錬金術師からの攻撃に逃げる男がいた。
「うわぁ」
奴らの攻撃で吹き飛ばされ”希望の箱”が転がり落ちる。
「やはり持っていたか。暗黒の扉を開く鍵」
『それは違うぞ』
「やっぱり現れたわね。狐ちゃん」
『神様だからな。友を守るためならいつでも現れるさ』
「それがウザい訳だ」
錬金術師が放つ光弾
神と名乗る狐はその剣でたやすく光弾を両断してみせる。
『行くんだ。イザーク!それをアイツに届けてくれ!』
「分かってる。ここを頼んだ!未来の友よ」
イザークは空間に穴を開け、そこに飛び込んだ。
「逃がすか!」
『行かせると思ってるのか?』
「押し通る」
『いや...もう遅いな。未来が定まった』
「ちっ」
『止めたいなら、数百年待つんだな?出来るだろ?錬金術師なら』
「良いだろう。数百年待ってやる」
『ああ、だがそううまくはいかないさ。何せ”仮面ライダーガッチャード”がいるからな』
「ふん、そいつごと葬ってやろう」
『さて、お前達に出来るかな?』
そう言って狐は世界に溶けるように消えていった。
それから世界は数百年の時間を経過させる。
そしてこの物語は一人の転生者が生まれて動き出す。
その日俺の兄はトラックに轢かれて亡くなった。
運転手はそのまま逃げ今だ捕まっていない。
「兄さんを殺した奴は...俺が必ず捕まえる」
その事件から5年...
「兄さん、今日貴方と同じ年齢になりました」
警察官となった彼は兄を轢き逃げした運転手を見事捕まえた。いくつもの余罪があったのだ。
「グフッ...」
そんな彼は今胸を刺され吐血する。
彼の最後は捕まえた男の家族による逆恨み...それによって刺されたのだ。
「あはは、復讐でなした正義は復讐で仕返しされるんだな...」
体から血が抜けて体温がなくなっていく。
「ああ、神様がいるなら...どうか兄と同じ所に...」
『その願い、叶えてやるよ』
「え?兄さん...」
死の間際に聞こえた兄と同じ声...その声に安心感を覚え、その瞳を閉じる。
『連れて行ってやるよ。俺の世界へ...幸せになれよ、友太朗』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「友太朗!起きてよ友太朗」
「んっ...ん~」
眠りから目覚め伸びをする少年...彼の名前は
「やっと起きた~おはよう、友太朗」
友太朗を起こした張本人の名前は
え?何故2号なのかって?それは彼にとって最初の幼なじみは別の子だからだ。未来はその子がきっかけで友達となった。
「今日私親戚のところに行くから、しっかり”響”の事エスコートしてよね?」
「分かってる。ツヴァイウイングのライブだろ?未来のおかげで俺もファンの一人だ。しっかりファン仲間にしてくるさ」
「そこまでしなくていい!ただ響が楽しめるようにしてあげてよ?」
「分かってる分かってる」
「もう~ホントに頼んだからね?それじゃあまあね」
「ああ、またな!」
心配性の幼なじみ2号に心配されながら友太朗はライブに向かう準備をする。
それから数時間、ライブ会場に向かう俺...
「はっはっはっはっ」
待ち合わせから1時間の遅刻中であり全速力で走っていた。ライブも始まっている。
「何でライブ会場まであんなに込んでるんだよ」
イベント時には交通機関が込むもの...
「前世ではイベントなんて行かなかったから知らなかったぜ」
そう、この少年...前世の記憶を覚えているのである。だが、それとこれとは関係ない。今は今世の幼なじみ1号の元へ向かうのみ
「ホパホパ~」
「んっ?」
「ホッパ...ホッパッパ~」
「何だあれ?バッタ?」
全力で向かわなければならない中にも関わらず彼は足を止める。目の前には大きなバッタがいたのだ。
「ホパ?ホッパ!」
そのバッタは友太朗に気付くと近づいてきた。
「な、なんだあああ!!」
驚く友太朗を余所に目の前にまで来たバッタは嬉しそうに
「ホッパ~!」
友太朗の肩に飛び乗った。そして...
「ホオオオパアアアア!!」
突然大声で叫び始めた。耳元で
「うるさ!!」
「ホパ~?」
「あのな~」
怒ろうとする友太朗...だが
「スチーム!」
そこに列車が走ってくる。
「え、ええ!ちょっとまてえええ!!」
その列車は向かって来る。友太朗に向かって
「ホパホパ~」
嬉しそうに声を上げるバッタ
「お前が呼んだのか?ふざけるなあああ」
必死に逃げるが列車はどんどん迫って来て
「も...もうダメ...」
「スチーム!」
列車に食われたのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
列車に食われた先は現実離れした場所...正に異世界だった。
「んっ?なんだあれ?」
そこには99枚のカードが浮かんでいた。
友太朗は本能で理解する。
「このカード達...生きてるのか?」
「その通りだよ」
「え?」
そこに一人の男がやって来る。
「貴方は?」
「僕の名前はイザーク...”イザーク・マールス・ディーンハイム” 。この子達”ケミー”を作ったものさ」
「ケミー?」
「そう、この101体の人工生命体さ」
「凄い!」
友太朗はただそんな感想しか無かった。
「君が選ばれし者なんだね」
「え、選ばれし者?」
「そう、ホッパー1がなついてる。それに聴いていた特徴と一致するしね」
「聴いていた?誰に?」
「それはいつか彼に聴くと良い。僕は君にこの”ホッパー1”と”スチームライナー”そして...」
そう言いながらイザークはオレンジ色の箱を取出す。
「この”ガッチャードライバー”を託す」
「ガッチャードライバー...それにバッタがホッパー1で列車がスチームライナー...」
「ホッパー」「スチーム」
確認するように呼ぶと2体が反応してくれる。
「ケミーは悪意に触れると...”ノイズ”をよびよせてしまう」
ノイズ...それは人類だけを炭化させてしまう生きた自然災害である。
「そんな...」
「だが勘違いはしないで欲しい。ケミーは悪ではない。純粋なんだ」
「純粋...」
「そう、純粋故に人の善意にも悪意にも染まりやすいんだ」
友太朗はホッパー1達を見る。
「ホパ~」
「悪意が人とケミーを錬成してしまい”マルガム”にしてしまう。マルガムの悪意はバビロンを開いてノイズを呼び寄せる。だが、ノイズ...ひいてはマルガムにすら対抗しうる物...人の善意とケミーを錬成した戦士なら奴らに対抗出来る。その名も」
イザークが続き言おうとしたとき、突然イザークが消え始める。
「イザークさん」
「どうやら時間のようだ」
「そんな...」
イザークは友太朗の肩掴む。
「いいかい友太朗君、ホッパー1とスチームライナー以外のケミーは君の時代では世界中に散らばってしまっていて行方不明なんだ。だからその二体と協力して101体のケミーを集めてくれ!」
「...分かりました!俺は、全てのケミーと友達になります。俺の善意で全てのケミーを悪意から守ります」
「さすが、彼の弟だ...頼んだぞ!友太朗!!」
そうしてイザークは消えた。
そして元の場所に戻っていた。
だが、周りの様子は違った。
「きゃあああああ」「ノイズだああああ」「逃げろおおおお」「そこ退けええ」
周りは阿鼻叫喚だった。
「響!」
友太朗は幼なじみ1号の元に向かうべく、人の波を逆らって行った。
「Gatrandis babel ziggurat edenal-」
まるで世界に響くような歌声が聞こえる。
「Emustolronzen fine el baral zizzl-」
「この声...奏さんのだ!」
友太朗は自分の推しの歌姫”
「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el zizzl」
歌が終わると同時に会場に突入した友太朗に目を覆うような強い光が襲う。
「なんだ!!」
そして光がやんだ先には...
「そんあ、奏...いやあああ」
涙を流し叫ぶツヴァイウイングのもう一人の歌姫”
「響!!」
胸から血を流し倒れている。友太朗の幼なじみ1号”
友太朗は響の元に駆け寄る。
「響!響!!」
「ゆう...たろう...」
「そうだ!友太朗だ!!」
「はははは!消えたわ!!天羽奏が!!...次は風鳴翼!!あなたよ」
その声に振り向いた友太朗の目には炭化して塵になってしまう天羽奏とそれをあざ笑う化け物...”そして化け物中で泣くケミー”が見えたのだ。
「ゆるさねえ!」
「あら坊や、何が許さないのかしら?」
「お前は俺の幼なじみを傷つけた。お前は俺の推しを亡き者にした。お前は俺の推しの相棒を泣かした。そして...」
友太朗は駆け込み化け物を殴る。
「坊やの軽いパンチなんて効かないわよ」
「そして!...俺の友達候補を今泣かしてる。だから...ホッパー1!スチームライナー!俺に助ける力をくれ!」
「ホッパー」
「スチーム」
するとさっきまで実態だった2体がカードになる。
そして友太朗はガッチャードライバーを腰に付ける。
「な、何?」
「ホッパー1」『ホッパー1』
「スチームライナー」『スチームライナー』
友太朗は二体のケミーカードをドライバーに差し込む。するとドライバーから待機音が鳴る。
「貴様!何者だ!!」
「やあ、未来からの友よ。君の弟がついに至るよ」
『ああ、遂に始まるんだな。アイツの物語が...」
「さあ!」
『いけ!』
「『君/お前の字は!!』」
「俺の名は!”仮面ライダーガッチャード”だ!!」
友太朗はガッチャードライバーのレバーを引く。
「変身」
『ガッチャーンコ...スチームホッパー』
友太朗の姿が変わる。仮面ライダーへと
「仮面ライダー...貴様が都市伝説に出て来る正義の使者か...だが、所詮ガキ、たいしたことないだろ!!」
化け物が鎌からエネルギー刃を飛ばしてくる。
「避ければ風鳴翼やガキは真っ二つだ」
「”マルガム”お前からケミーを解放する。」
そう言うやいなやガッチャードは消える。
「消えた?直線上にいた。風鳴翼や女のガキも一緒に」
マルガムは直線上に人質を作りながら攻撃をしたはずなのにその人質ごとガッチャードは消えたのだ。
「どこに行った」
『~♪』
「音?」
音に反応し振り向く。そこにはドライバーから待機音を鳴らし片足立ちするガッチャードがいた。
「いくぞ!!」
ガッチャードはドライバーのレバーを引く。
『スチームホッパー・フィーバー』
するとガッチャードがマルガムに急接近”ライダーキック”を喰らわせる。
「がああああああ」
悲鳴を上げたマルガムは倒れ、人間からケミーが分離しガッチャードの元へ向かう。
「カマンティスか。よろしくな」
「カマ~」
そのままガッチャードは響を病院につれてこうと考えたが...
「「「「動くな!!」」」」
黒服の男達に囲まれてしまい。
「・・・」
抵抗の意思がないことを示すため両手を挙げたのだった。
「あれが、ケミーの守護者...仮面ライダーガッチャード...」
「サンジェルマン、どうするの?」
「局長の指示を仰ぐ」
「局長が動くとは思えない訳だ」
「いいえ、局長も動かざる得ないわ。何せ”裏切り者”イザークと仮面ライダーギーツが言っていた者が現れたのだから」
ありがとうございました。
初めましての方は初めまして、私の作品を見ている方はいつもありがとうございます。
ケントxvです。
私の作品はシンフォギアから始まりました。そして一番人気は”個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミア”つまり、ヒロアカか仮面ライダーなのです。
ならばシンフォギアと仮面ライダーをガッチャンコしてみた次第です。
ここでこの作品の注意点...この作品はギーツのヒロアカとつながるお話です。
もし順調に連載を続けたとしてもギーツのヒロアカ進行具合によって連載がストップします。具体的にはシンフォギアGXに入れません。
やる気を上げるためにもこの作品と個性【仮面ライダーギーツ】のヒーローアカデミアのお気に入り登録と評価をよろしくお願いします。
ギーツのヒロアカへのリンクはこちら【https://syosetu.org/novel/297207/】
それと締めの挨拶を募集中!よければ感想にお願いします。
それでは次回をお楽しみに