、たった2秒で終わるとは思わなかったよ…。

 

アウラウネ「いざというときに使えるかどうか分からない切り札は切り札とはいえない…そういうことだから、使ってみたら?あれ」

 

 ………………………そう、だな。

 

いっちょうやってみるか!!

 

ゴルディ「ん?まだやるのか?巨体相手に向かってくる勇気は褒めてやろう、…だが!!!!!」

 

 3秒後…

 

ゴルディ「」

 

「ふぅーっ、ふぅーっ、ふぅーっ、フゥーッ!」

 

アウラウネ「やったなぁ!」

 

 だけどこれ、あんまり向こう側に意識持って行かれたら不味いかも。

 

「ごぼっ!げほっ!」吐血

 

か、体中がきつい…痛くないのはヨガパワーでいつのまにやら覚えてた【痛覚遮断】のおかげかなぁ…おうぇっ。

 

 それにしてもきつさはあるわけで…はぁ…。

 

草「」がさっ

 

 おっ、お化けかな?

 

アウラウネ(ちょっと、怖くなるからやめよ?)

 

(………だな、どうせ風かなんかだろう)

 

 でも…ちゃんと出来てよかった。

 

モモコ「なーにー?可愛がるって言ってたのに逆に可愛がられてるじゃない」

 

アウラウネ「…モモコはどうする?」

 

モモコ「何が?…もしかして、やる気?受けて立つけど、私達は男共と違ってゆっくり楽しもう?」

 

アウラウネ「男共って…(ゴルディは女の子でしょ…もしかしたらそんな認識当人には無いのかもしれないけど)」

 

 

 深夜

 

 林の中

 

 

 いつつ…今頃になって痛みが、ヨガパワー切れかな?

 

ミニスライム「ぷるんっ」

 

 …まただよ、俺達の戦いで少し荒れた林を直してたら今日は何故だか小さいの含めてスライムが湧く湧く…、駆除だ駆除。

 

ミニスライムを足で潰す。

 

スライム「ぷるっ」

 

 普通のスライムだ…脅威度E、大したやつでもない。

 

スライム「ぶるっ」

 

 なんだ、逃げるのか?どれだけ弱くても向かってくるのがスライムなのに。

 

まぁ…それがうっとおしいんだけど。

 

 待て待て潰してやるぞこら。

 

スライム「きゅい、ピキー!!」怒

 

 !?…な、なに?何か話したいことでもあるのかな、口も無いのに…。

 

っていうか、魔物が人に話しかけるそぶりをするなんて…極レア個体じゃないかなこのスライム。

 

 この世界の人々と魔物の関係は…魔物使いという職業が無い辺りでお察し。

 

だというのに、このスライムからは特段敵意を感じない。

 

 折角の極レア個体、他に倒されてもあれだなぁ………飼おうかな、はじめてのペット。

 

前世の家、ペット禁止令出てたからね…理由は毛とかで汚れるから。

 

 色々と貴重なものが、骨董品から精密機器に至るまで家にはあったからねぇ…そりゃあペットを飼うのも慎重にならざるを得ないよねって。

 

確か、スライムに神格者や強い魔物(SSランク)の魔力や血を与え続けたらスライム娘になる可能性があがるんだっけか?

 

 ちなみにこの神格者という表現は…アプリ版だと聖女、勇者にも使われていた記憶がある。

 

更にエルフも神格者…ということが発覚したのは、今日だった。

 

 正直なところ…エルフには烏天狗を1人で如何にかしてほしいところ。

 

着いてくるのは勝手だけど、厄ネタは持って来ないでほしい。

 

 彼女が悪い訳じゃないのだろうから、ここで俺が文句を言っても仕方ないけれど。

 

それはそれとして…さてと、スライムのこと、どう皆に伝えよう…。

 

幽霊ちゃん「…」

 

 幽霊ちゃんはどう思う?このスライムのこと…どうやったら皆に受け入れてもらえるかな?

 

って、知る訳ないよねー……………ん?待て、おかしいだろ。

 

 なんで、アイリや僧侶とかでもないのに幽霊ちゃん見えてるんだ。

 

俺一度死んでるからかな?それはそれとして幽霊ちゃんは早くアイリに憑いてきて。

 

 いざというときの彼女の残機でもあるんだから貴女。

 

「ゆ、幽霊ちゃん?」

 

 取り敢えず意思疎通を図る努力をしてみる。

 

ユウ「ユウ…私の…名」

 

 ふむ…アイリと目以外瓜二つな幽霊ちゃんはユウという名前らしい。

 

謎が多いキャラの謎が1つ解けてよかったよ、なにもこんなところ(異世界)で解けなくてもいいんだけど。

 

ユウ「それ…なんとかしたけど気をつけて…」

 

 そんな言葉を残して、ターコイズグリーン色の瞳を持つ彼女は消えていった…文字通り。

 

………いや、こっわっ!!!?

 

 普通に立ち去るくらいしたらどうなの?いきなり消えたら肝冷やすって。

 

さてと、思いがけない出会いもあったところで、このスライムは連れて帰ろう。

 

 今日から家のペットだ、喜べ!

 

スライム「ぷゆっ」

 

 ………そういえばスライムって主に何を食べるんだっけか、薬草???

 

薬草は山に入れば割とそこらへんにいっぱい生えてるけど、家にはあんまり溜めてないから………無いならないで他に何食べるか試してみようかな。

 

 

 早朝

 

 それから夜通し色々試した結果…

 

 鶏肉、豚肉、ゼリーを好んで食べることがわかった。

 

牛肉や羊肉は…何故駄目なのだろうか?個体差もあるか。

 

 他の個体がこうなることは全然期待出来ないけど。

 

あとは多分人肉もイケる口だろうから、夜寝るときはアウラウネのそばに居させた方がいいね、朝起きて仲間1人減ってたら………ねぇ?

 

 食物を溶かして食べてるから、人間も比較的容易に溶かしちゃうんだろうなぁ…。

 

30分あれば人間1人溶かすには十分な時間かな?鶏肉とか溶かしてたのを見るに。

 

 …こ〜っっわ!!

 

まぁスライムに呑み込まれるなんてヘマはしないさ…少なくとも俺はね。

 

 

 

 Side アウラウネ

 

 

 驚いた、まさかスライムがペットになるなんて…!!

 

アパートの皆も一様に驚いてたけど…その後怪奇そうな顔をしたのはなんで?ハーピィや。




 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。