ポケットモンスター 炎の吸血姫の革命   作:テツノカシラ

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どうも! テツノカシラです!


今回はついにミリセント・キョジオーンとの決着です!


拙い文章ですが、ぜひ最後までご覧ください!!


では,どうぞ!!


リザードン

 

 

 

赤い月が出始めた頃…

 

 

宮廷ではテラコマリの父親…アルマンが皇帝カレンの元へと急いでいた。

 

 

 

 

「皇帝陛下!!!!」

 

 

 

「ん?どうした?アルマン。」

 

 

 

「大変です!!コマリが例の逆さ月と…」

 

 

 

「知っている…」

 

 

 

 

「それだけではなくヴィル君が人質に取られ,マスカーニャ君も一緒にいるみたいなんです!」

 

 

 

「それも知っている。少しは落ち着けアルマン」

 

 

カレンは手に持った血のワインのグラスを回しながら言う。

 

 

 

「すぐに第1部隊を派遣しましょう!ペトローズ殿ならすぐに…」

 

 

 

「それは駄目だ。アルマン、これは子供たちの問題だ。あの子達で解決しなければならない。」

 

 

 

「しかし!!!」

 

 

アルマンがカレンに抗議しようとすると…

 

 

カレンのメイドが入ってきた。

 

 

 

「おっ?どうした?朕と一緒にお風呂でも入るか?」

 

 

 

「し…失礼いたします。カレン様・アルマン様…

 

 

 

モリモト様が宮廷にいらっしゃっています。」

 

 

 

「ほう…漸く来たか。」

 

 

 

「モリモトが?一体なぜ…」

 

 

モリモトが早足で宮廷内に入ってくる。

 

 

 

「一体どうした?モリモト。」

 

 

 

「アルマン様。まずは謝罪を致します。大変申し訳ありません。テラコマリ様に例の装備…

 

 

『モンスターボール』をお渡ししました。」

 

 

 

 

「!?あれをコマリに渡したのか!?一体何を考えてるんだ!?」

 

 

 

「落ち着け。アルマン、以前から朕がモリモトに命令していたんだ。コマリが自分の意思で守りたい物の為に戦う意志を決めた時に渡せと」

 

 

 

モリモトに詰め寄るアルマンを止めるカレン

 

 

 

「陛下!!!お忘れですか!?3年前にコマリがどうなったのかを!!!」

 

 

 

「だからモンスターボールを渡したんだ。あれがあれば3年前のような事にはならない。」

 

 

 

 

「ですが…」

 

 

 

「アルマン、お前は少し過保護すぎだ。あの子を心配する気持ちはわかるが,あの子自身の手で解決しなければならない事だってある。我々はただ子供達の事を見守ることしかできないのだよ。」

 

 

 

「・・・わかりました」

 

 

 

カレンにそうけしかけられてアルマンは冷静になる。

 

 

 

 

「さぁ…では、見守ろうではないか。

 

 

 

 

『炎の吸血姫』の奇跡を…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中層街 シオン診療所兼探偵事務所

 

 

 

「おい!!!!開けてくれ!!!早く!!!」

 

 

 

診療所に着いたヨハンはドアを何度も叩く。

 

 

 

「何だ…何だ…今何時だと思ってるんだ…」

 

 

中から寝巻き姿のゲンガーが出てきてふわ〜っと欠伸をする。

 

 

 

「っでご用件は?診察?それともいら…っておわぁぁぁ!?!?あんた血だらけじゃねーか!!??」

 

 

 

「あんたが院長か!?」

 

 

 

「あ…あぁ…院長のゲンガーです…その服…あんた帝国軍の隊員か…」

 

 

ヨハンはマスカーニャに渡された紙を見せる。

 

 

 

「マスカーニャに紹介されて来た!!」

 

 

 

「あいつに?確かにあいつの字だが…一体何があったんだ?」

 

 

「逆さ月と戦っている!!!!」

 

 

「さささ…逆さ月!!??あのA級クラスのテロリスト集団の!?」

 

 

あいつ何やってんだと呟きつつヨハンの出血や傷を見るゲンガー

 

 

「わかった。とりあえずあんたの治療をしよう。中に入れ。」

 

 

 

「僕の事は後でいい!!通信用鉱石はあるか!?第七部隊に連絡したい!!」

 

 

「駄目だ!!その傷は今すぐ治療しないと砂傷風になる危険性がある!!」

 

 

「頼む!!!まずは連絡させてくれ!!」

 

 

 

「ああ!もう!!」

 

 

ゲンガーは目から輪っかのような光を放つ。

 

 

 

それを見たヨハンはその場で眠ってしまった。

 

 

 

「悪いが,『さいみんじゅつ』で眠ってもらう。ここには通信用鉱石はないから後で電話で連絡しといてやる…ぐえ…重い…」

 

 

 

ゲンガーはヨハンを抱えて診療所の中へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニビ廃城

 

 

先ほどとは明らかにオーラや覇気が違うテラコマリを見てミリセントは3年前の事を思い出した。

 

 

 

「(思い出した…あの時もこいつは血を飲んで…こうなったんだ。)」

 

 

 

 

 

 

「コマリ様…」

 

 

突然姿が変わったテラコマリを見て困惑するヴィルヘイズ。

 

 

 

テラコマリはゆっくりとヴィルヘイズの方へと顔を向ける。

 

 

 

 

「ゔぃる…」

 

 

「コマリ様…そのお姿は…」

 

 

 

「だいじょうぶ。」

 

 

 

 

テラコマリはヴィルヘイズを優しく抱きしめてそう話す。

 

 

 

「(暖かい…優しい炎に包まれているような…)」

 

 

 

「すぐにたすけるから…まってて。」

 

 

 

テラコマリはヴィルヘイズに優しく囁くと再び立ち上がる。

 

 

 

「ブラッド…」

 

 

血だらけで腹部の痛みを耐えながら立ち上がるマスカーニャ

 

 

 

「マスカーニャ…ずっとひとりでたたかわせてごめん。こんどはわたしがマスカーニャをまもる。」

 

 

 

 

マスカーニャにも暖かい言葉をかける。

 

 

 

「っざけんじゃないわよ!!!!何勝つ前提でいるのよ!!!!絶対に私があんたを殺してやる!!!!」

 

 

 

「ウオォォォォォォォ!!!!!!!」

 

 

 

気絶していたキョジオーンも再び起き上がる。

 

 

 

 

「どんな手を使ってでも…殺してやる!!!テラコマリィィィィ!!!!」

 

 

ミリセントは神具のナイフでテラコマリに飛び掛かる。

 

 

 

だが、

 

 

「ぐっ!!???」

 

 

 

ナイフを持っていた手を軽く払われ,腹部に強烈な打撃を受けた。

 

 

 

「(な…何よ!?何が起きたのよ!?あ…熱い…)」

 

 

ミリセントが腹部に目をやると殴られた箇所がまるで焦げたような跡と煙を出していた。

 

 

テラコマリが炎を纏った拳でミリセントの腹部を殴打したのだ。

 

 

 

 

「(炎の攻撃!?でも、魔力を全く感知できない。どうなってんのよ!?)」

 

 

 

テラコマリは拳を構える。

 

 

 

「何がどうなってんのか訳がわからないけど…余計にあんたに対する殺意が強くなったわ!!!!!!」

 

 

ミリセントは再びナイフを構えてテラコマリに切り掛かる。

 

 

だが、テラコマリは斬撃をかわし、ミリセントに拳を叩き込む。

 

 

「ぐぅ!!??このぉ!!!!」

 

 

ミリセントは負けじとまた斬撃を繰り返すが、全て受け止められるかかわされるかされ、拳を叩き込まれてしまう。

 

 

「(くそ…やっぱりこれは烈核解放なのか……)」

 

 

 

 

ミリセントの言う烈核解放とは魔法とはまた別のこの世界のあらゆる法則から外れたひとたび行使すれば大地を穿ち、星をも動かすと言われる特殊能力である。発動条件が揃えば魔核とのパスが切れ,発動すると言われている。

 

 

 

「この糞ガキがぁぁ!!!」

 

 

ミリセントは今度は魔法による攻撃でテラコマリを攻める。

 

 

 

だが、テラコマリは素早い身のこなしですべてかわし

 

 

 

「ふん!!!!!!」

 

 

 

「がはぁ!!!???」

 

 

今度はミリセントに強烈な回し蹴りを喰らわせた。

 

 

 

「(さっきからちょこまかと!!!ん?…)」

 

 

 

ミリセントはふらつくが、ここである事を思い出した。

 

 

 

 

「(3年前のあの日…私はこいつの力で一瞬で殺された…痛みを感じる暇もなく…今も十分強いけど…あの時と比べれば…それにこの力には魔力の流れを全く感じない…烈核解放による力かもしれないけどあいつのあの両手…もしかしたら…)」

 

 

 

ミリセントはキョジオーンへと視線を向ける。

 

 

 

 

「キョジオーン!!!!!テラコマリに"しおづけ"をしなさい!!!!」

 

 

 

「わかっタ!!!!!!」

 

 

 

キョジオーンはミリセントの命令通りしおづけをテラコマリに向けて放った。

 

 

 

「!!!!!!」

 

 

 

テラコマリは瞬時に反応し、避けようとするが…

 

 

しおづけはテラコマリの体に見事に命中した。

 

 

 

 

 

「!!!???」

 

 

 

しおづけを食らったテラコマリはそのまま地面に転がり,倒れてしまう。

 

 

 

「コマリ様!!!!!」

 

 

 

 

テラコマリは立ち上がるが,体にまとわりついた岩塩による痛みに顔に苦しみの表情が浮かぶ。

 

 

 

マスカーニャの時と比べ、明らかにテラコマリの方がしおづけによるダメージが大きいのである。

 

 

 

 

「くふふふふ…やっぱりね…テラコマリ…あんたって…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『稀れ子』だったのね…」

 

 

 

 

 

「!!!!!コマリ様が…稀れ子…」

 

 

稀れ子と言う言葉が出てきた途端ヴィルヘイズは驚いたような表情をする。

 

 

 

テラコマリはミリセントを睨みつける。

 

 

 

 

 

「(ブラッドが稀れ子…やっぱりあの時ゲンガーから報告された事は…本当だったのか…)」

 

 

 

マスカーニャはミリセントと初めて遭遇した日の事を思い出していた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲンガーから依頼した報告を受けた夜…

 

 

「おっと…まず大量虐殺の理由を説明する前に…言わないといけない重要な事があった。」

 

 

 

「何だよ…重要な事って…」

 

 

 

 

「恐らくテラコマリ・ガンデスブラッドは純血の吸血鬼じゃない…多分ほのおタイプのポケモン人との稀れ子だ。」

 

 

 

「はっ?…」

 

 

俺は思わず耳を疑った。

 

 

 

「どう言う事だよ…ブラッドが稀れ子って…」

 

 

 

稀れ子とはごく稀に生まれてくると言われているポケモン人と吸血種を始めとした種族のハーフである。

 

他の種族同士のハーフと違い,出生率はかなり低く数も少ない。

 

 

 

しかし、もしも無事誕生し、成長すれば純血のポケモン人を遥かに凌駕する力を持つと言われている。

 

 

 

「何でそんな事が…」

 

 

 

「3年前の事件の際現場には魔力反応が全くないのに炎で焼かれたような跡がいくつもあったらしい。何らかの烈核解放か…あるいは炎タイプのポケモン人…それも稀れ子の仕業しか考えられなかったみたいだ…彼女の両手がまるで爬虫類系のポケモン人みたいな鱗で覆われ,炎を纏っていたって言う目撃証言もかなり少ないが、聞き出せた。ガンデスブラッド氏が純血の吸血鬼と言う前提だと魔法が使えない彼女には当然できない芸当だ。」

 

 

 

「稀れ子の力は…烈核解放…なのか?」

 

 

 

 

「本来なら違うみたいだが、彼女の場合は…もしかしたら烈核解放と稀れ子としての力が重なっているのかもしれん。」

 

 

 

「重なっている?」

 

 

 

 

「現場はお前に見せた写真なんかよりももっと凄惨だったらしい…あそこまでの力を出すのは稀れ子だけの力とは思えないらしい…稀れ子としての力をさらに強化するのが彼女の烈核解放なのかもしれない…」

 

 

 

「そうだったの…か…」

 

 

俺はブラッドのとんでもない秘密をこの時すでに知ってしまっていたのだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(あれは本当だった…だが、今はそんな事はどうでもいい!ブラッドが稀れ子なら今のあいつはほのおタイプだ!!いわタイプのキョジオーンには圧倒的に不利だ!!)」

 

 

マスカーニャはすぐにテラコマリの援護に入ろうとするが,ミリセントから受けた神具の傷が深く体が言うことを聞かない。

 

 

 

「くっそぉ…こんな所で…相棒が戦ってるのに!!俺だけのびてるわけにはいかねぇんだよ!!」

 

 

マスカーニャは残ったキョジオーンの岩塩を全て神具で受けた傷に塗り込んだ。

 

 

「これで多少は動ける!!!!」

 

 

 

 

だが、すでにミリセントはテラコマリのそばまで来て今度こそ本気で殺そうと神具を大きく振りかぶっていた。

 

 

 

 

 

 

 

「今度こそくたばれぇぇぇぇ!!!!!この化け物がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

 

 

ミリセントのナイフがテラコマリに突き刺さる!!!

 

 

 

 

「コマリ様ぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、小さな魔力弾がミリセントのナイフを宙へと弾いた。

 

 

 

「!!??何よ!?」

 

 

 

すると廃城の入り口からうおぉぉぉぉぉぉ!!!!!と言う声が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第七部隊の隊員たちである。

 

 

さきほどの魔力弾はメラコンシーが放ったものであった。

 

 

「閣下!!!!!ご無事ですか!!!!」

 

 

 

「申し訳ありません閣下!!!!ですが、ヨハン・ヘルダース中尉の代理人を名乗るポケモン人からの連絡を受けていてもたってもいられず!!」

 

 

 

 

「(ゲンガーか…あいつ…)」

 

 

 

 

第七部隊はミリセントを見て臨戦態勢に入る。

 

 

メラコンシーは服の中に手を入れて恐らく爆破魔法の構えをする。

 

 

 

「てめぇら…うちのマスカーニャさんとヴィルさん…閣下にまで手を出しやがってぇ…」

 

 

 

「ただで済むと思うなよ!?ゴラァ!!??」

 

 

 

だが、それを見たミリセントの怒りは頂点に達して彼女は両手に高濃度の魔力を込め始める。

 

 

 

「どいつもこいつも…私の邪魔ばかりしやがって…

 

 

 

お前ら全員死んじまえよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」

 

 

 

特級魔法『滅公の邪魂』を第七部隊目掛けて放った。

 

 

 

 

 

 

「お前ら逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

 

 

 

マスカーニャが叫ぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、それよりも早くテラコマリが第七部隊の前へと出て…

 

 

 

 

「"だいもんじ"!!!!!!!」

 

 

ほのおタイプの大技だいもんじで滅公の邪魂を相殺した。

 

 

 

 

「ヤバすぎだぁよぉ」

 

 

メラコンシーを始めとしたそれを見た第七部隊は最初は呆気にとられるが、すぐに正気に戻り、おおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!と叫び,コマリ!コマリ!コマリ!コマリ!とコマリコールをし始める。

 

 

 

 

「お前らいちいちやかましいゾ!!!!!!」

 

 

今度はキョジオーンが第七部隊に攻撃を仕掛けようとするが…

 

 

 

蔦の鞭が突如体に絡まる。

 

 

ダメージを少しだけ回復させたマスカーニャである。

 

 

「お前の相手は俺だ…ここで決着をつけてやる!!!」

 

 

 

「いいだろウ…まずはお前から殺してやル!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テラコマリは再びミリセントと対峙する。

 

 

 

「お前なんかに…お前なんかに負けてたまるかぁぁぁ!!!!!」

 

 

ミリセントが大型ナイフを構えて走ってくる。

 

 

 

テラコマリは腕を前に出す。

 

 

 

「"エアスラッシュ"」

 

 

テラコマリの手から風の刃が発生する。

 

 

ひこうタイプの特殊攻撃技エアスラッシュである。

 

 

エアスラッシュはミリセントに命中。

 

 

 

「ぐあぁぁぁ!!??」

 

 

 

ミリセントの皮膚は傷つき血が出る。

 

 

更に神具の大型ナイフもエアスラッシュの力に耐え切れず刃の部分が破壊された。

 

 

 

「何で…何で神具が破壊されるのよ!!??」

 

 

 

ミリセントは普通のナイフを取り出し,テラコマリへと向かう。

 

 

 

「神具を破壊したからって頭に乗るなぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

テラコマリはナイフをかわし…

 

 

 

「"かえんほうしゃ"!!!!!」

 

 

炎タイプの特殊攻撃技かえんほうしゃでミリセントを吹き飛ばす。

 

 

 

「がぁぁ!!??」

 

 

激しい炎に吹き飛ばされたミリセントは壁に叩きつけられる。

 

 

 

 

「ミリセント!!!!!」

 

 

マスカーニャと戦っていたキョジオーンがテラコマリの後ろから攻撃を加えようとするが…

 

 

「グオァァァ!!??」

 

 

マスカーニャの一撃を喰らい,転倒する。

 

 

 

「言っただろう?…お前の相手は俺だ!!!!」

 

 

マスカーニャは花爆弾を生成し,それをキョジオーンの急所に設置する。

 

 

 

「もう充分時間は経った…へんげんじざいはまた発動する。」

 

 

「ぐぅぅぅぅ!!!!」

 

 

キョジオーンは花爆弾を外そうとするが,外れない。

 

 

 

「無駄だ…トリックフラワーは絶対に命中する技だ…」

 

 

 

マスカーニャは片手を上に上げ…

 

 

 

 

 

 

 

「これでフィナーレだ!!!!!"トリックフラワー"!!!!!」

 

 

 

指はパチンと鳴らし,トリックフラワーを発動

 

 

 

 

「ガァァァァァァ!!!????」

 

 

 

キョジオーンは断末魔の叫びをあげて沈黙した。

 

 

 

 

 

「よっしゃああああ!!!!!勝ったぞぉぉぉ!!!!!!」

 

 

 

 

勝利の叫びを上げるマスカーニャ

 

 

それを聞いた第七部隊はマスカーニャ!マスカーニャ!マスカーニャ!とエールを送る。

 

 

 

「(あとは頼むぜ…相棒!!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キョジオーンが倒された事によりミリセントは焦っていた。

 

 

 

「キョジオーンがやられた…」

 

 

 

 

 

 

「こうふくしろ。ミリセント。」

 

 

テラコマリはミリセントに降参を促すが

 

 

 

「っざけんな!!!!やっとここまで来たのよ!!!!簡単に負けを認めてなるもんですかぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

ミリセントは無差別に魔力弾を放つ。

 

 

 

 

「!!!!!!」

 

 

するとテラコマリの背中から光が出始め、オレンジ色の2対の翼を生成した。

 

 

 

「!?閣下から翼が!?」

 

 

「あんな魔法は見たことがない!?」

 

 

 

「OH AMAZING…」

 

 

テラコマリは翼を羽ばたかせて素早く飛行し,魔力弾を全てかわした。

 

 

 

 

 

そして…

 

 

 

「!!!???」

 

 

ミリセントを捕まえてニビ廃城の天井を破り,空高くへ飛び上がる。

 

 

 

「コマリ様…一体何を?…」

   

 

「あれは…まさか…」

 

 

ヴィルヘイズとマスカーニャ…第七部隊は空へと消えていったテラコマリとミリセントを見つめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高度をどんどん上げていくテラコマリ…

 

ミリセントは必死に逃れようともがいているが、拘束を解けない。

 

 

 

「この!!!!気安く私に触るんじゃないわよ!!!!!」

 

 

 

「ぐっ!!!!!!!」

 

 

ミリセントはナイフをテラコマリの肩に力強く突き刺す。

 

 

テラコマリは強い痛みに思わず顔を顰めるが,すぐに痛みを堪えてよりミリセントを掴む腕の力を強める。

 

 

「離せって言ってんのよ!!!!…あっ!!??」

 

 

ミリセントはナイフを引き抜き、再び刺そうとするが,テラコマリに突き刺さったナイフが燃えてそのまま炭化して消えてしまった。

 

 

「あ…ああ…」

 

 

テラコマリは雲を突き破り,赤い月が見える場所まで飛ぶと

 

 

そのまま円を描くようにグルグルと周り…

 

 

 

それを終えた後…地上へ向けて急降下を始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見えた!!!!」

 

 

 

「コマリ様!!!!」

 

 

ニビ廃城にいる全員の目に急降下するテラコマリの姿が見えた。

 

 

 

「閣下ぁぁぁ!!!!」

 

 

「いけぇぇぇ!!!!」

 

 

第七部隊がテラコマリにエールを送る。

 

 

 

 

 

 

 

「ブラッド…いや、いけぇぇぇぇぇ!!!!コマリィィィィィィィィィィィィ!!!!!!」

 

 

マスカーニャもテラコマリにエールを送る

 

 

 

ヴィルヘイズもそれを見て…

 

 

 

「コマリ様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!頑張ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

 

 

皆のエールをしっかりと聞いたテラコマリは降下するスピードを上げる。

 

 

 

 

「(みんな…ありがとう!これで決める!!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「"ちきゅうなげ"!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

テラコマリは大技ちきゅうなげでミリセントを地面に思い切り叩きつけた。

 

 

 

凄まじい音と土煙が舞う…

 

 

 

 

一同は土煙が晴れるまでその光景を見守ることしかできない…

 

 

 

 

やがて土煙が晴れ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テラコマリとミリセントの姿が見えた

 

 

 

両者はしばらく睨み合いを続けていたが…

 

 

 

 

 

「あ…んた…に…は…敵…わない…わ…」

 

 

 

ミリセントの体が傾き始め…

 

 

 

 

そのまま地面に倒れ込み,力尽きた。

 

 

 

 

 

 

 

テラコマリは片手を上げる。

 

 

 

 

「てろりすと…成敗!!!!!」

 

 

 

 

うおぉぉぉぉ!!!!! コマリ!コマリ!コマリ!コマリ!

 

 

 

 

 

エールの中テラコマリの髪色は普段の金髪に戻り…両手の炎は消え…いつもの両手に戻る。

 

 

そして…眠るように意識を失った…

 

 

 

「コマリ様!!!!!」

 

 

「ブラッド!!!!!」

 

 

 

ヴィルヘイズとマスカーニャは優しくテラコマリの体を受け止める。

 

 

 

「ブラッド…ついにやったな…」

 

 

 

 

「コマリ様…あなたはみんなのヒーローです。」

 

 

 

気を失ったテラコマリの表情は穏やかでまるで憑き物の一つが取れたかのようだった…

 

 

 

続く

 

 




いかがでしたか?


最後はちきゅうなげで締めたのは我ながら良かったと思っています笑笑


ただ、稀れ子とかコマリについてとか色々伏線も回収しないとなぁ…



では、また!!
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