ようこそ救済至上主義の教室へ   作:苦茶。

32 / 39
前書きが何も思いつかない!!


似た者同士

零・姫野「……」

 

姫野「何で私の名前知ってるの」

 

零「い、帆波から名前は聞いていたんだ」

 

姫野「帆波…あぁ…一之瀬さんね、ふーん…それで?」

 

零「それで?」

 

姫野「用が無いなら私帰るから」

 

零「あ、あぁ」

 

(いきなりだったから驚いたが…俺もスポットに戻るか)

 

そんな事を思いつつ俺がAクラスのスポットに戻ろうとすると

 

姫野「えっ…」

 

零「危ない!!」

 

姫野が足を滑らして落ちていく所を目視した時には体が動いていた

 

(結構高いな申し訳無いがせめて姫野だけでも…!!)

 

零「すまない」

 

姫野「えっ?キャ!!」

 

俺はせめて姫野だけでも守る為姫野を抱きしめた…次の瞬間俺に落下の衝撃が伝わってきた

 

(痛ってぇ…ヤベェ…視界が朦朧として…)

 

 

 

 

 

零「んっ…ここは…」

 

俺が目を覚ますと見知らぬ小さな洞窟だった、雨の音が聞こえ外を向くと外は土砂降りだった

 

(確か…姫野と一緒に落ちて…意識を失ったのか)

 

俺が体を起こすと少し離れた所に姫野が見えた

 

俺が姫野に声をかけようとすると…それの前に姫野がこちらに気が付いていた姫野がこちらに向かって来た

 

姫野「目覚めた!?ホントに良かった…」

 

なんて姫路は心配してくれているが

 

(ち、近い…手も握ってるし…)

 

そう、俺と姫野の距離は俗に言うガチ恋距離と呼ばれるような距離だった

 

零「心配してくれてたのか?」

 

姫野「心配に決まってるでしょ!?私のせいで怪我したんだよ!?」

 

零「俺がやりたくてやった事だ姫野が気にすることはない」

 

姫野「でも…」

 

零「それより姫野…」

 

姫野「何?」

 

零「距離が…近いと思うんだが」

 

やっと今の距離の近さに気がついたのか、姫野は顔を赤面させ後ずさって行く

 

姫野「それを早く言え!!バカ!!」

 

零「悪かったって…でも来たのは姫野だろ?」

 

姫野「それは…私のせいで怪我したんだし…目の前で人がこんなにも傷つくの初めてだから…」

 

零「優しいんだな姫野は」

 

姫野「優しくなんてないよ…ただ私のせいで三国君が怪我して私が逃げたとして後から言われるのが嫌だっただけ…全部自分は出来る事をしたという免罪符が欲しいだけ」

 

零「そうだとしても俺が姫野に落ちてから助けて貰ったという事実は変わらない…姫野風に言うならこれも俺の自己満でお礼をしたという免罪符が欲しいだけだ」

 

すると姫野はキョトンとした顔になりすぐに表情を変えた

 

姫野「他の人みたいなタイプだと思ってたけど…三国君面白いね」

 

零「そうか?面白いと思ってもらえるなら嬉しい限りだけど」

 

姫野「面白いって言うか…なんというか…私と似てるって感じ?」

 

零「似た者同士…なのかもな」

 

姫野「Aクラスのリーダー的存在で学年別最優秀生徒と私が…か、過去の私にこの事を言っても信じないだろうね」

 

零「かもな」

 

姫野「かもなって私の事知らないでしょ?」

 

零「帆波から聞いた名前以外知らなかったな…でも、なんかそんな気がする」

 

姫野「なにそれw」

 

(さっきより笑顔が増えてきたな良かった良かった)

 

姫野「それよりさ…どうすんの?」

 

零「どうするって?」

 

姫野「朝の点呼あるから8時までには戻らないと行けないじゃん」

 

零「今は12時半か…雨が止むまでここで待つしかないな…」

 

姫野「いつ止むかな…」

 

零「最悪小雨になったら行こう、流石に今の雨じゃまた滑って終わりだ」

 

姫野「だね…三国君…なんか話してよ」

 

零「なんかってなんだよ…」

 

姫野「ヒマだから面白い話してよ」

 

零「無茶言うな…全く…」

 

俺はこの前発覚した清隆がこの国にいる人なら誰でも知ってるであろう青いネコ型ロボットを知らなかったという話をした

 

姫野「その綾小路君って人ホントに日本人?と言うか人間?」

 

零「人間だぞ…一応」

 

姫野「一応なんだ…でも…それの人Dクラスなんでしょ?」

 

零「Dクラスだからって下に見るのは良くないぞ、確かにクラスポイントを0にしたクラスだがどんな不良品でも不具合の原因を直せばそれは優良品になるんだから」

 

姫野「確かに…下に見てた気持ちはあったかも…同じ同級生なのにね…ごめん」

 

零「まぁ…この学校なら仕方が無いさ、反省出来てるだけでも良いことさ」

 

姫野「三国君ってさ…失敗とかしたことあるの?」

 

零「どうした急に?」

 

姫野「いや…この学校入学して暫く経ったけどさ三国君の名前は沢山聞くけどさ、三国君が失敗したとかそういうマイナスな話を1個も聞いたことが無いんだよね」

 

零「だから失敗とかしたことあるのか…と?」

 

姫野「そういう事、実際どうなの?」

 

零「あるに決まってるだろ、失敗しない人間なんて居ない、確かに高校に入学してから目立った失敗をした事は無いが小さな失敗とかは沢山あるさ」

 

姫野「例えばどんなの?」

 

零「学食にかける調味料間違えたり、端末を持っているのに持っていないと勘違いするとかだな」

 

姫野「なにそれwその程度?」

 

零「実際そんなもんなんだよ…成功失敗なんて、どんなに目立ってる人でも見えない所や小さな所で失敗してるし、逆にあまり目立ってない人でも小さな所で成功してるんだよ」

 

姫野「確かにね…それはそうかも」

 

零「そうじゃないとリーダー的存在の人とか目立った人以外は人生全て失敗してる事になるぞ」

 

姫野「それは嫌だな」

 

零「だろ?誰だろうと失敗して成功してるんだよ…小さな出来事を成功とか失敗って認識するのは人それぞれだけどな」

 

姫野「なんか…面白い話から重い話になっちゃったね」

 

零「だな、止んだかな…」

 

姫野「ホントだ…じゃあ行こうか」

 

零「滑らないようにしろよ」

 

姫野「わかってるよ…気をつける」

 

お互いのスポットに雑談を交わしながら俺達は向かった

 

姫野「じゃあ…私こっちだから」

 

零「おう、スポットまで気をつけろよ」

 

姫野「もう地面もぬかるんでないし大丈夫だよ…ねぇ三国君」

 

零「なんだ?」

 

姫野「この試験が終わったら連絡先交換しようよ」

 

零「あぁ…良いぞ」

 

姫野「じゃ、また」

 

そう言って姫野は去っていった

 

零「さて…もう2時半…明日の為に早く寝たいし急ぎますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫野Side

会う前の印象は一之瀬にカリスマを付け足した感じだと思ってた

 

(何でこんな所に三国君が…)

 

話を聞く程でもないと思いスポットに戻ろうと足を進めたとき

 

(あっ…)

 

私は少しぬかるんでいた道で滑ってしまった

 

(これは…大怪我は免れないかな…)

 

そんな時に

 

零「すまない」

 

姫野「えっ?キャ!!」

 

私は急に三国君に抱きしめられた

 

いつもの私なら当たり前だが無理矢理にでも剥がすが、落ちてるいるという事実と驚きにより何もせずに身を任せた

 

直後私の体に衝撃が伝わった、しかし三国君のおかげか体が少し痛いぐらいは怪我は無かった

 

私の体が異変が無いことを確認して三国君の方を向くと…三国君は倒れたままだった、近づき確認すると意識を付失ってしまっているようだった

 

姫野「どうしよう…雨も降ってきてるし…あれは…洞窟だ…しょうがないか」

 

私は三国君を引きずりながらも雨の中洞窟に向かった

 

1時間程度経って三国君が目を覚ました

 

三国君から言われて気がついたが私達の距離はかなり近い…ガチ恋距離と言うやつだった

 

(何してるの私…そんなタイプじゃないでしょ…でも…嫌な気はしないかも)

 

それから三国君と少し話して私と三国君が似た者同士だという事がわかった…正直…というか以外だった、三国君がこんなにも自分に似てる人種だと思ってなかったから

 

似た者同士だとわかったことで私の中の三国君の評価はこの学校で会った人で1番になった

 

それから私はこの人なら気軽に話せると思い三国君に無茶振りをした、三国君は優しいため私の無茶振りにも答えくれた

 

でも…話の内容の人綾小路君の事を話す時だけ三国君の表情というか…雰囲気が鋭くっていうか…少し変わった気がした

 

きっと何かあるんだろうなと思いつつも私が踏み込むべき問題ではないと思い何も聞かなかった

 

そして…彼に失敗した事は無いのか?という質問をした

 

答えはもちろんYES

 

(そうかな…ホントに聞いたことも見たこともないけど)

 

零「成功失敗なんて、どんなに目立ってる人でも見えない所や小さな所で失敗してるし、逆にあまり目立ってない人でも小さな所で成功してるんだよ」

 

その言葉を聞いたとき何かが私の中で嵌まった気がした

 

確かにその通りだと思った、彼の言う事は正しい、目立っていない私だって成功して嬉しいと思う事もある、そして私はふと思った

 

(私がBクラスが苦手だというのもまだ見えていない部分だけで判断してないかと)

 

一之瀬主体な事は事実だろう…でも私みたいに少し気になってる人も居るかもしれない…

 

それがわかっただけでも今日の今の時間は収穫があったと思う

 

(いや…1番の収穫は三国君と会えた事か…って違う違う!!そんなタイプじゃないでしょ私!!)

 

そんなこんなで雨が止み、私と三国君はお互いのスポットに向かった

 

 

三国君と別れたあと私は今度は滑らないようにと気をつけてスポットに向かった

 

姫野「はぁ…早く寝たい…」

 

(連絡先聞いちゃった…初めての男子の連絡先…)

 

姫野「嬉しい…かも…」

 

私の足取りは行きよりもずっと軽かった

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。

姫野と零は似た者同士(?)なのかもしれませんね

こういうラブコメだけど落ち着いた雰囲気のシーン作者は大好きです

コメントお待ちしてます!!

次回の内容、誰が来る?

  • 綾小路清隆&堀北鈴音
  • 一之瀬帆波&神崎隆二
  • 森下藍
  • 櫛田桔梗
  • 姫野ユキ
  • 椎名ひより
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。