テツノカシラです!!
今回はオディロン鬼畜回です笑笑
では、どうぞ!!
オディロンが繰り出したよろいポケモン バンギラス
タイプはいわ・あく
サザンドラやヌメルゴンと同じ600族と呼ばれるポケモン人である。
だが、その姿は…
人の形ではなかった。
「何で『本来の姿』に…」
「冥土の土産に教えてやろう…」
すると…オディロンが不気味な黒い遺伝子のようなエンブレムが形どられた瓶を取り出した。
「こいつは『はかいのいでんし』と言う神具でな。これがポケモン人の体内に入ると脳のリミッターを強制的に解除してそのポケモン人を本来の姿…『ポケットモンスター』に戻す事ができるのだ。」
「!?ポケモン人の脳のリミッターを?」
ポケモン人にはポケットモンスターと呼ばれる本来の姿が存在する。
本来であれば生まれつき脳にリミッターがかかってその姿にはならないようになっている。
だが、とてつもなく強いショックで理性を失ったり、はかいのいでんしのような特殊な神具を使われたりすると本来の姿に戻ってしまう。
本来の姿…ポケットモンスターになると戦闘能力が凄まじく上がり…
ポケモン人や他の種族をも圧倒し、神具によって本来の姿に戻ってしまった場合は繰り出す技は全て魔核による治癒を無効化してしまう。
「このバンギラスは元々はムルナイトの外れにある小さな村で爺さんと2人で暮らしていた小僧だった。強大な力を持っているのにそれを使わずに呑気に平和ボケしているのがもったいなくてな。このはかいのいでんしで本来のすがたにして洗脳し、俺の道具にしてやったのだ。」
オディロンの持つはかいのいでんしが怪しく輝く。
「この外道が…ポケモン人はお前の道具じゃない!!!!」
マスカーニャは怒りを露わにしてオディロンに向けて叫ぶ。
「ふん。いくらでも喚け。お前達は此処で全員死ぬのだからな。
行け!バンギラス!!!そいつらを殺せ!!!」
オディロンが命令するとバンギラスは咆哮する。
すると…バンギラスの周りに砂嵐が巻き起こり始めた。
「特性『すなおこし』か…気をつけろ!!あの砂嵐に触れたらダメージを受けるぞ!」
3人は砂嵐を警戒しながら戦闘態勢に入る。
バンギラスが3人に襲いかかる。
右腕を振り上げて爪でラウドボーンを切り裂こうとするが…
大振りのためラウドボーンは難なくかわす。
ラウドボーンの立っていた地面には深く抉れた傷跡がつく。
「マジかよ…当たったらヤバかった。」
バンギラスは身体が大きくズッシリとした体格をしている為素早く動くことはできない。
しかし、その分攻撃力と耐久力が高く其処から繰り出される一撃一つ一つが重く当たればただでは済まない。
バンギラスは再びラウドボーンを狙う。
「また俺かよ。なら対抗するまでだ!
フレアソング!!!!」
ラウドボーンはフレアソングで応戦し、バンギラスに攻撃を命中させる。
だが…
バンギラスはものともしていない。
「!!?? こいつ炎半減かよ!?」
バンギラスはいわタイプの為ほのおタイプの技は半減である。
「ラウドボーン!! そいつは多分いわタイプだ!!ほのお技は効かない!!」
「なら!!一貫性のあるゴースト技で!!」
ラウドボーンは今度はシャドーボールを放つ。
しかし、この技も効いていない。
「なっ!?まさかあくタイプも!?」
ラウドボーンのタイプはほのお・ゴースト…
いわ・あくタイプのバンギラスに有効打はないのである。
「ラウ!!!下がって!!」
ニンフィアがラウドボーンの前に出る。
「あくタイプならあたしのハイパーボイスで抜群をつける!!!」
ニンフィアはハイパーボイスを至近距離からバンギラスに向けて放った。
あくタイプにフェアリータイプの技は効果は抜群の為ダメージをそれなりに与えられると思っていた
だが…
バンギラスはビクともしていなかった。
「!?」
バンギラスは巨大な尻尾を振りかざし,ニンフィアに叩きつけようとする。
ニンフィアはすんでのところでかわした。
尻尾が当たった地面が陥没する。
「どうして!?効果は抜群のはずなのに!!」
「多分…この砂嵐のせいだと思う。」
「砂嵐の?」
「聞いたことがある。確かいわタイプは砂嵐下では特防が1.5倍になるって…」
「って事は特殊技じゃ打点にならないって事?」
「多分」
マスカーニャの読みは当たっている。
いわタイプは砂嵐下では特防が1.5倍になる。
元々バンギラスは600族と言う事もあり,耐久力はかなり高い。
その為異常なまでの特殊耐久を誇る。
歴代のバンギラスもこれにより特殊アタッカーにはかなり恐れられていた。
更に本来の姿になっている事も耐久力に更に拍車をかけている。
「化け物かよ…」
バンギラスは3人を睨みつける。
そして、再び咆哮すると再び襲いかかる。
爪や牙で攻撃し,尻尾で打撃を繰り出す。
今のところは3人は全ての攻撃をかわせている。
だが、一向にバンギラスに対して有効打がない。
このままではいずれ消耗戦になり、押し負ける。
「特殊でダメなら物理技で攻めるか…」
今度はマスカーニャが出る。
「マスカーニャ…大丈夫なの?」
「俺はくさタイプだ。いわタイプに抜群をつける。」
マスカーニャはトリックフラワーでバンギラスを攻撃する為に走る。
バンギラスの攻撃を掻い潜り
何とか後ろに回り込んだ。
そして、花爆弾を体につける。
「よし…後は起爆すれば!!」
しかし、次の瞬間バンギラスはマスカーニャに尻尾を振り下ろす。
「!!??まずい!!」
マスカーニャはギリギリ回避したが、
尻尾の先端が頬にあたり、血が出る。
「でもこれでおあいこだ!!
トリックフラワー!!!!」
マスカーニャはトリックフラワーを発動させる。
トリックフラワーはバンギラスの背中で爆発した。
流石のバンギラスも少しだけよろけ、効果は絶大と思われた…
だが…
それだけだった…
大したダメージを受けている様子は全くなかった。
「嘘だろ…物理技でもダメなのか!?」
バンギラスはゆっくりとマスカーニャたちがいる方角を向き直る。
「マスカーニャの攻撃でもダメなの?…」
「だったら俺のあくびで眠らせれば!」
「待て!!ラウドボーン!!!」
マスカーニャはラウドボーンを止める。
バンギラスが大きく空気を吸い込んでいた。
そして、吸った空気を一気に溜め込むと…
口からロックブラストを勢いよく発射した。
「!!??ロックブラストだ!!避けろ!!!」
マスカーニャ達はロックブラストを避けようと動くが、
「「「うわぁぁぁ!!??」」」
足元で炸裂したロックブラストに吹き飛ばされ、
3人はそのまま倒れ込んでしまう。
バンギラスは咆哮するとズシ…ズシ…と3人に近づく。
「くそ!!この野郎!!!!」
ラウドボーンが炎のスタンドマイクでバンギラスに挑みかかるが…
炎のスタンドマイクはバンギラスの硬質な皮膚に全く歯が立たず折れてしまう。
「がっ!!??」
バンギラスはラウドボーンの頭を掴むと投げ飛ばし,岩に叩きつけた。
「ラウ!!!!!」
今度はニンフィアが挑み掛かるが,ヘルデウスから教授された拳法もバンギラスには全く歯が立たずそのまま尻尾の打撃により吹き飛ばされてしまった。
「うおぉぉぉぉ!!!!!」
マスカーニャが木の剣でバンギラスに連続で攻撃するが,まるで金属にぶつかったような音を立てるだけでかすり傷ひとつ負っていない。
バンギラスは大きく口を開けると
「ぐあぁぁぁ!!??」
マスカーニャの肩に噛みつき,そのまま空中で振り回して投げ飛ばした。
マスカーニャは岩盤に叩きつけられ、吐血してしまう。
肩からも出血する。
バンギラスは自分が優位な戦況に歓喜の雄叫びをあげ、まるで子供のように喜ぶ。
「フハハハハハハハ!!!!!!馬鹿なクソガキどもめ!!ポケモン人がポケットモンスターに敵うはずがないのだ!!!」
オディロンは3人を侮辱するように高笑いする。
「あの3人はこのままバンギラスが始末するだろう。では、俺はガンデスブラッドをじっくりと拷問してやろう。」
オディロンもテラコマリに近づいて拷問しようとする
だが…
「やめろ…テラコマリさんから離れろ!!!!」
突然聞こえてきた怒声…
オディロンが後ろを振り向くと
サクナが立ち上がっていた。
オディロンに暴行された事で片目に青アザができ、顔は腫れてしまっている痛々しい姿になっていた。
「テラコマリさんに…皆に…ひどいことするな!!!」
オディロンはサクナを睨む。
「何を言っている?サクナ・メモワール…」
「私はもう…お前の命令には従わない…
逆さ月なんか抜けてやる!!!」
「グズな小娘風情が…ふざけた事を抜かすな!!!お前は一生俺の道具としてこき使われ続ければいいんだ!!!」
サクナの言葉にオディロンは激怒する。
「それこそふざけるな!!!絶対にお前の言う事になんか従わない!!!」
サクナは負けじとオディロンに激昂し、懐から瓶を取り出す。
「貴様…まさかそれは!!」
「お前がよこした…コルネリウスの秘薬!!!」
サクナは瓶の蓋を開けるとその中身を一気飲みする。
「キル!!キル!!」
オディロンはサクナに大剣を構える。
サクナは薬飲み終えるとそのまま瓶を地面に捨てる。
そして…サクナから凄まじい勢いで青白い魔力が放出される。
オディロンはあまりの風圧に片腕で顔を覆う。
サクナは魔力を腕に集中させ…
マスカーニャ・ニンフィア・ラウドボーンを痛めつけているバンギラスへ向けて超低温の氷結魔法を放った。
バンギラスはすぐにサクナの方へ向き、防御の構えをする。
しかし、氷結魔法は一瞬にしてバンギラスを凍結させ、動きを封じてしまった。
それに伴いバンギラスの周りの砂嵐も収まっていく…
「バンギラスが一瞬で!?」
「これ…本当にサクナが!?」
ラウドボーンとニンフィアは突然の事に驚愕する。
「メモワールは一体何を飲んだんだ?」
マスカーニャは口についた血を拭いながらサクナを見つめる。
すると、サクナは空中に浮遊し始め…
自身の背後に巨大な魔法陣を展開した。
「例え此処で死んでも…
お前だけは絶対に倒す!!!!」
サクナは魔法陣から魔力を帯びた氷の槍をいくつも生成する。
「ダストテイルの箒星!!!!!!」
サクナはオディロンに目掛けて無数の氷の槍を放つ!!!
「道具の分際で頭に乗りよって!!!!!!」
オディロンは迫る氷の槍を大剣で薙ぎ払う。
しかし、サクナは攻撃を緩める事なく氷の槍を放ち続ける。
「キル!!キルゥゥ!!!!」
オディロンはこのまま捌き続けても埒が開かないと判断し、氷の槍を大剣で受け流しながらサクナとの距離を詰める。
「絶対に…絶対に負けない!!!!」
サクナは攻撃の手を更に激しくする。
オディロンは氷の槍を掻い潜り、サクナの近くまで来ると彼女よりも高く飛び上がる。
「このまま叩き切ってやる!!!!!」
大剣を振りかざし、サクナに斬りかかる。
「させるかぁぁぁ!!!!」
サクナは氷の槍を上向きにして再びオディロンに放つ。
空中では無防備になってしまう為オディロンの体に氷の槍がいくつも突き刺さり、皮膚を簡単に傷つけ、出血する。
「(くそ!!!コルネリウスの秘薬はこんな小娘すらにも強大な力を与えるのか!!!何故これをこいつに渡せと命令したんだ!!!)」
オディロンは氷の槍による攻撃を受けながらもサクナに迫っていたが…
「ぐぅ!!ぐおわぁぁ!!??」
オディロンはそのまま吹き飛ばされ,地面に叩きつけられる。
「(今だ!!!!!)」
サクナは地上に降りてマジックステッキを構えてオディロンに止めを刺そうとする。
「クソが…こんな小娘に…キル…キル!!!」
「これで終わりだぁぁぁぁ!!!!!!」
だが、突然サクナは身体に異変が起こったのを感じた。
「がはっ!!??」
サクナは血を吐いて咳き込んで倒れてしまう。
「ゲホッ!ゲホゲホ!!」
それを見たオディロンはニヤリと笑い,立ち上がる。
「あれだけの薬を一度で飲み干したんだ。過剰摂取で副作用がすぐに出てしまったようだな!!!
間抜けが!!!!!」
オディロンは容赦なくサクナを殴り飛ばす。
サクナはそのままテラコマリの方へと落下した。
「サクナァァァ!!!!!」
「オディロン!!!!貴様ぁぁぁ!!!!」
「この人手なしが…よくも此処までのことが平然とできるな!!!!!」
オディロンはマスカーニャ達の罵声も気にしていない様子で後ろを指差す。
「他人の心配をしている場合じゃないのではないか?」
3人が振り返ると
凍結していたバンギラスの氷が溶け始め…
一瞬で再び動き出した。
バンギラスは怒りにも聞こえる咆哮をあげると3人に襲いかかる。
マスカーニャは尻尾の打撃を喰らい…
ニンフィアは殴り飛ばされ…
ラウドボーンは投げ飛ばされ
蹂躙される。
オディロンに殴り飛ばされたサクナは隣で気を失っているテラコマリを見つめる。
「テラコマリさん…ごめんなさい…やっぱり私の力じゃ…奴には勝てません…」
サクナは緊急用に取ってあった転移用魔法石を取り出す…
「せめて…あなた1人だけでも逃げて…」
だが…サクナの脳裏にある人物の言葉が浮かび上がってきた…
いざとなったらテラコマリに血を飲ませなさい。そうすればあいつは命をかけてでもあんたを助けてくれるヒーローになってくれるから。
サクナはミリセントに言われた通りに…
テラコマリの口に自身の血を一滴落とした。
すると気を失っていたテラコマリが目を赤く光らせ…白い魔力を纏いながら起き上がる。
「漸くお目覚めか…ガンデスブラッド。魔核の在処を話すまで我が神具『大宝剣』で切り刻んでやる!!」
オディロンはテラコマリに斬りかかろうとするが…
マスカーニャ達と戦っていたバンギラスがテラコマリの方を向いて警戒していた。
明らかに動物的本能で危険を察知している様子だった。
「どうしたのだ?バンギラス。」
オディロンは一度大剣を納め,様子を伺う。
テラコマリはサクナの顎に指を添える。
「テラ…コマリさん…」
「たりない…ちが…」
テラコマリはそう言うとサクナの首筋に優しく牙を突き立て血を吸う。
「だ…駄目です…テラコマリ…さん…」
サクナは痛みは感じていない。だが、何だか心地よい感覚になり、気を失ってしまう。
テラコマリは気を失ったサクナを優しく寝かせると…
モンスターボールを取り出し…腰に装着して細胞分裂抑制剤を注入する。
「!!??その機械!?貴様どこでそれを!?『あの方』と同じものを持っているだと!?」
『CHARIZARD』
「リザードン」
テラコマリは静かに詠唱すると白い氷を帯びたエネルギーがテラコマリを覆い始める。
『MOON FORM』
モンスターボールからそう音声が流れると
凄まじい氷エネルギーと共にテラコマリの髪色が段々と白くなり始める。
そして…テラコマリは美しい白いオーラを放ちながら全身から氷エネルギーを放出し…
サクナの頭を優しく撫でる。
「さくな…もうだいじょうぶ。わたしがぜったいにきみをたすける。」
テラコマリはそう言うと立ち上がり…オディロンを鋭い眼光で睨みつける。
「おまえがこころのそこからざんげするまで…
ぜったいにゆるさない…」
テラコマリは静かにそう言い放つが…
その瞳にはオディロンに対する激しい怒りが込められていた…
続く
いかがでしたか?
はかいのいでんしとかコマリ閣下のフォームについてはまた設定集に追記しておきます!
では、また!