IS<インフィニット・ストラトス>~二人の主人公~ 作:みなと
こちら第6話になります。
今回は主人公の妹ちゃんです。
誤字脱字があれば意見お願いします。
コトッ、携帯を机の上に置く。
「兄さんからのメールまだ来てない……。」
私は東雲 葵(しののめ あおい)今年で中学三年生、今では、兄さんの跡を継ぎ学校では生徒会長をしています。「自分はそんな器じゃない」と言いながらも二年生の時には既に生徒会長を任されていた兄さん。スポーツ万能で成績優秀、部活は勧誘がそこそこあり、所属したく無いためヘルプとして随時派遣される形で妥協したそうです。私との時間を大事にしたいとのことでした。
そんな自慢の兄が女性しか動かせない筈の(IS)を動かせることから、国の特別教育機関(IS学園)に連れていかれてしまった。一夏さんと一緒に。
兄さんがISを動かせることがわかってから、毎日マスコミの人が家の周りにいました。今朝も兄さんが家を出るとき、もみくちゃにされながら学校に行かれました。
(お陰で一緒に登校出来なかった。)
♪~~♪~携帯が兄さん専用の着信音とともに振動した。
「あっ、兄さんからだ!」
千冬さんから連絡があり、急に学園の寮で生活することになったらしく兄さんの荷物を頼まれたのでまとめていたら千冬さんがいらしたのでお渡ししたのですが、足りない物が無いかどうかをメールしておいた返事が来た。
(「電話でもメールでも良いので返事ください」と送ったのですが、メールということは電話が出来ない状況みたいですね。少し残念です。)
(荷物ありがとう!助かるよ!とりあえずは問題無さそうだから、足りないぶんは次の週末休みだからその時にそっちに帰ろうと思う。)
兄さんの必要な物は大体わかるのでもともと心配はしてませんでしたが、足りない物とは一体何でしょう?もしかしてエ、エッチな本とか?に、兄さんに限ってそれは無いですね。私とか言ってくれたら嬉しいなぁー。
「と、とりあえず荷物は問題無さそうなので良かったです。あと、次の週末空けとかないと!」
既に脳内では次の週末に兄さんと一緒に買い物デートでいっぱいになっていた。
(いけないまだ5日もあるのに、……待ちどうしいなぁー。ん?)
兄さんのメールにはまだ続きがあった。
(それと電話出来なくてごめん。同室になった人がクラスの女の子だから電話しづらくて。明日の夜に一回電話するよ!それじゃおやすみ。)
「はい!おやすみなさい兄さん!……って、えっ?同室の人が女の子!?」
一瞬頭が真っ白になった。あの兄さんが知らない女の人と同じ部屋で寝る。その事実だけで相手の人と変わって欲しいと思いつつ兄さんがどこか遠く感じた。兄さんが取られると思ってしまうあたり、今日の兄さん成分が足りないせいだ。
「私だって兄さんと一緒に寝たのは小6が最後なのに~」
そんなことをぼやきながら、兄さんと同室の人を羨ましく思う。一緒に寝ること前提になっていたが、そう想定してしまうやっぱり今日の分が足りないせいだ。まさか本当に一緒に寝るなんてありえないのに。
(そんなことないですよね?兄さん。)
私がなぜここまで兄さんに固執するかというと、昔に二人とも死にかけたことがきっかけだった。
私と兄さんは本当の家族じゃない。今の両親が再婚したことで家族になった。
当時小3の私は、いきなり家族が増えて戸惑っていた。そんな私に兄さんは優しかった。それでも人見知りな私にある時、家族が仲良くなれるようにと遊園地に出掛けることになった。思いっ切り遊んだ。初めての遊園地になにもかもが新鮮だった。家族みんなで過ごした初めての楽しい時間もあっという間に過ぎていった。
家族が並んで茜色の空の下を歩いて帰った。そして交差点の信号を渡る時、一台の車が信号無視で向かって来た。そこで引かれそうになった私を兄さんが助けてくれた。その代わり私を突き飛ばしそして自分が引かれる形になった兄さんは血まみれだった。頭から血を流し擦り傷で体のあちこちから出血していた。両親が急いで救急車を呼んだが、当たり方が悪かったのか兄さんは病院で面会謝絶になった。
手術室から出てきた兄さんはすぐにICUに入り数日後には個室になっていた。個室になって兄さんにようやく会えると思った。嬉しかっただけど、兄さんの意識は戻っていなかった。私はその日トイレと言って病室の両親から離れ、病院の屋上に行った。兄さんが引かれたあの日、私は病院で泣き喚いていた。泣いて泣いて、泣きつかれたて寝ていた私を両親が家に連れ帰ったそうだ。病院のベットで目を覚まさない兄さんを見て私は、兄さんが死んだと思っていた。私のせいで兄さんが死んだ。そして気が付いたら病院の屋上から飛び降りていた。不思議と怖くなかった。これで兄さんの所に逝けると思った。
そして目が覚めたら私は病院のベットの上だった。驚いた、だけどもっと驚いたのが兄さんが側にいたことだ。椅子に座ってベットの私にもたれるように寝ていた。どうして私や兄さんがここにいるのかわからなかったけどそんな事どうでも良かった。兄さんが生きていた。それだけで嬉しかった。
「おにいちゃん!」
私はそのまま兄さんの唇にキスをした。
カァーっと顔が赤くなるのが分かる思い出しただけですごく恥ずかしい。
あの後聞いた話だと、私は屋上から落ちたがあまり高さがなかったのが幸いにも木に引っ掛かっているのを兄さんが見つけてくれたらしい。兄さんも起きて間もないのに出歩いていたので、ベットに連れ戻されたけどすぐに私の所に来たそうだ。なんでも私が兄さん呼ぶ声がしたらしい。
それから兄さんは私を大切にしてくれた。「お前を守ってやる」なんて言われたらブラコンになっても仕方ないと思う。
「兄さんに会いたいなぁ~」
既に明日の電話が待ちどうしい私でした。
ISのキャラでこんなお話が欲しいなーみたいなのがあれば募集していますので、どしどし感想などに書いてください。
とりあえず、原作でラウラが一夏に嫁宣言した後あたりから↑とかを入れていきたいと思います。