ありふれた職業で世界最強withオリキャラ&ウマ娘 作:気まぐれのみった
今回はサソリモドキとの戦闘回になります。
それではどうぞ。
迷宮に封印されていた謎の少女を助けたシュウガ達。だがその封印を解いた事で眠っていたサソリモドキの魔物が姿を現したのである。現在封印部屋の中ではシュウガ達とサソリモドキの睨み合いが続いていた。
その睨み合いに痺れを切らして先に動き出したのはサソリモドキの方であった。二本ある尻尾のうち片方の尻尾から紫色の液体を噴射させてシュウガ達にかなりの速度で飛ばしてきたのである。
シュウガ「っ!バラけろっ!」
シュウガの指示により全員がバラけて液体を躱す。液体は地面や後ろの壁に着弾。すると、
ジュワー!
と言う音を立てながら着弾した場所を一瞬にして溶かしていた。どうやら溶解液のようだ。
ハジメ「それは洒落にならないって!」
シュウガ「ハジメ!その子を香織に預けろ!俺達は戦闘に集中する!香織!その子に回復魔法を頼む!」
香織「分かりました!ハジメ君!その子を私に!」
ハジメ「うん!お願い!」
ハジメは抱えていた少女を香織に預けてシュウガと共に最前線に立つ。
香織「大丈夫?!今回復させるね!」
少女「う、うん。……ありがとう。」
そうして香織は少女に回復魔法をかける。その際香織は魔物肉を食べた事によって得た魔力操作により詠唱せずに回復魔法を行使した。
少女「っ!!貴女も、私と同じ?魔力、操れるの?」
香織「うん。色々と訳ありでね。その結果手に入れた力なんだ。因みに私だけじゃないよ。」
少女「貴女の他にも?そう言えば、あの青い球体で、助けてくれた人も、詠唱してなかった。」
香織「あの人は私達とはまたちょっと違う感じでね。私達の中で一番強いんだ。」
少女「そう、なんだ。」
少女は香織の話を聞くとサソリモドキと戦うシュウガやハジメ達に視線を向けるのであった。
シュウガ達と戦闘に入ったサソリモドキは今度は溶解液を放出した尾とは別のもう一本の尾をシュウガとハジメに向けて構えた。すると尻尾の先端が一瞬肥大化しそこから凄まじい速度で針が撃ち出されたのだ。更に針は途中で破裂して散弾のように広範囲を攻撃してきたのである。
それを確認したシュウガは即座に写輪眼を開眼。驚異的な動体視力を誇る写輪眼と見聞色の覇気を用いて飛んでくる針の位置を把握。そして一つの手裏剣を取り出すと軽く武装色の覇気を纏わせてそれを針に向かって投擲。更にそこに忍術を合わせる。
シュウガ「"手裏剣影分身の術"!」
すると投げ出された手裏剣が無数に影分身をしたのである。分身した手裏剣はサソリモドキの撃ち出した散弾針と激突。一本も撃ち漏らす事なく相殺したのであった。
スズカ「手裏剣まで分身させられるのね。」
優花「それに純粋な投擲技術も凄く高い。私も負けてられない!」
サソリモドキ「キシャァァァァァッ!!」
針が効かなかったサソリモドキは今度は腕を振りかぶりながら突進して来た。そして腕についている巨大なハサミを二本、それぞれシュウガとハジメに向けて叩きつけてきたのである。二人はそれを迎え討つ。
シュウガ・ハジメ「ふんっ!」
ドガァン!!
サソリモドキ「?!?!」
シュウガは武装色の覇気を纏った拳を、ハジメは派生技能である豪脚を使った蹴りをハサミに向けて振り抜いた。振り抜かれた拳と蹴りはサソリモドキのハサミのパワーを上回っておりそれぞれが衝突した際拮抗する事なくハサミを弾き飛ばした。それだけに留まらず弾かれたハサミはかなり凹んでおりハサミとしての機能を失っているようだ。ハサミを弾かれたサソリモドキは予想外のパワーに驚き後退する。
テイオー「さっすがシュウガとハジメだね!」
マヤノ「よーし!マヤ達も行こう!」
そう言って他のメンバー達も動こうとしたがそれにシュウガが待ったをかける。
シュウガ「いや、待てお前ら!」
スペ「えっ、何でですかシュウガさん?」
シュウガ「今コイツとぶつかり合って分かったが、コイツの体はかなりの強度だ。実際今の衝突で俺はハサミを砕くつもりでいた。だが見たところ凹んだぐらいでそこまでダメージにはなっていない。本気の拳ではなかったとは言えここまで効かなかったのは驚きだ。悪いが今のお前達のパワーではまだ対処しきれない。ここは俺とハジメに任せてくれ。」
雫「二人だけで大丈夫なんですか?」
シュウガ「何、心配するな。やりようはある。お前達はその子の守りを固めておいてくれ。」
エアグルーヴ「正直言って参戦したいがそういう事なら仕方ない。無茶はするなよ?」
シュウガ「勿論だ。」
そうしてメンバー達はシュウガの指示通り少女の守りに入る。
シュウガとハジメはサソリモドキに視線を向ける。サソリモドキは先程のパワーを警戒して二人から距離をとる。そして再び尻尾から溶解液を飛ばしてきた。
シュウガ「"風遁・風伯盾(ふうはくじゅん)!」
シュウガは風遁忍術によって作り出した風の障壁を用いて溶解液を跳ね返した。
ハジメ「やはりあの溶解液が厄介ですね。外殻も硬いし、どう有効打を見出しますか?」
シュウガ「そうだな。まずは尻尾を斬り飛ばそう。有効打に関しては俺に一つ考えがある。すまんがハジメは奴の気を引きつける立ち回りをしてくれないか?」
ハジメ「分かりました!任せてください!」
シュウガ「よし、ここからは攻めるぞ!行くぞ、ハジメ!」
ハジメ「はい!」
こうして二人は動き出す。まずはハジメがサソリモドキに向かって駆け出して行く。サソリモドキはハジメが自分に向かって来ているのを確認すると何やら叫び始めた。
サソリモドキ「キイィィィィィィッ!」
叫びを上げるのと同時にサソリモドキの周囲から徐々に地面が波打ち始めた。すると波打つ地面が轟音を響かせながら無数の棘を突き出してきたのだ。突き出した棘はハジメに向かって伸びて行く。だがハジメは臆する事なく棘に向かって駆けていく。そして再び豪脚を使って棘に対し蹴りをかます。
ハジメ「うおぉぉぉぉぉぉっ!!」
ズガァーン!!
ハジメの蹴りは何本かの棘をまとめて打ち砕く。その後に続いてくる棘も蹴りを連発して次々に砕いていく。サソリモドキはそんなハジメを危険視したのか溶解液と散弾針の尻尾をどちらもハジメに向けて構えた。棘に対応している隙に倒そうとしているようだ。だが隙が出来ていたのはハジメに気を取られたサソリモドキの方であった。
シュウガ「俺がいる事を忘れたか?」
サソリモドキ「?!」
サソリモドキがハジメに狙いを定めている隙にシュウガが接近していたのだ。シュウガはハジメに向けて構えられた尻尾を斬り飛ばすため草薙の剣に雷遁チャクラと武装色の覇気を纏わせたオリジナル剣技を行使する。
シュウガ「"武装雷遁・雷武一閃"!」
ズパァン!!
サソリモドキ「キシャァァァァァァァァァッ?!」
雷遁チャクラと武装色の覇気を纏った事により従来よりも切断力の上がった斬撃を繰り出したシュウガ。その一太刀は頑丈な外殻に守られているサソリモドキの尻尾を二本ともいとも容易く斬り飛ばしたのである。
シュウガ「これで溶解液も針も使えないな。」
サソリモドキ「キシャァァァァァッ!」
尻尾を斬り落とされたサソリモドキは今度はシュウガに意識を向ける。するとハジメを襲っていた棘がシュウガの方へ伸び始めた。シュウガは棘が自分に届く前のわずかな時間で周囲の自然エネルギーを吸収して仙術チャクラを練り仙人モードを発動。シュウガの仙人モードはナルトよりも濃いめのオレンジ色の隈取が顔に現れる。今のシュウガなら初代火影・千手柱間レベルのスピードで仙人モードになれる。
仙人モードとなったシュウガは自分に向かってくる棘の隙間を縫ってサソリモドキに接近。サソリモドキは今度こそと言わんばかりに凹んでいないハサミをシュウガに叩きつけようとする。しかしサソリモドキの目の前まで接近したシュウガはここである技を使う。
シュウガ「"剃(ソル)"!」
シュインッ!
サソリモドキ「?!」
それはONE PIECE世界で習得した"六式"の剃である。CP9戦の時に写輪眼を使って彼らの六式をコピーしたのだ。写輪眼にはその目で見た体術をコピーする能力がある。その能力を用いて一種の体術と言える六式ならコピーできるかもとやってみたら出来たのである。今回は高速移動方法である剃によって一瞬でサソリモドキの視界から外れ更にそのままサソリモドキの頭上に移動。そこからシュウガはサソリモドキに向けて仙術を習得した者が扱う体術である蛙組手の技の一つ、"蛙たたき"を武装色の覇気と組み合わせてぶちかます。
シュウガ「"蛙たたき・流桜乗せ"!!」
バァン!!!
サソリモドキ「キシャァァァァァァァァァァァァァァァァァッ?!?!?!」
シュウガの渾身の蛙たたきを受けたサソリモドキは今までにないほどの悲鳴を上げる。蛙たたきは元々チャクラの威力を波して伝え相手の内部を破壊する体術である。そのため外殻による防御が堅牢なサソリモドキには非常に有効な手段である。加えてシュウガは鍛えに鍛えた武装色の覇気を上乗せしている。この武装色の覇気にも物体や生物を内部から破壊する使い方が出来る。つまり二つの内部破壊を組み合わせてより大きな破壊力にしてサソリモドキに放ったのである。
サソリモドキは外の守りは硬いがそれに守られた体内は他の生物同様に脆い。シュウガは蛙たたきによってそんな体内を隅々まで破壊。破壊された体内はその衝撃とダメージからぐちゃぐちゃにかき混ぜられたようになり脳から臓器に至るまで形が分からなくなるくらいにボロボロになっていた。
体内をそこまで破壊されてはいくら表が無事でももはや生きてはいけない。サソリモドキはしばらく痙攣した後、力無く倒れ込み二度と起き上がることはなかった。シュウガとハジメの勝利である。
戦闘を終えたシュウガは仙人モードを解除して写輪眼も普通の目に戻した。
シュウガ「ふう。とりあえずこんなもんだな。やはり内部への攻撃が有効だったな。」
そこへハジメや後ろにいたメンバー達が近づいてきた。
ハジメ「お疲れ様です、シュウガさん。勉強になりました。」
シュウガ「ハジメもご苦労様。いい蹴りだったぞ。」
ハジメ「ありがとうございます。」
ルドルフ「シュウガ君、ハジメ君お疲れ様。見事な戦いだったよ。」
ブライアン「しかしシュウガ。さっきのお前の顔に隈取が出ていた姿はなんだ?確か前にも見た事あるが。」
シュウガ「あれは仙人モードと言ってな。世界に存在する自然エネルギーを体内に取り込み仙術チャクラと呼ばれるものを練って作り出しそれを行使する事が出来る姿だ。根本的な身体スペックは勿論使用する術が大幅にパワーアップする。加えて感知範囲が非常に広くなり、相手を感知してその居場所を探るのにも活躍する強力なモードだ。」
オグリ「忍者に仙人。シュウガには色んな姿があるんだな。」
シュウガ「まあな。さてと。とりあえず危機は去ったみたいだ。この子を連れてひとまず安全な場所を確保しに行こう。そこでしばし休憩だな。皆んなは先に部屋から出てくれ。俺は倒した魔物の死骸を回収したり少し調べ事をしたい。」
タマモクロス「調べ事?なんか気になるもんでもあったんか?」
シュウガ「この子が封印されていた立方体の跡を調べたくてな。この世界のそれも古い時代の封印術。何か得られるものがあるかもしれない。だから軽く調べてみようと思う。俺もすぐに行くから先に行っててくれ。」
ルドルフ「そう言う事なら分かったよ。扉の外で待っている。皆んな行こう。」
ルドルフの言葉に従って部屋を出るメンバー達。シュウガは倒したサソリモドキの死骸を時空間に収納した後、少女が封印されていた立方体の跡へと足を運ぶ。
シュウガ「さてさて、何かわかるものはあるかな?」
そう言うとシュウガは再び仙人モードになり何か感知できないか調べ出した。すると、
シュウガ「ん?下に何か感じるな。これは何か埋まっているのか?他にも何かをはめるような穴が開いている。これは一体?」
シュウガは立方体の跡の下辺りに何かを感知した。更にこの部屋の扉の魔法陣のように何かをはめるための穴が開いていた。
シュウガ「これはここに何かをはめれば下に感じたものを取り出せると言う事だろうか?とりあえず土遁忍術を応用して下へ掘り進んでみるか。」
そう言うとシュウガは土遁忍術を駆使して地面を堀り立方体の元を調べる事に。ある程度掘ると何やら柱のようなものが見つかった。柱の中には何かが入っているようでどうやらそれが感知に引っかかった物のようである。シュウガはそれを取り出す為に柱に対して軽く蛙たたきを放つ。中の何かが壊れないよう周りの柱にだけ衝撃を与えるという実に絶妙なコントロールで柱を破壊する。そうして壊した柱の中から取り出したのは手のひらに収まるほどの大きさの鉱石のようなものであった。
シュウガ「何だこれ?何かの鉱石か?ここにあるって事はあの子と関係あるんだろうが、一体なんのために?」
疑問に思うシュウガであったがとりあえずこれを調べるのは後にして扉の外で待っているメンバー達と合流することにしたのであった。
18話を読んでいただきありがとうございました。
サソリモドキとの戦闘は蛙たたきを決め技にしてみました。個人的に気に入ってるんですよね、この技。いつか出したいなと思っていたので武装色との組み合わせではありますがサソリモドキ対策として有効に感じた為出してみました。
最後は少女に関するあの鉱石がシュウガによって発見されました。強引かなとも思いましたがシュウガなら出来るだろうと思いこういったストーリーにいたしました。これが今後どう影響するかもしっかりと書いていけるようにします。
それでは、また次回もよろしくお願いします。