俺はトゥ!ヘァ-!なんて言わないからな!【本編完結】   作:無限正義頑駄無

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最後の更新です。
約7,800文字もの長さになってしまいましたが、最後までどうかお付き合いください。


エピローグ
FINAL-PHASE それぞれの道


地球全土を巻き込んだ、プラントの独立をかけた戦争はひとまずの終結を迎えた。

 

それに伴い、トールたちヘリオポリスの学生だった者たちは地球連合軍を退役してそれぞれの道を歩み出した。

そんな中でキラ・ヤマトは...。

 

「キラ、抱っこ」

 

「はいはい。ステラは甘えんぼさんだなぁ」

 

オーブにある自宅で、1歳年下の金髪の少女から抱っこをせがまれていた。

彼女の名前はステラ・ルーシェ。

彼女は元々アズラエルの傘下の企業が運営している孤児院で暮らしていたが、キラが孤児院を訪ねた際にキラに懐いてヤマト家の養子となった。

 

「むふ〜」

 

そういった経緯でステラ・ヤマトに名前が変わった彼女は、キラに抱き締められてご満悦の様子。

一方キラは、幼い情緒に反して同年代の平均以上の発育をしている彼女の肢体に密着されて心臓の鼓動が早まる。

 

キラは現在、終戦後にできた友人と集まってゲームに興じている。

ゲームのタイトルは『GUNDAM紀行録』。

キラがアズラエルの依頼で作成したモビルスーツ操縦シミュレータを組み込むことで完成した戦略ゲームである。

 

ちなみにアーケード版も存在しており、筐体はモビルスーツの操縦席を忠実に再現している。

更に『女神の盾』とも連動しており、ドラマのストーリーを追体験したりifストーリーを楽しめるキャンペーンモードも存在する。

女性プレイヤーの間では自機をストライクルージュにして、僚機をイージスもしくはジャスティスにするのが流行っているらしい。

 

「きゃ〜ナイスアシスト!流石アレックス様!」

 

テレビの前ではしゃぐマユ・アスカもその1人だ。

彼女は元々アレックスのファンだったが、ザフトがオーブへ侵攻した際にジャスティスに乗ったアスラン(アレックス)に助けられたことで好意が限界突破した。

もしアスランが重婚していると知ったら、第3夫人の座を狙おうとすることだろう。

 

「気を抜くな、マユ!敵の増援部隊だ!」

 

そんなマユに指示を出しているのは、彼女の兄であるシン・アスカ。

彼もアスランに助けられたことで憧れを抱き、モビルスーツのパイロットを目指している。

現在は従軍できるような年齢ではないので、それが叶うのは数年後になるが。

 

「これだけ敵がいるとランチャーストライカーが欲しくなるな...。ストライクが操作可能になるのは次のステージ以降だから無いものねだりだが」

 

そう言っているのはネオ・ロアノークへと名前を改めたラウ・ル・クルーゼの歳の離れた弟、レイ・ロアノークである。

ラウとレイは『とある事情』から寿命が短いという宿命を背負っていたが、連合の医療技術によって延命に成功した。

本来の歴史でブーステッドマンやエクステンデッドを生み出した技術が、人の命を救うことに使われたのである。

 

ラウはスパイ行為によってプラント内で指名手配されており、本来なら名前を変えてオーブに移住したくらいで逃げられるものではない。

しかし...。

 

「『コーディネイターのラウ・ル・クルーゼ』を探している限り、私を見つけることなどできはしないさ」

 

ナチュラルであることを示す遺伝子証明書を片手に、ラウはキラにそう告げた。

 

「クルーゼさんはプラントに残してきたもの......未練とかは無いんですか?」

 

キラはラウに1度だけ、そう尋ねたことがある。

それに対してラウは...。

 

「1人だけ、大事な友人がいる。だが彼なら大丈夫さ。婚姻統制が廃止されたことで、想い人と結婚できたからね」

 

そう言って、ラウは笑うのであった。

余談だが、GUNDAM紀行録のストーリー終盤ではプロヴィデンス(未完成)が入手できる。

プレイヤーの好きなパーツを組み合わせて戦えるカスタム枠なのだが、全ての部位に武器を装備して尚且つ使いこなすことができるのはラウを除いてキラの周りには誰も居ない。

 

「ふふん。アタシはストライクダガー(1番弱い機体)でこのステージの最高難易度をS評価でクリアしたけどね」

 

そう言って、ドーナツを齧りながら自慢をしている少女の名前はリデラード・トラドール。

最近プラントから1人で移住してきた、素性のよくわからない女性である。

 

「あっ!リデラード、それステラのおやつ!」

 

「キャハハ、机の上に置きっぱなしなのがいけないのよ」

 

どうやらリデラードが食べているドーナツはステラのものであるらしい。

 

「駄目じゃないか、リデラード。人のものを取ったら」

 

「そうよリデラードちゃん。おやつが欲しいならわたしに言ってくれれば出してあげるのだから。ほら、ステラに謝りなさい」

 

キラとキラの母であるカリダ・ヤマトから叱責を受けるリデラード。

リデラードの正体はコーディネイターを超える存在として生み出された種族、アコードである。

本来ならキラ(アコードの失敗作)カリダ(ナチュラル)の言うことなど聞く筈が無いのだが...。

 

「......は〜い。......ごめんなさい、ステラ」

 

「......いいよ。もうしないでね、リデラード」

 

渋々ながらも、ステラへの謝罪を口にするリデラード。

アコードの読心能力でキラとカリダから『優しい子になってほしい』という気持ちを読み取ったリデラードは、彼らの言葉に素直に従うことを選んだ。

 

「ストライク!インストレーション・システムコール、ランチャー!」

 

ステージをクリアしストライクが使用可能になったことで、ストライカーパック装着のボイスコマンドを発するマユ。

そんなマユを眺めながら、リデラードは自分が生まれ育った環境を思い出していた。

彼女が生まれ育った環境は、『何事もできて当たり前、できなければ存在する価値が無い』とみなされるものであった。

キラ・ヤマト(ユーレン・ヒビキの作品)の籠絡』という任務が与えられているとはいえ、あの場所から出られたことに関しては喜ばしいと感じていた。

 

劇場版におけるリデラードは、残虐なメ◯ガキとして描かれていた。

しかしこの世界の彼女はまだ『どこにでもいる悪戯っ子』でしかない。

彼女が真っ当な人間に育つのか、それとも忠実に任務を果たすのか。

それはキラたち周りの人間の努力次第である。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

プラント、アプリリウス市にて。

 

「フレイさん、ここがプラント最高評議会の施設です」

 

「すごく天井が高いのね...。あら、あれってもしかして...?」

 

「あぁ。世界初のコーディネイター、ジョージ・グレンが木星で発見した生物の化石...。

『エヴィデンス01』だ」

 

フレイはイザークたちに護衛されながら、プラントの案内を受けていた。

プラントの独立戦争がザフトの敗北という形で決着した結果、ザフトは地球から完全撤退した上で軍自体も解体。

軍法会議や素行調査で良識のある人材を絞り込み、『プラント防衛軍』として1からやり直すことになった。

当然だが、パナマやオーブで好き勝手した者たちでプラント防衛軍の一員になれた者は1人も存在しない。

 

虐殺行為や大量破壊兵器の一方的な使用。

これにより世間からのプラントに対する評価はドン底になり、ナチュラルだけでなく地球在住のコーディネイターからも白い目で見られるようになった。

 

アスランはプラントの信用を回復し国家として独立を果たすことを手助けするために、ラクスと共にプラントへ戻った。

そんなアスランの力になるために、フレイもプラントへついて来たという訳だ。

アスランと重婚するためには、どのみちプラントへ移住しなければならないという事情もあったのだが。

 

ちなみに終戦直前にアスランによって地球連合軍に身柄を引き渡されたパトリック・ザラは現在、地球の監獄に収監されている。

彼の所業を考えれば本来なら極刑が妥当なのだが、潜伏している彼の信奉者が暴走するリスクを考慮し命だけは見逃してもらっているというのが現状である。

最近は牢屋の中で『女神の盾』を視聴し始めたという噂だが、真相は定かではない。

 

「......」

 

「どうしました?」

 

「うん、今アスランとラクスの仲がより親密になったような......気がしたわ」

 

「わかるものなのか、そういうのが?」

 

「いやいや。女の勘を侮っちゃいけないよ、坊やたち」

 

ディアッカの疑問に対し、フレイの護衛で唯一の女性であるヒルダ・ハーケンが答える。

彼女はクライン派の兵士であり、プラントではなくラクス個人に忠誠を誓っている。

アスランにジェネシスのメンテナンスハッチの場所を教えたのも、実は彼女であった。

 

「まあ、わたしとしてはアスランとラクスにはもっと仲良くなってほしいのですけど」

 

そう言って、フレイは自身の腹部を(さす)る。

ラクスと共にアスランを支えると誓い3人で交合(まぐわ)ったあの日、フレイはアスランの子供を身籠った。

しかし本妻であるラクスが身籠っていない状況が長引けば、外野が騒いで争いの火種に発展しかねない。

フレイとしては、遅くとも自分の出産までにはラクスに妊娠してほしいと思っている。

 

「アルスターの嬢ちゃん。

あんたとあんたの子供はアタシたちが命に替えても守る......いや、守らなければならない。

何故だかわかるね?」

 

「はい。もしもわたしが殺されたら...。

地球連合軍は今度こそ、あらゆる条約違反兵器を持ち出してプラントの住民を皆殺しにする...。

そうなってしまえば、誰にも止めることはできない。

アスランでさえも...」

 

ユニウスセブンで母親を喪ったアスランが憎しみを捨てる選択をしたことで、この戦争は終結した。

しかし、それでも復讐心を捨てられない旧ザフト兵やコーディネイターの殲滅を目論むブルーコスモス過激派が戦争を再開するために暗殺者を送り込んでくるかもしれない。

 

「ごめんなさい。わたしがプラントに来たせいで、皆さんに余計な苦労を...」

 

「いえ...。身重の女性にアスラン(子供の父親)と気軽に会えない距離の場所でひとり過ごせ、というのはあまりにも酷な話ですから...」

 

「気にすんな。民兵から正規軍になって初めての仕事だ。十分やり甲斐を感じているよ」

 

「フン、妊婦1人守れないようでは軍の名折れだ」

 

「......ありがとうございます、皆さん」

 

ニコルたちに感謝を述べるフレイ。

この時彼女は、『コーディネイターだから』という理由で偏見を抱いていた過去の自分がいかに愚かだったのかを痛感した。

それと同時に、アスランを含めた彼らとの巡り合いに感謝するのであった。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

一方その頃、クライン邸にて。

 

「では姫、このカードの絵柄を当ててみてください」

 

そう言って、金髪の美青年が1枚のトランプをラクスに向けて掲げる。

 

「むむむ...。ダイヤのJですわ」

 

「惜しいですね。正解はこちらです」

 

青年がトランプを裏返す。

描かれていたのはハートのJであった。

 

「......ふぅ。アコードの心を読む力、扱いが難しいですわね...」

 

「いえ、数日前から始めたにしてはかなりの上達ですよ」

 

青年の名前はオルフェ・ラム・タオ。

彼もまたアコードでありラクスと対になる存在として生み出された、いわゆる『運命の相手』である。

しかしヤキン・ドゥーエでのアスランとラクスのやり取りを見て、

 

『アスランを差し置いて本当に自分がラクスの運命の相手なのか?』

 

という疑問を抱いた。

その疑問に対する答えを得るためにオルフェは自身を生み出した存在であるアウラ・マハ・ハイバルを言い包めて、ラクスに予定より早い接触を行ったのであった。

その際イングリット・トラドールが一緒について来たのは、オルフェにとって想定外だったが。

 

ラクス及びアスランと邂逅したオルフェは、自身やラクスがアコードであることやアコードの詳細を説明した。

その際のアスランの反応は...。

 

『メンデルってスーパーコーディネイター以外にもまだ厄ネタあったんだな...』

 

といった、驚愕というよりは諦観に近いものであった。

対してラクスは自身の正体に愕然とするも、アスランが特に気にせずラクスを受け入れたことでアスランに対する好感度が更に上昇した。

ラクスは現在、アコードの能力を使いこなすための訓練をしている最中である。

 

「それにしても...。

わたくしと貴方が『運命の相手』、ですか」

 

ラクスは母の形見である指輪を見つめながら呟く。

この指輪を着けた状態で同じく指輪を着けたオルフェと手が触れ合うと、互いの精神が共鳴するかのような現象が発生した。

 

「えぇ。私はこの世に生まれて以来、母からずっと『自分(オルフェ)貴女(ラクス)と共に人類を導く存在』だと言われ続けてきました」

 

「確かに手が触れ合った時の酔いしれるような感覚...。

人によってはあれを『ひと目惚れ』と言うのでしょう。

ですが、それでもやはりわたくしの『運命の相手』はアスランですわ」

 

「......聞かせてもらえますか、そう思う理由を」

 

ラクスの話す内容次第で、自分の抱える疑問が解消されるかもしれない。

そう思って、オルフェはラクスに続きを促す。

 

「えぇ。あれはわたくしがユニウスセブンの追悼慰霊団の一員としてユニウスセブンの跡地を訪れていた時のことですわ。

あの時、居合わせた地球連合軍の方と揉め事になってしまい戦闘にまで発展してしまいました。

それでも護衛の方がなんとかわたくしを逃がしてくれたのです。

そしてわたくしの乗ったポッドを回収したのは...」

 

「地球連合軍の戦艦、アークエンジェル...」

 

「その通りです。助かったと思ったら今度は敵軍の艦の中。

わたくしを取り囲んでいる方々が纏っている制服が連合のものだと気付いた時、わたくしはもうお(しま)いだと思いましたわ。

ですがアークエンジェルにはザフトの過ちを正すため、イージスのパイロットになったアスランが乗っていたのです」

 

「......なるほど。つまり貴女はその時に『運命』を感じたのですね」

 

「えぇ。敵軍の艦の中で婚約者と出会うなんて、正に運命としか言いようがない巡り合わせでしょう?

感極まり過ぎて、素性を隠しているであろうアスランを本名で呼んでしまったのは......今思えばアスランにとても迷惑が掛かる失態でしたが」

 

「......」

 

「そしてわたくしの身柄がザフトに引き渡されるまでの間、アスランは出撃中以外ずっとわたくしの傍に居てくれました。

敵軍の艦の中だということを忘れてしまうくらい、わたくしの心に安らぎを与えてくれたのです。

そんなアスランを、わたくしは愛しています。

アスランはわたくしにとって、なくてはならない存在なのです」

 

ラクスの一言一句を、頭の中で噛み締めるオルフェ。

 

「......えぇ、よくわかりました。

人と人との繋がりは『必要』からではなく、『愛』から生まれるのだと。

本当の『運命』に出会えた貴女が羨ましいですよ、ラクス・クライン」

 

「貴方にはそういった方は居られないのですか、オルフェ?」

 

「......そうですね。先程も言った通り、私のパートナーは貴女だと教え込まれてきたので...」

 

「ですがこれからは違うでしょう?少し周りを見渡せば、意外とすぐに見つかるかもしれませんよ。

貴方の本当の『運命の相手』に...」

 

「えぇ。その助言を頼りに、探してみることにしますよ」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

ラクスとオルフェが居る部屋とは別の部屋にて。

そこではアスランがイングリットの協力のもと、アコードと敵対した時のための訓練を行なっていた。

目標は心を読まれた上で勝利すること。

使用するのがラクスと同じくトランプだとアスランがジョーカーを引いた時点で勝ち目が無くなるのでトレーディングカードゲームをしているのだが...。

 

「俺の先こ......っ!?」

 

先攻を取ったアスランが、山札から引いた5枚の初期手札を見て硬直する。

 

「『増殖するG』が3枚に『灰流(はる)うらら』が2枚。

フルハウスですね、おめでとうございます」

 

「俺たちがしているのは、決闘(デュエル)ではなくポーカーだった...!?」

 

手札事故によって、訓練自体が進められずにいた。

気分転換も兼ねて、一旦ティータイムにする2人。

 

「......姫様は」

 

「うん?」

 

「姫様は......オルフェとの出会いを果たした後も、どうしてオルフェではなく貴方を選んだのでしょう...。

わたしたちアコードは、何をすべきか定められて生を受けました。

人に必要とされて生きるのがわたしたちの幸せ、その筈なのに...」

 

「必要、か...」

 

イングリットの独白を聞いて、考え込むアスラン。

求められたことに対して100%の成果を出して当たり前、できなければ無価値と切り捨てられる。

そういった価値観を植え付けられる環境で、アコードたちは育てられた。

 

「その理屈だと仮にラクスとオルフェが結ばれたとして...。

ラクスよりほんの少しでも能力が高かったり、相性が良い相手が現れたらオルフェはラクスを捨てるんだろう?

『運命の相手』って、そう簡単に変わるものなのか?」

 

「っ!? 姫様以上の人物なんて、いる筈が...」

 

「無いと言い切れるか?ラクスがオルフェではなく俺を選んだというイレギュラーが既に起きているというのに」

 

「それなら、貴方はどうなのです!? 姫様やフレイ・アルスターより優れた人物が現れて貴方を求めたとしても、貴方は彼女たちへの愛を貫くと!?」

 

「あぁ、もちろんだ」

 

「そんな、ありえない...!

だったらもし怪我や病気で、綺麗な歌声を発する姫様の喉が潰れてしまったり、顔が醜く焼け爛れてしまっても......それでも貴方は彼女を愛していると言えるのですか!?」

 

「たとえそうなってしまったとしても、俺はラクスを愛し続けるよ。

俺が彼女を愛しているのは彼女が『プラントの平和の歌姫』だからじゃない。

彼女が『ラクス・クライン』だからだ」

 

「......っ!!」

 

どんな時でもフレイとラクスを愛し続けると言い切ったアスラン。

読心能力でそれが一切の嘘偽り無い言葉だと理解したイングリットは、返す言葉を失う。

 

バンッ!

 

その時、部屋のドアが勢いよく開いた。

驚いたアスランとイングリットの視線の先では、瞳が種割れしたラクスが佇んでいた。

 

「ラクス...?」

 

「わたくしも愛していますわアスランッ!!」

 

「ラクス!? うわぁっ!?」

 

愛の告白と共に、アスランを押し倒すラクス。

彼女の後に続いて、やれやれといった雰囲気のオルフェが入室する。

 

「オルフェ、姫様は一体...?」

 

「彼女のアコードとしての能力が急激に伸びたから何事かと思えば...。

アスラン・ザラからの愛を感じ取ったのが理由とはね...」

 

アスランとラクスを2人きりにするため、退室するオルフェとイングリット。

 

「オルフェ、貴方の納得のいく答えは得られましたか?」

 

「あぁ、彼女の『運命の相手』はアスラン・ザラだということがよくわかった。

だから私も......私自身を見てくれる『運命の相手』を探すことにするよ」

 

「......そう、ですか」

 

オルフェとラクスが結ばれなかったことで、自分にもチャンスが生まれたことを認識するイングリット。

彼女の秘めたる想いにオルフェが気付くのが何時なのか、それはまだ誰にもわからない。

 

 

 

余談だが、この日ラクスは排卵日でないにも関わらずアスランの子供を授かった。

しかし妊娠したことで『女神の盾』のシーズン2にて『アレックスの婚約者』役として出演することができなくなってしまったため、ラクスはとても残念な気持ちになったのだとか。

 

 

 

 

 

俺はトゥ!ヘァー!なんて言わないからな!

〜完〜




という訳で完結です。
読者の皆様、ここまで応援ありがとうございました。
Destiny編をやってほしいという声もあるかもしれませんが、本作は
『Destinyをぶち壊してでも書きたいものを書く』
という気持ちで書いたので、物語はここで終わりです。
期待に応えられず、申し訳ありません。
2年後に前倒しでコンパスが設立されている可能性はありますが。

折れたDestinyフラグ一覧(あくまで一部)
1.強化人間計画が存在しない。
2.ラクスが隠居しない。
3.オーブがフリーダムのデータを入手していない。
4.デュランダルがタリアとの結婚生活にリソースを割くので、議長に就任しない。
5.プラントに可変モビルスーツのノウハウが無いので、セカンドステージの完成が遅れる。
etc.

そして最後に登場したアコードたち。
劇場版の3〜4年前なのでまだ彼らの価値観は凝り固まっておらず、柔軟な考えができます。
リデラードはこのままキラの優しさに触れ続けると、確実に純愛堕ちします。
下手したら原作フレイ以上にキラに依存します。
オルフェとイングリットは一旦アウラの元へ戻りますが、アコード陣営を既に見限っています。
他の4人もアウラの知らないところで離反フラグが建っているかもしれません。

Q.もし本作ラクスがアコードの能力を使いこなしたらどうなりますか?
A.精神干渉でアスランに対し24時間好き好きアピールをします。その結果、アスランはラクス以外のアコードからの干渉が完全にシャットアウトされます。そしてラクスがアスランの心を読んで、自身に対する好意で自爆ダメージを受けるまでがワンセットです。



原作カテゴリ:ガンダム
総合評価36位
キーワード検索:ガンダムSEED
総合評価8位
(2024/02/15 16:30頃)
まさかこの作品がここまで評価されるとは、連載当初は思いもしませんでした。
改めて皆様、本作の応援ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。
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