呪術廻戦トロフィー[新たな呪術の聖地]獲得RTA【追加DLCあり】   作:片腕のシオマネキ

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久しぶりにちゃんとした?小説パートを書き始めたらほぼ進みませんでしたので初投稿です




パート8 呪術廻戦0~中編

 12/24日、普段は学生に限らず数多の術師や補助監督員など多くの術師が集まる呪術高専の東京校もこの日ばかりは閑散としていた。 

 そんな呪術高専の一年教室。乙骨憂太は一人で自分の席に座ってぼーっとしていた。

 多くの高専関係者は新宿に向かっているため、授業もない。

 そんな時に勢い良く教室の扉が開かれる

 

「真希さん、狗巻君」

 

「今週は授業ねぇだろ。何してんだ」

 

「明太子」

 

 二人は教室に入ってくると自分の席に座る。学長お気に入りのパンダがいないことを除けば普段の教室のようになったため、とりあえず憂太は聞かれたことに答えることにした。

 

「いや、寮にも誰もいないし、落ち着かなくて。というか真希さんも狗巻君も今朝から見なかったからてっきり新宿に行ったのかと……」

 

「まぁ、2年以上は京都に遠征中とかだしな。私たちは新宿に行くなってお達しがあったから元々不参加の予定だわ」

 

「しゃけ、しゃけ」

 

 等級はともかく経験の足りない、それどころか爆弾を抱えている自分ならまだしも一年生とはいえ経験も等級も高い二人が参加できないとはどういうことか測りかねていた。

 そんな考えが顔に出ていたのか真希が乙骨に問いかける。

 

「政治だよ政治。私たちが出雲から来てるってのは知ってるだろう?」

 

「こんぶ」

 

「ああ、うん」

 

 確かに前にパンダがそんなような事、真希と狗巻が出雲という勢力のお偉いさん? に育てられた事を言っていたような気もするがそれと今回の不参加は関連が思いつかない。

 

「出雲ってのはな、元々、10年前くらいはクソ雑魚い勢力だったんだ。それを豊一が色々やって最近やっとそれなりの規模の勢力になったんだ。

 だけどそれを気にいらない上層部の連中がこれ以上影響力をつけないようにってことで今回だけじゃなく色んなとこで出雲自体が参加を拒否られてんだ」

 

「なるほど……? 因みにその色々って?」

 

「クーデター起こして勢力纏めて、子供を人買いして来て戦力にした」

 

「え!?」

 

「しゃけ、こんぶ、つくだ煮」

 

「ええっ!?」

 高専生のみに伝わる狗巻の言葉を翻訳すると「それで買われて他言出来ない契約を結ばされてるのが自分と真希、それとあと京都のメカ丸」と言っている。困惑と心配をする乙骨をよそに真希は懐から男物の財布を取り出しながら続ける。

 

「因みに今朝は棘と一緒に何にもしなかったら、それはそれで文句付けられるからってわざわざ高専に来てる豊一をからかいに行ってた。これ戦利品」

 

「しゃけ、いくら」

 

「えぇ……」

 

 真希はいつも悪ノリをする時の意地悪い顔をしたかと思うと懐からとりだした財布をあさり始める。多分、契約云々の話は冗談だろうと察した乙骨をよそ真希は財布の中から高額紙幣だけを抜き取って床に投げ捨てる。当然のようにクレジットカードやキャッシュカードは狗巻によって抜き取られている財布は普段詰まっているものが空いたためか、空いた隙間から挟まっていた四つ折りの紙がでてくる。

 

 拾って開いてみれば少し日焼けした写真。何度も開いて折ってを繰り返したらしく、くたびれた写真に写っているのは高専の教室を背景に丸サングラスをかけた五条とそれに肩を組んだ独特な前髪の男、車椅子に座る笑顔の似合うスキンヘッドの男にそれの後ろで裏ピースをしている女子生徒の写真であった。

 因みに女子生徒の人差し指と中指の間にはタバコが挟まっている。

 

「これがその豊一さんって人? 一緒に写っているのは五条先生と家入さんとこの間の……」

 

「そうみたいだな。写真の日付からしてアイツが高専辞める半年前くらいか」

 

「そっか……」

 

 乙骨は考える。五条がどんな思いで親友を殺しに新宿に向かったのか、あの写真を大切にしていた人間がどの様な気持ちで東京に来ているか、想像がつかなかった。

 

(僕だったらどうするだろう)

 

 自分が同じ立場出会った時、友達を殺せるか、そんな風に思考を巡らせていた時

 

 

 

 

 

「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」

 

 

 

 

 

 教室にいた3人は瞬時に異変に気が付く。窓の外には暗闇が広がっていき、高専を包み込んだのだった

 

「帳!? 誰がどうして?」

 

「さあな。だが、異常事態なことには変わりないだろ。電波も遮断されてるから私が帳の外まで出て応援を呼ぶ」

 

「しゃけ! 高菜、ツナマヨ!」

 

 狼狽える乙骨をよそに経験の長い二人は瞬時に行動を開始する。真希はすぐさま電波の遮断を確認すると増援を呼びに帳の外へ、狗巻は乙骨共に高専内の戦力との合流へとそれぞれ駆けていくのだった。

 二人の行動はそれぞれ自分の役割を理解した最適な行動だったと言えるだろう。

 

 

 

 

 

 それを教えた本人が下手人と繋がっていなければ、であったが。

 

 

 

 

 

 

 東京 新宿

 

 様々な形の異形が新宿を埋め尽くしている。人払いがなされているため、民間人はおらず呪術師たちが相対するのみであった。

 今か今かと開戦に神経を尖らせる両陣営の術師達であったがその中で五条と異邦人だけがお互いを意識していた。

 

(めんどくさそうな奴がいるな……本人もだが腰に下げてる呪具が二つとも遠目からでもめんどくさそうな呪いが籠っていることがわかる)

 

「成程、アノ包帯カ」

 

 五条とミゲルはビルの屋上と地上という遠く離れた距離からでもお互いを意識しあっていた。

 だが五条はそれ以上に夏油が姿を見せないことに疑問を抱いていた。

 

(目立ちたがり屋なあいつが姿を見せないのは妙だ……京都からの報告もないし……) 

そこへ駆けてきたのは伊地知だった。補助監督員は戦線から離れた場所にいる手はずなため、こうして来たことは急ぎの場合であった。

 

「五条さん。ご報告が……どうされました?」

 

「何でもない。どうした?」

 

「こんな時にとは思いますが、以前調査を依頼された乙骨君の件です」

 

 それは以前に五条が個人的に手配した乙骨の調査の結果だった。

 

 

 

 伊地知の報告は五条の疑問を一つの考えに導くのだった。

 

(狙いは憂太か! 誰かを高専に送るか? だが、高専内には真希と棘、それに豊一もいる。アイツ相手でも十分に時間を稼げるだろう。ならばやることは一つ、速攻で終わらせる!)

 

 五条はおもむろにビルの屋上へと掌印を結び、呪力を練り上げ一番厄介そうな相手に最大火力を叩き込むことにした。

 

「虚式 茈」

 

「!!」

 五条の放った一撃は直線上にある標識や電線を巻き込んで目的のビルの屋上まで飛んでいくがミゲルの黒縄がそれを乱し、散らす。

 そしてその一撃が開戦の狼煙となったのだった

 

 

 

 

 呪術高専の敷地内を二人は走っていく。棘が先行し、安全を確認し、乙骨がついていくという方法でなんとか豊一のいる来賓室として使われている建物まではあと一歩であった。

 

(もう少し……もう少しで……)

 

 次の角を曲がれば目的の建物、そんな時だった。前を行く狗巻が角を出た瞬間に横から飛び出した大型の呪霊に轢かれて吹き飛ばされたのは。

 

「狗巻君!」

 

「ツナマヨ!」

 

 だが、狗巻も学生とはいえ一級術師、咄嗟に呪力でガードし、体勢を整えると呪霊に向かって呪言を放つべく口元の蛇の目を晒す。

 

「────―」

 

 だがその喉から呪言が放たれることはなかった。何らかの術式か作用しているのか喉は震えているが言葉だけでなく狗巻の周りから音が出なくなっていた。

 ならばと咄嗟に拳に呪力を込めて追撃しに来た大型呪霊を迎撃する。大型呪霊は見かけ倒しだったのか拳一発で消失し、そこには消失反応の煙が残っているだけだった。

 

「流石だね、呪言を封じられてもシームレスにきちんとした体術に移行できるのは教育の賜物だね」

 

 脅威が去ったと気を抜いた時、呪霊の消失反応の中から声がかかる。それは今この瞬間、新宿で戦っているはずの夏油傑であった。

 

「ぶっt「遅い」

 

 狗巻は咄嗟に呪言を放とうとするが目にも止まらないような連撃を喉、顎、鳩尾、鼻面に食らえばそのまま呪言を放つことなく崩れ落ちてしまう。

 

「狗巻君!」

 

「おっと、動かないでもらおうか、こっちには人質がいるんだ。この呪言使いだけじゃなくてね」

 

 思わず乙骨が駆け寄ろうとすればそれを制止する。倒れた狗巻の隣に夏油の腕に巻き付いている呪霊が何かを吐き出すとそこには意識を失った真希の体が出てきた。頭部から出血があり、腕も普通は曲がらない方向にねじれている。

「さっき、拾ってね。呪具も持たずに君たちを見捨てて帳から出ようとしていたんだ。これだから猿は……」

 

(は? こいつは何を言ってるんだ?)

 

 夏油の後ろを見てみれば少なくない量の出血があるようでまだ乾ききっていない血の跡があるが、乙骨はそれよりも目の前の男の発言に理解しかねていた。いや、頭では理解は出来るが理性を上回る激情が回り始めた腹を抑えることができなかった。

 

「呪言使いの彼は今のところは殺す気はないよ。でもこの猿については保証できないがね」

 

 そう言って忌まわし気に夏油が倒れている真希の頭に足を掛けると足の汚れを落とすように地面に擦り付ける

 乙骨が止めろと叫ぼうとするがその前に夏油の足は止まった。

 夏油の足を掴んで狗巻が残った力を振り絞って語りかけてきたからだ。

「ゆ゛ぅ゛た゛……逃……げろ」

 

 その言葉を聞いた時、乙骨の中のタガが外れる音がした。渦巻いていた激情は呪力として発露し、津波のような呪力の奔流と共に特級過呪怨霊、祈本里香が完全顕現する。

 

「こい!! 里香!! ぶっ殺してやる!」

 

 

 ここに現代の特級同士の対決が始まる。    はずだった

 

 

 お互い、最上級の殺意を向けあっていざ戦闘開始という時、唐突にお互いの目の前を透明な結界が現れ、二人を制止する。

 

「少し待ってもらおうか。そこでやりあったらウチの子が巻き添えを食う」

 

 そういいながら乙骨の後ろからきたスーツの男が両手を挙げながら二人の間に割り込む。

 乙骨とは初対面であったが乙骨は直ぐにその男の正体に気が付く。先ほど教室で見た写真から少し雰囲気は変わっていたが顔つきは変わっていなかった

 

「……豊一さん……? 森山豊一さんですか?」

 

「ああそうだよ。あの子達から聞いたの? こんな時だけどいつもウチの子達と仲良くしてくれてありがとう。あの子達最近「豊一、何故邪魔をする」

 

 子供の友達に挨拶する親のように場面にそぐわない世間話を始めた豊一にイラついたように夏油が問いかける。

 

「そりゃあ、その子たちは大切なウチの術師だ。なるべく失うのは避けたい。それに術師以外殺すんなら術師を守ってもお前の目的を邪魔してないだろ」

 

 夏油からすればいけしゃあしゃあと詭弁を並べる豊一であったが確かに目的のための相互協力をする縛りからすれば「出雲の術師を失いたくない」と言われてしまえば迂闊には手出しが出来ない。

 そんな夏油を尻目に豊一は義足から取り出したぬいぐるみからクマの式神を起動して横たわっている二人を軽く反転術式のアウトプットで直してから横倒しで積んで、元きた方向へ戻っていく。

 途中で乙骨とその隣の里香の隣に来た時、独り言のように呟く

 

縛りの専門家(出雲の術師)からのアドバイスだ。効果的な縛りの対価は自分にとっての価値じゃない。相手にとっての価値を考えて差し出すことが重要だ。好きな子(リカちゃん)がどうしたら喜ぶか考えてみな」

 

 豊一はそう言い残して立ち去り完全に姿が見えなくなると2人の間にあった結界も無くなる。今度こそ特級同士の闘いが始まった。

 

 

 

 ──────────────────────────────────────

 

 

 

「素晴らしい。正に世界を変える力だ。里香さえあればせこせこ呪いを集める必要もない」

 

 高専内の路地裏、乙骨との激闘の末、片腕と全ての呪霊を失っていた。

 渾身のうずまきと玉藻の前、それに天叢雲でのガード、それをもってしても乙骨には届かなかったのだ。

呪力も切れて肉体強化も出来ず、失った腕をかばいながら逃げる足取りは満身創痍で今にも倒れてしまいそうなほど弱々しい。だが、目に宿る炎だけは死んでいなかった

 

「次だ、次こそは手に入れる!」

 

「しんどそうだな。助けはいるか?」

 

「豊一!」

 

 満身創痍で逃げる夏油の前に現れたのは豊一であった。壁に寄りかかる夏油へ近づくと義足から包帯や呪符を取り出して治療を開始する。

 

「……なんのつもりだ。人質作戦を提案して、学生の行動を教えたかと思えば邪魔をする。お前は何がしたいんだ?」

 

「まぁまぁ、大人しく治療を受けろよ」

 

 夏油からの質問を無視して勝手に呪符を貼りそれを焼き切って鎮痛、反転術式で直し、それでも残る傷には消毒し包帯を巻いていく。終始無言での治療がひと段落すると改めて豊一から切り出す。

 

「……なぁ、夏油。お前は本当に非術師を皆殺しにしたかったのか? それとも、術師のための世界を作りたかったのか?」

 

「そうだな、確かに非術師は嫌いだがそれ以上に心の底から笑えない現在、術師が使いつぶされる現状が変えたかった」

 

 自嘲するように夏油が呟く。満身創痍であるためか普段なら言わないような本音も吐露する友人を見て何か覚悟を決めた豊一が口を開く。

 

「よし! 夏油、お前、出雲に来い。お前の願いを叶えてやろう。縛りを結んでもいい」

 

「はぁ?」

 

 それは勧誘だった。それも最悪の特級呪詛師である夏油傑を引き入れるという常識外れのものだった。

 

「成程、色々手引きしたのは私に不利な状況で交渉させるためか」

 

「正解! お前と本気の乙骨君を戦わせるためとはいえ真希と棘には悪いことしたがな」

 そう言って目を細める豊一。どこまで本気で言っているのかは分からないが夏油が手の平の上で踊らされていたことは真実のようだった。

 

「実はな今日来た理由はお前の件だけじゃなくてな、天元さまに相談して、昔言ってたプランが実現可能か確かめる目的もあったんだ」

 

 加えて、飛び出したのは衝撃の事実。

 

(コイツ、本当に呪霊の生まれない世界にするつもりか?)

 

 方法についてはベラベラ喋っているが専門的なことも多く、疲労して処理能力が落ちたような脳では理解ができない。そんな頭でも分の悪そうな賭けであることは明白なほど現実味がない。だが

 

(だがしかし、何故だろうか。次はこの方法に賭けてみてもいいのではと思ってしまう)

 

「……分かった。良いだろう。どうせ死ぬならお前に賭けてからでも悪くない」

 

「よし! 言ったな、縛りだからな!」

 

 こうして夏油の理想を叶えることを対価に出雲の術師として豊一に服従する契約がなされた。

 

 因みに余談であるが豊一が治療に使った呪符の中に「信用」と書かれた呪符が紛れ込んでいたのは偶然であろうか

 

 

 

 縛りを結んだ2人が高専の外縁を目指していると建物の陰から五条が現れる

 現在、出血こそしていないが服には切られた痕があり、六眼のおかげで無尽蔵なはずの呪力も心なしか削れているようだった。

 

「悟」「五条か」

 

「連れてくる手間が省けたな。やっぱりこっちに来てたか」

 

「新宿はどうなった?」

 

「大方そいつの指示だろうが、揃いも揃って逃げられたよ。こっちはそうでもなかったけど京都の方は被害が大きかったらしく碌に追撃ができなかったらしい」

 

「まぁね。私は高専に増援を送らない君と違って優しいからね」

 

「高専には生徒たちと豊一がいたからな。特に豊一は時間稼ぎに徹すればオマエ相手にでもそれなりに時間が稼げるだろうと信頼した」

 

「驚いた。まさか豊一の独断だったとは」

 

 そう言って夏油が笑う。てっきり自分の勧誘は五条とグルだったと思っていたがどうやら豊一の独断らしい。

 急に笑い出した夏油とその発言に五条は首を傾げつつ夏油に近づく。

 

「とりあえず仕留める前に硝子もつれてくるから逃げられないように拘束させてもらおうか」

 

「おっと、それはよしてもらおうか」

 

「どういうつもりだ?」

 

 五条と夏油の間に割って入る豊一。一瞬、その行動の意図を測りかねていた五条であったが優秀な脳みそは瞬時に真実にたどり着く。

 

「……まさか! お前達本当にグルだったのか!?」

 

「ああ、半分正解だ。ある程度手引きはしたけど、最終的に夏油を出雲に引き入れるのが目的だったんで正確に言えばこいつも騙されてたがな。あと3人で殺すのは引き抜きが失敗した時のサブプランだ」

 

 悪びれずに語る豊一は式神を出して夏油を乗せる。どうやらさっさと高専から離脱する為に怪我人を式神に運ばせるつもりのようだ。話は終わったと言わんばかりにその場を立ち去ろうとするが、それを見逃す五条ではない

 

「オイ! 待てよ。行かせると思うか?」

 

 止めるために掌印を結び、立ち去ろうとする二人に向けるが豊一は心底めんどくさそうな顔をしただけで振り向きもしない

 

「やめろ。お前とやりあうつもりはないんだ。なんだ、それともこういえば止めるか? “殺したければ殺せ、それには意味がある”」

 

「テメェ」

 

 豊一にやりあう気はなく、帰ってきたのは夏油から聞いたのであろうか夏油が離反したときに五条に投げかけた言葉であった。言った当人はあの時と同じように振り返りもしない。

 

(あの時と同じく、攻撃しねぇとナメてんのか? だが、もう躊躇わねぇよ)

 

 親友を殺す覚悟を決めた五条は結んだ掌印を起点に呪力を込める。様子見はせず、初手から殺しにかかるため、選択したのはとっておき。

 

「虚式 茈」

 

 放たれた仮想の質量は地面を巻き込み豊一達に迫るが当たる直前で半透明の結界に阻まれる。だがしかしそれだけでは茈は止まらない。ガリガリと結界を削る茈に手をかざせば仮想の質量も呪符となって消え去る

 

「良いだろう。そっちがやる気ならやってやろう。呪い合いだ」

 

 




夏油が縛りを結んだのは呪符創術の呪言みたいな使用で信用させたためです。

呪言は格上にはあんまり通用しないがポ●モンみたいに弱らせてからなら効きがいいのではと思ったのが発端です



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