最近金縛りが酷くて中々眠れないんですよねぇ…
小さい頃から割と不眠気質でしたが、スッと寝れるようにならないかなぁ…
では、どうぞ!!
テラコマリはイルカの抱き枕を抱きしめながらヴィルヘイズに今日の仕事について聞いていた。
「で?今日は何をすればいいんだ?」
「はい。本日は幹部クラスのチンピラどもとミーティングをしていただきます。」
「ん?ねぇ今、チンピラって言った?金平の間違いじゃなくて?」
「さぁお着替えしましょうね〜」
「うわぁ!!ちょっと待て!やだ!やめろぉ!」
ヴィルヘイズはテラコマリに近づき,服をどんどん脱がせていく。
部屋の前ではミーティングに参加するマスカーニャが待機していた。
部屋の中からはパンツはいいだろ!?と言う声も聞こえてくる。
「(朝っぱらから何やってんだか…)ふあ〜」
大きな欠伸をして壁に寄りかかる。
七紅天の業務部屋にてカオステル・ベリウス・ラッパーの吸血鬼メラコンシーと対面するテラコマリ
メラコンシーは変わらず今日はロトイアート・ロトイアートと訳の分からないラップを歌っている。
本来はヨハンも幹部クラスの吸血鬼だが、今日は諸事情により来れないとの事。
因みに第七部隊の隊員の殆どは優秀だが、何らかの問題を起こした事により左遷させられた者ばかりである。
この3人も例外ではなく
カオステルは幼女誘拐の容疑(遡ればもっと余罪があるかもとの事)
ベリウスは殺人罪(理不尽な上司を戦闘で殺害したらしい)
メラコンシーは宮殿爆破未遂罪(巨大な建造物を見ると無性に爆破したくなるらしい)
因みにヨハンは放火罪(これまた気に入らない上司を家ごと燃やしたらしい)
「(こいつら…俺がまだ警察官だったら速攻逮捕してやるぞ…)」
「さて…早速だが、質問しよう。諸君らは今後どうしていきたい?」
テラコマリはいかにも将軍のような姿勢で3人に聞く
ベリウスは
「絶え間ない戦争を」
と答える。
カオステルは
「閣下のご活躍を見たいです。」
と答える。
メラコンシーは
「閣下とのぉ!ラップバトォルゥ!!!YEAH!!」
と答える。
「な…なるほどな…兎に角戦いたいと?」
「その通りでございます。閣下」
「(このバーサーカーどもめ。)」
テラコマリは苦笑いしかできなかった。マスカーニャは心の中で悪態をつく。
「さて…此処からはテラコマリ閣下によるご褒美タイムです。」
「・・・・はい?」
ヴィルヘイズの言葉にテラコマリは腑抜けた声が出てしまう。
するとカオステルがどこからともなくカメラを取り出す。
「先のラペリコ王国戦においてテラコマリ閣下はあなた方の功績を大変評価しており,その働きに報いることをご決意されました。」
カオステルはテラコマリの写真を何枚もカメラを連写させて撮る。
「あ〜。やっぱり閣下は素晴らしい被写体です。でもどうせならもっと服のバリエーションを増やしましょう!」
カオステルが指を鳴らすとテラコマリの机の上に魔法で作られた空間が現れ,そこから服が何着か出てくる。
メイド服に…幼稚園のスモック…スクール水着…
「気持ち悪。」
マスカーニャはストレートにドン引きした。
「はい!死刑!お前死刑!」
テラコマリはカオステルを指差す。
カオステルは「とてもお似合いだと思うのですがぁ」といいながらニヤニヤしている。
5分後カオステルのご褒美タイムは終わり,
次はベリウスの番になったが…
「私からの要望は保留と言う事でお願いいたします。」
この一言で終わり,テラコマリはフッーと息を吐いて安心した。
元々ベリウスは第七部隊の中では常識人のためテラコマリもある程度は警戒を解いている。
最後はメラコンシー…
「YEAH!ラップバトォル!!」
マイクを取り出し、一つをテラコマリに渡す。
「おれは 大尉 メラコンシー!! 第七部隊の きゅうけつきぃ!!
ただの男 じゃないぜぇ!! でも聞いてくれたのあんただけぇ!!
YEAH!! 」
「(へぇ。結構ラップ上手いな…ちょっと拙いところあるけど…て言うかブラッドはラップできるのか?)」
テラコマリはマイクを構える。
「YO!YO! 私が最強コマリン将軍! 暗黒の帝国に降臨名君! お前を誰を慕うのか!私は誰をも愛すのだ! YEAH!!!」
歌い終えたテラコマリはマイクをメラコンシーに投げる。
「(えっ…何か普通にうまくね??こいつってこんな才能あったのか?)」
マスカーニャはテラコマリが予想以上にラップが上手いことに素直に驚いた。
メラコンシーも満足気にリズムを刻んでいる。
こうして幹部とのミーティングは終了した。
夜 宮廷にて
仕事を終えたマスカーニャは宮廷でも人気が全くない暗がりの倉庫に来ていた。
「来たぞ。」
マスカーニャは壁に出ている影に向かって小声で話しかける。
すると影から紫色の髪をした頭が出てきた。
「お前なぁ…何でこんなところで?」
影から出てきたのはゲンガーだった。
「すまん。今日は宮廷で泊まりになってな。」
「いや、だからって宮廷の中はないだろ。一回帰ってまた戻ればいいじゃん。」
「明日は早朝から模擬戦があるから夜からは宮廷を離れちゃいけないんだよ。」
「だったら日を改めるとかさぁ」
「そんな待てない。それにお前の固有能力なら影づたいで抜け出せるだろう?」
「わがままの化身か。本当に気まぐれなんだからよぉ」
ゲンガーはマスカーニャに何枚かの書類を手渡す。
「ほら、頼まれてたもの。それがテラコマリ・ガンデスブラッドに関する調査結果だ。」
「いつも悪いな。」
「時と場所をもっと考えてくれよ。報酬額倍にするぞ?」
「すまんが、それだけは承諾できないな。」
マスカーニャは冗談をいいながらゲンガーから受け取ったテラコマリに関する書類を見る。
「あいつ…帝立学園に通ってたのか…やっぱり名家のお嬢様だな。」
マスカーニャはその後成績や学園生活での様子など様々な書類に目を通し,最後の2枚の書類をめくる。
「ん?これって…」
マスカーニャはとある文面が気になった。
「帝立学園襲撃事件…何で3年前の大事件が?」
帝立学園襲撃事件…それは3年前に起こった大量殺人事件だった…
学園関係者30名 鎮圧に出動した帝国軍第3部隊70名が殺害された。
「あぁ…その事件の被害者は全員小指一本で殺されたらしいぞ。」
「そうじゃない。何でブラッドの身辺調査の書類にこの事件の事が…」
「その事件の犯人がテラコマリ・ガンデスブラッドだからだよ。」
ゲンガーの言葉に耳を疑うマスカーニャ
「はっ?ブラッドが事件の犯人?何かの間違いじゃないのか?あいつにそんな戦闘能力は皆無だ。ましてや帝国軍の吸血鬼を70人も殺害するなんて…」
「いや…間違いなくテラコマリ・ガンデスブラッドだ。この文書は帝国の機密文書の中にあったものだし調査にあたって当時のガンデスブラッド氏の同級生にもあたってみたが、口を揃えて全員ガンデスブラッドだと言っていた。」
「そんなの全員で口裏を合わせている可能性も…」
「証拠の写真もあるぞ。」
ゲンガーは写真を見せる。
そこには鮮明に写っているテラコマリ・ガンデスブラッドと夥しい死体の山があった。
偽造された痕跡も探してみるが、全く見当たらない。
「信じられない…まさか…ブラッドが…そんな…いや、待て!確か当時犯人は別の人物だったはずだ!」
「犯人はすり替えられたんだ。本当はテラコマリ・ガンデスブラッドの筈が。ミリセント・ブルーナイトと言う人物として報道された…と機密文書には書かれていた。」
「そんな…」
マスカーニャは半分意気消沈してしまった…まさか、自分がバディを組んでいる相手が過去に大量虐殺を行った悪魔のような人物だったとは…
「俺は…とんでもない奴とバディに…」
「待て待て。まだ、調査結果は終わってないぞ。」
ゲンガーはマスカーニャの頭をポンポン触る。
「これ以上何が…」
「そもそも何でテラコマリ・ガンデスブラッドがこんな大量虐殺をしたのかの理由とか聞けよ。」
「理由?」
マスカーニャはゲンガーの話に耳を傾ける。
「それはな…」
数分後…ゲンガーから調査結果を聞き終えたマスカーニャは今日泊まる隊舎へと向かっていた。
「(とんでもない事を知ってしまった…明日からブラッドにどうやって接すれば…まさか…あいつが…)」
頭を抱えるマスカーニャ
「おや?マスカーニャ殿?」
声をかけられ、マスカーニャが振り向くとそこには同じく仕事を終えたカオステルとベリウスがいた。
「お疲れ様です。隊舎に戻られるのですか?」
「あ…あぁ。もう戻って休もうと」
「よければ同行しても構わないか?我々は少しでも貴殿と交流を深めたいと思ってな。」
「お…おぉ…構わないが…」
正直マスカーニャはこの2人があまり得意ではない。
カオステルは小児性愛の傾向が強く生理的に受け付けない。
ベリウスは狼の獣人な上にかなりの大柄な為猫の遺伝子を持っている自分はなんだか苦手…
「先日のヘルダース中尉を圧倒した際は見事でした!流石閣下のバディとして皇帝陛下に抜擢されただけはあります!」
「あれは本当に素晴らしかった。警察でも軍並みの訓練や模擬戦をされていたのか?」
「ま…まぁ。ほぼ毎日やってたぜ。」
「ですが…マスカーニャ殿はあくまでも閣下の相棒…腹心はこのカオステル・コントであることをお忘れなきようお願いいたします…」
「あ…あぁ。わかった(ヴィルヘイズと同じこと言ってやがる。)」
カオステルに謎の圧をかけられるマスカーニャ。
テラコマリの事でも頭がいっぱいなのに加え苦手な2人に対して気も使う。
マスカーニャは胃に穴が開きそうであった。
「(早く帰りてぇ…)」
すると宮廷の広場にある噴水に誰かが座っているのが見えた。
夜の暗さと同化していて見えにくいが、黒いローブを着て黒い仮面をつけた少女だった…
「おい。あそこに誰かいるぞ」
「ん?本当ですね。」
「おい!そこの女!宮廷への部外者の立ち入りは禁止されているぞ。手荒な事をされる前に早々に立ち去れ!」
ベリウスが少女に対して威嚇をする。
だが、少女が怯む様子はない。
「あら、ごめんなさいね。でも、宮廷って意外にガードが硬いのね。このまま皇帝のところまで行って暗殺してやろうかと思ったけどできなかったわ。」
少女に対し3人は警戒態勢に入る。
「貴様。皇帝陛下を狙っているものか!」
「そのうち殺すわ。それよりも聞きたいことがあるの。新聞でも読んだんだけど…
テラコマリ・ガンデスブラッドが七紅天になったって本当かしら?」
「!!!!!!」
次の瞬間ベリウスが少女に一瞬で詰め寄りバトルアックスで攻撃する。
「甘いわ。そんな攻撃!!」
少女は揚々とかわし、反撃の魔法攻撃を行う。
ベリウスはそれをバトルアックスで打ち払い、かわせるものはかわす。
カオステルも少女の背後に回り,魔法で攻撃をするが、これもすべてかわされ、後ろへ回り込まれてしまう。
少女はローブから大型ナイフを取り出し、それをカオステルに突き刺そうとする。
「まずい!!!!」
マスカーニャはマントから木の棒を取り出し、それを剣に変え、少女に切り掛かる。
「おっと!!危ないわね〜。」
少女はすぐに反応し、大型ナイフで木の剣を受け止める。
「(何だ!?この大型ナイフ…嫌な匂いがする!?)」
これで切り付けられたらまずい…マスカーニャのポケモン人としての本能がそう呟く。
マスカーニャは木の剣で少女と応戦する。
大型ナイフと木の剣がぶつかり合い、けたたましい金属音が鳴り響き、激しい火花が散る。
そして、鍔迫り合いに持ち込まれる。
「くそ…お前は一体何者なんだ!?」
「さぁね。教えてあげないわ。私はあなたの事は知ってる…
テラコマリの相棒になったポケモン人…マスカーニャでしょ?」
「!!よくご存知で!!」
鍔迫り合いは互角
否…少々マスカーニャが不利…
だんだんと少女の腕力に押し負けて押されつつある。
「(不味い!!このままじゃ押し負けて…)」
この大型ナイフで斬り殺されてしまう。そんなビジョンが頭によぎってしまう。
だが、
「ふふふふ…私、あなたの事気に入ったわ!」
「はっ?」
突然少女が鍔迫り合いをやめて空中に飛ぶ
「貴方を殺すのは勿体無い…こんなにいい男なんだもの…」
「お前…何言ってんだ?」
「また会いましょう。マスカーニャ…テラコマリによろしく伝えといてね。」
少女はそれだけ言い残すと姿を消した。
「!!! 逃げられた…」
ベリウスとカオステルはマスカーニャに駆け寄る。
「マスカーニャ殿! 申し訳ありません!不覚をとりました!」
「すまない!貴殿ばかりに負担をかけすぎた!」
2人はマスカーニャに謝罪を行う。
「いや…大丈夫だ。2人とも気にするな。」
3人は少女が消えた夜空を見上げる。
「恐らく奴の狙いはブラッドだ。」
「間違いないな。どうするか…」
「どうするも何もありませんよ…
閣下のお靴ペロペロ権を獲得する為にも我々が自発的に動いて奴を捕らえましょう!!!」
カオステルは気持ちの悪いポーズを取りながら言う。
「・・・そうだな。」
「あ…あぁ。(マジで引くわぁ…)」
「あなた方もお靴ペロペロ権を狙っているのですか!?」
「違う!!!自発的に動く事への同意だ!!!!」
「お前と一緒にするな!!!気持ち悪りぃな!!!」
3人のくだらない言い争いは数分も続いた…
続く
いかがでしたか??
因みに今作に登場させるポケモンはもうあらかじめ全部決めてあるのですが、もしかしたら一部変更するかもです!
では、また!!