あの子との出会いは突然だったんです。
入学式のあの日、貼り出されたクラス分けの張り紙の中から私の名前を探していたあの時、皴一つない真新しい制服の袖を後ろから引かれて振り返った先にカービィが立っていたの。
最初はね、ヨシミちゃんよりも小さかった事もあって、迷子の子供かなって思ったんだけど同じ背服を着るから『同じ学校の子なんだな~』って考えてたんだ。
「ぼく、花咲カービィ。あのね、良かったらぼくの名前も探してくれないかな?」
「うん、良いよ」
それが初めての会話。あの時は確か『この子の身長だとあの紙見えないよね』なんて考えていたかな?それで探してみてみるとビックリ、同じクラスで出席番号が私の次だったの!
その後は自己紹介をしながら教師へ向かって、ロボットの担任から説明を受けて入学式。その後は特に何にもなくさよなら。その後は普通に友達だよ?
___え、スイーツ部じゃなのかって? カービィはスイーツ部じゃないよ。でもナツちゃん達と一緒に誘ってスイーツ巡りを偶にするから、皆にはそう思われているのかも。
なんで部活に誘わないのって、カービィはいっぱい食べるだけで別にスイーツに拘っている訳じゃないから。それこそ授業中に思い付きでゲヘナの飲食店に行くぐらいね。
まるでそよ風の様に何所にいても自由な子。それが私の印象かな?
っあ!そう言えばね、スイーツ部の皆にカービィを紹介してた時に初めて知ったんだけどカービィとカズサちゃんって中学生の時からの知り合いなんだって!
だからカービィのこと知りたいなら、カズサちゃんにも聞いてみるといいよ!
……………それで私の所に来たんだ。まぁ、いいけど。
初めて会ったのはメラメラかスラスラか忘れたけどそんな感じの名前のヘルメット団と戦っていた時。近くの中華屋にヘルメット団のロケランが命中して間もなく、店の瓦礫を吹き飛ばしながらカービィは戦場にやって来たの。
ただ何も言わず怒気を身に纏い、私達もヘルメット団も関係なく蹴散らしてく。その様は嵐 ……………と言うか物理的に竜巻になって反撃の余地すら与えられず気が付いていたら、全員ボロボロで地に伏していた。
物理的に竜巻になるってどういう事って言われても言葉の通りよ。カービィが高速で回って竜巻になった。意味分かんないでしょうけどそれ以外に説明しようがない。
もし仮にカービィ相手に勝ったと思って近づいたらダメ。向こうはこっちの相手するのに疲れてその場で寝ているだけだから。精神的に敗北感を味合わされるわよ。あいつと友達になりたいなら止めはしないけど、一緒に居る時に銃撃戦に巻き込まれたら覚悟しなさい。
___いや、確かにカービィの攻撃に巻き込まれる事もあるけどそれはまだましよ。向こうがこっちの怪我に気が付いたら漏れなく口に含んだ食べ物を口移しして回復してくるから。
……………言っておくけどマジで怪我が治るから。それと一緒に遊ぶならカラオケは避けなさい。飛ぶから。
弱点、さぁ?知ってても言わないけど覚えておきなさい、カービィを政治に利用する気ならお勧めしないわ。実際利用しようとした企業は最終的にカービィ自身の手で潰されているから。なにより……………私も本気で潰しに行くからそのつもりで。
栗村アイリについて
はいどうぞ!チョコミントのアイス
それはそうと