俺はトゥ!ヘァ-!なんて言わないからな!【本編完結】   作:無限正義頑駄無

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更新です。
戦争終了まで書いたら約7,700文字にまで膨れ上がってしまいました。


ANOTHER-PHASE もしもの世界(16if〜FINAL)

16番目のチャプターは、アスランとラクスがエターナル内で会話するシーンから始まった。

ラクスを抱き締めるアスラン。

 

 

 

『ラクス、どうしよう...?

ザフトがこんな暴挙に出た以上、俺はザフトの現トップである父上を殺してでも止めなければならない。

あんなことをしたとしても、俺にとっては世界でたった1人の父親なのに...』

 

『大丈夫ですわアスラン。

もしかしたら殺さずに済むかもしれません。

それにもしそうなってしまったとしても、わたくしとフレイさんが貴方の傍に居てあげます。

貴方の苦しみも、犯した罪も、3人で分かち合いましょう』

 

『ありがとう、ラクス...。

こんな情けない姿を見てそんなことを言ってくれるなんて、君は本当に良い女だ...』

 

『わたくしはむしろアスランが甘えてくれて、とても胸が高鳴りましたわ。

恐らくフレイさんも同じことを言うと思いますよ?』

 

『あぁ、そうかもな...』

 

 

 

「あっちのアスランはよく総裁やフレイさんを抱き締めていますね」

 

「それがあっちのアスランの愛情表現なのかしら」

 

「(あれ?フレイさんと恋人になる前からアレだったということは、これからはもっと過激になるってことじゃ...?)」

 

「むぅ...、アレを見ていると私もアスランに抱き締めて欲しくなってきたぞ」

 

「わたくしもキラに今すぐ抱き締められたいですわ」

 

「(キラ、早く帰って来てくれないか...)」

 

カガリを抱き締めながら、アスランはそう思わずにはいられなかった。

映像の中では、エターナルを伴った地球連合軍がとうとうヤキン・ドゥーエへ到着した。

 

 

 

『ザフト軍に告げる。俺の名前はアスラン・ザラ。プラント評議会議長パトリック・ザラの息子だ』

 

『わたくしはラクス・クラインです。

彼がアスラン・ザラ本人であることは、婚約者であるわたくしが保証いたします。

どうかこのまま彼の話を聞いてください』

 

 

 

16番目と17番目のチャプターを跨いで、アスランとラクスによるザフト軍の説得が始まった。

 

「あっちのアスランがザフトに正体を明かした!」

 

「ここでそのカードを切るか...」

 

「あちらのアスランとわたくしは、一体どんな話をするつもりなのでしょう...?」

 

映像の中のアスランは、これまでのプラントの過ちとボアズ消滅の真実をザフト軍に突き付ける。

 

 

 

『アスラン、この馬鹿息子が!何を証拠にそんな戯言を!』

 

『やっと返事をしてくれましたね父上......いえ、ザラ議長閣下。

もちろん今から証拠をお見せしますとも。

ニコル!』

 

 

 

ブリッツのミラージュコロイドでザフト軍の奥深くに潜り込んだニコルが、ジェネシスを見つけ出す。

 

「あれがジェネシス!? メサイアのネオ・ジェネシスと比べものにならないくらいデカい...!」

 

「ニコルの活躍をこんなところで見られるとはな...」

 

ここでエターナルから切り離されたミーティアユニットが、ジャスティス及びフリーダムと合体する。

 

 

 

『俺たち地球連合軍はこれより、あの兵器の破壊活動を行う。

どうか邪魔をしないでもらいたい』

 

『わたくしからもお願い致しますわ。

ザフト軍の皆さん、もし貴方たちがブルーコスモスの言う《宇宙の化け物》ではなく《心を持った人間》だというのなら...。

彼らの通る道を開けてください!』

 

『最後に我が父パトリック・ザラに告げる。

もし間違っているのが俺の方だと言うのなら...。

コーディネイターの創世の光とやらで、俺を焼き払ってみせろ!!』

 

 

 

「か、かっけぇ...!」

 

「あの啖呵の切り方は痺れるねぇ」

 

シンとムウが映像の中のアスランを称える言葉を口にする。

そこから、ザフトの過激派と地球連合軍の戦闘が始まった。

 

「クルーゼの奴、あんなゲテモノ機体でどうしてあれ程の動きができるんだ...」

 

「左右非対称でバランスも何もあったものじゃない筈なのですけどね...」

 

「(でもプロヴィデンスを組み立てている時のキラ君、とても楽しそうだったわね。あちらのわたしも混ざれば良かったのに)」

 

「あれって、ジャスティスとフリーダム...?」

 

「その筈だけど、何と言うか...」

 

「わたしたちの知る2機よりも、その...」

 

「ずんぐりむっくりな上にブサイクね。まるでパチモノじゃない」

 

「言ってやるなよ、アグネス!頑張って開発したあっちのザフトが可哀想だろ!?」

 

「(ジャスティスのパイロットだった身としては、アレをジャスティスとは認めたくないな...)」

 

『ミトメタクナーイ!!』

 

「フレイのやつは凄いな。私はI.W.S.P.を全く使いこなせなかったぞ」

 

「『紅の戦女神』か...。格好良い二つ名を貰っているじゃないの」

 

「彼女にこれほどの素質があったなんて、当時は想像すらしなかったわね...」

 

そうしている内にジャスティス、フリーダム、ストライクルージュがジェネシス内部へ侵入を果たす。

ジャスティスとフリーダムの自爆システムが作動し、アスランとキラを収容したストライクルージュが脱出する。

 

「ジェネシスを破壊するために自爆するジャスティスと、アスランを連れ帰るルージュという構図は向こうも一緒なんだな...」

 

「だけどあっちはフリーダムも一緒に自爆させるんですね...」

 

ジャスティスとフリーダムの自爆によって消滅するジェネシスから離脱するストライクルージュ。

アークエンジェルへ帰艦する途中で、テスタメントを撃破したプロヴィデンスとすれ違う。

 

 

 

天帝(プロヴィデンス)の名に於いて、君を祝福しようアスラン君。君の未来に幸あれ、とね』

 

 

 

「(クルーゼがこんな台詞を言うなんて...。世界を憎み滅ぼそうとしていたこっちとは大違いだな...)」

 

「(クルーゼ隊長が俺を君付けで呼んでいる...。俺がザフト(隊長の部下)じゃないからか?なんかむず痒いな...)」

 

自身の知るクルーゼとのギャップに、ムウとアスランがやや困惑気味となる。

 

「フリーダムとジャスティスが自爆しても、この映像は続くのですね...」

 

「自爆した筈の機体が新品同然の状態で俺たちの前に現れた時点で、もう何があってもおかしくないんじゃないですか?」

 

ラクスの疑問にシンが答える。

映像ではアスランとキラが予備の機体で再出撃するところだった。

 

 

 

『キラ・ヤマト、ストライク行きます!』

 

『アスラン・ザラ、イージス出る!』

 

 

 

ストライクとイージスがアークエンジェルから飛び立ったところで、17番目のチャプターが終了した。

 

「そういえばイージスはまだ残っているんだったな...」

 

「アスランも隊長も、また出撃するの...?」

 

「ジェネシスを破壊しても、ヤキンを制圧しないと終わらないからな...」

 

18番目のチャプターが再生される。

アスランとキラは連携で近くの敵機を一掃すると、イザークたちと共にヤキン・ドゥーエへと向かう。

 

「『5機のGが、肩を並べて飛んでいる...』」

 

奇しくも映像の中の自分自身と同じタイミングで同じ台詞を口にするマリュー。

自分たちの世界ではキラがブリッツを撃墜し、イージスは自爆。

ストライクもアークエンジェルを庇って爆散した。

戦争が加速するに連れて欠けていったパズルのピースは、あちらの世界ではひとつに纏まることに成功したのであった。

 

一方、ヤキン・ドゥーエ内部ではジェネシスを喪失したことでパトリック・ザラが自爆をしようとしていた。

 

 

 

『父上ぇ!』

 

『アスラン!?』

 

『このっ......馬鹿野郎ッ!!』

 

 

 

アスランたちの管制室への到着がギリギリ間に合ったことで、パトリックの手を止めることに成功する。

 

「(向こうの俺は、間に合ったんだな...)」

 

互いに武器から手を放した状態で対面する父と自身を見つめながら、アスランは昔を思い出す。

過去に自分がヤキンの管制室に着いた時には、パトリックは部下に反逆されて致命傷を負っており、最期までナチュラルの殲滅を願いながら息を引き取った。

 

 

 

『終わりにしましょう、父上。コーディネイターの未来のためにも、憎しみの連鎖を俺たちの世代で断ち切りましょう』

 

『アスラン...』

 

 

 

パトリックを説得するアスラン。

しかし、ヤキン・ドゥーエの自爆システムが作動したことで説得は中断される。

 

 

 

『クソッ!父上と殴り合いの親子喧嘩とかしてみたかったのに!』

 

『こんな時に何を言っているのだお前は!』

 

 

 

「殴り合いの親子喧嘩って言ってますけど、アスランだと隊長の時みたいに一方的にボコボコにしちゃうんじゃないですか?」

 

「何を言っている、シン。父上相手にそんなこと...」

 

「キラを一方的に殴った?アスラン、詳しく聞かせてもらえますか?」

 

「私も知りたいぞ、アスラン」

 

「ラ...ラクス、カガリ...」

 

ラクスとカガリに迫られて言葉に詰まるアスラン。

 

 

 

『フレイ、父上に自己紹介をしてくれ』

 

『わかったわ。わたしはフレイ・アルスター。

生まれはナチュラル、育ちはブルーコスモスだけどアスランを愛する気持ちは本物よ。

よろしくね、お・義・父・さ・ま?

 

『なぁっ!?』

 

 

 

『ただいま、ラクス』

 

『お帰りなさい、アスラン』

 

 

 

アスランとラクスが帰還の挨拶を交わすと共に、チャプターが終了する。

 

「あれで戦いが終わったんだな...」

 

「ジェネシスと核ミサイルの応酬といった、わたしたちの世界みたいにならなくて良かったわ...」

 

「何だろう、長い映画を観終わったかのような感覚が...」

 

「俺もです...」

 

「でもチャプターはまだ2個ありますよ?」

 

「残り2個には何が映っているのかしら...?」

 

19番目のチャプターが再生される。

そこでは、地球連合軍を退役して日常への帰還を果たしたキラが映っていた。

 

「(向こうの世界では、終戦直後でもキラが笑顔でいられるのか...)」

 

守りたかったものが次々と手から溢れ落ち、それでも戦い続けたキラの精神(こころ)は限界に達していた。

食事を摂るどころか、生きることそのものへの気力が感じられず半ば死人と化していたキラを知っているアスランやラクスには、映像の中のキラがとても眩しく感じた。

 

「ステラが隊長の妹になっている...」

 

「あのエクステンデッドの少女とキラに縁ができるとはな...」

 

「......」

 

「シン、どうしたの?」

 

「いいなぁ、ステラ...」

 

どうやらシンにとって、キラ(ステラの兄)よりもステラ(キラの妹)の方が羨ましいらしい。

 

「他にいるのは...」

 

「シンとシンの妹......マユちゃんだっけ?あとレイもいるわね」

 

「あの少女は確か...」

 

「ブラックナイツの1人じゃねぇか!?」

 

「あっ、ホントだ!」

 

「どうしてキラの身近に!?」

 

平和な日常生活を送っているシンやレイを見てほっこりしていた面々が、リデラードの存在によって騒然となる。

 

「一体何が目的で...?」

 

「(まさかこの時からキラを狙っているのか...?)」

 

「(下心があるにしては、キラやカリダ叔母さまの言うことを素直に聞いていますわね...。どういうことなのでしょうか...?)」

 

リデラードの件に消化不良なものを感じながらも、場面が切り替わる。

そこでは、フレイがイザークたちに護衛されながらプラントの案内を受けていた。

 

 

 

『アルスターの嬢ちゃん。

あんたとあんたの子供はアタシたちが命に替えても守る......いや、守らなければならない。

何故だかわかるね?』

 

『はい。もしもわたしが殺されたら...。

地球連合軍は今度こそ、あらゆる条約違反兵器を持ち出してプラントの住民を皆殺しにする...。

そうなってしまえば、誰にも止めることはできない。アスランでさえも...』

 

 

 

「まああれだけのことをしでかしたプラントにはもう後が無いよな...」

 

「終戦後にコロニーを破壊されてないだけでも、かなりの温情措置ですよね...」

 

「ってフレイさん妊娠してるの!?」

 

「子供の父親はもちろん、アスランだよなぁ...」

 

「俺が父親...?16歳で...?」

 

想い人がカガリ(国家元首)であるためそう易々と子供を設けることができないアスランからすると、並行世界の自身の行いは想像の範囲を大きく越えるものであった。

 

再び場面が切り替わる。

場所はクライン邸で、アスランとオルフェがいつぞやのカードゲームをデジタル化したもので対戦をしていた。

傍ではラクスとイングリットが観戦している。

 

 

 

『ライフを半分払い、墓地の《トランザクション・ロールバック》の効果を発動!墓地の(トラップ)カード《ビッグウェルカム・ラビュリンス》の効果をコピーする!』

 

『くそっ!効果をコピーするのは発動時ではなく効果適用時だからうららが使えない!』

 

『ビッグウェルカムの効果を適用し、デッキから《白銀(しろがね)(しろ)のラビュリンス》を特殊召喚!その後、フィールドの《白銀の城の召使い(ラビュリンス・サーバンツ) アリアンナ》を手札に戻す!』

 

『なっ、その輝きは...!?』

 

『見るがいい、俺の姫様はロイヤル加工だ!』

 

『くっ、CPをいくらつぎ込んだんだ!? 答えろ!』

 

270CP(30CP×9枚)でロイヤル1枚とシャイン2枚が出た。どうやら俺の姫様にはチョロかわ属性があるらしい』

 

『貴様ぁぁぁぁぁっ!!』

 

『ロイヤルチャレンジで爆死したのね、オルフェ...』

 

『(カードとはいえ、わたくしやフレイさん以外の女性を姫と呼ぶのはジェラシーを感じずにはいられませんわ...)』

 

 

 

「こっちにはファウンデーションの宰相閣下と国務秘書官サマがいるじゃねぇか!?」

 

「でも隊長のところにいるブラックナイツといい、あまり剣呑な雰囲気じゃありませんね」

 

「むしろ楽しく遊んでいるというか...」

 

「ホントどうなっているのよ、あっちの世界は...」

 

映像の中で4人はラクスとオルフェ、アスランとイングリットに分かれてアコードの能力に関する訓練を開始した。

 

 

 

『本当の《運命》に出会えた貴女が羨ましいですよ、ラクス・クライン』

 

『貴方にはそういった方は居られないのですか、オルフェ?』

 

『......そうですね。先程も言った通り、私のパートナーは貴女だと教え込まれてきたので...』

 

『ですがこれからは違うでしょう?少し周りを見渡せば、意外とすぐに見つかるかもしれませんよ。

貴方の本当の《運命の相手》に...』

 

『えぇ。その助言を頼りに、探してみることにしますよ』

 

 

 

「あちらの世界では、わたくしたちはオルフェと和解できたのですね...」

 

そう言って、ラクスが俯く。

自分たちの世界ではアウラ女王の『教育』によって歪んだ価値観を植えつけられ最期まで頑なだったオルフェと、秘めた想いが知られた瞬間に『価値の無い失敗作』として処分されるが故に前へ踏み出すことができなかったイングリット。

しかし映像の世界ではそうなる前にオルフェたちは変わることができた。

この光景を見ると、自分たちも本当はあの局面からでもオルフェを説得できたのではないか......と思わずにはいられないラクスだった。

 

一方で、別室のアスランとイングリットは...。

 

 

 

『それなら、貴方はどうなのです!? 姫様やフレイ・アルスターより優れた人物が現れて貴方を求めたとしても、貴方は彼女たちへの愛を貫くと!?』

 

『あぁ、もちろんだ』

 

『そんな、ありえない...!

だったらもし怪我や病気で、綺麗な歌声を発する姫様の喉が潰れてしまったり、顔が醜く焼け爛れてしまっても......それでも貴方は彼女を愛していると言えるのですか!?』

 

『たとえそうなってしまったとしても、俺はラクスを愛し続けるよ。

俺が彼女を愛しているのは彼女が《プラントの平和の歌姫》だからじゃない。

彼女が《ラクス・クライン》だからだ』

 

『......っ!!』

 

 

 

「おぉう、大胆な告白だねぇ」

 

「(わたしもシンにこんな告白されたいなぁ...)」

 

「こういうのは、あちらのわたくしに直接言ってほしいですわ」

 

 

 

『わたくしも愛していますわアスランッ!!』

 

『ラクス!? うわぁっ!?』

 

 

 

突然部屋に乱入し、アスランを押し倒すラクス。

 

 

 

「良かったじゃないか、ラクス。向こうの君は俺の告白がちゃんと聞こえていたみたいだぞ」

 

「うふふ、そのようですわね」

 

 

 

オルフェとイングリットが立ち去ったことで、アスランとラクスの2人きりとなるクライン邸。

押し倒した状態のままアスランと見つめ合うラクス。

 

 

 

『......』

 

『......ラクス?』

 

『......』(種割れしていた瞳が元に戻る)

 

『......』

 

『......』(顔が徐々に赤く染まっていく)

 

『......』

 

『......』(顔全体が真っ赤になる)

 

『......』

 

『......』(プルプルと震えだす)

 

『......そろそろ返事をしてほしいんだが』

 

『〜〜〜っ!〜〜〜っ!』

 

 

 

限界を迎えたラクスは両手で顔を隠すと、アスランの上から退いて声にならない声を上げながら床の上をゴロゴロとのたうちまわる。

 

 

 

『どうしたんだラクス?』

 

『どうしたとは此方の台詞です!アスラン、貴方はどれだけわたくしのことが好きなのですか!?』

 

『ん?......あぁ、心を読んだ訳か』

 

『その通りですわ。そしてアスランの心の中はわたくしとフレイさんへの愛で埋め尽くされていた。幸せすぎておかしくなってしまいそうでしたわ』

 

『自爆してるじゃないか』

 

『えぇ。アコードはコーディネイターよりも優れた種として生み出された存在だとオルフェたちは仰っていましたが、《あったらちょっと便利な力》を持っているだけでほとんど普通の人間ですわね』

 

『......そうだな。さて、それじゃあ次は俺のターンだ』

 

 

 

そう言って、今度はアスランがラクスに覆い被さる。

 

 

 

『ア、アスラン...?』

 

『どうしたラクス?君が先に押し倒したのだろう?』

 

『しかし、目......目が怖いですよ...?』

 

『君が読心と同時に精神干渉もしたからだ。おかげで昂ってしまってしょうがない。責任を取ってもらおうか』

 

『(迂闊でしたわ。まさかアスランの情欲という火にガソリンを注いでしまうことになるなんて...!)』

 

『フレイが先に妊娠したことを気に病んでいたそうだな。安心しろ、そんな悩みとは今日でオサラバさせてやる』

 

『ま、まだ日が高い時間ですのに...』

 

『それはつまりフレイが戻って来るまでたっぷり時間があるという訳だ。目一杯可愛がってやるから、覚悟しておけ。俺だけの歌姫さま』

 

『は、はひ...』

 

 

 

アスランの情熱的なアプローチに、脳がオーバーヒートを起こすラクス。

彼女はアスランのされるがままに寝室へと運ばれる。

寝室のドアが閉じたところで、19番目のチャプターが終了した。

 

『......』

 

しばらく沈黙する一同。

女性陣はアスランの言動で顔が赤くなってしまっていた。

 

「あの後は間違いなくわたくしも妊娠したでしょうね。わたくしも母親......ですか」

 

ラクスの言葉をきっかけに、自分が母親になった時のことを想像するマリュー、ルナマリア、カガリの3人。

 

「......」

 

一方、アスランは自分が複数の女性と子供を設ける想像をして思考回路がショートしてしまった。

 

「そ、それじゃあ最後のチャプター始めますね〜」

 

「え、えぇ。早くやっちゃいなさい」

 

おかしくなった空気を変えるために、シンとアグネスによって最後のチャプターの再生が始まった。




ちなみにアスランの姫様ロイヤルチャレンジは作者の実話です。
グランドレミコード・クーリアも同じCP消費でロイヤル加工を入手できました。
カルテシア、ポワソニエル、ルルカロスで爆死しているので差し引きマイナスですが。

次回はEXTRA-PHASEとオマケを書いて番外編は終了ですね。

本作の番外編を...

  • 別作品として独立させる。
  • このままで良い。
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