ありふれた職業で世界最強withオリキャラ&ウマ娘   作:気まぐれのみった

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こんにちは、気まぐれのみったです。

お話のストックを考えていたらまた投稿が遅くなってしまいました。すみません。今後はもう少し間隔を空けずに投稿して行けるように頑張ります。

それでは15話をどうぞ。


15話

今後の方針を固めた救助隊とハジメは早速この階層の完全な探索を終える為に動こうとしていた。のだが、

 

グゥー!!

 

オグリ・スペ「あっ。」

 

タマモクロス「またかい!って、そうやったな。腹減ってるんやったな。」

 

スズカ「ふふっ、スペちゃんまで。」

 

スペ「す、すみません。」

 

オグリ「すまない。だがそろそろ何か食べたいぞ。」

 

シュウガ「そうだな。丁度いいしここらで食事にでもするか。」

 

ハジメ「そうですね。あっ、それなら外にあるさっき倒した熊の肉、食べていいですか?」

 

優花「えっ、マジで魔物肉食べるの?」

 

ハジメ「うん。ある程度耐性がついたみたいで今は食べてもそこまで強い痛みは来ないから大丈夫だよ。ただタルタロスの言っていたように物凄く不味いけどね。」

 

テイオー「そうなの?ならなんでわざわざ食べるのさ?」

 

ハジメ「実は魔物肉を食べると少しステータスが上昇した上に食べた魔物の固有魔法を手に入れる事が出来たんだ。更に魔力操作も出来るようになったんだよ。」

 

雫「えっ、魔力操作ってあれでしょ?魔物が持つ魔力を直接操作する特性よね?人には出来ないんじゃないの?」

 

ハジメ「本来はね。でも僕は魔物の肉を食らった事でその特性を手に入れたみたいなんだ。今ならその気になれば詠唱や陣も要らずに錬成できるよ。そんな感じで、魔物肉を食べるとパワーアップ出来るから、せっかくなら頂こうと思ってね。」

 

メルド「うーむ。それはまた妙な事になったな。これは上層部の者達に知られたら面倒な事になるぞ。」

 

ルドルフ「確かに。魔物やそれを使役する魔人族を忌み嫌っている彼らからすれば、今のハジメ君は人として受け入れ難い部類にされかねない。」

 

シュウガ「まぁその辺の対応は追々考える事にしよう。ハジメ、そう言う事なら早く取ってきた方がいいだろう。もしかしたら熊の肉、さっきの狼達に食べられてるかもしれないぞ。」

 

ハジメ「あっ、確かに。すぐに行ってきます。」

 

そう言ってハジメは拠点の入り口を開けて外へ出る。すると、

 

ハジメ「あれ?」

 

シュウガ「どうしたハジメ?」

 

ハジメ「ええっと、ちょっと来てもらえますか?」

 

シュウガ「ああ、分かった。」

 

そう言ってシュウガも拠点の外へ出る。するとハジメが声を出して疑問に思った事が何かすぐに分かった。それは拠点の前にいたとある存在達が理由だった。

 

二尾狼達「クウゥーン。」

 

シュウガ「コイツらは、さっきの狼達だな。」

 

ハジメ「はい。そうみたいです。」

 

それは先ほど話に出ていた二尾狼達だった。別にさっきの話通り熊の死骸を食べているかもしれなかったのでまだ拠点の前にいてもおかしくはない。だが、二尾狼達の様子は思っていたのとは違っていた。

 

シュウガ「なんだ?熊肉食ってないな。なのにまだここにいたのか?」

 

ハジメ「しかもなんか犬がお座りしてるみたいにじっとなっていますね。」

 

そう、二尾狼達は熊肉を食べる事なく、しかも犬のお座りのような感じで座り込み大人しくしていたのである。その様子をシュウガとハジメが疑問に思っていた時であった。

 

テイオー「ねえ、どうしたの?って、あれ?」

 

マヤノ「あっ、さっきの子達だ。まだいたんだ。」

 

外の様子が気になったテイオーとマヤノの二人も外へ出てきたのである。すると二尾狼達に動きがあった。それまで大人しく座っていたのがテイオーとマヤノが出てきて途端に立ち上がり、二人の元へ駆け足で近づいて行った。そしてその二人にじゃれつくように飛びついたのである。

 

二尾狼達「ワウッ!ワウー!」

 

テイオー「うわっ!もお〜、いきなり危ないなぁ。でもまたフワフワに触れてラッキー。」

 

マヤノ「もしかして君達、マヤ達の事待ってたの?」

 

二尾狼達「ワウッ!」

 

マヤノの問いかけにまるで言葉が通じたかのように鳴いて答える二尾狼達。

 

シュウガ「これはまた随分と懐かれたもんだな。」

 

ハジメ「こうして見るとただの大きな犬ですね。」

 

シュウガとハジメがそんな会話をしているとテイオーとマヤノが互いに顔を見合わせて何かを決意したかのように頷き合う。そしてシュウガの方を向きあるお願いをした。

 

マヤノ「ねえ、シュウガちゃん。お願いがあるの。」

 

シュウガ「ん?お願い?」

 

テイオー「うん。この子達だけどさ、これからの探索とかに連れて行っていいかな?」

 

ハジメ「えっ?」

 

それはこの二尾狼達を連れて行きたいと言うものであった。

 

シュウガ「ほう、そいつらを連れて行きたいか。」

 

テイオー「こんなに懐いてくれたのをここであっさりお別れなんて可哀想だし僕達も嫌だよ。」

 

マヤノ「皆んなに迷惑かけないようにダメな事はちゃんと教えるから。ね、お願いシュウガちゃん。」

 

二人にそう言われたシュウガは目を閉じて考え始めた。数秒して目を開けたシュウガは二人に向かって話し出す。

 

シュウガ「よし分かった。連れて行こう。」

 

テイ・マヤ「ホントに?!やったぁ!」

 

シュウガ「ただそれはこの迷宮での探索をしている間の話だ。ここから脱出して地上に戻った時、魔物であるそいつらを連れ回すのは流石にリスクが大きい。魔人族と同じ扱いを受ける事になるやもしれん。だからこの迷宮の探索が終わったらそこでお別れだ。悪いがそれが条件だ。二人ともそれでいいか?」

 

テイ・マヤ「はーい!」

 

ハジメ「シュウガさん、いいんですか?」

 

シュウガ「この懐きようを見るに少なくとも害をなすような事にはならないだろう。ここでほっといても勝手について来そうだしな。まっ、この二人といれば問題はないだろう。何かあった時は俺がすぐに対処する。それで納得してくれ。」

 

ハジメ「まぁシュウガさんがそう言うのであれば大丈夫ですかね。分かりました。」

 

こうして探索のメンバーに新たに三頭の二尾狼達が加わる事になった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

テイオー「と言うわけで。」

 

マヤノ「新たなメンバーとして。」

 

テイ・マヤ「この子達の事もよろしくお願いします!!」ニコニコ

 

雫「…………まさか魔物が仲間になるとは思わなかったわ。」

 

優花「うん、マジでそう思う。懐かれすぎじゃない?」

 

香織「うわー!ホントにふわふわだね!」

 

テイ・マヤ「でしょー!」

 

雫・優花「順応早っ?!」

 

熊肉を回収して拠点内に戻った四人は早速仲間になった二尾狼達を紹介していた。早くも香織が馴染んでいるようで雫と優花がツッコミを入れている。

 

ブライアン「おい、いいのか?いくら懐いているとはいえ魔物だぞ?大丈夫なのか?」

 

シュウガ「まぁ今のところは害はなさそうだし、あの二人がいれば問題ないだろう。とりあえず連れていくのはこの迷宮の探索中だけと話しているし、人目に触れなければ騒ぎにはならないだろうさ。」

 

エアグルーヴ「やれやれ。ちゃんと面倒見れるんだろうな?二人とも。」

 

テイオー「うん、大丈夫だよ!」

 

マヤノ「マヤ達に任せて!」

 

エアグルーヴ(本当に大丈夫だろうか?)(汗)

 

こうして新メンバーの紹介を終えたシュウガ達はシュウガの時空間から食材を取り出して食事を摂っていた。ハジメは久しぶりの美味しい食材の食事な事もあり先に確保した爪熊の肉をサクッと食べて少しの痛みと共にパワーアップを済ませていた。因みにメニューは焼いたザリガニフィッシュとベーコンの葉である。

 

ハジメ「ああ、美味しいなぁ〜。」泣

 

ハジメの中のタルタロス『まったくだぜえ、こんちくしょう〜。』泣

 

ハジメは泣きながら食材を頬張っていた。ハジメの中のタルタロスも一緒に泣いて喜びを分かち合っていた。

 

香織「ふふっ、ハジメ君嬉しそうだね。」

 

雫「そりゃあ何日も不味いらしい魔物肉を食べていたんだからこうなってもおかしくないわよ。」

 

メルド「いやしかし、こんなに美味い食材は俺も初めてだ。異世界の食材とは凄いものだな。」

 

シュウガ「これでも捕獲レベルはかなり低い食材ではあるがな。それでこれだけの味があるのは流石と言うべきか。」

 

テイオー「はい、これ君達の分だよ。」

 

二尾狼達「ワウッ!ワウワウッ!」

 

マヤノ「ふふっ、いっぱい食べてね。」

 

こうして賑やかな食事を摂った救助隊一行。彼らはその後ハジメを加えた探索を行いこの階層の未探索エリアを一日かけて調べ回った。結果として予想通り上へのルートは見つからなかった。これにより下へのルートを進む事が確定したのである。

 

探索を終えて一休みしたシュウガ達は拠点にある神結晶を何かに使えるだろうと採掘。神水もある程度確保しておいた。そしてシュウガ達は現在ハジメが見つけた下へのルートのある場所にいた。そのルートはなんとも雑な作りの階段が続いており、どちらかと言うと凸凹な坂道であった。道の先は真っ暗闇になっており何も見えなかった。何やら不気味な雰囲気のそのルートを前に救助隊とハジメは緊張した面持ちで暗闇を見つめていた。

 

シュウガ「さて、いよいよこの先へ行くわけだが、全員準備はいいか?」

 

救助隊メンバー・ハジメ「(コクリ!)」

 

シュウガのその問いに救助隊メンバーとハジメは静かに、しかし力強く頷いた。

 

シュウガ「よし、ならばこれから俺達はこの迷宮の本格的な探索に入る。ハジメや狼達が加わった事だし、救助隊と言うより探索隊だな。昨日話した通り、予想出来ない危険が待ち受けているだろう。それらを乗り越えて、必ず迷宮を脱出する。行くぞ!」

 

救助隊メンバー・ハジメ→探索隊「おおーっ!」

 

こうして救助隊改め探索隊は下へのルートへと足を踏み入れるのであった。




15話を読んで頂きありがとうございます。

今回は前のお話で打ち解けた二尾狼達が仲間になりました。なんとなく魔物のお供枠が欲しいなぁと思ったので話の流れを使って仲間入りさせました。

そしていよいよ攻略開始です。救助隊から探索隊へとジョブチェンジしたシュウガ達の冒険が幕を開けます。楽しんで読んでいただけるように頑張りますので最後まで見届けてもらえると嬉しいです。

ではまた次回もよろしくお願いします。
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