はやくひきこまりの2期が決まらないか毎日ウズウズしております笑笑
今回は新キャラ登場です!
では、どうぞ!
一度宮廷を出た私たちは模擬戦場に移動してサクナ・メモワールの手紙を読んでいた。
テラコマリ・ガンデスブラッド様へ
突然こんなお手紙を渡してごめんなさい。
でも、口だと上手く伝えられる自信がなかったのでこうして文章にさせていただきました。
私の名前はサクナ・メモワールと言います。趣味は読書です。
気軽にサクナと呼んでくださると嬉しいです。
たまたま事故で前の七紅天様を倒してしまってそれが下剋上という形になってそのまま地位を引き継ぐ事になってしまいました。
七紅天なんてとても私に務まらないとは思うのですが、ご存知の通り七紅天は勝手に辞めると時限式の魔法によって爆死するようになっています。テロリストにやられてしまった私は帝国の名誉を傷つけました。このままだと爆死の運命が近づいています。
だから、テロリストを捕まえないといけないんです。
私の事情はこれで全部です。テラコマリさんのような強くてすごい方に言うような事ではないかもしれません。
でも何故かテラコマリさんには伝えなくちゃいけないような気がしてだからこんな弱音を吐かせて頂きました。
七紅天なんて分不相応なとんだ不束者ですが、どうかよろしくお願いします!
精一杯頑張ります!
サクナ・メモワールより
一文字一文字がとても可愛らしい文で埋め尽くされた手紙を見た私はつい手紙を暫く見つめてしまっていた…
「何なんだこの子…可愛すぎだろ…」
「確かにこれは可愛いな…」
歳上のお姉さんしか興味がないはずのマスカーニャも思わずじっくり見てしまうほどの可愛さだ。
「コマリ様はああいう娘が好みなのですか?」
ヴィルが嫌な表情をしながら私にそう聞いてくる。
「好み?まぁ好きかなぁ?」
私がそう返事をするとヴィルは明らかにゲッ!?と言って変な表情をする。
「よし!そしたらサクナの所に行ってみよう!色々話がしてみたい!」
「俺も行ってみよう〜」
だが、ヴィルが私の前に立ち塞がる。
「メモワール殿とお会いするならキチンとテロリストを捕まえる会議をしなくてはなりませんよ!コマリ様!」
「いや、お前はただ単にブラッドがメモワールの所に行くのが嫌なだけだろ?」
「熟女好き苔まみれ蓬猫は黙っていてください。」
「悪口がグレートアップしてんじゃねぇか。フレーテさんは熟女じゃねぇ。綺麗な大人のお姉さんだ!!!!」
駄目だ。これからマスカーニャにはフレーテの話題を出してはいけない。
キモすぎて引く。
まぁそれはそれとして
「で…でもさ!ヴィル!私にできる事なんてないよね?相手は何人も殺してる凶悪なテロリストなんだよ?」
「ならば第七部隊の部下たちを上手く使えばいいのです。コマリ様には500人もの凶暴な部下達がついているのですから。」
「いや…まぁそうなんだけども…」
今日も今日とて第七部隊は模擬戦とは言え激しく殺し合っている…
凄まじい程に…
「こいつら忙しそうだし…」
「構いません。さぁコマリ様。ご命令を」
「わ…わかったよ。諸君!!ちょっといいか!」
私が一声かけると部下達はすぐに戦うのをやめて整列した。
その後私はテロリスト退治のことを伝えた。
するとカオステルが話の途中で犯人を捕まえたものに褒賞を与えるのはどうかと提案したので私は3日間の休暇を提案したが,戦う事しか能がない愚か者どもにはそれは拷問とカオステルに指摘され、動物園のチケットを取り出したら何故か私と一緒に行く事にもなり(まぁ別に構わないが,部下とのコミュニケーションも大事だし)、奴らはテロリストを倒すためにまずはテロリストが狙っている政府要人を先に殺しておこうとか意味がわからない事を言い出して宮廷に向けて突っ走っていってしまった…
「あいつらの方がよっぽどテロリストじゃねぇか…」
「閣下…私が奴らを監督いたしますので…」
「頼んだぞ…ベリウス…」
奴らのことはベリウスとカオステルに任せることにした。
私達はサクナに会う為に七紅府に向かっていた。
ヴィルが何故か黒いオーラを出して目を青く光らせて悪魔のような声を出していた…
「コマリ様…アレハイクラナンデモヤリスギデハ…」
「確かになぁ…あいつら何かしでかさなきゃいいんだが…」
だが、ヴィルは首を横に振って私の肩を掴む。
「そう言う事ではありません…部下と動物園なんて…あり得ませんよ…私と言うものがありながら…」
「いや、別に私は部下とコミュニケーションを取りたいだけで」
「いけません。汚らわしい男などではなく清らかな少女である私と一緒に行くべきです…」
「それお前が行きたいだけじゃね?たまには部下に譲ってればww」
「お黙らっしゃい!!!!!!猫もどき!!!!」
わざと嫌味なことを言ったマスカーニャに飛びかかるヴィル…
後私はこいつが清らかな少女であると一度も思った事はない。
マスカーニャはヴィルに抑え込まれないように必死に抵抗する。
「何戯れあってんだよ…」
私は七紅府の扉の前で2人を待つ。
もう重い扉は開けたくないのでマスカーニャに開けさせたい。
5分後取っ組み合いを終えた2人が戻ってきた。
「ったく。いきなり襲いかかってきやがって!!獣か!お前は!」
「獣は貴方でしょう?私のコマリ様への愛を貶したからです。」
「もういいからさぁ。早く扉開けてよ〜。」
マスカーニャはやれやれと言いながら扉に手をかける。
「お前いつか碌な死に方しないぞ?」
そして扉がゆっくり開くと…
「いや…死ぬのは貴様だ…マスカーニャ…」
扉を開けたすぐ目の前に人が立っていた。
「おわあああああ!!??ビビったぁ!?」
立っていたのはムルナイト警察の制服を着た割と筋肉質な男の子だった。
髪は全体的に赤いが、真ん中と前髪が白い特徴的な色をしていた。
「お…お前!?
ラウドボーン!?」
「マ…マスカーニャ…その人知り合い?」
「あ…あぁ。帝立警察学校時代からの同期だよ。お前何で七紅府に?」
「仕事だ。文句あるか?」
ラウドボーンと呼ばれた人はマスカーニャに悪態をついた後私の方を向いて敬礼をする。
「初めまして。テラコマリ・ガンデスブラッド将軍。私はムルナイト警察総合課第4班所属のラウドボーン警部補でございます。そこにいるマスカーニャとは一応同期です。」
「あ…あぁ。よろしくな。ラウドボーン。」
挨拶を終えた何故かラウドボーンはマスカーニャに眼を飛ばす。
「マスカーニャ!!!よく聞け!七紅天大将軍様の相棒になれたからと言ってあまりいい気になるなよ!?」
「何なんだよ!?急に!!」
ラウドボーンはいきなりマスカーニャに対して詰め寄り噛みついていく。
「確かに俺は貴様に少々遅れを取っているかもしれない!だが、若手No.1の検挙率は俺と貴様の接戦だった事は事実だ!!!」
「た…確かにそうだったな!?ウインディの奴から聞いたよ。今はお前が若手検挙率トップなんだって?すごいじゃん?」
「何だそのいい加減な返答は!?貴様には競争心がないのか!?俺と競って勝つと言う意思はないのか!?」
「わかった!!わかったから近いって!!」
ラウドボーンはマスカーニャに最早顔を擦り付けているのではないかと言う程距離を近くしている…
仲がいいのだろうか?
「さっき中からお前の様子を見ていたが,可愛い女の子達に囲まれて満更でもない顔をしていたな!?そんなんだから俺と言うライバルへの競争心が薄れたのではないのか!?」
「お前一回眼科行ってこい。あれを見て満更でもない顔をしてるように見えたなら異常だよ。」
「そもそも!!俺はほのお・ゴーストでお前はくさ・あく!!お互い弱点を突き合う相容れぬ両者!!つまり!宿敵なのだ!!」
「だああ!!もう面倒くさい!!だからこいつと会いたくないんだ!!」
一瞬止めようかと思ったけどヴィルに面白いのでそのまま傍観しましょうと言われたのでとりあえず様子見をする事にした。
「まぁいい。『今回の件』では否が応でもお前と仕事をする事になるから足だけは引っ張るなよ?じゃあな!マスカーニャ!俺は少し寄る所がある!」
「えっ?今回の件?俺と仕事?ちょっと待て!!!ラウドボーン!」
ラウドボーンはマスカーニャの静止する声も聞かずそのまま上の階へと行ってしまった。
「なーんだ。案外早く終わってしまいましたね。つまらないです。」
「お前ら見てないで止めてくれよ…」
「い…いつもあんな感じなの?…」
マスカーニャは頭を掻く。
「あぁ…あいつ昔から俺に何かと突っかかってくるんだ。まぁ…悪い奴じゃないし俺も嫌いではないんだけどな?」
「そうなんだ。」
何とも不思議な関係である。
そんなこんなで私達はサクナが仕事をしている執務室の前まで来た。
サクナの執務室は6階にある為そこそこ階段を登るのが大変である。
だから私はいつも科学と魔法の力で開発された魔力で動く昇降機に乗って階を移動している。
「さぁてと。では早速…」
しかし、私が扉を開けようとすると何故かヴィルが私を下がらせる。
そして、自分が扉の前に立って…
そのまま扉を蹴って開けた。
「失礼します!」
「おまっ!?何してんの!?印象最悪じゃねーかよ!?」
「何も扉を蹴ることはねーだろ…?」
私は思わず叫んでしまった。
執務室の中にはサクナとニンフィア…そしてもう1人
眼鏡をかけた神父服のおじさんがいた。
「テラコマリさん!?」
サクナは私が来たことに驚いているようだった。
そりゃそうだった。アポなしだもん。
「や…やぁ!サクナ!突然ごめん。テロリスト退治の打ち合わせに来たんだけど…お取り込み中だったか?」
「いえいえ!全然問題ありませんぞ!さて…私はそろそろ退散するとしましょうかな?ではではメモワール殿!ニンフィア殿!テロリスト退治の件お頼み申しましたぞ!」
「は…はい!」
「わ…わかったよ…」
何だか今ニンフィアが曇った表情をした気がした。
「お会いできて光栄ですぞ。ガンデスブラッド殿。
ところで神を信じますかな?」
神父さんは私に近づくといきなりそんな事を聞いてきた。
「神…まぁ人並みには…」
「おぉ!!!何と素晴らしい信仰心!!!貴殿の大活躍は敬虔な神の徒でいらっしゃるが故のご加護があるからなのですね!やはりガンデスブラッド殿の善行を神はすべて見知っておられるのです!!!」
びっくりした…急に饒舌になり始めたぞ…この神父さん…
ヴィルとはまた違う方向で変態っぽい。
「是非今度天地創造と神の御技について存分に議論を交わしたいものですな!!」
「は…はぁ。」
「それでは!ガンデスブラッド殿!!アーメン!!」
そう言い残すと神父さんは扉を閉めて去っていった。
一体何だったんだろうか…
「すげぇキャラが濃い人だったな…」
「お前が言うな。サクナ…今の人は…」
「あの人はヘルデウス・ヘヴン。第二部隊を率いる七紅天のお一人です。」
「あの人も七紅天なの!?」
「はい。拳法を用いた武術を得意としています。ですが、本職は神父で帝都の外れで教会と孤児院を運営しています。」
孤児院と言う言葉を聞いてマスカーニャの表情が少し曇ったような気がした。
「孤児院か…」
「マスカーニャ…大丈夫?」
「ん?あぁ。大丈夫だ。俺が一時期いたのはヘヴン教会の孤児院じゃない。だから、気にすんな。」
「そっか…」
「あたしとサクナはあの人の孤児院で育ったんだ。」
ニンフィアが私達にそう話す。
「そう…だったんだ。」
「うん。小さい頃色々あってさ…実は…今日これから来るテロリスト対策チームの6人目も同じ孤児院出身の幼馴染でさ。」
「多分もうすぐ来られるとは思うのですが…ラウくんまだかな?ちゃんと時間に来るって言ってたよね?フィアちゃん。」
「言ってたよ。あいつ何やってんのよ。もう20分過ぎてんじゃん。」
「なぁ。サクナ、ニンフィア。どんな奴なの?そのラウって人。」
「ラウくんは…」
すると…執務室の扉がガチャっと言う音と共に開いた。
「悪い!!遅くなった!!」
慌てて入ってきたのは赤と白の髪色をした少年…
あれ?ついさっき見た気が…
「あれ!?お前は!?」
「!?ラウドボーン!?」
ラウドボーンだった。
「悪いな。ニンフィア。さっき『親父』とすれ違ったから少し話し込んでたんだ。」
「遅刻厳禁。ラウは昔から時間にルーズすぎ。」
「悪かったって。」
ラウドボーンはニンフィアに謝罪をしている。
6人目って…ラウドボーンだったんだ…
「久しぶりだね。ラウくん。」
「!!!!サクナ!」
何か先程のマスカーニャに対する態度とは打って変わってサクナに対しては見た目からは想像もできない笑顔を見せている。
「確かに久しぶりだな!元気だったか?」
「うん。元気だよ。ラウ君は?」
「俺は順調だよ。サクナ…しばらく見ないうちに綺麗になったな。」
「そ…そうかな?えへへ。ありがとう。ラウ君も身長前より伸びたね。」
何だか全然違う。先程とはまるで別人だ。
本当にさっきマスカーニャに噛み付いてた奴なのか?
「おい…ラウドボーン…お前なんでここに?」
「おぉぉ!!!マスカーニャ!!!我が兄弟!!会いたかったぞ!!」
急にラウドボーンは笑顔でマスカーニャに肩に手を置く。
「いや。実はな?七紅天のヘルデウス・ヘヴンに頼まれてな?今回だけ出張と言う扱いでサクナの第六部隊に配属されたんだ。そして…テロリスト対策チームのメンバーになった。」
だからさっき今回の件でお前と一緒に仕事をするとか言ってたのか…
そうか…て言うことはラウドボーンもヘルデウスの孤児院出身なのか…
「つーかさっきから何なんだよ!?お前俺に対する態度が全然!?」
「なーに言ってるんだ!!!いつもと同じじゃないか!!!親友!!」
ラウドボーンはマスカーニャの肩に手を回して左右に揺らす。
マスカーニャは気味が悪いのか顔色が悪い。
これに関しては同情するな…
「サクナ!!紹介しよう!彼は俺と同じ警察官!今は皇帝陛下の命でテラコマリ将軍とバディを組んでるマスカーニャだ!!クールだが、情に熱い男さ!!!そして俺の1番の親友だ!!」
「ひぃぃぃぃ!!!??」
マスカーニャがラウドボーンのあまりの変貌ぶりに怖がって棒のように細くなっている。
「そうなんですね。あっ!ごめんなさい!マスカーニャさんには直接の自己紹介がまだでした!サ…サクナ・メモワールです。よろしくお願いします!いつもラウ君と仲良くしてくださってありがとうございます。」
サクナがペコリとお辞儀をする。
可愛い
「サクナ!!ちょっとごめんな!マスカーニャと男の話をするからちょっと失礼するぞ!!」
「えっ…うん。」
マスカーニャと何を話すのかな?
ラウドボーンはマスカーニャを無理矢理部屋の隅に連れていくと私達には聞こえないぐらいの大きさの声で何かを話す。
「いいか…マスカーニャ…サクナと俺とニンフィアは同じ孤児院出身の幼馴染なんだ。サクナは俺にとっての天使なんだ。俺はサクナの前ではお前に対する対抗心を隠して友好的に接する。だから、お前も合わせろ。」
「冗談じゃねーよ。誰が合わせるか。」
「拒否するならお前の家に大量のセロリを設置する。」
「前言撤回します。喜んでお引き受けいたします。」
話を終えた2人が戻ってきた。
「ではでは!!これからよろしく頼むぞ!マスカーニャ!!」
「うん!!よろしくねぇ!!ラウドボーンくぅん!!」
「「アハハハハハハハハハハ!!!!!!!」」
マスカーニャまでおかしくなった。
そういえばラウドボーンってゴーストタイプを持ってるって言ってたから…
何かされた?
すると…お昼を知らせる鐘と音声魔法が聞こえた。
「もうお昼か…サクナさえよければお昼でも一緒に食べないか?皆も一緒にさ!」
私はサクナを昼食に誘った。
サクナはニコッと笑うと
「はい!!是非!!テラコマリさんが良ければ!」
私達はレストランへと向かった。
続く
いかがでしたか?
実はラウドボーンはガブリアスと共に作者をSVでマスターランクまでぶっ続けで上げてくれた相棒なんですよ笑笑
当時は特性のてんねんが強くてねぇ…今はあくタイプとか多すぎて激減しましたが
では、また!!