ポケットモンスター 炎の吸血姫の革命   作:テツノカシラ

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どうも! テツノカシラです!


いやぁめっちゃ寒いですね! 自分の職場では風邪が流行ってまして!


皆さんも風邪はひかないようにお気をつけてください!


では、どうぞ!


エンタメ戦争

 

 

テラコマリは総勢500名もいる第七部隊の吸血鬼達の前に腰に手を当てて立っていた。

 

 

ヴィルヘイズはすぐ左隣に

 

マスカーニャは右隣に立っている。

 

 

 

因みにテラコマリに襲いかかった吸血鬼は端の方で横たわっている。

 

名前はヨハン・ヘルダース。

 

 

階級は中尉のまだ若い男の吸血鬼だった。

 

 

 

 

血の気が多い吸血鬼だが、

 

 

ヨハン以外の吸血鬼もテラコマリが見る限り同じような感じだった。

 

 

「(こいつらが第七部隊の吸血鬼達か…めっちゃガン飛ばしたりしてる奴らばっかりだなぁ…)」

 

 

睨みつけていたり不良のようにガンを飛ばしたりしている吸血鬼ばかりだった。

 

隊員の中には大柄な狼の獣人もいる。

 

一番先頭に立っている吸血鬼は枯れ木のように細く不気味な笑みを浮かべている。

 

 

そのすぐそばには先ほどからラッパーのようにサングラスをかけている吸血鬼…

 

先ほどからエリプムアブトンムイとわけのわからない単語をちょくちょく挟んで歌っている…

 

 

 

「(あのラッパーみたいな吸血鬼…多分結構強いな…)」

 

 

マスカーニャは彼を本能的に相当な実力の持ち主だと悟り、鼻を動かした。

 

 

 

 

 

「閣下…私は感服いたしました。この第七部隊でも一際血の気が多いヨハン・ヘルダースを気絶させただけとは言え…いとも容易く倒してしまうとは…」

 

 

枯れ木のように細い吸血鬼はテラコマリに対し早速心酔したようであった。

 

 

 

「ま…まぁ!あの程度の吸血鬼ぐらい屁でもない!あんな奴殺す価値すらない!返り血で私の美しい顔を汚したくなかったからな!」

 

 

 

「(まぁ実際に気絶させたのは俺なんだけどねー)」

 

 

「因みに…コマリ様は本気を出せば此処にいる吸血鬼を皆殺しにできます。幼少の頃は100人もの吸血鬼を小指一本で殺害しましたから」

 

 

 

「(おい!!明らかに嘘だとわかるだろ!?その謎のサムズアップやめろ!!後、マスカーニャは笑いをこらえるな!!すっごいムカつく!!)」

 

 

 

テラコマリはフォローに全然なっていないヴィルヘイズと笑いを堪えようとプルプル震えているマスカーニャに対し悪態をつく。

 

 

 

しかし、その話を聞いた部下達はマジかよ…新しい大将ヤバいな…あのポケモン人も震えてるじゃねぇか…と言葉が出始め先ほどとは打って変わりテラコマリに対し畏怖の感情を抱き始めていた。

 

 

 

 

「コホン!そんなことよりそろそろ全体に挨拶してもいいか?」

 

 

テラコマリが咳払いすると

 

 

隊員全員は姿勢を正し始める。

 

 

「勿論です!我々第七部隊…いえコマリ隊の隊員達は閣下のご挨拶を心からお待ちしております!」

 

 

 

 

テラコマリは息を吸うと…

 

 

 

 

 

「皆の衆!!!私こそが新しい七紅天!テラコマリ・ガンデスブラッドである!!私がお前たちの将軍になったからには今までのような甘っちょちゆぅ」

 

 

テラコマリは壮大に噛んでしまった。

 

 

「ぶふ!!ww」

 

 

マスカーニャは笑いを堪えきれずに少し吹いてしまった。

 

 

テラコマリは固まってしまい、ヴィルヘイズに助け舟を出す。

 

 

 

「コマリ様は緊張して噛まれてしまいました。どうです?可愛いでしょう?愛らしいでしょう?」

 

 

テラコマリは涙目になり追い討ちじゃねーか!フォローしろよ!後、マスカーニャはおぼえてろ!と心の中で呟く。

 

 

 

「うぅぅ!!!もう今までのような甘っちょろい生活に戻れると思うな!!これからは戦争の毎日だ!!血の流れない瞬間はない!!殺戮の毎日だ!!」

 

 

テラコマリはそのまま無理矢理挨拶を続行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日後…

 

 

 

六国の中心…核領域と呼ばれる広大な土地で

 

 

 

テラコマリ率いる第七部隊は獣人種率いるラペリコ王国と戦争をしていた。

 

 

 

戦場では爆音が鳴り響き、黒焦げになった獣人種がゴロゴロと転がっていた。

 

 

 

「ふん!!!我々の初陣の相手のラペリコ王国軍などサルが率いる雑魚どもだ!!大したことはない!!」

 

 

テラコマリは高台にて戦場を見渡していた。

 

 

 

一方のマスカーニャは

 

 

「(何じゃこりゃああああ!!??これが戦争!?敵も味方も無差別じゃねぇか!?!?)」

 

 

 

初めて見る生の戦争にカルチャーショックを受けていた。

 

 

 

彼は現在テラコマリを直接狙う敵を倒す役割を担っている。

 

 

 

「ガルルル…」

 

 

すると岩陰からテラコマリを狙っているヒョウの姿をした獣人を見つけた。

 

 

「くっそぉ!!次から次へと!!!」

 

 

 

マスカーニャは岩陰に気づかれないように素早く回り込むと

 

 

 

マントから蔦を取り出し、それを瞬時に鞭に変え

 

 

 

ヒョウの獣人の首に巻きつけ

 

 

 

「ガッ!!??グァ!!??」

 

 

 

そのまま木に吊し上げて首吊りのような状態を作り上げる。

 

 

 

 

「(悪いな。これも仕事なんだ。)」

 

 

 

マスカーニャはそのままヒョウの獣人を締め殺した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後…

 

 

 

第七部隊の狼の獣人…ベリウス・イッヌ・ケルベロ中尉が敵の大将のサルを討ちとり、第七部隊の初陣は勝利で終わった。

 

 

 

「ま…まぁ私が戦場に出れば!3秒で敵を皆殺しにできるがな!」

 

 

「3秒ですか?」

 

 

「あっ!いや!3秒ではない!1秒だ!」

 

 

 

「(3秒も1秒も大して変わんねぇだろ…)」

 

 

マスカーニャは心の中で呆れる。

 

 

 

テラコマリのその言葉を聞いた途端第七部隊の隊員達はおぉぉぉ!!!と叫び コマリ!コマリ!コマリ!とエールを送り始めた。

 

 

 

「(何これ…)」

 

 

マスカーニャは困惑してしまう。

 

 

しかし、エールを聞いて調子に乗り始めたテラコマリは

 

 

 

 

「そうだ!お前たちは最強すぎる私に従っていればいい!!どんな時も素直に!従順に!下剋上なんか考えず!絶対に考えず!私の事を信奉し、守護するだけでいいのだ!!!初陣で勝利したラペリコ王国は勿論!ゲラ・アルカ共和国!白極連邦!天照楽土!夭仙郷にも!私の…このテラコマリ・ガンデスブラッドの力を思い知らせてやるのだ!!!!!」

 

 

 

部下達はより一層声を上げる。

 

 

 

「あははは…」

 

 

「あ〜んな事宣言しちゃって…この後大変な事になっても俺は知らないからな〜。」

 

 

「う〜…どうしてこうなった…」

 

 

 

 

大それた事を言って後悔するテラコマリ…

 

マスカーニャをそれを見て呆れることしかできなかった。

 

 

 

 

 

しかし…

 

 

 

「納得できるかぁぁぁ!!!!」

 

 

1人の叫び声に全員はある人物に目線を向けた。

 

 

 

 

「僕は認めないからな!!お前みたいな奴が将軍だなんてな!」

 

 

声の主はヨハン・ヘルダースだった…

 

 

 

 

「お前は確か…」

 

 

 

「お前のインチキで大恥をかかされたヨハン・ヘルダースだよ!!!」

 

 

 

 

ヨハンはテラコマリがいる高台まで飛んでくる。

 

 

 

「僕はこいつが将軍だなんて認めないからな!」

 

 

ヨハンがテラコマリを指差し、周りがざわつきだす。

 

 

 

「ヨハン。少々言葉が過ぎますよ。」

 

 

「閣下に対してなんたる無礼を!!」

 

 

ベリウスと枯れ木のような吸血鬼…カオステル・コントがヨハンに詰め寄ろうとするが…

 

 

 

 

「てめぇらはすっこんでろ!!!」

 

 

ヨハンは炎の魔法で2人を威嚇した。

 

 

 

「やめろ!!仲間になんて事を!!」

 

 

「うっせぇ!!!てめえみたいな小娘にとやかく言われる筋合いはねぇんだよ!!!」

 

 

 

「!!!!!」

 

 

 

「コマリ様!!!」

 

 

ヨハンは炎の拳をテラコマリにぶつけようとする。

 

 

ヴィルヘイズは止めようとするが…間に合わない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、ヨハンの拳がテラコマリにぶつかる前に

 

 

 

 

「がっ!!??」

 

 

ヨハンの首を蔦のような鞭が巻き付いて締めていた。

 

 

 

「えっ?」

 

 

 

ヨハンは必死に振り解こうとするが、びくともしない。

 

 

 

「いきなり炎を浴びせようだなんて…少々乱暴すぎやしないか?」

 

 

「な…てめぇは…あの時の…」

 

 

 

 

マスカーニャがヒョウの獣人を締め殺したのと同じ蔦の鞭で首を絞めていたのだ。

 

 

 

「何だありゃ…」

 

 

「蔦が鞭みたいに…」

 

 

 

マスカーニャはそのままヨハンを自身の方へ手繰り寄せる。

 

 

 

「くそ!!こんな蔦!!すぐに引きちぎって!」

 

 

 

呼吸苦により魔力をうまく出せないヨハンは腕力だけで蔦の鞭を引きちぎろうとするが、ビクともしない

 

 

 

「無駄だ。この蔦は俺の固有能力で強靭な鞭に変えている。かくとうタイプほどの腕力がなければ首に巻きついたものは引きちぎることはできない。」

 

 

 

 

「だったらこうするまでだ!!!」

 

 

 

ヨハンは吸血鬼特有の鋭い歯といつも骨付き肉を食べている為に鍛えられた顎の力で蔦の鞭を噛みちぎった。

 

 

 

「マジか!!??」

 

 

 

「まずは飼い猫のてめぇから燃やし尽くしてやる!!!」

 

 

 

ヨハンは炎の拳をマスカーニャに振りかざす。

 

 

 

マスカーニャは素早い身のこなしでかわして

 

 

 

 

「ぐはぁ!!??」

 

 

 

強烈な蹴り技をヨハンの顎に喰らわせる。

 

 

 

そして…そのままヨハンを近くにあった木まで二発目の蹴り技で蹴り飛ばす。

 

 

 

 

「ぐおぉ!!??てめぇ!!!」

 

 

ヨハンはすぐさま体勢を立て直してマスカーニャに攻撃しようとするが、

 

 

 

「なっ!!??」

 

 

今度は鋭く尖った木の枝を顔の近くまで突き立てられる。

 

 

 

ただの木の枝なのにまるでナイフのように鋭くなっている。

 

 

人間の体など簡単に貫いてしまうであろう。

 

 

 

「武器が蔦の鞭だけだと思ったか?植物由来の物なら何でも武器に変えられるんだよ。」

 

 

木の枝のナイフをヨハンの首に近づけるマスカーニャ

 

 

 

「クソッタレが…早くやれよ…」

 

 

 

「言われなくとも…!!!!」

 

 

マスカーニャはそのままヨハンの首を斬ろうとする

 

 

だが…

 

 

 

 

 

 

「待って!!!マスカーニャ!!!!」

 

 

 

テラコマリの声でマスカーニャは手を止める。

 

 

 

 

「もういいよ。その辺りにしてよ。」

 

 

マスカーニャはテラコマリを驚いたように見つめる。

 

 

 

「何言ってんだ?お前を殺そうとした奴だぞ?」

 

 

 

「でも…だからと言って仲間を殺したくはない。それで充分だよ。」

 

 

 

 

「・・・ちっ。」

 

 

マスカーニャは舌打ちをするとヨハンに突き立てていた木の枝のナイフを捨てる。

 

 

 

 

 

ヨハンは少し痛む首を摩りながらテラコマリを睨みつける。

 

 

 

 

「なぜだ…なぜ止めさせたんだよ…あのまま止めを刺させれば良かっただろ…何故だ!!!!!」

 

 

 

ヨハンの怒声が響く。

 

 

 

テラコマリはヨハンに近づく。

 

 

「お前は私の部下だ。私の勝手な判断で部下の命をむやみやたらに散らすわけにはいかない。」

 

 

 

 

それを聞いた部下達は沈黙の後…

 

 

 

 

うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!と叫び、再びコマリ!コマリ!コマリ!とエールを送り始めた。

 

 

 

 

 

「コマリ様!お怪我はありませんか?」

 

 

「うん。ありがとう、ヴィル。」

 

 

ヴィルヘイズがテラコマリに駆け寄る。

 

 

 

 

「申し訳ありません。私が近くにいながら…」

 

 

「大丈夫だ。心配しなくても。マスカーニャが守ってくれたからさ。」

 

 

テラコマリはマスカーニャに視線を移す。

 

 

「マスカーニャもありがとうな。また助けられた。」

 

 

 

マスカーニャは木にもたれかかりながらため息をつく。

 

 

 

「俺はよくわからん。お前は小心者で臆病な癖になんで…

 

 

 

変な所でお人好しなんだよ。」

 

 

 

「だって…死ぬのは嫌だろう?」

 

 

テラコマリの一言にマスカーニャはさらに疑問に思ってしまう。

 

 

 

「わからない…」

 

 

そう一言だけ言うとマスカーニャはその場を後にした。

 

 

 

「行ってしまわれましたね…」

 

 

 

「まぁでもこれではっきりしたよ。あいつは嫌味な奴で性格も捻くれてるけど悪い奴じゃないってね。」

 

 

慈悲の言葉をかけるテラコマリを優しい眼差しで見つめるヴィルヘイズ

 

 

 

「あのぉ!!少し宜しいですか?私六国新聞のメルカ・ティアーノと申します!テラコマリ・ガンデスブラッド様お話よろしいですか!?」

 

 

 

「わあああ!!??ビックリしたぁ!?」

 

 

突然現れたメルカ・ティアーノと名乗る新聞記者の少女にテラコマリは腰を抜かしそうになる。

 

 

 

その後テラコマリは質問攻めに合い、また見栄を張った発言をした後好きな食べ物はオムライス!以上と言ってインタビューを終わらせたと言う…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日が暮れ始めた頃

 

 

第七部隊は現地解散となり、それぞれが帰路についていた。

 

 

 

テラコマリは1人岩の上に立ち、獣人達の死体が転がっている戦場を見渡していた。

 

 

すると暫くして獣人達の死体に光が降り注ぎはじめる。

 

 

それが終わると

 

 

死んだ筈の獣人達が全員動き始めたのである。

 

 

傷も癒え、皆久々に死んだなぁ、やっぱ死ぬのはきついなぁと軽い感覚で話した後国に帰り始めた。

 

 

そう…この大陸における六つの大国には生きるか死ぬかの戦争は存在しないのだ…

 

 

ムルナイト帝国・ゲラアルカ共和国・天照楽土・夭仙郷・ラペリコ王国・白極連邦の六つの大国にはそれぞれ魔力が無限に湧き出る特級神具…魔核を保有している。

 

 

魔核の効果範囲であればどんな傷や惨たらしい死を迎えても一定の時間が経てば完全回復し,復活する。

 

 

今,テラコマリ達がいる場所は核領域と呼ばれる六つの大国の中心にある土地で各国の魔核の効果範囲が重なる場所である。

 

国同士の戦争は主にこの土地で行われる。

 

 

 

「コマリ様いかがですか?これがエンタメ戦争です。六つの大国がそれぞれ自分の国の強大さを誇示する方法です。」

 

 

 

ヴィルヘイズの言葉にテラコマリは空を見上げる。

 

 

 

 

「そんな理不尽あってたまるか…」

 

 

 

テラコマリはエンタメ戦争なんてなくなってしまえと心底感じた。

 

 

 

「(本当によくわからない奴…)」

 

 

マスカーニャはそんな彼女を見て訳がわからない感情を芽生えさせていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日…

 

 

「う〜ん…もう朝か…」

 

 

 

朝になり、テラコマリは目を覚ました。

 

 

 

すると目の前に…

 

 

 

 

 

「おはようございます。コマリ様。」

 

 

 

何故かベッドに潜り込んでいるヴィルヘイズがいた。

 

 

 

 

「うわぁぁぁぁぁ!!??どうしてここに!?」

 

 

 

テラコマリは布団をはいだ。

 

 

 

 

 

「えぇぇぇぇ!!??何で裸なんだよ!?」

 

 

 

 

ヴィルヘイズは何故か全裸で寝ていたのである。

 

 

 

あ〜んと艶めかしい声を出すヴィルヘイズ。

 

 

「さっさと服を着ろぉぉぉぉ!!!!!」

 

 

 

テラコマリの叫び声が部屋中に響く。

 

 

 

 

その後服を着替えたヴィルヘイズにテラコマリは昨日の初陣について書かれた新聞を手渡され、全世界をオムライスにして各国の代表を中身をぶちまけられたオムライスみたいにしてやると宣言したと言う根も葉もない虚偽報道をされ、ヴィルヘイズに慰められた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マスカーニャは帝都の中層街にポツンと佇む一軒の建物に来ていた。

 

 

 

 

看板にはシオン診療所兼探偵事務所と書かれていた。

 

 

マスカーニャは受付へと向かう。

 

 

 

 

中に入ると1人の少女が受付に座っていた。

 

 

 

「シオン診療所兼探偵事務所へようこそ!本日は診察ですか?それともご依頼ですか?」

 

 

 

 

「依頼で…」

 

 

「かしこまりました!先生は奥にいらっしゃるので!」

 

 

 

マスカーニャは奥の部屋へと案内される。

 

 

 

 

薄暗い部屋の奥には椅子があり,その椅子に紫色の髪をしてフードを被った小柄な少年が座っていた。

 

 

 

 

「ん?おっ、だれかと思えば。お前かぁ。久しぶりだなマスカーニャ」

 

 

少年は椅子を回してマスカーニャに目線を向ける。

 

 

 

「あぁ。久しぶりだな

 

 

 

 

ゲンガー」

 

 

 

 

 

「んで?警察から軍に異動になったお前が俺に依頼って何だ?」

 

 

ゲンガーと呼ばれた少年は早速依頼について聞く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ある人物の身辺調査を依頼したい。」

 

 

 

「誰のだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「テラコマリ・ガンデスブラッド」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別の場所

 

 

 

黒い狐の面をつけた少女と…

 

 

岩のようにゴツゴツした大男が夜の帝都でテラコマリについて載っている新聞を読んでいた。

 

 

 

「テラコマリ・ガンデスブラッド…七紅天になったのね…」

 

 

少女は新聞を投げるとナイフでズタズタに切り裂いた。

 

 

「ミリセント…大丈夫カ?」

 

 

大男はミリセントを心配する

 

 

 

「大丈夫よ。もうすぐ会えると考えると武者震いしちゃって…ありがとう。

 

  

 

キョジオーン」

 

 

 

 

ミリセントと呼ばれた少女はキョジオーンと呼ばれた大男と共に闇の中へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜…

 

 

テラコマリは悪夢にうなされていた

 

 

 

自身が引きこもる前…

 

 

自身を傷つけた者への恐怖に涙を流している…

 

 

「やめて…殴らないで…蹴らないで…

 

 

 

 

痛いよ…」

 

 

 

うなされる度に彼女の体はオレンジ色に光っていた…

 

 

 

続く

 




いかがでしたか?


今回は新しくゲンガーとキョジオーンを出しました!


ゲンガーの方は今後メインキャラの1人にする予定です!



では、また!!
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