黒鉄の騎士がダンジョンに潜っても誰も気になるまい   作:ワニの騎士

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相変わらず文字数が少ないのは勘弁して……


原作開始前
第一話:輪廻から逃げた騎士と故郷を抜け出したハイエルフ


「抜け出せたのか…やっと……やっと繰り返されたあそこから抜け出す事が出来たのか…」

 

海岸でその騎士は泣いていた。悲しみに沈んでいる訳でもない、痛みに苦しんでもいない。ただその男は喜び泣いていた。乗ってきた小船は嵐に巻き込まれたのか所々損傷していた。もう戻ることも出来ないだろう。

「……やっ…やっとあの地獄抜け出せたのだ。この新しい地で新しい人生を」

 

地獄を超える苦しみのループから抜け出した男、トーリンは立ち上がる。頭にこびり付いた忌々しい記憶を消し去るため、幸せを掴むため、そして…………逃げるために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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それからしばらく彼はある廃小屋を見つけたのでそこで体を休める事にした。小屋の屋根は崩れ役目を果たしていないが代わりに月明かりが小屋の中を照らした。腰を下ろし空を見上げた彼は考える。

 

(これからどうすれば……)

 

彼は目的もなければどこかに行く宛てもなかった。

 

(そうだ、街を探そう。街に行けば新たな目標が見つかるかもしれない)

 

そう思いながら月を眺めているとどこからか馬のいななきが聞こえてきた。咄嗟に彼は立ち上がりどこから出したの両手で巨大な大剣が握られていた。

 

「誰かいるのか?」

 

返事は聞こえない。彼は注意深く辺りを見回しながら外へ出た。するとそこには1頭の野生の馬だけが佇んでいた。

 

「はぁ…驚かせないでくれ」

 

そう言って彼は大剣を消し、馬に歩み寄った。その馬は男に怯えずとても大人しかった。

 

「お前も、何処から逃げてきたのか?良かったら私と旅をしないか?損はさせない」

 

頭を撫でられた馬は言葉が分かるのか「ブルルン」と鳴き返事をした。

 

「そうかそうか。私と来てくれるか。感謝するよ」

 

何がトーリンと馬を引き合わせたのか分からない。だがそんな事も気にせず彼は馬を撫でながら名前を考えていた。

 

 

 

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所変わって、エルフ達が隠れ住む大森林【アルヴの王森】で1人の女性が衛兵達から逃げていた。

 

「リヴェリア様!どうかお待ちください!!森の外は危険です!」

 

「うるさい!私は外の世界を見に行くんだ!」

 

リヴェリアと呼ばれた彼女は屋根の上を走り抜けて衛兵達を撹乱していった。そして衛兵達が彼女を見失うと…

 

「またリヴェリア様が脱走してしまった。お前たち何をボサっとしている!早く分かれてリヴェリア様を探せ!!はぁ、また王様に怒られる」

 

そう嘆く一人の兵など気にせず森を出たリヴェリアは外の世界に目を輝かせた。

 

 

 

この作品ではトーリンはどのファミリアに入るのがいいですかね?

  • ヘスティア・ファミリア
  • フレイヤ・ファミリア
  • ロキ・ファミリア
  • ヘルメス・ファミリア
  • ヘファイストス・ファミリア
  • タケミカヅチ・ファミリア
  • アストレア・ファミリア
  • イシュタル・ファミリア
  • 不死人は独りだ
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