臆病者の恋愛逃避   作:後退り

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どうもお久しぶりです。
何の前触れもなく凍結しまして誠に申し訳なく思います。
受験生というものは心内がとてつもない事になっておりまして・・・ええ。

要するに焦ってました。
まぁでももう焦る必要が無くなったのでまぁぼちぼち再開していけたら良いかなぁと。

皆様には大変なご迷惑をお掛けしましまして申し訳ありませんでした。

因みに長い間書いてなかった事と、私が馬鹿な事を理由にとんでもない駄文となっています。(前からそうだったけど・・・)

その事をどうか考慮した上で読んでいただきたいです。

では本編



二十話「臆病者は逃げに徹する」

授業が終わり放課後、帰り支度をしている俺に月見里 沙紀が緊張したような表情で近付いてきた。

何を言われるかは大体察しが付いている。

 

「あの、もしよろしければ一緒に帰りませんか?」

 

「・・・」

 

言葉が出ない。

喉が詰まるような不快感に襲われる。

 

今この場から逃げたとしても、いつか必ず追い込まれる。

いや、もう既に追い込まれているのかも知れない。

 

とりあえず言葉が出ないので首を縦に振った。

 

「はい、ありがとうございます」

 

あぁ・・・もう止めて欲しい。

そんな悲しみを押し殺したような笑顔をしないでくれ・・・。

 

罪悪感とは恐ろしいもので、罰されることがなければ永遠に付きまとってくる。

彼女達が咎めない限り、俺はこの罪悪感に苛まれ続ける。

 

もしかしたらこれが俺の罰なのかも知れない。

彼女達の想いを踏みにじってきた罰。

 

 

 帰り道、どちらも無言のまま歩き続ける。

 

空気は重苦しく、そして冷たい。

俺はもう息を吸うのもやっとの状態だ。

 

唐突に彼女が話し出す。

 

「陸様が覚えていらっしゃるか分かりませんが、中学の頃、私は陸様にお会いしているんです」

 

覚えていない、何も知らない、きっと俺じゃない。

 

思いつくのは誤魔化しの言葉ばかり、逃げるためのものばかりだ。

そしてその言葉を、俺は吐き出すことが出来ない。

 

「あれは私が父と酷く喧嘩し、夜中に家を飛び出した時でした・・・」

 

ふとあの時の事を思い出す。

 

 

 

__________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれは、部活で帰りが遅くなってしまったとある日の事だ。

さっさと帰りたかったので近道しようと人気の無い細道を通った。

その結果・・・

 

「や・・・止めて!!放して!!」

 

「大人しくしなwww」

 

「大丈夫ちょっと楽しむだけだからwww」

 

何かチャラチャラした集団とその集団に囲まれている一人の少女に遭遇した。

 

・・・うん俺は何も見なかった。

ていうか今時こんな事する奴いたのね、驚き。

さて・・・帰るか。

 

もと来た道を戻ろうと回れ右をした瞬間、カランっと鉄パイプのような物を蹴り飛ばしてしまった。

人気の無いこの細道で、音が鳴ると何が起こるか・・・。

 

今居る奴等が音の出た方向に注目する。

 

「オイ!!なんだテメーは?何しにきた!!」

 

「ヤバいっすよ・・・見られてましたよ」

 

いいえ、見てません。

何してたのかなぁー、全然分からんわ・・・なんていい逃れができるはずも無く、あまりに酷と言える判決が下された。

 

「こいつぁボコって口封じするしかねぇな」

 

ボコんなくてもしゃべらねーよとか思いながら必死にどうするか考えた。

 

逃げ道は後ろ一本。

見た感じ逃げてもすぐ追いつかれる。

そして正々堂々立ち向かった所で返り討ちに遭うのは明白。

 

なら、卑怯に立ち向かえばいいか。

 

足元にあるパイプを瞬時に拾い上げ、俺を殴りつけようと近付いてくる男を殴りつける。

 

「痛って!!てめぇ調子に乗りやがって!!お前等コイツぶっ殺すぞ!!」

 

俺が狙ったのは頭だったが、上手く避けられ肩を殴りつけた。

 

マジか・・・不意打ちの一発で動けないようにする予定だったのに。

 

成功していれば驚愕で固まっている隙に逃げやれたが、逆に焚き付けるようなマネをしてしまった。

完全にピンチだ。

 

ヤベェ・・・終った。

 

 

 

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 結局そのあと、月見里の使用人みたいな奴が突然現れて事態を収拾したんだっけか。

事後は何か面倒そうだったから即その場から逃げたんだっけ。

 

自分の情けなさに苦笑してしまう。

 

「あの後、私は助けようとしてくださったあの方をずっと探していました。そうして遂に高校入学の時、遂に貴方を見つけたのです」

 

彼女は今何を思っているのだろう・・・何を思ってそんな悲しそうな笑顔をしているのだろう。

その答えを理解するには、まだ俺の心は幼すぎた。

 

「私は、私、月見里 沙紀は助けていただいたあの時からずっと貴方をお慕いしていました」

 

「・・・」

 

言われてしまった・・・言わせてしまった。

はっきりと好意が分かる言葉を。

言わせてしまった以上、俺は答えなくてはいけない・・・。

 

・・・そして逃なければならない。

 

「・・・分かってないようなら言っておくが、俺はお前を助けた覚えはない」

 

彼女の歩みが止まる。

それ釣られて俺も動きを止めた。

 

「お前がさっきから話してるその男ってのは本当に俺のこ「間違いありません!!」

 

今までに聞いた事のない大きな声だった。

 

「だって、忘れるはずないじゃないですか?忘れられる訳・・・ないじゃないですか」

 

泣いているのだろうか・・・怖くて彼女の顔を見ることが出来ない。

ただ、一言一言に熱が篭っているのは分かった。

 

「男子にしては少し長めの髪、怯えているようでしっかりと前を見ている瞳、傷跡が幾つも残っている顔や腕や手の甲・・・そんなの私の周りでは貴方しかいません」

 

・・・ばれていたのか。

 

自分では隠しているつもりだった。

 

前髪で、昔切りつけられた顔の切り傷を隠した。

長袖で、腕の傷と甲の傷を隠した。

 

まぁ考えてみれば見る機会というものは結構あったかも知れない。

 

「もういいだろう・・・俺じゃない、じゃな」

 

逃げるようにしてその場を去る。

 

「待ってくだ「嫌だ」

 

半ば強引だったと思う。

でも無理だ、彼女の想いに答える事は出来ない。

なら俺は逃げるしかない。

 

そうやって無責任な行動をとる自分を情けなく想い、一人苦笑した。

 

 

 

 




何かやたら手抜き感が激しいですが気にしたら負けです。
違和感が激しくても気にしちゃいけません。

この長い間、本を幾ら読んでも、国語の授業を受けても下手糞なもんは下手糞です。
馬鹿は学びませんので・・・。

何よりこの度は長い間黙って放置して本当にすみませんでした。
心より御詫び申し上げます。



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