臆病者の恋愛逃避   作:後退り

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どうもはじめまして、後退り と申します。
初のssなので、駄作になるかもしれませんが、読んでいただけたら嬉しいです。




序章「臆病者は叫び物語は始まる」

思春期の迎えた男子は二種類ある。

 

一つは可愛い女の子と交際し、輝かしく、甘酸っぱく、彩り溢れる「青春」を心の奥底から願う者。

 

そしてもう一つが

 

 

女子が怖くて仕方なく、女子の前で自分を見失い、女子から逃げ続け、挙句の果てにはもう女子と関わりたくないとさえ思ってしまう者。

 

 

 

俺は後者だった。

 

特に女の子から酷い扱いを受けたわけじゃない。

告白しまくって振られまくったわけでもない。

 

極々一般的で、何の問題も無く、限りなく平凡に近い人生を今まで送ってきた。

 

それなのに、中学の途中から、はたまた中学を卒業してからなのか・・・女の子が怖くて怖くて仕方が無くなってしまったのだ。

 

 

それでも春はやって来る。

出会いの季節はやって来る。

 

       

    

    恐怖の季節はやって来る。

 

 

だから俺は少しだけ髪を伸ばした、少し目が隠れるくらい。

そうして出来るだけ目立たないようにした。

 

そのおかげかどうかは分からないが、高校に入学してからあまり声を掛けられなかった。

 

女子にも男子にも。

 

決して嫌われてる訳じゃない。

ちゃんと笑って話した事もあるし、俺の悪口陰口なんて聞いた事無い。

 

皆多分俺がどんな奴か大体分かってきて、扱い方も分かってきたんだろう。

実に嬉しい事じゃないか。

 

しかし、どこにも変わり者は居る様で、正直もう勘弁してくださいって思うくらい距離を詰めようとする奴等がいる。

 

しかも女子で・・・。

 

一人は、まぁ俺は覚えてないんだが、幼馴染の 櫻田 美代(サクラダ ミヨ)

明るい、面倒見がいい、煩い、明るい、煩い、そんな奴だと思う。

席は隣だ。

 

 

もう一人は、このクラスの委員長 清水 逢(シミズ アイ)

真面目で、優秀で、何かこう委員長って感じがする。

学年で二番目にモテるらしい。

 

 

さらにもう一人、何で俺なんかに関わってくるのかさっぱり解らない、いいとこのお嬢 月見里 沙紀(ツキミサト サキ)

もう口調から仕草まで何もかもが御嬢様って感じだ。

 

俺よりもこいつ等と関わりたいって思っている奴は山ほど、いや、星の数ほどいるだろう。

 

しかしどうやら神様というのは性根が悪いようで、望んでいるものに与えず、望まないものに与える事がよくある。

 

もう俺には叫ぶ事しかできない。

放課後、女子三人に囲まれている俺には・・・。

 

だから俺は叫ぶのだ。

 

俺の心の不安を、恐怖を、苦しみを。

 

「もう勘弁して・・・マジ怖いから・・・家に帰してぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

 

 

こうして始まるのだ

 

一人の臆病な少年と

 

ちょっと変わった少女達による

 

ちょっと変わった青春が

 

 

 

 

 




現在私は青春真っ只中の筈なのに、何故か友達が少ない、クラスで浮いている、彼女が居ない。
嘆かわしい限りなので、やけくそになって書き始めました。

どうか、どこかに本当の青春があると信じて・・・。
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