何がヒーローたらしめるか   作:doraky333

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Bonus Track Collection1

【Bonus Track1.H.Hachimann & H.Mei】

 

「足の裏に空気穴が欲しい。横穴にそれる形で」

「接地しながら気体操作を行えるようにですね!?」

「そうだ。それと、伸縮可能な紐を手に仕込みたい」

「それは考えてました!ガントレットの甲に…こんな感じでいかがでしょう!?」

「おお、すごいな。これで一々地面に手を付かずに済む」

「長さは10mまで想定しています!あまり長いと、手を使った攻防に差し支えますからね!」

「なら、それを胴体にまで回せないか。胴体部分に紐を収納したい」

「おお、良いアイディアです!むしろ足にも仕込めますねそれなら!跳ねたり飛び上がったりしたときでも地面と接続できますよ!」

「コスチュームを固体操作で操れるようにしたいから、スイッチで飛び出すような細工はなくて良いぞ」

「良いです良いです、インスピレーションが湧いてきますよ!!」

「あんた…すごいな。もう20枚はコスチューム考案書書いてるぞ」

「比企谷君こそ!ヒーロー科にしておくには勿体無いくらいのキレっぷりですよ!サポート科と兼任しませんか!?」

「いや流石に無理だろ…」

 

 

「…八幡、我放置…」

「くけけ…比企谷君と発目がこんなに相性が良いとは」

 

 

──────────

 

 

【Bonus Track2:H.Hachimann & S.Hannta】

 

「よう、比企谷!」

「…誰だっけ」

「あ、俺瀬呂!よろしくな!さっき緑谷や上鳴と話してたろ?俺とも仲良くしてくれよ!」

「…善処する」

「…なんか…全然信用できない善処するだったな今の…」

「んで、なんだ」

「あのさ!比企谷って俺のテープも操作できんの?」

「…テープ?」

「この肘から俺テープ出せるんだけどさあ、今後の授業とかで連携できるかもしれないし、知っておきたいじゃん?」

「…わからん」

「あり?」

「物体を出す個性は今まで何人も見てる。その中で分けられるのは三種類。明らかに操作できない物体を出す個性。このクラスだと…轟とか上鳴とか」

「ああ、炎と電気か…。てか轟の名前は覚えてるのね」

「轟の父親が師匠だからな」

「え!!?」

「二つ目は、操作できる物体を出すけど操作出来ない個性。三つ目、操作できる物体を出してそれを操作できる個性」

「ちょ、今なんかすごいこと言ったな!?…とりあえずそれは置いとくけど…その二と三の違いは?」

「二は…何度か試したけど、出した物が実はそいつの身体の一部だった、とか」

「…腕や脚と同じものってことか?」

「そう。わかりやすい例で言うと、手を剣に変える個性。剣を俺は操作できるはずだけど…実はそいつの手で、尚且つそいつはその剣を手に戻せる場合。生物は操作できないからな、今の俺は」

「ああ、そういうことか…じゃあ剣を射出する個性とかだと」

「操作できる。早い話、出された剣を砕かれたところでそいつは痛くも痒くもないはずだろ。そういうのは操作できる」

「んじゃあ俺のテープも操作できるのか!」

「…つまり、敵対したらお前は俺に全く勝ち目がないわけだ。良いこと聞いた」

「うわあ、今日イチのわんるい笑顔だぞ比企谷!爆豪とは違う悪人ヅラだ!」

「ククク」

「それっぽい笑い方まで!!んだよノリ良いじゃん比企谷!!」

 

 

「誰が悪人ヅラだ醤油顔があ!!!」

「悪人ヅラ…ウケる!!良いセンスしてるし瀬呂!」

「なにこっちまで見て笑っとんだワープ女!!」

「ねえねえ比企谷ー!爆発頭くんねー!」

「待てや!!!」

 

 

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【Bonus Track3:H.Hachimann & H.Toru】

 

「体育祭が初絡みだったけど、改めて宜しくね比企谷君!」

「…透明の人」

「そう!覚えててくれたんだ!」

「顔覚えなくて良いから楽だなと」

「おおう、後ろ向きにポジティブ!葉隠透だよ!ね、比企谷君って、操ったものの感覚ってあるの?」

「…全力でやれば。具体的に言うと、感覚神経と痛覚神経を入れるとわかる」

「ふうん?じゃあ、例えばこの机と感覚も接続すると?」

「…この机には、俺が今肘をついているのと、床に立っているからその感覚は伝わるな」

「ついでに、今私も手をついてるよ!」

「ああ、じゃあそれもわかる」

「ふーん…ね、それって空気も?」

「…はい」

「じゃ、じゃあさ。私の透明な顔とか身体とかも…わかったり、しちゃう?」

「…ま、まあ」

「やだえっち!ほんとに!?」

「い、いやあ。具体的な感触とかまではわからないんじゃないですかね」

「いやうそでしょ!!……ね、比企谷君」

「…は、はい?」

「…私が、どんな顔をしているかも…わかっちゃう?」

「顔のパーツがどんな形をしてるかとかはわかるが…実際の顔まではわからん。例えば手で人の顔を触ったとしても、その人が美人とかイケメンとかなんてわからんだろ」

「…そっか。ちょっと残念」

「…その透明の個性、解除は出来ないんだな」

「うん。生まれた時から透明でさ…へその緒を切るのにかなり苦労したらしいよ」

「…そう、か」

「でも良いの!私はこの個性が好きだよ!お母さんがくれたこの個性が好き!この個性でヒーローになるの!」

「…」

「ま、本気で顔分かりたかったら粘土とか使えばわかるし!きっと美少女だー!」

「…そう、だな。確かに髪はふわふわで柔らかいし、美人だろ」

「…へ?」

「あ、ごめんなさい。今のなしでお願いします」

「まままま待って比企谷君!!もっかい!もっかい言って!?外見の感想言われたの初めて!!なんか心がふわふわするぅ!!」

「死ねるこのまま」

「やああああ!!今顔見ないで絶対赤い!!」

「いや見えないし…」

 

 

「…馬鹿、ボケナス、すけこまし八幡」

「透ちゃんが慌ててるのが見えるわね、見えないけど」

「比企谷君、どんどん表情死んでくけど…」

「アレがデフォだから気にしなくて良いよ」

 

 

──────────

 

 

【Bonus Track4:Y.Yui & GangOrca】

 

「おはよう、アニミュイ」

「えへへ。ヒーロー名で呼ばれるの慣れないです…。おはようございますギャングオルカ!」

「アウトスノーたちとは昨夜連絡が取れたのか?」

「はい!ゆきのんもヒッキーも無事だって!ヒーロー殺しなんかに2人は負けませんから!」

「40人ものプロヒーローが奴の手にかかっている。それを退けた奴らは流石だと褒めておこう」

「2人にも、ギャングオルカが褒めてたって伝えておきます!あの2人は本当に強いんですから!あたしも、2人に追いつけるように頑張らなくっちゃ!」

「…実は、今回の職場体験…アニミュイ、君とアウトスノーを指名に入れていたが、本当は君と比企谷を指名しようと考えていた」

「え!?」

「アウトスノーは2年前の職場体験で見ているからな。比企谷と君なら、水族館でより良いショーが見せられると考えた」

「ひ、ヒッキーとあたしで!?ショー!?…あれ、でも何でやめたんですか?」

「奴に重荷になると考えた。結局、奴は職場体験に出向いているから杞憂だったがな」

「お、お気遣いありがとうございます。ヒッキーは職場体験の後は絶対無理矢理休ませますから!」

「無理矢理休ませるというのも変な話だが…だが、おそらくそれは無理だ」

「え?」

「君には話しても良いだろう。どうせ来週には全国に知れ渡る。比企谷…ノーアームズは、来週から多忙の日々を過ごすことになるんだよ」

「ど、どういうことですか!?」

「奴は、今後雄英所属のヒーローになる。まあそれは良いんだが…ノーアームズが、全国どこへでも出張するチームアップ待ちヒーローになるらしいのだ」

「…ち、チームアップ待ちヒーロー?何するヒーローなんですか!?」

「私も良くわからんが…チームアップ要請を受けたら何処へでも駆けつける、レンタルヒーローだとか。サンアイズからヒーロー公安委員会を通じて全ヒーロー事務所に通達されてる」

「ぜ、全ヒーロー事務所って…陽乃さん、何考えてるの…?」

 

 

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【Bonus Track5:H.Hachimann & Endeavor】

 

「よく来たな八幡。バーニン、ご苦労だった」

「借りてきた猫みたいに大人しくついてきましたよ!昔と変わんないねえそういうとこは!」

「そいつはどーも…」

「せめて表情変えてからお礼言おうや!」

「…チームアップ要請ありがとうございます」

「もっと感情込めて言え、そういうことは…。まあ良い。早速パトロールに行くぞ。着替えろ」

「はい…」

「その後は公開トレーニングだ。お前がヒーローとして真っ当に活動しているかを示す必要があるんでな」

「サンアイズの指示ですか?」

「いや、俺がそう考えて決めたことだ。奴の思惑に沿っているかもしれんが、反対する理由もない」

「…そうですか」

「二年ぶりに、貴様を扱いてやる。トレーニングでは本気で来い」

「…だから来たくなかったんだよなぁ」

「それと」

「?」

「学校での焦凍の様子を」

「だから来たくなかったんだよなあ…」

「あと」

「まだあるんですか…」

「…よく生きて帰ってきた」

「…!」

「流石は俺の弟子だ」

「…どうも」

 

 

──────────

 

 

【Bonus Track6:H.Hachimann & S.Mezo】

 

「俺は障子だ。よろしく頼む」

「…比企谷」

「お前のことは俺はまだよく知らない。お前も俺のことを知らないだろう。お互い、知っていけたらと思う」

「お、おう」

「そうだ、体育祭のことをお礼を言っていなかった。ありがとう比企谷」

「…俺は何もしてねえ」

「お前が俺たちを、雄英を守ってくれたんだぞ」

「そもそも俺がいなかったらあの襲撃はなかったよ」

「そんな仮定の話をしても仕方がないだろう?」

「!」

「今この現実が全てだ、比企谷。暗闇にいた中、お前は雪ノ下たちの声に応え、ヒーローとして立ち上がった。立派だ」

「…」

「俺もお前と同じヒーローとして、仲間を守れるヒーローになる。俺もお前を守ろう」

「…そうか」

「ああ」

「…」

「…」

「…個性」

「?」

「個性…教えてくれ」

「…勿論だ」

 

 

「ヒッキーが、障子君と仲良くしようとしてる…!」

「感動ものね」

「いや、そんな大袈裟な…って本当にハンカチ用意しとる!!?」

「中学の頃の比企谷君を知っているとね…。好意にある程度応えるようになっているのよ」

「アレで!?一回否定したよね!?…比企谷、拗れてるなー」

「三奈ちゃん、ああいうのは捻デレっていうんだよ」

 

 

──────────

 

 

【Bonus Track7:H.Hachimann & J.Kyoka】

 

「改めてよろしく、比企谷」

「…おう」

「ウチの名前は?」

「…耳郎」

「下の名前は?」

「は?」

「ん?」

「あの流石にそれは…」

「……そっか」

「…」

「…」

「…響き、香る」

「!」

「良い名前だな…」

「…」

「…やば、なんかこっちまで恥ずい」

「じゃあ試すなよ…」

「あ、あっつーい。もう夏が近いからかなあ」

(ちょ、服パタパタすんな。目のやり場に困る)

「比企谷?」

「い、いえなんでもないです何も見てません」

「は?……え˝」

(気づくなよ)

「……スケベ」

「理不尽…」

(峰田のアホに何も言われてなくてちょい自信無くしてたけど……こいつで満足したかも)

「スケベ」

「くそ、とんだ罠だ…社会的死が待ってる最悪の罠」

「スケベガヤ」

「……あざとい」

「へ?」

「しかも素かよ…」

「???」

「何でもねえ…」

 

 

「由比ヶ浜さん」

「わかってるよゆきのん」

「お、耳郎の奴仲良くなってんじゃん比企谷と!俺もー…」

「上鳴君」

「は、はい?雪ノ下さんどうしたの?」

「突撃しなさい」

「え?なんで?」

「良いから行くのデンキン!!」

「デンキン!!?」

 

 

──────────

 

 

【Bonus Track8:H.Hachimann & I.Tennya】

 

「初めましてだな!俺は飯田天哉!1-Aクラス委員長だ!!」

「…おお」

「比企谷八幡君!皆形式的にとりあえず自分の個性について話してるようなので、俺も話すぞ!俺の個性はエンジン!このふくらはぎについたエンジンと気筒がそうだ!」

「エンジン…インゲニウムの関係者か」

「兄を知っているのか!?」

「…この前ニュースで見たばかりだ。最近この辺に出てる蝙蝠の(ヴィラン)を昔捕まえたのもインゲニウムだろ」

「そうか…。…そう、俺はインゲニウムの弟だ」

「…大変だな、ヒーローが家族だと」

「何故だ!?」

「ヒーローが家族だと、自分までヒーローになるのは当然と思われないか」

「…確かに、俺の一家はヒーロー一家だ。けど、それを重荷に感じたことなど一度もない!何せ、俺自身がヒーローになりたいと思っていたからな!」

「…」

「俺は俺の家族を、兄さんを誇りに思う!そして、いつかインゲニウムの名に恥じないようなヒーローになる!」

「…インゲニウム…そうか。それがヒーロー名か?」

「ああ!俺はターボヒーロー・インゲニウム!インゲニウムは誰の元へもどんな時でも駆けつける!」

「…」

「比企谷君は、どんなヒーローになるんだ!?」

「わからん」

「なに!?なりたい理想像くらいあるだろう!?」

「…じゃあ、そうだな…。のんびりパトロールして管を巻くくらい暇なヒーローで」

「むむむ!それはそのくらいの平和を作り出すヒーローということかな!?」

「…まあ、それで良いよ。ヒーローが忙しくて目が回る世の中とかやだし」

「うむ!俺もその平和作りに協力するぞ!!」

 

 

「…随分大層な目標になったわね」

「ヒッキーのさっきの言葉、絶対本心だよね」

「ええ。…飯田君に真実を教えるべきかしら」

「いや、アレでいいと思うんよ…変に混ぜ返すと長引きそうやし」

「…それもそうね」

 

 

──────────

 

 

【Bonus Track9:H.Hachimann & Endeavor II】

 

「ゆくぞノーアームズ!まずは炎の操り方を教えてやる!」

「いや俺操れないですし」

「空気を誘導すれば出来るだろう!!あとは燃えている火元の物を操れば操作できるはずだ!!」

「…まあ、それなら多分。ていうかパトロールは良いんすか」

「パトロールしながら教えてやる!細かな異変も見逃さずに辺りを見回しながら俺の話を聞け」

「無茶が過ぎる…」

「いいか、まずは…!?アレは…!」

「…爆煙! エンデヴァー!」

「急行する!ついてこい!」

「もう本当に事故多すぎだろ!」

 

 

「次だ!さっきの爆炎や煙に対する気体操作は良かった!次は固体操作で火元になったコンクリートや車ごと人がいない場所へ移動させるよう意識しろ!」

「…了解」

 

 

「よし、次!水も固体を使わずに炎を消してみろ!」

「気体圧縮してぶつけるか……いや、空気取り除いて真空を作り出せば良いのか」

 

 

「よし次!」

 

「次!!」

 

「また次だ!!!」

 

 

「…アレ、バーニン。エンデヴァーとノーアームズは?二人のパトロールについてってたんじゃなかったっけ?」

「エンデヴァーの炎談義が長えし、二人揃って何かある度にダッシュしてくしで追いつくのもめんどい。今日私は後処理係だぜ。連絡待機中」

「…比企谷君、2年前の時より速くなってないか?エンデヴァーについていけるなんて」

「この前のステイン戦でスピード重視で鍛えるようになったんだってよ。成長時だな」

「アレでまだ成長すんのか」

「今日一日で、エンデヴァーに新サイドキック爆誕なんて言われてますよ。夕方のニュースに出てます」

「…割と真剣に勧誘したいな。エンデヴァーの無茶振りについていける貴重な人材として」

「サンアイズんとこから引き抜ける気がしないなあ…」

 

 

──────────

 

 

【Bonus Track10:H.Hachimann & Mirko】

 

「おい、飯行くぞ!」

「まあ昼飯食ってないすからね」

「んだよ言えよ!にんじんバーグ食いに行くぞ!!」

「相変わらずにんじん好きですね」

「兎だからな!そういうお前もこれ好きだろ!!」

「! マッカン…」

「さっき見かけて買っといた!」

「…今どこから出したんすか」

「あ?ここの胸ポケット」

「…そこポケットじゃ…。…いや、そうすか。…ぬるっ」

「忘れてたんだよ!私の人肌、じゃなくて兎肌温度だぜ!」

「…」

「? 顔赤いぞ、風邪か!?」

「…いえ」

「ちゃんと栄養摂って寝ろよ!風邪ひくとつまんねーぞ!」

「あんたも風邪には罹りますもんね。寒そうなコスチュームしてますし」

「まあな!飯食ったらまた跳ぶぞ!」

「…了解」

「奢ってやろーか!?」

「んじゃお言葉に甘えて」

「おお、甘えとけ!眠い時は私もお前に甘えるからな!」

「言っときますけど、人を抱えながら俺は飛べませんからね」

「なんとかしろ!」

「…了解」

 

 

「…ミルコにサイドキック?」

「アレだよ、ほら。雄英の…」

「ああ、プロ資格を特別認可された!」

「わかーい。ミルコが26歳だっけ?」

「ノーアームズが15歳だろ。若々しい二人だなあ」

「でも実力は十分だよなあ。ミルコももちろんだけど、あの気味悪い敵ヴィランを数十体斃したノーアームズも相当だぞ」

「…私あの二人を推そうかな」




おまけ集です。
本編進行に並行して書いていきます。
基本は本編にリンクしてます、あしからず。
Hero's Episode1~6までのお話。
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