迷宮クズたわけ   作:ちんこ良い肉

8 / 39
領域

マーヴィー先生をリンチに遭わせ続けることでレベルが8に上昇した。

 

 

 

 その結果俺の領域は自身の周囲4メートルまで展開できる様になった。その上領域内に入り込んだ対象を解析するだけでなく舐めたり嗅いだりしたような感覚まで得られるようになった。

 

 

 

 宝箱の解析やセクハラには4メートルもあれば十分(つーか これが限界)使えるだろう。

 

 戦闘に流用するのはもう少し範囲が欲しいが、それでも思い描いていた攻防への応用にも使えそうだ。

 

 

 

 それと同時に身体能力自体もレベル3程度の戦士レベルにはついた。領域による急所看破能力、攻撃察知能力と組み合わせれば前線でも戦えるだろう。

 

 

 

 麻痺持ち相手だと僧侶が麻痺するとやばいのでゾンビ等には僧侶の代わりに俺が前線に出たほうが良いかもしれん。

 

 

 

 

 侍もレベル8にまで上がったことで化け物度が増した。もうまともな方法でこいつを倒せる魔物は4層より下にしか存在しない。

 

 

 

 戦士もいつも通り順当に強化されている。

 

 地味だが大幅にレベルが上がったことで更に洗練された動きとなった。

 

 レベルが上がったことと模倣のおかげで近接戦の事についてもある程度わかったつもりだが戦士侍の戦闘技術は俺の遥かに先を行く。

 

 こいつなら能力上昇を十全に扱いこなすだろう。

 

 

 

 

 司祭は相変わらず微妙な成長だ。睡眠魔法と回復だけで一定の働きはできるからあまり問題はないが。

 

 

 

 魔術師は新たに窒息魔法を習得した。

 

 超広範囲の弱い敵を即死させるこの魔法は範囲の広さも効く相手の多さも優秀だ。なんと3層までのアンデッド以外の相手全てに効く。この調子だと4層以降の相手にもある程度効きそうだ。

 

 ともかく3層までなら先手を取ってこれを打つだけで勝ちが確定するのは本当に偉い。

 

 

 

 僧侶の新魔法でめぼしいのは上級回復魔術、解毒魔術、結界魔術あたりか。

 

 上位回復魔術はそろそろ通常回復魔術じゃ回復量が足りなくなってきたのでちょうど良いタイミングで覚えてくれたなとは思う。

 

 解毒魔法も今まで使っていた毒消し(侍が大量に持ってた)の消費を抑えられるのは良い。

 

 結界魔法は周囲に敵の攻撃を弱める力場を張る魔術だが効果は正直言ってかなり微妙。しかし効果時間がかなり長いのでお守り程度にはなるはずだ。

 

 蘇生魔法も覚えたそうだが蘇生確率が絶望的で使い物にならないとのこと。実質死体に上級火炎魔法うって灰にしてるのと同じとまで言っていた

 

 

 

 

■□■□

 

 

 

 本日は2層探索

 

 出現したのはかわいいうさぎ。

 

 侍も司祭も僧侶もかわいいとか言ってニッコニコでのこのこと突っ込んで言ってしまった。

 

 この悪意の迷宮でかわいいだけの生物が出てくるわけ無いだろ。

 

 

 

 俺は全力で戻れと叫んだがもう遅かった。

 

 うさぎの噛みつきで侍の首が飛んだ。

 

 クソッたれ、アホ、ボンクラ、マヌケ、思いつく限りの罵倒を唱えながら俺は自殺する。

 

 

 

 時間を戻した後に全力で忠告した結果、外見に油断して殺されることはなくなったがクソうさぎは油断してなくても強い。

 

 耐久火力速度全てたいしたことないものの攻撃を首辺りに喰らうと首が飛ぶ。笑えるほどあっさりと。何度も何度も首が飛ばされた結果、ものすごい勢いで回る視界にも慣れた。

 

 

 

 それと同時に非力なこいつらが人間の首を跳ね飛ばすからくりも分かった。こいつら俺の領域みたいなのを展開してどこをどうすれば効率良く首をはね飛ばせるかの最適解を導き出している。

 

 

 

 これをパクれれば俺も似たような首はねをできるのではないかと思いこいつら相手に何度か試してみたが、筋力と領域の精度が足りずできなかった。

 

 レベルで強化されても俺の筋力は無い。

 

 レベルアップとかでなんとかできるようになるかもしれないが今のところは無理だ。

 

 

 

それでも覚えたいのには理由がある

 

 

 

 当たり前のことだがほぼ全ての生物の弱点は首だ。

 

 

 

そして心臓をくり抜かれても5分程度は生存する化け物だらけの迷宮においてもそれは変わらない。

 

 

 

どうやら魔力というものは脳で扱うもののようなので、肉体と脳が切り離されると体の魔力を制御できずに肉体が地上の生物並みに弱体化するので首をはねられると深層の魔物でも即死するそうだ。

 

 

 

 そして急所攻撃込みでも戦士や侍に劣る俺が深層で戦力となるには攻撃力を補うなにかが必要だ。

 

 

 

 肉体の耐久性を無視し即座に死に至らしめる首刎ね(クリティカルヒット)はそれになる。

 

習得さえできれば侍に次ぐパーティのエースとなれるだろう。

 

 

 

他に低い戦力を補う手段が思いつかない以上習得は常に視野に入れておこう。

 

 

 

その日母さんの夢を見た。おれを女手一つで育ててくれた人、神よりも尊い俺よりも尊い唯一の人

 

 

 

俺と違い倫理観がまともだった母さんからは色々な事を教えてもらった

 

 

 

人を三人殺すと地獄行きだとか清く正しく生きていれば必ず最後は報われるだとか。

 

 

 

結局人を三人どころでない程度に殺している連中は今も楽しくこの世を謳歌している。そして俺が9歳の時に清く生きていた母さんは病気でボロ雑巾の様になって死んだが。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。