ポケットモンスター 炎の吸血姫の革命   作:テツノカシラ

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どうも!!


テツノカシラです!!


今回はかなりグロいですね…


後はオディロンの伏線の一部がわかります…


では、どうぞ!!


血に染まる白銀と災いのつるぎ

 

 

 

「くそ!!!逃げられた!!」

 

 

 

戦況が不利だと判断したオディロンに転移用鉱石で逃げられてしまった一同

 

 

「どうする?追いかける?」

 

 

 

「いや…奴がどこに逃げたのかもわからない。深追いするのはやめて…とりあえず宮廷に報告を…」

 

 

 

マスカーニャが通信用鉱石を取り出したところ…

 

 

「多分…オディロンはゲラ・アルカ共和国にある逆さ月のアジトに逃げたと思います…」

 

 

 

サクナが口を開いた。

 

 

 

「ゲラ・アルカにアジトがあるのか?」

 

 

 

「はい…密林地帯にあります。」

 

 

 

「なら尚更深追いはやめよう。仲間もいるかもしれない。今の消耗した俺達では返り討ちに遭ってしまうだろう。」

 

 

 

マスカーニャはそう言ったが、テラコマリはゲラ・アルカがある方角を見つめている。

 

 

 

「あいつはゆるさない。ぜったいにさくなにあやまらせる。」

 

 

テラコマリは背中から翼を生成する。

 

 

 

「待て!!ブラッド!!!いくらお前でも危険すぎる!!!」

 

 

 

だが、テラコマリはマスカーニャが制止する声も聞かずに一瞬にして姿を消した。

 

 

 

 

「ブラッド!!!!」

 

 

 

「どうしよう!?」

 

 

 

一同は慌ててしまう

 

 

 

だが、サクナの右目が赤くなっている事に気づき、静寂になる。

 

 

 

「烈核解放…アステリズムの廻天…」

 

 

 

アステリズムの廻天を発動していたのだ。

 

 

 

 

「みんな…大丈夫だよ。テラコマリさんは傷つけさせない。」

 

 

サクナの言っている事を少しだけ理解できた一同…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲラ・アルカ共和国

 

 

密林地帯

 

 

「クソが…クソが!!テラコマリ・ガンデスブラッドめ!!!!」

 

 

オディロンは血を流しながら密林地帯を歩いていた。

 

 

 

テラコマリに何度も攻撃された事で転移用魔法石が一部破損していたのだ

 

 

その影響で転移の場所がズレてしまった。

 

 

今は草木をかき分けながら自身のアジトへと向かっている。

 

 

 

 

だが、血の匂いに釣られて密林に生息するオオトカゲが近づいてきた。

 

 

 

「ちっ!! 近寄るな!!!俺に近寄ってきたら殺すぞ!!!」

 

 

オオトカゲ達はオディロンの威圧に気押されて茂みへと引き返していく。

 

 

 

「いつもだったらあんな虫ケラどもなど気にする必要などない筈なのに……ぐっ!? ぐおあぁ!!??」

 

 

オディロンは足を踏み外し…坂から転がり落ちてしまった。

 

 

 

「ぐぅ…サクナ・メモワールめ…よくも俺の右腕をぉ…」

 

 

オディロンはサクナの顔を思い出し…歯軋りをする…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はオディロンがサクナに目をつけたのはサクナの烈核解放以外にも理由があった…

 

 

 

 

それはサクナの母親セリナである。

 

 

 

 

オディロンはかつてサクナの両親セリナ・リーリエとグラジオ・メモワール…そしてヘルデウス・ヘヴンとも同級生だったのだ…

 

 

 

 

軍人の家系に生まれたオディロンは常に成績はトップで自他共に厳しく学校でも一目置かれた存在だった。

 

 

 

そんなある日オディロンはとある転校生の少女に彼は運命を変えられたのだ…

 

 

 

 

 

それが白極連邦からムルナイト帝国へ移住してきたセリナ・リーリエだった。

 

 

セリナは蒼玉種と吸血種のハーフで誰もが見惚れる程の美しい少女だった。

 

 

しかし、当時は今よりも混血種に対して風当たりが強くセリナは少し孤立していた…

 

 

オディロンはそんな彼女に想いを寄せていたが、家の事もあり、片思いに終わってしまった…

 

 

 

やがて思いを寄せていたセリナはグラジオと思いを寄せ合うようになり…

 

 

 

2人は結ばれ、幸せな家庭を築いた…

 

 

一方のオディロンは政略結婚で貴族の娘と夫婦となり、家庭を作った。

 

 

 

だが、悪徳な貴族の手により…家族は離散し、一時は何とか逃げ延びた夭仙郷で地獄の日々を過ごした…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逆さ月に身を落としてからは魔核の破壊だけを考えて帝国軍に潜入し、功績を立てて七紅天となった。

 

 

七紅天になっても尚…彼は力を求め続けた。

 

 

そんなある日…ある噂を彼は耳にしたのだ。

 

 

 

殺した相手の記憶を見たり、改竄できる烈核解放を持った少女がいると…

 

 

それがサクナだったのである。

 

 

 

しかもサクナとその姉コマリはセリナによく似ていた…

 

 

 

オディロンはすぐに2人の母親がセリナだと知り…家を襲撃した…

 

 

 

 

襲撃の中…オディロンは途中から記憶がなく…気がついたらサクナ以外の家族全員を惨殺していた…

 

 

 

あんなに想いを寄せていたセリナまでも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの小娘を見ていると…セリナの事を思い出す!!!!それが不愉快でたまらん!!!」

 

 

 

オディロンは左腕の力で何とか立ち上がり…

 

 

目の前にあるアジトへと向かう。

 

 

オディロンはアジトに入る前に通信用鉱石である人物と連絡をとる。

 

 

 

「アマツ!俺だ!計画は失敗した!テラコマリ・ガンデスブラッドのせいでな!」

 

 

 

『知っているさ…あの映像はムルナイト中で中継されてたんだぜ?』

 

 

 

通信相手はアマツ・カクメイ。

 

 

かつてミリセントの家庭教師を務めた和魂種の青年…

 

 

オディロンと同じ逆さ月の幹部である。

 

 

 

「ならば話は早い!すぐに奴らを殺す準備をする!」

 

 

そして…扉を力強く開けて中に入る。

 

 

「おい!!俺だ!!!帰還したぞ!!!!」

 

 

 

オディロンはアジトにいる自身の部下達に声を荒げるが…

 

 

誰も返事をしない。

 

 

オディロンは部屋の中へと入っていく

 

 

『誰もいないみたいだな。』

 

 

「聞いているのか!!!さっさと返事を…」

 

 

だが、部屋に入ると衝撃的な光景がオディロンの目に飛び込んできた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な…なん…だと…」

 

 

 

部下達が皆…死んでいたのだ。

 

 

しかも死体には先程見たのと同じ種類のオオトカゲが群がりその死肉を貪り食べている。

 

 

しかし、オオトカゲ達の仕業ではない。

 

 

部下達の身体にはついさっきまでお互いで殺し合った形跡がある。

 

 

つまり…

 

 

 

「あああああああ!!!!!!サクナ・メモワールゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」

 

 

 

 

 

オディロンの大声にオオトカゲ達は反応し,

 

 

 

一斉にオディロンに襲いかかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜になり…

 

 

オディロンは何とかオオトカゲ達を返り討ちにした。

 

 

「ハァ…ハァ…ハァ…」

 

 

だが、オオトカゲ達に肉を食いちぎられ…もう満身創痍だった。

 

アジトはめちゃくちゃになり…残ったのは部下達とオオトカゲの死体だけ…

 

 

 

『してやられたな。オディロン…サクナ・メモワールは定期的にアジトに帰還してはお前の部下達を色気で誘惑して核領域に誘き寄せて殺してから洗脳していたのさ…全く…女ってのは怖いな。』

 

 

「知っていたなら何故教えなかった?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おひい様が『悪魔に魂を売ったお前』には罰が必要だとの事だ…』

 

 

 

「何?」

 

 

アマツは続ける。

 

 

『おひい様は全て知っているぜ?お前が夭仙郷で何をしていたか…その力はどうやって手に入れたかをな…』

 

 

 

「キル…キル…」

 

 

 

「それと…多分そろそろお出ましだぞ」

 

 

 

「は?」

 

 

 

 

アマツに言われ…オディロンは自身の肩をツンツンとつつく者に気づく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

振り向くとテラコマリが後ろに立っていた。

 

 

 

「き…貴様!!??どうやって此処に!?」

 

 

テラコマリは無言でオディロンの頸を掴んで机に押さえつける。

 

 

 

オディロンは抵抗しようとするが、あまりにも強い力のため抗えない。

 

 

 

 

「あやまれ…さくなに…あやまれ」

 

 

 

 

しかし、オディロンは決して屈しなかった…

 

 

 

 

「誰が謝るかぁ!!!!あんな愚鈍な小娘は散々いいように使われて死ぬのがオチだぁぁ!!!!」

 

 

全く懺悔するつもりのないオディロン…

 

 

テラコマリは静かにオディロンを睨みつける。

 

 

 

 

『ごきげんよう。ミス・ガンデスブラッド。相も変わらずお美しい。』

 

 

 

テラコマリは机に置いてある通信用鉱石から流れる男の声に反応する。

 

 

 

『そいつの事は煮るなり焼くなり好きにして構わない。ただし、やるならムルナイトでやってくれ。

 

 

 

 

そいつには我々からも罰を与えなければならないからな。』

 

 

 

では、またお会いできる日をとアマツが最後に言うと通信用鉱石は切れる。

 

 

 

 

「アマツめ…くそ!!!!殺るならさっさと殺れ!!!」

 

 

 

だが…テラコマリはオディロンを一向に殺そうとはしない…

 

 

 

 

「いったはずだ。おまえがこころのそこからざんげしてさくなにあやまるまでぜったいにゆるさないって…

 

 

 

それまではころさない…」

 

 

 

「何を言って…」

 

 

 

テラコマリはオディロンの頸を持ったまま宙に持ち上げる…

 

 

 

そして…一瞬で姿を消した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムルナイト帝国…

 

 

 

「!!!戻ってきた!」

 

 

 

4人は凄まじいスピードでこちらに飛んでくるテラコマリを見つけた。

 

 

 

テラコマリは地上に降り立つと同時にオディロンを岩盤に力強く叩きつけた。

 

 

 

 

「ブラッド!!!無事か!?」

 

 

 

「へいき。こいつをつれてきた。」

 

 

 

テラコマリはオディロンを指差す。

 

 

 

 

「貴様…一体何をするつもりだ?」

 

 

 

「おまえにじごくをあたえる。」

 

 

 

テラコマリは拳を作り…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オディロンの腹を渾身の力で殴った。

 

 

 

強化された肉体による拳がオディロンの腹に食い込む。

 

 

 

オディロンは耐えきれず口から大量の血を吐く。

 

 

 

「テラコマリ!?あんた何を!?」

 

 

 

 

 

 

 

「こいつはさくなにじごくのくるしみをあたえた…

 

 

 

 

 

だったらこいつもおなじ…いやそれいじょうのくるしみをあじわうべきだ。」

 

 

 

テラコマリはオディロンに治癒の光を浴びせる。

 

 

 

オディロンの傷が癒えていく。

 

 

 

 

なくなった右腕も魔核の治癒効果が促進された事で生えてきた。

 

 

 

 

 

「貴様!!!こんな事をしてタダで済むと…」

 

 

 

 

テラコマリはオディロンを再び殴る。

 

 

 

オディロンは三度血を吐く。

 

 

 

「さくなにあやまれ。」

 

 

 

 

 

「こんな事で謝ってたまるかぁ!!!!!」

 

 

 

 

テラコマリはオディロンの左腕を掴み…

 

 

 

 

 

 

へし折った。

 

 

 

 

「がっ!!??」

 

 

 

 

あまりの激痛にオディロンは声も出せなかった。

 

 

 

 

「ざんげしろ。」

 

 

 

だが、オディロンは謝る気はない。

 

 

 

 

「断…る…殺せ…」

 

 

 

 

テラコマリの目がだんだんと怒りと憎しみに満ちた禍々しいものに変わっていく…

 

 

 

テラコマリは再びオディロンを殴る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからどれほどの時間が流れただろうか…

 

 

 

4人がただ呆然と見つめる中…

 

 

 

 

テラコマリはオディロンを痛めつけ…

 

 

瀕死になったら治癒して再び痛めつけるを繰り返していた。

 

 

 

 

「ごぼあぁぁ!!??」

 

 

 

周辺はオディロンの血で真っ赤に染まっていた…

 

 

 

 

テラコマリもオディロンの返り血を大量に浴びてまるで血に飢えた悪魔のような姿になっている…

 

 

 

 

「テラコマリ…もうその辺りに…」

 

 

 

 

見るに耐えかねたニンフィアがテラコマリを止めようとするが…

 

 

 

「やめない。こいつはまだあやまっていない。」

 

 

オディロンの髪を掴み…強引に頭を上げる。

 

 

 

「やめ…ろぉ…殺…せぇ…」

 

 

 

「・・・・」

 

 

 

テラコマリはオディロンを治癒する。

 

 

 

「テラコマリさん…」

 

 

 

 

「やめろぉ…もう…やめてくれぇ…嫌だぁ!!!」

 

 

 

オディロンの体は再び回復した…

 

 

 

オディロンは同じ苦しみや痛みを繰り返す事についに精神が限界を迎えてしまい、あの厳格な風格は也をひそめてしまった…

 

 

 

「おまえはさくなをきずつけ…さくなのかぞくをころした…みんなもきずつけた…おまえもおなじいたみをあじわうべきだ!!!!」

 

 

 

テラコマリはむりやりオディロンをうつ伏せにして左腕を掴む。

 

 

 

 

「テラコマリ!お前何する気だ!?」

 

 

 

「ししをもぐ。」

 

 

 

「!!??やめろぉ!?やめてくれぇ!!??わかった!?謝る!!謝るぅ!!!!」

 

 

とうとうこの無限地獄から抜け出したい一心でプライドすら捨てたオディロン…

 

 

痛みと恐怖で顔を歪ませながらサクナを見る。

 

 

 

 

「す…すまなかった!!!俺が悪かった!!!許してくれぇぇ!!!」

 

 

必死にかつて自分が道具と呼んで弄んだ少女にオディロンは必死に頭を何度も下げて謝罪する。

 

 

 

「テラコマリさん…もういいですよ?私は…」

 

 

 

本人からも許しを得たオディロンは一瞬安堵する

 

 

 

が…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だめだ…」

 

 

 

テラコマリは腕を掴んでいる手の力を強める。

 

 

オディロンの腕からミシミシと骨が軋む音が聞こえる。

 

 

 

「なんで!?…ちゃんと謝っただろう!?もう…許してくれぇ!?」

 

 

 

「おまえはこのむげんじごくからぬけだしたいためにさくなにあやまっただけだ…ほんとうにざんげしているわけではない。」

 

 

 

テラコマリはオディロンの左腕を引っ張る力を強めていく。

 

 

 

 

 

「ひ…ひぎぃ!?そ…そんなの言いがかりだぁ!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おまえがさくなにしたことにくらべればたいしたことない!!!!」

 

 

 

 

 

「ぎゃああああああああああああ!!!???」

 

 

テラコマリはオディロンの左腕を引きちぎった。

 

 

 

 

血飛沫が舞い、凄まじい激痛と恐怖がオディロンに襲いかかる。

 

 

テラコマリはオディロンが失血死しないように傷口を凍結させる。

 

 

それが苦痛をより増大させ、オディロンは涙と鼻水で顔がグチャグチャになる。

 

 

 

「本当に…引きちぎった…」

 

 

 

ニンフィアはあまりの凄惨さに口を手で覆う。

 

 

 

 

 

 

 

「これはさくなのぶん。つぎはさくなのおとうさんのぶん。」

 

 

 

今度は右足を掴むテラコマリ。

 

 

 

 

「ブラッド!!!やりすぎだ!!!もうよせ!」

 

 

 

マスカーニャはテラコマリを制止しようとするが…

 

 

 

 

「マスカーニャ!!じゃましないで!!!」

 

 

 

テラコマリはマスカーニャを無理矢理振り払う。

 

 

 

「ひぎゃあああああああ!!??」

 

 

オディロンの右足を引きちぎる。そして、傷口を凍結。

 

 

絶叫が響く。

 

 

 

 

「つぎはさくなのおかあさん…」

 

 

 

「たすけてぇ…たす…けてくれぇ…」

 

 

右腕を掴む。

 

 

 

「ぐぎゃあああああああああああ!!!???」

 

 

無言で右腕を引きちぎる。凍結させる。

 

 

 

「もうやめて!!テラコマリ!!そんな事してもあんたがその男と同じになるだけだよ!!」

 

 

ニンフィアも必死にテラコマリを制止するが…

 

 

テラコマリは全く聞く耳を持たない。

 

 

 

「ぜったいにゆるさない。つぎはさくなのおねえちゃんのぶん。」

 

 

 

テラコマリは両腕と右足がなくなったオディロンを仰向けにする。

 

 

 

「あ…あぁ…あぁ…殺して…くれぇ…」

 

 

 

「ふざけるな。おまえがいままできずつけたたひとたちがきいたらなんていうかわからないのか?」

 

 

 

テラコマリは左足を掴む。

 

 

 

「嫌だぁ!!嫌だぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

「ひとのいたみをしれ!!!!」

 

 

 

「があああああああああああああ!!???」

 

 

 

左足を引きちぎった…

 

 

傷口をすぐに凍結させる…

 

 

四肢をもがれたオディロンは白目を剥いて気を失ってしまう。

 

 

 

「おきろ。オディロン…まだおわってない。」

 

 

 

テラコマリはオディロンに馬乗りになり、強く揺する。

 

 

だが、オディロンは目を覚さない。

 

 

 

テラコマリは拳を作り…

 

 

 

オディロンの顔面を殴る。

 

 

 

「このていどできぜつするなんてゆるさない!!!さくながどれだけくるしんだかわからないのか!!!おきろ!!おきろ!!」

 

 

 

何度も何度もオディロンの顔面を殴る。

 

 

返り血が自身の顔にどれだけつこうが、お構いなしにテラコマリは殴り続ける。

 

 

最早怒りと憎しみのみでオディロンを殴っているようにしか見えなかった。

 

 

 

 

 

「どうしちまったんだ…ブラッド…お前そこまでやる奴じゃないだろ!!!やめろ!!もう充分だ!!」

 

 

 

「やめて!!!テラコマリ!!!」

 

 

 

「お前が血に染まってどうするんだ!!!」

 

 

 

ポケモン人達が必死に止めるが、テラコマリはオディロンを殴る手を止めない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もうやめて!!!!テラコマリさん!!!」

 

 

 

「!!!!」

 

 

 

だが、サクナに後ろから抱きしめられ…テラコマリは一度拳を振り下ろすのをやめる。

 

 

 

 

「もういい…もういいです。私のためにやってくれているのはわかっています…でも…私はそれ以上に貴方が血に染まるところなんて見たくない…優しいテラコマリさんでいてほしいんです。こんなやつのためにテラコマリさんの綺麗で優しい手を汚さないでください!!!」

 

 

 

サクナは大粒の涙を流しながらテラコマリを抱きしめる力を強くする。

 

 

 

テラコマリは腕を下ろす…

 

 

 

「サクナ…ごめんね?」

 

 

 

テラコマリがサクナの頬を撫でようとした

 

 

 

時であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ…もうやめてしまうのか…残念だ…」

 

 

 

テラコマリの耳元で悪魔のような囁き声が聞こえた…

 

 

 

 

「!!??」

 

 

 

テラコマリが声のした方を向くと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オディロンの横に不気味な笑みを浮かべた青い目をした黒い影が立っていた。

 

 

 

 

 

「何だ…あれは!?」

 

 

 

「いつの間にいたんだ…」

 

 

 

どうやらポケモン人やサクナにも見えているようである。

 

 

 

 

「私はずっーとこの男と一緒にいたものさ…自己紹介をしよう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の名は『パオジアン』…災厄の悪魔と呼ばれている者さ…キル…キル…」

 

 

 

パオジアンが笑うと剣のような牙が口元から不気味に見え隠れする…

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?


実はオディロンにはパオジアンが取り憑いていました…


ちょっとオディロンに対する描写はやりすぎましたかね?笑笑


次回とその次でサクナ編は完結予定です!


では、また!
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