EXターン 出遅れ4月ネタ
これは、とある日のサガの話である。
「今日も平和だな...」
いつもの広場で洗濯物をサガは片付けていた。空には太陽がさんさんと輝いており、絶好の洗濯びよりといえていた。
ふと、背中を誰かに叩かれる。後ろを振り向けば、そこにはにっこりと笑ったシエスタが立っていた。
「こんにちわ、サガさん」
「あぁ、シエスタ。こんにちわ」
二人で挨拶を交わし合う。そのままシエスタが話し始めた。
「サガさん、実は貴方に話さないといけないことがあるんです」
「ふむ...」
普段はしない神妙な顔でそう言うものだから、サガは真剣な表情になる。
「その、話さないといけないこと、とは?」
シエスタはその神妙な顔のまま、こう言った。
「...実は、私結婚することになったんです!」
「...」
「...」
二人の間に沈黙が流れる。そして、サガは困惑しながら口を開いた。
「お、おぉ、そうか。それはおめでとう、シエスタ」
「...やっぱりこういう反応ですよね...」
シエスタはひとつため息をつくと、さっきの言葉について説明し始めた。
「サガさん。さっきのは、私の村で伝わるお祭りのようなものなのです」
「結婚するのが、か?」
「違います!...いや、話の流れ的にそう思うのは無理ないですけど...とにかく、続けますね」
「私の村では、おじいちゃんから広まったお祭り...まぁ、村でしかやらないような小さいものなのですけど...
おじいちゃん発祥の『嘘解禁祭』というものを村ではやっておりまして...ちょうど、今日がその祭りの日なんです。なので、サガさんにちょっとイタズラをしようと思ったのですけど...」
シエスタはサガを見て、また小さくため息をついた。
「サガさんがちょっと抜けているのを、忘れてました...」
「確かに私は今はデッキからは3枚抜けるルールらしいが...」
「そうじゃないですよ、もう」
そうやってシエスタと少しの間雑談をし...シエスタが自分の仕事に向かうのを見送った後、サガは自身の仕事を再開した。
洗濯をしている間、サガはさっきのシエスタの
『嘘』を思い出す。
(...そういえば、今日は4月1日か)
4月1日といえば、サガの居た超獣世界でもひとつイベントがあった。
それは、エイプリルフールである。
嘘をついても無礼講になるこのイベント。シエスタのおじいちゃんが伝えたのもこのイベントなのだろう。
(せっかくだ、私も嘘をついてみたいが...)
サガはルイズ達についてみるか?と思ってみるがあまり伝わりそうにないなと思ったため止めた。
かといって、イベントを知っているシエスタについてもさっきのお返し的なものだと思われそうであまり面白くはなさそうだ。
しばらく洗濯をしながらサガは考えると...ひとつの結論に辿り着いた。
「そうだ、外の世界の人間に私の思考を伝えて、外の世界の人間達に嘘をつこう」
つまりは、超獣世界の外にある、人間の世界に思考を送って嘘をつこう、というわけである。
そうと決まればというわけで、サガは嘘を考え始める。そして、少しの間考えると、ぽん、と手をうった。
「よし、こう嘘をつこう。
『絶望神サガ、殿堂解除!』ふむ、我ながら嘘っぽいな?これならいいだろう」
サガはさっそく思考を人間世界の人間に送った。一体、どんな反応をするのか。サガはその反応を見ることはできないが、わくわくしながらその日を過ごすのだった。
◇
サガが思考を送った、同時刻。
その日、とあるSNSで、とある公式からある事がポストされた。
その内容は...
『絶望神サガ、殿堂解除!!』
だった、そうな。
次回の更新は完全不明です。申し訳ございません。