呪術廻戦トロフィー[新たな呪術の聖地]獲得RTA【追加DLCあり】   作:片腕のシオマネキ

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最近あんまり書いてなかった長めの小説パートを書いたら文字数がかさみすぎて内容が進まなかったので初投稿です。


ま、あと山場が0巻しかないから、多少はね?


パート7 呪術廻戦0~前編

 前日譚のRTAはっじまるよー

 

 とは言っても今は百鬼夜行の半年以上前の2017年の4月頃なんですけどね

 前回からゲーム内で大分間が開いているので現在の状況説明から始めましょうか

 現在、呪術廻戦0までにやっておくことは大半終わっており、九十九さんとのイベントも天元に接触するだけの状況なのでトロフィーまではあと一歩の状況です。ま、その一歩が月面への一歩並みに大変なんですけどね

 

 次に戦力ですが現在の出雲勢力の強さは大体加茂家くらいです。最初に比べれば破格の成長なんですが未だ呪術総監側の戦力の1/5くらいにも満たないくらいです。これどうすんだよ……

 

 一応個別の戦力としては拾ってきたメカ丸と棘君が1級術師、真希ちゃんが準1級術師になっています。実際の強さは真希>>>メカ丸≧狗巻くらいなんですが、禪院本家からの妨害でここら辺までしか上がってません。しかし、伏黒が2級で入学して鳴り物入りとか言われてるので十分凄いと思います。まぁ後、等級は対呪霊の物差しってそれ一番言われてるから。

 なお、原作通り三人は京都と東京の高専に行ってもらいます。乙骨は周りの術師が強いと強化されるのを利用して確実に夏油ボディを羂索に渡さないようにしたいので、三人とも東京に行かせてもいいんですが、最悪の場合にホモ君を護衛してくれる人間を傍に残したいのでメカ丸は出雲住みで京都に行ってもらいます。操作範囲が狭くなったとはいえ、依然出雲から京都周辺までくらいなら余裕で届くので傀儡だけは京都校に送り込めます。

 あと、若者から青春を取り上げるなんて許されてないんだよ(メカ×三輪勢並感)

 

 

 では三人の子供達を高専に送り出したら夏油が宣戦布告するまで倍速……と行きたいところですがまだまだやることが残っています。

 まず夏油には年末の百鬼夜行でなるべく高専側の戦力を削ってもらいたいので夏油側への戦力供与を行います。具体的には封入式の簡易領域と呪具の供与を予定しています。

 簡易領域の方は繋がりがバレるとめんどくさいので呪符ではなく、原作通り杭に封入しておきます。

 次に呪具ですが森山家所蔵の呪具は軒並み放出しちゃったのでもうありません。ですので量より質、八岐大蛇産の呪具を渡すことにしましょう。

 前にもお話しましたが八岐大蛇君は弱体化ギミックがあって倒すと強力な呪具をドロップします。加えて、時間経過で強化されて復活するので繰り返し入手ができます。

 

 ではでは八岐大蛇君の討伐に行きましょう。いくぞーデッデッデデデデ(チーン)

 

 まず初回は純粋に術式と体術で挑みましょう。初回以外はハメ殺しするのでま、多少はね? 

 割と長い間フィジギフと訓練をしていたおかげか身体能力も向上しました。なんと初期ステータスの倍以上です。なお初期値。

 所定の場所に着いたらお酒をおいて術式で日本刀を作りましょう。

 

【八岐大蛇が現れた】

 

 はい。出て来ましたね。お酒を置いているのでお酒に向けて突出していくのでその間に式神を出しておきましょう。

 お酒を飲んだ大蛇君はぐでんぐでんに酔っぱらって動き、呪力操作もフニャフニャになります。今の隙に首を順々に術式反転で呪力に分解していきます。

 最後の一本になると途端にやる気を出し始めるので式神(プニキ)に抑えてもらっときましょう。耐久力と馬力に厚く振ってるので特級相手にもある程度は対抗できます。暴れんなよ……暴れんなよ……

 あ、最後の一本は必ず直前に作った剣で首を刎ねましょう。

 

【八岐大蛇を倒した!】

【経験値を手に入れた!】

【アイテムを手に入れた!】

 

 はい。八岐大蛇君をあっさりと倒せました。経験値もウマウマですがもう強敵と戦う予定がないので、本命はドロップした呪具の方です。

 

 [天叢雲](アメノムラクモ)

 等級:特級

 分類:太刀

 効果:あらゆる術式、呪いへの適応

 

 はい、キマシタワー

 特級呪具、天叢雲です。刀自体はめっちゃ耐久力が高くて、めっちゃ切れる普通に超高性能な太刀ですが、真価はその効果です。あらゆる呪具、術式などに適応し、完全適応後はなんでも豆腐のようにすっぱり切れるとか言うぶっ壊れ効果を持っており、これにかかれば五条の無下限バリアごと切って2.5条にすることも可能です。

 また、この呪具は倒すときに刃物で倒すという条件こそありますが繰り返し産出するので二刀流天叢雲とかもできます。保険含めて百鬼夜行までにあと3本は確保しておきたいです。

 

 ではでは内容こそ変わりますが後は同じ内容の作業なのでダイジェスト動画でお送りしましょう

 2回目は酒→封入式簡易領域を飲ませて内側から7つの首を破壊し、術式で作ったマチェットで首を刎ねます。

 3回目は酒→極ノ番を複数起動でダメージを与えてから術式で作った断頭台で首を刎ねました。ここで分かったことは大蛇の出現条件の刃物ってめっちゃ判定ガバガバなことと、呪符創術の極ノ番、準備さえしとけばポンポン連発できることです。(尚、創る時のコスト)

 

 これから4回なんですがここから行動が変化します。まず、酒に見向きもしなくなります。しかも初手から領域を使って来るので領域対策がないと死です。簡易領域もあるんですがこの際、他の所で使うかもですので普通の領域展開も修得してしまいましょう。

 まぁ、もう既に経験値もステータスも足りているのでスキルを習得するだけなんですが。

 

【領域展開を習得した!】

 

 よしよし、無事に修得できましたね。効果は「呪力を帯びたものを呪力と呪符に分解する」ですか……。羂索とかもそうなんですが術式反転が領域ってどういうことなんですかね。

 では次にカスタマイズしていきましょうか。普通は領域のカスタマイズとかは領域がセットの術式とかじゃないと困難ですがホモ君は結界術がカンストしてるので余裕です(王者の風格)

 

 まずは脱出不可と必中を外しましょう。これによって押し合いに強くなります。

 おまけに自分にも当たるようにしましょう。当たったときに威力が増大します。

 なんだったら結界に術式を付与するのをやめましょう。簡易領域に強くなります。

 こうしてできたのは原作伏黒みたいな閉じ込められない、必中しない領域になりました。

 一応、ちゃんと完成した領域なので押し合いに強く、術式のポテンシャルを引き出す効果は滅茶つよなのでホモ君の領域内に放出した術式に触れるだけでゲキ強分解効果が発生するようにはなりました。

 

 ここで皆さん、「カスタマイズしない方が強くね?」と思われると思いますが正にその通りです。というのもこの領域は現状の仮想敵である八岐大蛇とホモ君の弟を筆頭にした出雲の術師に特化した領域だからです。

 

 まず、八岐大蛇ですが実演してみましょう。今回の刃物はチェーンソーです。

 八岐大蛇のいるところに入って認識されると直ぐに【大きな呪力が練られている……】と領域展開されるメッセージがでてきますのでこちらも領域を展開しましょう。

 

「領域展開 字上字曝(じじょうじばく)

 

 領域を展開したら維持と呪式の展開だけしながらさっさと領域外に逃げましょう。都合のいいことに、このまま待っていれば的が大きく、所定の場所に居続ける仕様がある大蛇には必中も脱出不可とかのことも関係なく呪式を充満させれば大ダメージが通るのでそのうち倒せます。

 少し外で待機していると体の大半を呪符に分解されて虫の息になった大蛇が出来上がるので領域を解除してチェーンソーで首を刎ねましょう。

 

【八岐大蛇を倒した!】

【経験値を手に入れた!】

【アイテムを手に入れた!】

 

 説明の続きです。領域の仮想敵その2である出雲の術師ですが、ぶっちゃけ謀反対策です。現在絶賛武力支配中のホモ君はいつ身内に裏切られても不思議じゃないです。

ま、もし戦っても大抵の奴には負けんがね。と言いたいところなんですが、ホモ君の弟やその他数名の親戚は前回紹介した森山家相伝の術式、「横綱相撲」を持っています。

 この術式の領域が双方無害且つ勝った方にバフなので滅茶苦茶押し合いに強いんですよね。しかも領域の効果で呪具や事前に作った呪符などの装備品が外されるとか言う効果もあるのでそれらに頼りきりのホモ君には天敵です。というかおそらく義足が没収されるので強制負け試合(初手膝立ちで負け)を押し付けられて無限パワーアップされると思います。

 あと、それ以外の出雲の術師もなーぜーか領域対策がバッチリなので普通の領域だとやりにくいです。

 誰だよ! 天敵が近くにいて負けフラグを自分で作るチャートつくったやつ! 

 

 では、気を取り直して忘れないうちに夏油に武器を流しに行きましょう。

 渡すのは前述した簡易術式の杭と天叢雲を2本渡しておきましょう。恐らくミゲルが持つことになるので、もしも、もしも乱数が滅茶苦茶良かったら五条をミゲルがすっぱり逝かせてくれるはずです(0勝)

 

「すまない。こちらも悟への対策は考えてきていたがサブプランがあるのは助かる」

 

 因みにもう一本は恐らく夏油が持ちますが乙骨が勝つことは既定路線です。まぁ、底なしの呪力への適応とかできるわけ無いので当然なんですけどね。

 

 これで呪術廻戦0までにやることが済んだので動きがあるまでカットです。

 

 

 

 

 

 入学から早いもので半年以上経ち、もうすっかり年の瀬という頃だった

 

「どーした憂太」

 

 急に足を止めて後ろを振り向いた憂太にパンダが問う。

 

「いや、なんか嫌な感じがして……」

 

「気のせいだろ」

 

「気のせいだ」

 

「おかか」

 

 同級生の満場一致で気のせいと断じられる

 それもそのはずだ。リカという特級の力の塊が四六時中そばにいれば鈍くなるのは当然だ。

 乙骨が抗議の声を上げるが呪力感知の鈍さは自他共に認めるところなのでそのうち話題は流れてしまった。そんな何でもない青春の一幕だった。これがその後の嵐の前の静けさだとも知らずに。

 

 そんな学生たちの様子を眺めつつ、渋い顔をした二人の大人は話し合っていた。窓の外を眺めつつ、厳つい中年の方、東京都立呪術高専の学長、夜蛾正道が口を開く

 

「……未だに夏油の動向は掴めん。やはり、お前の杞憂じゃないのか?」

 

「学長、残念ながらそれはあり得ないです。僕が傑の残穢を間違えるわけがない」

 

 もう一人の方、五条悟の断言は一定の説得力があった。五条の青春時代を共にすごした親友、夏油傑との関係とこの男の能力の高さを知っていれば納得がいくものであった。

 しかし、それとは異なる報告、それも信頼がおける報告が他方から入っているのも事実であった。

 

「だが、出雲からの報告では件の時間帯周辺に四国にいたという報告が上がっているんだ」

 

 出雲からの報告、それは豊一が出雲勢力を掌握した後に時たま、高専へ寄こされるようになった夏油の目撃情報や夏油と見られる事案の報告であった。この報告はなかなか侮れず、これによって夏油の本拠地が関東近郊にあることや一派を率いていることなどが現状分かっている。

 だからこそ、二人の教え子の相反する報告をどう扱ったものか夜蛾は思案していた。

 だが、その思案は不意に感じた気配に中断される。

 

「ガッデム! 噂をすればだ! 校内の準1級以上の術師を正面に集めろ!」

 

 

 

「珍しいな」

 

「憂太の感が当たったな」

 

「しゃけ」

 

「?」

 

 呪術高専の正面玄関前ロータリー、そこに飛来してきた大きなペリカン型の呪霊に向き合いながら三人はそれぞれ戦闘態勢をとる。因みに感知した当人の憂太のみがボケっと突っ立っていた。

 飛んできたペリカンは明らかに普通の生物ではなく呪霊であることは間違いない。そしてその足に乗ってきた五条袈裟を着た男も降り立つ。三人の警戒をよそに袈裟の男はウンザリした顔で辺りを眺める。

 

「変わらないね。呪術高専は」

 

 続いて幾人かの呪詛師、女子高生風の二人と乳首にハートのニップレスをつけた上裸がぞろぞろと高専に降り立つ。

 一方の女子高生がパンダを見つけるとはしゃぎながら勝手にシャッターを切りまくっていた。当の本人は煙たがってシッシッと手を振っていたが何かを感じた二人(棘と真希)はじりじりと後ろに下がっていた。

 

「お前ら、下がれ。アレはヤバい」

 

「こんぶ」

 

「え?」

 

 普段、担任(五条)の教育によってすぐに悪乗りをし始める同級生が何かを思い出したのか珍しく真剣に警告するのを見て驚いた憂太だったがその驚きは次の瞬間に別の驚きで塗替えされたのだった

 

「はじめまして、乙骨君。私は夏油傑」

 

「え、あ、はじめまして」

 

 目にも止まらぬ速さで夏油が接近し、懐に入り込まれたのだった。

 いまいち状況の読み込めていない憂太が吞気に挨拶をかえすとそのまま夏油は両手を握って語りかける

 

「君はとても素晴らしい力を持っているね。

 

「私はね……大いなる力は、大いなる目的のために使われるべきだと考える。今の世界に疑問はないかい? 

 

「一般社会の秩序を守るために呪術師が暗躍する世界さ。

 

「つまりね、強者が弱者に適応する矛盾が成立してしまっているんだ! なんて嘆かわしい!」

 

「はぁ……」

 

 熱量に押されてか乙骨が曖昧に頷くと夏油はさらに親しげに肩まで組んでさらに続ける

 

「万物の霊長が自ら進化の歩みを止めているわけさ。ナンセンス! そろそろ人類も生存戦略を見直すべきだ! だからね、君にも手伝って欲しいんだ」

 言っていること自体は大言壮語と取られても心の底から言っているのか不思議と胡散臭さは感じなく、憂太は何を言いたいかを測りかねていた。

 

「何をですか?」

 

 

「非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界をつくるんだ」

 

 だが、さらりと告げられた目的にその場の全員が固まった。

 その場の夏油以外の誰も言っていることは理解できなかった。いや、呪術師として理解してはいけない思想であり、狂信者のようにそれを心の底から言っている目の前の男への警戒が跳ね上がった瞬間であった。

 

「僕の生徒に変な思想を吹き込まないでもらおうか」

 

 その緊張を破ったのは五条悟であった。背後には夜蛾を筆頭とした高専所属の術師たちが集まって来ており、何時戦闘になってもおかしくはない状況だが、夏油はそれを意に介さず五条に対して満面の笑みになって応じる。

 

「悟―! 久しいね!」

 

「まずはその子から離れろ、傑」

 

 五条がすげなくかえすと、夏油の興味は学生に向く

 

「今年は粒ぞろいだと聞いたが、なるほど、君の受け持ちか」

 

「特級被呪者、狗巻家の最高傑作、突然変異呪骸。そして禪院家の落ちこぼれ、呪術を使えない猿」

 

 前半の三人? のことは嬉しそうに話すが最後の一人へは明確な侮蔑を込めての言葉であったが当の本人は気にすることなくふてぶてしく返す。

 

「豊一から聞いた事がある。オマエも豊一も悟も無様にその猿にボコられたってな」

 その夏油だけでなく五条をも巻き込んだ口撃に夏油の表情が蔑みから苦々しい記憶を掘り出された顔へとかわる。

 

「なるほど、豊一の関係者だったか、道理で猿のくせに準1級にまでなっているわけだ」

 

「一体、どういうつもりでここに来た」

 

 夏油は真希に興味がなくなったのかため息をついて乙骨の勧誘に戻ろうとするが、五条が間に割って入る。

 その問いを待ってましたと言わんばかりにニヤリと笑って声を張り上げる。

 

「宣戦布告さ!

 お集まりの皆々様方! 耳の穴かっぽじってよーく聞いて頂こう! 来る12月24日、日没と同時に我々は百鬼夜行を行う。場所は呪いの坩堝、東京、新宿! 呪術の聖地、京都! 各地に千の呪いを放つ。下す命令は勿論鏖殺だ! 思う存分呪い合おうじゃないか」

 

 呪術界の要である呪術高専で、それも現代最強を始めとした等級の高い術師たちの前で、前代未聞の呪術テロの犯行声明を声高に叫んだのであった。

 

 

 

 

 

 夏油が宣戦布告しましたね。ですが出雲勢力に応援要請が来ませんね。おそらくですが羂索が妨害工作として通じている上層部にそれとなく夏油と通じているっぽい情報を流したんでしょう。

 一応、これまでに夏油の情報を積極的に流したり、従順なふりをしていたので、本気で疑われているわけではないみたいなんですがね。

 まぁ、戦力を失わないので相対的に戦力が伸びるので都合がいいんですが0巻に介入したいので高専に直接参陣を表明しに行きましょう。

 オッスオッス、夜蛾セン、五条! 参戦するぞ!参戦するぞ!参戦するぞ!...なんで参陣出来ないんですか(電話猫)

 

「豊一、済まないが上からの圧力が掛かっていてな、私の一存では覆すことはできないんだ」

 

「まぁ、上の好きそうな足の引っ張り合いだろうね。最近勢力を伸ばしてる出雲にこれ以上存在感を増されたくないってことでしょ」

 

 あ~、確かに五条の考えもそれっぽいですね。どちらにせよ高専側に微塵も疑われていないことから夏油の情報を売っていたことは無駄じゃなかったんやなって思います。

 一応、夏油側への忖度で偶に欺瞞情報を流してましたがどこまで効果があったかは謎です。

 五条がと夜蛾センがなんだかんだいってますが前述の戦力問題のこともあるので「自分一人で高専で待機する」と答えましょう。どうせ夏油が来るのは高専の方なのでこっちのほうが都合がいいです。

 なんか今さっき五条とホモ君の友情を感じさせられるエモい会話が繰り広げられましたが正直ロスです。というか何気に五条からの好感度高いっすね……おそらく自分と同じく教育による改革を目指している+114点、とは言いつつ現状、暴力に頼っているシンパシー+514点って田所ですかね。まぁ、これから裏切るんですけどね(ゲス顔)

 

 

百鬼夜行の対策会議の数日後、呪術高専の東京校の学長室に学長である夜蛾と元教え子二人が集まっていた。学長と勢力の長、御三家の当主という顔ぶれを考えれば近日予定されている百鬼夜行の対策のための話し合いであろうと考えられるがその雲行きは怪しいものであった。

 

「ウチは参陣するなってことですか?」

 

「済まない、上から圧力が掛かっていてな。私の一存では覆せんのだ」

 

「まぁ、上の好きそうな足の引っ張り合いだろうね。絶賛勢力を伸ばしてる出雲にこれ以上存在感を増されたくないってことでしょ」

 

というのも豊一率いる出雲勢力だけに協力要請が来ていないのだ。

それどころか夜蛾には総監部上層部から直々に秘密裏に出雲の参陣を防ぐようにという指令が出ているのだ。曰く、夏油と通じている疑いがあり、万が一にも重要な場面での裏切りが云々というものだった。

 

「どうする?別に僕も無理して出て来なくてもいいと思ってるんだけど。」

 

普段なら気に入らないことは上層部に圧力をかけに行く五条にしては珍しくまともだった。確かに御三家やアイヌ、その他地方勢力に応援を要請し、問題なく受理されたため、これ以上の戦力は必要が薄い。無論、戦力はあればあるだけ良いのだが。だが豊一は五条の提案を突っぱねる

 

「いや、俺だけでも参戦する。出なかったらそれはそれでケチ付けてくるだろうし、勢力全体じゃないなら存在感もクソもないでしょ」

 

「とは言ってもお前も出雲勢力の人間だ。しかも夏油との内通が疑われている。単独でも参加は認めらないだろう」

 

しかし、夜蛾も苦言を呈する。普段、教え子の五条の手綱を握れていなかったり、隠していることはあるが基本的に組織人としては上からの内密な指示も無下にできないのだ。

 

「じゃあ当日は参戦せずに高専で待機してるよ。」

 

それに対して豊一の反応は肩透かしだった。だが不意に五条の肩を掴んで

 

「だから死ぬ気で夏油を生きたまま引っ張ってこい。オマエが変な気を回してるが関係ない。二人で、いや、家入含めて僕たち三人でアイツに引導を渡してやるんだ!」

 

「っ、ははは。素に戻ってるぜ」

 

それは友人を殺す重責を自分一人で背負い込むつもりだった最強への友人としてのワガママであり、気遣いであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ではではやることが終わったので今回はここら辺で終わることにしましょう。

 次回は百鬼夜行から! ご視聴ありがとうございました

 




何時ものように前回とかに入れるところがなかった事ですが、ホモ君から拾ってきた子たちへ教えていたことは普通に呪術的な事の他に強いやつの見分け方とその逃げ方です。

唐突ですが、領域展開についての筆者の解釈をサンドイッチに例えて説明しとうございます。
まず、結界をパン、術式をバター、具材を領域内の人間、簡易領域をオブラートとします。
普通の領域はパンにバターがまんべんなく塗られて融合しており、具材がパンに挟まれた時点でバターにも当たっています。(必中の領域)
具材の方がバターに触れたくないときは具材をオブラートに包むことでパンと具材が直接触れることを回避出来ます。(簡易領域)
そこで回避させないよう個体のパンには強いが液体には効果のないオブラートを貫通させる時にはバター単体をぶつけてやる必要があるので溶かしたバターを他の器にいれてオブラートごと浸すのが伏黒が対レジィ様にやったであろうやつです。
因みにホモ君の領域は外殻がちゃんとあるのでパン(結界)と内部の溶けたバター(術式)を融合させないようにするという地味な高等技術を使っています。ビバ結界術カンスト

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