太平洋の朝は早い。
遮るものがない群青の地平線から、「やぁ」と太陽が出て、雨雲をかき消すような輝きを放つ。もくもくと上がっている活火山の煙が灰色に色付き、鶏がけたたましく鳴いた。
学園生活、二日目。この日から本格的に新入生は一生徒として授業に参加し、デュエルの腕と知識、そして長期戦に耐えうるための体力を培っていく。人生を成功させるための大きな一歩を踏み出すのだ。
遊座は朝一番――中学生時代ではいつものことだった――起きて朝食と身支度を整えると、山腹に建てられた神殿のような大きな建物……デュエルアカデミア・本館に入った。寮からの道が長いせいで体力を使ってしまい、今は休憩室で一休みしているところだ。
『寝心地がいいな、このリクライニングシートというやつは」
《カオス・ソルジャー》、椅子を倒してくつろぐの図。
重厚な鎧姿でリラックスできているのか。顔を子犬のように緩めて睡眠の構えを取っているのが無駄に絵になっている。そう思わずにはいられない。
『欲しいな、これ。どうして部屋に持ち帰れないんだ』
「そりゃ学園のものであって僕のものじゃないの」
『買えばいいのに』
「買えねぇよ、備品だぞこれ! 椅子を買う金あるならデュエルするわ!」
『お前も毒されているな』
「……そろそろ時間だ。授業に出てくるよ」
『嗚呼、いってらっしゃい。俺は一眠りしている』
「なんだ、来ないのか。じゃあここで待っていてよ? 勝手に何か弄らないでよ?」
力無く手を振り返してくるのが頼りない。遊座は疑わしげにしながらも、杖を突いてゆっくりと教室へと向かっていく。
遊座の足は、健常者のように普通に機能している。障害があるわけではない。しかし眼は、白内障のように視力が利かないところがあり、特に足下はまったく見えていない。杖はそのためのものだ。今後もこれに助けられることになるだろう。
段々と教室が近付くにつれて、生徒の活気が話し声となって聞こえてきた。扉に向かっていくと、反対側の廊下から生徒が歩いてきて――。
「「あっ」」
――遊座は、少女と再開を果たした。
原麗華。生真面目で心優しき少女だ。オベリスクブルーの制服と同じ、白を基調とした制服を着ている。
「や。先日ぶりだね。原さん」
「は、はい。お久しぶりです」
そう言って、黒縁の眼鏡をくいっとあげて愛想よく微笑むも、少しぎこちない。内股気味でもじもじとして、恥ずかしがっているように見える。彼女の服装を見れば分かることだ。
制服はノーショル・ノースリーブ。青のスカートはやけに短く、転べば下着が見えてしまうのではという程。とてもじゃないが生徒に着せるには際どすぎる。製作者の意図が感じられるほど露出的。彼女の態度を見るに、こういった派手な服は着たことがないのだろう。
「……あの、あまり見ないで下さい。ここまで肌を出す服は初めてなので」
「え? あ、ごめん。気に障ったなら謝るよ。でもそんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。可愛いいんだから」
「は、破廉恥な態度は感心しません! 清純で、折り目正しく! それが私達生徒に課せられた学園生活における義務です! 不純な言動は慎んでください!」
「わ、分かった。気を付けるよ」
頬を赤らめて叱ってくるが、語気はそこまで荒くなく、むしろ柔らかい。褒められることに素直になれていないだけのようだ。
原は教師の戸を開けて、遊座が入るのを手助けする。彼が階段に足を取られぬよう傍を歩きながら、言葉を続けた。
「試験での下柳さんの試合、観戦させていただきました。素晴らしい攻防でした。最後の最後に、あんな上級儀式モンスターを召喚するなんて……思わず息を呑んでしまいましたよ」
「ありがとう。原さんのデュエルも凄かったよ。とても完成されていた。先攻1ターンで面接官を焼き切るなんてさ」
「ふふ。これも計算に基づいてデッキを組んだおかげです。当日は上々の仕上がりでした。けど、周りからはあまり評価してもらえなかったようです」
(そうなのかな。ワンターンキルなんて、このくらいの年の子じゃみんな狙ってくると思うんだけど)
席につくと、原は彼の隣に座って、ノートとペンの用意をする。
遊座も同じように授業の準備をしながら、ふと周りを窺った。今日も今日とて、ちらほらとチラ見してくる者がいる。露骨な意味合いを含ませてくるのは青い制服の集団だった。
「……にしても、寮ごとでみんな見事にバラけたね。僕らみたいに寮の垣根を越えて席を並べるのって、そんなに珍しいのかな」
「かもしれませんね……あ、あの、下柳さん。ちょっとお話したいことが――」
「――ボンジョールノッ!!」
生徒らが、一斉に教壇に目を向けた。
近代ヨーロッパの貴族風味な金髪をした中年外国人が立っている。自信に満ち溢れた瞳はオベリスクブルーの制服にとても似合っていた。
「あの人は、クロノス教諭……」
「二次試験ではァ、私のことを覚えている人もいるかもしれませーんネ。私の名前はクロノス・デ・メディチ。入学試験でのデュエル最高責任者にしてェ、オシリスブルーの寮監でありィ、このデュエル基礎理論の教師を務めまスーノ」
はきはきとして特徴的な口調が、分厚い唇から飛び出してくる。
生徒の記憶から一生忘れることができないような、圧倒的な存在感だ。
「デュエリストの卵である皆さんに、基礎中の基礎を叩きこむのが私の職務。ゆえに、この授業で怠けた態度を取ることは決して許されないノーネ。まぁ、ドロップアウトボーイ達には関係のない話かもしれまセーンが」
そう言って、赤い制服を着た生徒らに含み笑いを投げかける。人の気分を害させることで、あえて自分の印象を高めているのか。
「初回の授業ではまず、皆さんにデュエルモンスターズのルールを思い出してもらいマース。指名もしますので、自分が覚えていることを思い出しておくように。ノート&ペンを用意しなサーイ」
かちゃかちゃ……ぺらぺら。あちこちでそんな音がしてくる。
遊座もまたシャーペンの芯をかちかちと出していると――。
「いてっ」
――頭に飛んできた紙屑のせいで、注意が逸れてしまった。机に転がったそれを広げてみる。
《今日の授業が終わった後、俺達とデュエルをしろ。場所はオベリスクブルー寮近くの森。時間は今夜の十時だ。逃げればどうなるか、分かっているな? 今後の学園生活が、苦しいものになるだろう》
顔を上げると、後方上段の席からレイピアのような鋭い視線が。青い制服集団だ。習うことはないといわんばかりに、堂々と座り込んでいる。
睨み返していると、その様子を不審げに見ていた原が、集団に気付き、ついで紙に走った文面に目を走らせた。彼女は驚きと怒りを顕にしながら。
「な、なんですかこれは。まさか応じるのですか?」
「……正直、気は進まない。オベリスクブルーは、アカデミアの中等部を優秀な成績で修めることで入れる寮。彼らだってその例に漏れないよ。手強いのは想像がつく」
「そういう問題じゃありません! 授業を無視して、人を挑発するような輩と、あなたは面と向かって対抗するのですか。この手の輩は何をするか分かったものじゃない。こんな卑怯な誘いに乗ってはいけません!」
そうきっぱりと、小声で言い放つ。理性に則った、とても正しい意見だった。
「……原さんの忠告は、とても嬉しいよ。けど逃げる気にはなれないな」
「え?」
「それデーハ、速攻魔法について尋ねまスーノ。速攻魔法とは一体どんなものか。ラー・イエローのシニョール・下柳」
「はい、先生」
心なし、やや大きめの返事をして遊座は立つ。教室中の視線を一身に奪い取ることに、心臓が窮屈そうに拍動した。
しかし遊座は、かえって胸を張るように、よく通る声で話す。
「速攻魔法とは、相手のターンでも発動できる魔法カードです。そのカードが引ければ基本的にどんなタイミングでも発動可能ですが、相手ターンで発動する場合はあらかじめ魔法&罠ゾーンにセットしておかなければなりません。ただし、セットしたターンにそのカードを発動する事はできません。
他の魔法カードとは違い、これらの特性上、罠カードに近い性質があります。また、自分のターンでも手札から使用可能であり、『月の書』や『サイクロン』はその典型例といえます。ただしスペルスピードが2であり、速攻魔法の発動に対して相手のカウンター罠が発動されることがあるため、使用には注意が必要です」
「宜しい! ちゃんと基礎を理解しているようなので嬉しいノーネ」
作り笑いを返して、遊座は席に戻る。原が驚いたように目を見開いているのが、遊座にとってちょっと愉快だった。
授業はそれから滞りなく進み、無事に初回の中身を終えた。
予鈴が鳴って、一気に騒々しくなる教室。オベリスクブルーの一年生二人が出口に向かいながら、遊座とすれ違うに言う。
「後悔するなよ。向田さんは、とても強い方だ」
「お前はもうおしまいだ。明日からは松葉杖か、車椅子で授業だな」
「なっ……ちょっと! 今の発言はどういう意味ですか!?
……最低です! 本気でデュエルをするのですか!? あんな連中を束ねる人なんですよ!?」
原は怒りを口調に走らせて、しかし瞳は彼女の心配を物語っていた。その善意は、一部の澱みもないのが分かる。
心からの感謝を抱きながらも、遊座は返した。
「原さん。僕のことを心配してくれてありがとう。でも決めたんだ」
「決めたって……危険です!」
「それも分かっている。けどもう目をつけられたんだ。多分、試験で《カオス・ソルジャー》を出したあの時から。今日じゃなくてもどこかのタイミングでちょっかいを出してきた。
それが今日だったってことさ。僕が応じようが応じまいが、この手の手合はいくべきところまでいこうとする。これ、経験則」
「経験って、あなた……」
「僕は退かない。デュエルに応じるよ」
面と向かって、臆することなく。大山の高みを頂くには、道なき道を踏破して、障害物を乗り越えて。そんな気概。
自分のハンディキャップのせいで心無い誰かの行為に晒されるのは、遊座にとっては珍しくない光景だ。思春期真っ盛りの中学生時代は、一部の悪ガキには苦労した思いがある。だが彼はそこでへこたれることはなかった。ナイーブな子供の悪戯よりも、もっと辛く、身が裂かれるような過去があったから耐えることができ、そしてそれに甘んじずに問題に対面することもできた。
だから、退けない。自分で選んだ道を自分の力で進むためには、これくらいのハプニングなど、なんのその。
戸惑いや、他の思いで顔を曇らせた原だったが、遊座の真っすぐな表情に気を取り直すと、さらに続けた。
「ですが、相手は向田です。私が記憶している向田と同一人物なら、彼は中等部の時、あのカイザーに引き分けたこともある実力者です」
「カイザー……だれそれ?」
「あなた、そんなことも知らずにこのアカデミアに来たのですか? 有名ですよ、丸藤亮。常勝無敗の学園最強。あのサイバー流を引き継ぐ人だと、皆が噂しています」
「丸藤亮。サイバー流……」
「『サイバー・ドラゴン』の使い手です。ですがそんなことどうでもいい! どうするのですか?」
「何が?」
「デッキですよ! 今デッキ持っていますよね? 見せて下さい」
曇り空な表情から打って変わって、自著に記した法律論を述べる弁護士のように、原は勢いましましで迫る。
遊座からデッキを受け取って、それを一枚一枚、確かめていく。眉に寄せられた皺が深くなっていくのを見て、遊座はどことなく申し訳なさそうに視線を逸らした。
「……な、なんとなく答えは想像つくけど、聞いておくよ? 僕のデッキはどうですか?」
「駄目です。非理論的です。ただのファンデッキでは勝機はありません。
……今日は授業が他にもありますが、仕方ありません。デッキを見直しましょう。手伝いますから」
「いやいや! これは僕への挑戦だ。君を助力は嬉しいけれど――」
「――どの道、さっき彼らに声をかけた時点で、向こうからは仲間だと思われていますよ。それならば堂々と対抗するだけです。
この前の謝罪の代わりです。デッキ構築を手伝わせていただきます。全力で!」
「……ありがとう、原さん。でも『カオス・ソルジャー』は絶対に入れるからね」
「ええ、それがあなたの主力ですから」
その後、二時限目の錬金術を終えた二人は、昼食の合間にデッキの軸を固めると、午後の授業を終えた後に急ピッチでデッキを完成させた。その頃には時計は午後七時前を差し、夕食の時間にまで近付いていた。
最後まで付き合ってくれた原に心からの感謝を捧げて、遊座は寮に行こうとした段に至って思い出す。学校に来てから、休憩室にずっと相棒を置き忘れていたことに。
「ど、どうなっているんだ!? この椅子、勝手に起きて、勝手に寝る!」
「しかも振動している! ナゼ!? 誰も乗っていないのに!」
「コワイ! オソロシイ! アカデミア、コワイ!!」
『良い顔をするなぁこいつら! 見せてやろう、ファラオの怒りを! ブィィィィン!』
「「「イヤァァッ! 椅子が海老ぞりぃぃっ!!」」」
「……なにしてんだ、僕の相棒」
―――――三時間後―――――
遂に迫る決闘の時。上弦の月が雲間から島を照らす。
遊座はなぜか満たされたような笑顔を浮かべる相棒を共に、また原麗華も連れて、月光に明るむ森の中を進んでいく。その腕には既にディスクが装着されていた。
前者がついてくるのは当然ともいえたが、後者は少々意外だった。彼女の生真面目ぶりを考えるに、校則で禁じられている深夜の外出には乗ってこないと思っていたからだ。しかし彼女曰く、「自分が携わったデッキの力が見たいし、校則にも例外規定がある」らしく、こうして無理矢理な形でついてきたのだ。つくづく誠実で、律儀な子だと遊座は感じた。
杖が木の根やらを探ってかつかつと音を立て、二人の足音が夜の静けさに広がる。こんな場所を会話もなしに進むのはどうも穏やかではない。
「大きな栗のー木の下でー」
『おお?』「え、え!? な、なんで歌ってるんです?」
「緊張を解すためだよ。一緒に歌おう?」
「えぇっ!?」
「あーなーたーと、わーたーしー」
「……な、なーかーよーくー、遊びましょう」
「大きなー栗のー」「『木の下でー』……なんですか、これ」
気の抜けた炭酸ジュースのようなジト目が、遊座の背中をじりじりと焼く。
やがて乗り気となったのか、三人の合唱は森の中を突き抜けていった。
「「『大きな栗のー木の下でー。あーなーたーと、わーたーしー。なーかーよーく、遊びましょう。大きな栗の――』」」
「――木の下でェェェッ」
「ひぃっ!?」
『うあアアおっ!?』
原の肩が震え、戦士が思いっきり慄く。
夜闇の中からの、突然のオペラ座ばりのテノールボイス。その声の主は、大きな木に寄り掛かるように立っていた。
彫りの深い長躯の男子生徒だ。銀糸を入れたバンダナで首を巻き、逆立てた金髪を横に流している。まるでメンズモデルのような容姿であった。当然ながら、オベリスクブルーの制服を着ている。
彼の傍には取り巻き――教室で遊座を挑発した二人――がおり、豆鉄砲を喰らった鳩のような顔をしていた。
「む、向田さん?」
「……ブラーヴォ。プラーヴァ。いい歌声だったよ、二人とも。杖を持った君が下柳遊座くんだね」
「では、君が僕に紙を投げた人か?」
向田は眉をしかめると、取り巻きを一睨み。
「……ああ、そうか。彼等はそうやって君に丁寧な《挨拶》をしたのか」
「《挨拶》ですって? 人の感情を逆撫でするような真似をして、何が挨拶ですか! オベリスクブルーの名が泣きます」
「おぉ、誰かと思えば原さん。中等部では筆記が常に一位だったね。二次試験では違ったようだが、どうかしたのか? 気分でも優れなかったのか?」
「……」
「まぁ、いい。しかし君がそちら側につくとは思わなかったよ。情が入ったのかね」
「そうともいえますね。私が下柳さんといるのは、あなた方が人として尊厳を傷つける行為をしたからです。そんな人に迎合するなんて、私の誇りが許しません」
「尊厳か、なるほど」
ちらりと傍にいる二人を見て、向田は木から離れて正面から遊座の視線を受けた。
「確かにこの二人は馬鹿だ。配慮の欠ける行為を中等部でも重ねてきた、筋金入りだ」
「「む、向田さぁん……」」
「しかしそんな彼等だが、人を慕って敬うという基本的な行いはできるし、デュエリストとしては誠実な一面もある。私は彼等が更生する余地があると考え、今日まで指導を重ねてきた。今日はたまたま、彼等の」
「「む、向田さぁん……!」」
『庇い立てか。ふん、類は友を呼ぶか?』
混沌の戦士にそう揶揄された気障な男は、原に意味ありげな笑みを向けた。
「原さん。君はとても賢い人だ。誰と一緒にいれば未来が安泰になるか、分かるはずだが」
「それは脅しのつもりですか。御生憎。あなたみたいな人と一緒にいるくらいなら、留置所に放り込まれる方がまだマシです」
「酷い言われようだね……」
「当然ですよ。中等部時代のあなたを見れば、そう思いたくなります。言ってあげますよ」
「え?」
「彼の恥ずかしい過去を」
「は、原さん、待ちたまえッ!! それだけは勘弁――」
――きらり。黒縁の眼鏡が月よりも妖しく輝いた。そして裁判官の大傍論が始まる。
「あなたはデュエル・アカデミアの中等部ではクラシック同好会に入っていました。男子で、ただ一人。学校でただ一人。「高尚な生き様を理解したまえ」という口癖でベートーヴェンのようなカツラを被り、指揮棒で男子の顔をつつき回り、ノートがわりに楽譜を使って鼻歌を歌い、デュエル中でも唐突にクラシックをかけては何台ものスピーカーを駄目にしてきた。
男子からは辟易され、女子からは嫌われ、教師からは呆れられ……。友達もいない。いるのはあなたの子分だけ。あなたの未来、安泰ですか?」
じりじり。どこかで虫が鳴いている。
いたたまれぬ空気の中、向田はなおも堂々と、震えた声で言う。
「ふ、フゥン!! 所詮は過去の過ちだッ! 未来とはなんの関係もない! 今の私はクラシックを深く理解し、地獄の業火でデュエルを支配する、インフェルノ・デュエリストなのだよ!」
「今だって過ちを犯しているよね、あれ」
「さぁ、下柳くん! ディスクを構えたまえ! これ以上の戯言は不要だ!」
「元よりそのつもりだよ」
勝利。そのために今日一日という時間を費やしてきた。その成果を発揮するのに、ためらう必要はない。
遊座は杖をディスク底部に固定させて起動し、いつものようにやや前屈みとなる。ディスクの電光板が「4000」という数字を表示する。緊張が胸を打つせいで、視界にまた虹色のみみずが湧いて出てきた。
――デュエル!!