「相も変わらず横浜を二乗したような顔をしているね君は」
そうやって語りかける彼女は、校舎裏。たくさんの使いかけ紙スプーンと二つに割ってひねり出すタイプのマーガリン&メープルのゴミの上にたたずんでいた。一方、深海にたたずむゴブリンシャークは笑いをこらえきれずに頓死した。
「どちらかというと世田谷と下北沢を足してからだね」
軽快に、あるいは適当に返事を返せるようになったのは最近である。(バナナとオレンジの区別がつくようになったのも)損保ジャパンに恩返しをする必要は全くない。僕はバレンタインのお返しをするためにここに来たのだ。
「あのっ、これバレンタインのお返し」
無理やり会話を切り出すしかった。綺麗なリボンのラッピングがされた袋を彼女に渡す。ナイジェリアでは現在紛争が行われていたが今は関係ない。
「あー、ありがとう」
ぶっきらぼうに返事を返し、袋の中身を確認した。それはそうとしてアルメリアの皇女は性格が悪く、みなから顰蹙を買っていた。物語はいったんアルメニアへと移る。
「世界で一番強い武器はみそ田楽よ」
ある日突然そう言い放ったかと思えば、三時間後には国軍の武器がすべてみそ田楽になっていた。また、その次の日には隣国のアゼルバイジャンに滅ぼされてしまった。やばいじゃん。校舎裏に戻る。
「...]
沈黙。博打ではあった。心臓は鼓動を速めている。緊張でそこらじゅうのモズのはやにえを食べつくしてしまいました。
「なにこれ?どういうこと?ポポちゃんにちくわ天は早すぎやしないかしら」
彼女は続ける
「ホルマリン漬けのポップコーンはいかが?天然物を仕入れたの」
かくして博打に失敗したことが明らかになったわけだが、説明しなければさらに場の状況は悪化してしまう。昆布巻きをむさぼりながら説明を始めた。
「ちくわにチョコを詰めて作ったトッポです...。年金暮らしの老夫婦にぴったり!」
彼女の厳しい視線。鉄板に広がったお好み焼き生地のような倦怠感とともに彼女は口を開いた。
「ふざけてるの?」
彼女の正気とは思えない一言が県立でろりんちょ高校の体育裏に響き渡る。まさしの孫は元気にしているだろうか。
「漬けマグロのチョココーティングよりはまし。」
あれは素晴らしい一品であった。粘度の高い漬けマグロがチョコレートと口の中で長時間混ざり合って、、、はまじもびっくりの不快感!
キラーマシンの配合に戸惑っているところを奇襲された忍者のような彼女がまた口を開いた。
「いやそれは...確固たる理由があってのことでして...。っ田楽の歴史は深いんだぞっ!」
どうやら理由があるようだったがそれはこちらも同じである。北極になんでエビフライが刺さってんのかな?わかんないけどとにかく理由を説明したい。
「ちくわにチョコをつめれば...」
説明しようとした瞬間、物陰からまきびしが飛んでくるっ!
「あぶない!結構とがってる!」
尖りを目視で確認すると、結構尖っていた。
「いったい何奴!」
物陰から姿を現したのはつまようじ作りの専門家「バリアフリー福田」であった。バリアフリー福田は県立でろりんちょ高校の体育教師だ。その美麗で繊細ななわとびさばきに目を奪われ、けがをする生徒が後を絶たないそうだ。あと、ちょくちょく人を殺している。
「これでもくらえ!」
やけくそでちくわにチョコを詰めて作ったトッポを投げる!まるでダーツのように。福田に一直線に向かう途中、焚火の上を通過した。ちくわの中のチョコが溶け、外側に漏れ出していく。それはまごうことなきポッキーであった。ちくわも火が通り、おいしさを増す!。瞬間、バリアフリー福田の腹部に取り付けられていたピニャータにポッキーが激突した。ピニャータからは臓物が溢れ、福田は絶命した。
「トッポからポッキーへの華麗な転換!可逆性によって実装される柔軟性!それらがちくわを基盤に設計されているという意外性!」
説明せずとも理解してくれたようで良かった。つつがなく死体処理を終えた後、警察に二人で自首。
今日も一日が終わっていく、、、。