ポケットモンスター 炎の吸血姫の革命   作:テツノカシラ

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どうも!! テツノカシラです!!!


今回はタイトルにある通りです笑笑



では、どうぞ!!


尽劉の剣花

 

 

 

レインズワースが操る冷気を放つドラゴンタイプのポケモン人…セグレイブが私達に襲いかかる。

 

 

 

 

「避けろ!!!!!」

 

 

 

マスカーニャの一言で私はヴィルを抱える形でセグレイブの攻撃を避けた。

 

 

 

 

セグレイブは壁に激突した。

 

 

 

壁には穴が開く。

 

 

 

「グルルル…」

 

 

 

その大顎には鋼鉄製の大きな破片が咥えられているが…

 

 

 

セグレイブはまるでお菓子を食べるようにいとも簡単に噛み砕いてしまった…

 

 

 

 

「な…何て顎の力なんだ…」

 

 

 

もしも噛まれたら…

 

 

 

多分肉ごと骨も容易く噛み砕かれてしまうだろう…

 

 

 

 

「ケッケッケッケ!!!セグレイブの固有能力だ!!!ワニの数十倍もの顎の力を持つ!!お前の華奢な体なんて粉々にしちまうだろうな!!!」

 

 

 

レインズワースが高笑いをする。

 

 

 

 

「お前達…全員…大人しく食われろぉぉぉぉ!!!!!」

 

 

 

セグレイブが私に目掛けて突進してくる。

 

 

 

 

 

 

だが、その前にガブさんが前に出てセグレイブを止めたのち…

 

 

 

 

「はああああああ!!!!!」

 

 

 

 

「グルオアアアア!!??」

 

 

 

そのまま相手の力を利用して投げ飛ばした。

 

 

 

「ガブさん!!」

 

 

 

 

「すまない…コマリちゃん。あいつの言う事を間に受ける所だった…ありがとう。君の言葉で少しだけ目が覚めたよ。」

 

 

 

「いや…私は大した事は…」

 

 

 

 

セグレイブが起き上がり…ガブリアスに威嚇をする。

 

 

 

「グオォォォォォォォォォ!!!!!!!」

 

 

 

恐ろしい咆哮を轟かせるセグレイブ

 

 

 

 

「ガブリアス!!セグレイブはお前と同じ600族な上にこおりタイプだ!!!傷を負った状態で戦える相手かぁ?ケッケッケッケ!!!」

 

 

 

 

レインズワースは拳銃と闘剣を取り出す。

 

 

 

 

「そして俺たちがいる事も忘れるな!!!」

 

 

 

拳銃をガブリアスに向けて発砲するレインズワース。

 

 

 

ガブリアスは右腕をヒレに変えて難なく防御するが…

 

 

 

 

後ろからガートルードが剣で斬りかかる。

 

 

 

ガブリアスは左腕もヒレに変えて受け止める。

 

 

 

 

剣と刃のような鱗がぶつかり合い、金属音がこだまする。

 

 

 

 

 

「グオォォォォォ!!!!!!」

 

 

 

 

 

セグレイブがガブリアスに向けて迫ってくる。

 

 

 

 

ガブリアスは何とかガートルードを足蹴りで吹き飛ばし、セグレイブの突進を受け止める。

 

 

 

「ぐ…ぐぅぅぅ!!!!!」

 

 

 

セグレイブのパワーは凄まじくガブリアスの筋力でも押されてしまう。

 

 

 

ガートルードに負わされた傷から再び出血してしまう。

 

 

 

「ガブさん!!!!」

 

 

 

 

 

ガブリアスは受け止めるのはやめてセグレイブのパワーを横に受け流すと…

 

 

 

 

「フン!!!!!!!」

 

 

 

尾骶骨の辺りから尻尾を生成し、それでセグレイブを殴打する。

 

 

 

セグレイブは地面に倒れ込んだ。

 

 

 

 

 

 

「ぐあぁぁ!!??」

 

 

だが、その隙をついてガートルードがガブリアスの右足を銃で撃った。

 

 

 

足は竜の鱗に守られていない為銃弾は皮膚を貫通し,血が流れ出る。

 

 

 

 

 

「ケーケッケッケッケ!!!!俺もいるぞ!!!ガブリアスゥゥゥ!!!!」

 

 

 

更に追い討ちをかけるようにレインズワースが闘剣で斬りかかる。

 

 

 

 

ガブリアスは何とかレインズワースの攻撃をヒレで受け止めるが…

 

 

 

 

「おらぁ!!!!」

 

 

 

 

「ぐあぁぁ!!!」

 

 

 

何と卑劣なレインズワースはガブリアスの撃たれた右足の傷に蹴りを入れ、

 

 

 

 

 

「もう一発くれてやるよぉ!!!!」

 

 

 

レインズワースはガブリアスの腹を蹴って地面に転倒させた。

 

 

 

 

「あ…ぐあぁぁ…」

 

 

 

傷口からの出血が更にひどくなる。

 

 

 

 

「南地区でのお返しだぁ…あの時はよくもやってくれたなぁ…竜王さんよぉ…だが…

 

 

 

流石のお前でも苦手な氷タイプの600族と八英将の3人をまとめて相手にするのはキツいだろう?あきらめて…早く降参しろ…」

 

 

 

 

 

レインズワースはガブリアスに降伏するよう促すが…

 

 

 

 

「断る…コマリちゃんも…言っていた…確かに俺は戦争で多くの命を奪った…父親もネリアの母親を殺したかもしれない…だけど…だけどな!!!

 

 

 

お前なんかの手の上で踊らされてたまるか!!!!」

 

 

 

ガブリアスは降伏する気は全くない。

 

 

鋭い眼光と威圧感を出して3人を威嚇する。

 

 

 

その覇気に3人は怯むが…

 

 

 

 

「強がってんじゃねぇぞ!!!!お前は終わりだぁ!!!ネリアと一緒に投獄してやる!!!!!」

 

 

 

レインズワースは拳銃をガブリアスに向け発砲する!!

 

 

その瞬間であった。

 

 

 

 

 

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

 

 

 

 

私は痛めつけられるガブさんを見ていられずレインズワースに向かっていく。

 

 

 

「3vs1なんて卑怯だぞ!!!!!レインズワース!!!!ガブゥ!!!!!!」

 

 

 

 

「ひぎゃああああ!!??」

 

 

 

そして…奴の右手に思い切り噛みついてやった!

 

 

 

レインズワースはあまりの痛みに悲鳴をあげてのたうち回る。

 

 

 

 

「はなせぇ!?離せぇぇぇ!!指が!?指が千切れるぅ!?」

 

 

 

 

私は噛む力をより強める。

 

 

 

「よせ!!ブラッドォ!!!!」

 

 

 

 

「こぉの!!!クソチビがあああああ!!!!!」

 

 

 

 

「うわあああああ!!??」

 

 

 

レインズワースは渾身の力で腕を振り…私は振り払われてしまった。

 

 

 

 

 

そのまま地面を転がり…壁に激突してしまう。

 

 

 

 

 

「コマリ様!!!!!」

 

 

 

「ブラッド!!!!」

 

 

 

 

怒りに満ちたレインズワースは倒れた私に近づいてくる。

 

 

 

 

「劣等吸血鬼のクソ雑魚小娘の分際でこの俺に刃向かうな!!!!」

 

 

 

 

レインズワースは私の腹に蹴りを入れる。

 

 

何度も何度も…

 

 

 

「かはぁ!?」

 

 

私は吐血してしまう。

 

 

 

 

 

「コマリ様ぁぁ!!!」

 

 

 

 

「俺の相棒に何してやがるんだてめぇぇ!!!!」

 

 

 

マスカーニャは牙と爪を展開し,レインズワースに飛び掛かる。

 

 

 

「猫はおとなしくこたつで丸くなってろ!!!!!」

 

 

 

レインズワースは銃弾を放つが、マスカーニャは素早い身のこなしでかわす。

 

 

左足を撃たれているとは思えない俊敏さだ。

 

 

 

「はたきおとす!!!!!」

 

 

 

 

はたきおとすでレインズワースの闘剣をはたきおとし…

 

 

 

 

「トリックフラワー!!!!!」

 

 

 

「うおわぁぁ!!??」

 

 

 

トリックフラワーで吹き飛ばした。

 

 

 

 

「後ろがガラ空きですよ。猫さん」

 

 

 

 

「ぐあああ!?」

 

だが、後ろから近づいてきたガートルードの一撃を喰らってしまった。

 

 

 

 

 

「マス…カーニャ!!」

 

 

 

 

 

マスカーニャは血を吐き倒れる。

 

 

 

 

「クソどもが…調子に乗りやがって…

 

 

 

 

おい!!!ドラパルト!!!!」

 

 

 

 

レインズワースは敵の中で唯一戦闘に参加していないドラパルトに怒鳴る。

 

 

 

 

「何でしょうか。レインズワース様。」

 

 

 

 

「命令だ!!!テラコマリ・ガンデスブラッドを殺せ!!今すぐにだ!!!」

 

 

 

 

「なぜ私が?」

 

 

 

 

 

「何故だと!?いいから早く殺せ!!!」

 

 

だが、ドラパルトは軽蔑の眼差しをレインズワースに向けるのみで動こうとしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「レインズワース様。それはできません。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ?お前…今なんて言った?」

 

 

 

 

 

「本任務はあくまでも捕縛です。だから、その命令は聞けません。」

 

 

 

 

 

レインズワースはドラパルトを激しい怒りがこもった目で睨みつける。

 

 

 

 

「お前の主人が命令してるんだぞ?犬は犬らしく…

 

 

 

 

黙って命令に従えぇぇ!!!!!」

 

 

 

レインズワースはドラパルトに殴りかかるが…

 

 

 

 

 

 

 

「!!??ぐあぁ!?」

 

 

 

ドラパルトはレインズワースのパンチを避けるとそのまま投げ飛ばしてしまった。

 

 

 

ネリアやガブさんがやってた近接格闘術…

 

 

 

 

 

間違いない!!CQCだ!!

 

 

 

アイツもCQCを!?

 

 

いつのまに…

 

 

 

 

「見様見真似でやってみたが、できたな。だが、彼らの物とは程遠い…帰ったらまた練習だな…」

 

 

 

「てめぇ…上官に逆らうのか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦士ならば!!下劣な真似はせず!!男らしく戦いなさい!!!見てて不愉快だ!!!!」

 

 

 

ドラパルトはレインズワースに指差しながらそう言い放つ。

 

 

 

 

「それに比べて…」

 

 

 

 

ドラパルトは私やガブさんに視線を移す。

 

 

 

「貴方方は…やはり素晴らしい。敵ながら見事だ。

 

 

 

 

だが、いつか超えてみせる。こんな所で終わる貴方方ではない!

 

2人ともいいセンスだ!! また会おう!!」

 

 

 

 

ドラパルトはそのまま転移用魔法石を発動して離脱してしまった…

 

 

 

 

「奴め!!!!許さん!!!」

 

 

 

地面を思い切り殴るレインズワース。

 

 

 

 

「お兄様。私が追いかけましょうか?」

 

 

 

 

「いや…いい。後で俺が徹底的に罰を与えてやる…」

 

 

 

レインズワースはガブリアスの方へと戻っていく。

 

 

 

 

「まぁでももう戦況が覆ることはない…俺の部隊も地上に控えている。お前らを一網打尽に…」

 

 

 

 

 

だが、突然レインズワースはセグレイブとは別の冷気が発生している事に気付く…

 

 

 

「ん?何だこの冷気…」

 

 

 

 

 

 

セグレイブの放つものよりも冷たく…そして何だか禍々しい物を感じる…

 

 

 

 

 

「何を…してるの?」

 

 

 

 

冷徹な声と靴音が聞こえてくる…

 

 

 

 

正体はサクナだった…

 

 

 

 

「蒼玉種か?…いや吸血種の気配もする…」

 

 

 

 

 

「コマリさん…怪我してますよね?誰がやったんですか?貴方達がやったんですか?何でそんな事したんですか?コマリさんはとても優しい人なのに私にとっては天使でもあり王子様でもあるのに…

 

 

コマリさんを傷つけたんですか!?許せない許せない許せない許せない!!!!!」

 

 

 

 

そして…地上から鳴り響く音

 

 

 

 

「何だ!?」

 

 

 

「お兄様!蒼玉モドキだけじゃありません!!恐らく天照楽土の軍勢かと!」

 

 

 

 

「はい。コマリさんを追いかけていたらアマツ・カルラさんと新聞記者の方々がついてきたんです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地上にて

 

 

 

 

体制を立て直したカルラとこはるが天照楽土の軍を率いて夢想楽園に駐屯していたゲラ・アルカの第二部隊および第八部隊と交戦していたのだ。

 

 

 

 

 

メルカとティオもカメラを回している。

 

「いいわ!いいわ!スクープよ!ゲラ・アルカが滅亡する瞬間が目に見えるかも!」

 

 

 

「ヤバい…ヤバいですって…メルカさん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クソったれが!!!!セグレイブ!!さっさとこいつらを殺して地上に出ろ!!敵を全員凍らせてしまえ!!!」

 

 

 

 

「グルオアアアアアアアアア!!!!!」

 

 

 

 

「そんな事させません。」

 

 

 

 

サクナはマジックステッキを掲げ、回復魔法を発動する。

 

 

 

すると…

 

 

 

 

私・マスカーニャ・ヴィル・

 

 

そしてガブさんの傷がみるみる塞がっていく。

 

 

 

 

「なっ!?貴様!!!!」

 

 

 

 

「これで全員戦えます。あきらめてください。」

 

 

 

 

 

傷が回復した皆は立ち上がる。

 

 

 

 

 

「さっきはよくもやってくれたな…」

 

 

 

 

「容赦しませんよ?」

 

 

 

 

ガートルードと対峙するサクナ・ヴィル・マスカーニャ

 

 

 

 

 

 

「ふざけやがって!!!セグレイブ!!!」

 

 

 

だが、セグレイブは復活したガブリアスと交戦しており…

 

 

 

そのまま投げ飛ばされる。

 

 

 

 

「スケイルショット!!!!!」

 

 

 

 

「グアアアアアア!!??」

 

 

 

スケイルショットを食らい,大ダメージを受けるセグレイブ

 

 

 

 

「ガブリアス!!!」

 

 

 

 

「レインズワース…烈核解放を使えよ。使わなければお前はセグレイブがいなきゃ何もできない雑魚なんだからな。」

 

 

 

 

その言葉にカチンと来たレインズワース。

 

 

 

 

「いいだろう…使ってやるよ…烈核解放…

 

 

 

 

 

快刀金剛!!!!!」

 

 

 

 

レインズワースは烈核解放を発動した。

 

 

彼の全身は銀色の鋼鉄に包まれる。

 

 

 

快刀金剛…肉体をあらゆる攻撃を受けつけない鋼鉄の体に変えるレインズワースが苦渋の日々の末に獲得した烈核解放。

 

 

 

「これで貴様の攻撃は全て受け付けない…俺の勝ちだあああ!!!!ケーケッケッケッケ!!!!」

 

 

 

 

「・・・・・」

 

だが…

 

 

 

 

 

「ぐぼらぁ!!??」

 

 

 

 

圧倒的なパワーを持つガブリアスの前では無意味だった…

 

 

 

 

ガブリアスは拳をレインズワースの顔面に凄まじい金属音と共にぶつける。

 

 

 

レインズワースは顔にヒビが入り…転倒する。

 

 

 

「立て。まだまだこんな物じゃないだろう?」

 

 

 

 

 

レインズワースは立ち上がり…顔のヒビを治癒させる。

 

 

 

 

「図に乗るなぁ!!!!」

 

 

闘剣で斬りかかるが、

 

 

 

簡単に受け止められてしまい、

 

 

 

 

「ごばぁぁ!!??」

 

 

 

腹に強烈な打撃を喰らう。

 

 

 

 

「てめぇ!!!ふざけんじゃねぇぞ!!!!」

 

 

 

レインズワースは今度は鋼の拳でガブリアスに殴りかかるが…

 

 

 

 

尻尾で受け止められてしまう。

 

 

 

更には…

 

 

 

 

「!?ぐああああ!!??」

 

 

 

何とガブリアスの尻尾との摩擦で鋼鉄の皮膚が削られて出血した。

 

 

 

 

「俺の特性は『さめはだ』だ。接触した相手の身体を傷つける事ができるんだ。それが例え金属でもな!!!」

 

 

ガブリアスは尻尾による殴打でレインズワースを吹き飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方 ゲラ・アルカにて

 

 

 

マッドハルトは隠れ家でコーヒーを飲みながら戦況を確認していた。

 

 

 

「なるほど…わかった。ご苦労だった。」

 

 

 

何者かとの通信を切るマッドハルト

 

 

 

 

「レインズワースめ…私が見てない所で勝手な事ばかりしよって…

 

 

 

だが、ネリアならばもしかしたら見逃さなかったかもしれないな…」

 

 

 

コーヒーを一口飲むマッドハルト。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ。マッドハルト大統領」

 

 

 

すると背後から女の声が聞こえてきた。

 

 

 

「これはこれは。ムルナイト帝国皇帝陛下カレン・エルヴェシアス殿。よく此処がわかりましたな。」

 

 

 

正体はカレンだった。

 

 

 

マッドハルトはコーヒーのカップを置いてカレンと向き合う。

 

 

 

「まさか5年前に会ったおっさんが国のトップになるまで成り上がるとはな。」

 

 

 

 

「前にも言いましたが,貴方と私は2つ程しか歳は離れていませんぞ。まぁ…歳をとって老けたのは事実ですがね。それに対して貴方といいペトローズ殿といい。変わらずお綺麗な容姿のままだ。吸血種の女性はいつまでも美しい方が多いのは本当に素晴らしいですな。」

 

 

 

 

「気持ち悪いぞ。エロ親父め」

 

 

マッドハルトの発言に顔をしかめるカレン 

 

 

 

「はっはっはっは!これは手厳しい。カレン陛下。そんな窓枠に座ってないでこちらにお座りになりませんか?アルカで採れたコーヒー豆を使ったコーヒーは名産品でしてな。よろしければお淹れいたしますよ。」

 

 

 

 

「絶対に断る。それにお前は一応既婚者だろう?妻に申し訳ないと思わないのか?」

 

 

 

マッドハルトはコーヒーを淹れ直すとまた一口飲む。

 

 

「この程度で仲を違えるほど妻とは柔な関係ではありませんよ。」

 

 

 

 

「ふん。まぁくだらん与太話はこの辺りにして…単刀直入に問おう。

 

 

 

 

 

 

 

 

お前は何がしたいんだ?キング・マッドハルト。」

 

 

 

 

 

 

「それはアルカを六国の頂点に…」

 

 

 

 

 

 

「ならば何故戦況が不利に傾いてきているのに…そんな楽しそうなのだ?夢想楽園が破壊されそうなのにお前は何故平気でいられるのだ?本気で六国を支配したいのであればガブリアスをみすみす見逃したりしないはずだ。

 

 

 

 

 

そもそも…お前自身がゲラ・アルカと言っている所を朕は聞いたことがない。」

 

 

 

 

カレンの言葉にマッドハルトは黙り込む。

 

 

 

 

 

「お前…本当はもっと別の目的があるんじゃないのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅむ…少しカフェインを摂りすぎたな…」

 

 

 

マッドハルトは腹部に手を添える。

 

 

 

 

 

 

 

 

腰にはコマリの持っているモンスターボールとは色が違う物が巻かれていた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢想楽園

 

 

 

回復した私はネリアの元へ駆け寄る。

 

 

 

「ネリア!大丈夫?」

 

 

 

「コマリ…」

 

 

 

だが、ネリアの表情は暗く…いつもの自信に満ち溢れたものではない。

 

 

 

「ネリア…ごめん。私…役立たずで…」

 

 

 

 

「何で謝るのよ…勝てないのは当然よ…」

 

 

 

「そんな事ない。殴られて蹴られても何度だって立ち上がれば絶対に勝てるよ…」

 

 

 

だが、ネリアは…

 

 

 

「コマリ…もういいわ…私はもう戦えない…」

 

 

 

 

「ネリア…?」

 

 

 

 

「どんなに努力しても貶されて…ガートルードには裏切られて…ガブさんのお父さんは私のお母さんの仇だって言われて…もう何が何だかわからない…」

 

 

ネリアが魔法石を取り出した。

 

 

 

 

「転移用魔法石よ。巻き込んでしまってごめんなさい…せめて貴方だけでも逃げて…どこか遠くの国に…」

 

 

 

力無くネリアは私に転移用魔法石を渡してくる。

 

 

 

 

「ネリア…それはできない。」

 

 

 

だが、私はそれを受け取らなかった。

 

 

 

「どうして?もう勝てっこないわ…敵は大勢いるし…あのセグレイブとか言うポケモン人は強い…それに…

 

 

マッドハルトには勝てない…」

 

 

 

 

「決めつけるのは早いよ!!!!」

 

 

 

 

「!?コマリ…」

 

 

 

だが、その瞬間地響きがした。

 

 

 

 

 

夢想楽園の地下にレインズワースの部隊が侵入してきたのだ。

 

 

 

「第二部隊!!!コマリ!!早くこれを持って逃げて!!貴方には翦劉種の奴隷になんてなってもらいたくないの!!」

 

 

 

 

「嫌だ!!絶対に逃げない!!!

 

 

 

 

あれを見ろよ!!!」

 

 

 

 

私が指差す方向を見る。

 

 

 

そこには…

 

 

 

 

 

 

「うおおお!!!ネリア様を守るロトー!!!!」

 

 

 

 

「死んでもネリア様を守り通せ!!!!」

 

 

 

 

「あの方こそがアルカの希望よ!!!」

 

 

 

 

「ネリア様こそがアルカの真の王だ!!!!」

 

 

 

 

 

第二部隊と必死に戦う

 

 

ネリアの部下…

 

 

ロトム…ニャンコポン…ナリル…ワクマ…

 

 

そして第一部隊の隊員達…

 

 

 

 

 

「みんな…」

 

 

 

 

「ネリア…君は1人じゃない。私だっているしガブさんだっている!ロトム達だって皆ネリアの味方だ!!!!!」

 

 

 

 

「!!!!!」

 

 

 

 

私はネリアを思い切り抱きしめる。

 

 

 

 

「よく頑張った!!!私はネリアを認める!!!ネリアの夢は絵空事なんかじゃない!!!とっても素晴らしい夢だよ。

 

 

 

私はそんなまっすぐな君が好きだ!」

 

 

 

「コマリ…コマリ!!!!!」

 

 

 

ネリアは泣きながら私の胸に顔を埋める。

 

 

 

私はそんな彼女を優しく抱きしめる。

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう…コマリ…貴方はやっぱり本当に優しいわ。

 

 

 

惚れちゃいそうだった。」

 

 

 

 

「いや…それは言い過ぎだよ…」

 

 

 

 

ネリアの表情に明るさが戻ってきた。

 

 

 

私はとある提案をする事にした。

 

 

 

「そうだ。ネリア。

 

 

 

 

 

私の血を吸ってよ。」

 

 

 

 

「え?…えぇ!?///ちょっとコマリ!?////」

 

 

 

 

「吸血種はさ…信頼の証として血を与え合うらしいんだ。」

 

 

 

これは吸血種の文化としてある物だ。

 

 

やったことはない…恥ずかしいけど…

 

 

 

 

「ネリア…ネリアとなら世界征服してもいいと思ってる!だから!私の血を吸ってよ!お前と一つになってマッドハルトを倒したいんだ!」

    

 

 

 

ネリアは顔を赤く染めるが…

 

 

 

 

「わかったわ…貴方の信頼の証…受け取らせてもらうわ。コマリ…」

 

 

 

 

 

ネリアは口元についている私の血を

 

 

 

 

舐めとった…

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間!!

 

 

 

ネリアの身体を突然桃色の光が包みこんだ!

 

 

 

 

「こ…これは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネリアの頭の中に流れ込み数々の記憶…

 

 

 

ユーリンとの思い出…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネリア…いつか私の3番目の子が世界の悪い部分と戦う時が何度もあるかもしれない…そんな時は君が助けてあげてほしい。

 

優しい君とあの子なら必ず悪意を打ち払えるから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「尽劉の剣花(みなごろしのけんか)!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

ネリアはあらゆる物を切り裂く烈核解放…尽劉の剣花を発動した。

 

 

 

 

 

「ネリア…」

 

 

 

 

「ありがとう。コマリ…貴方のおかげで私はやっと目が覚めた。

 

 

 

 

 

さぁ…悪人ども覚悟しなさい!!!!!!」

 

 

 

 

ネリアは桃色の双剣を構えて敵軍へと飛び込んでいった。

 

 

 

 

続く




いかがでしたか?


ぶっちゃけると一応本作ではレインズワースは基本セグレイブがいないと強くないです笑笑   


烈核解放を発動してもガブリアスはおろかセグレイブにも多分負けます笑笑



では、また!!
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