今回もめっちゃ長くなりました…伏線(モドキ)とか色々セリフとか考えるとどうしても長くなってしまうんですよねぇ笑笑
では、どうぞ!!
東都 中央区 PM15:00
ブーケファロスに乗って天照楽土にやってきたサクナ…
なんと彼女はブーケファロスを私の元へ行かせた後にウルガモスと交戦したと聞いて私は兎に角いてもたってもいられずすぐにサクナの元へ向かった。
幸いウルガモスは既に逃走した後だった…
「サクナのバカ!!バカバカバカ!!!あれだけ来るなって言ったのにぃ!!!」
「ごめんなさい!!でもコマリさんの事を放っておけなくて…」
私はサクナに強く抱きついてポカポカと彼女を叩く。
「すっごく心配したんだよぉ…ウルガモスと戦ったって聞いて…
もう二度と危険な事しないでよぉ…サクナがいなくなっちゃうって考えると…私…」
「コマリさん…
ごめんなさい。本当にごめんなさい。」
サクナは優しく私を抱きしめる。
そんな2人の様子を見守るヴィルヘイズとマスカーニャ
「メモワールもブラッドの事になると無茶するよなぁ。これからはよく見ておかないとな…」
「そうですね。同意見です。」
「あれ?珍しく嫉妬しないじゃん?」
「メモワール殿がいなくなるとコマリ様が悲しみますから。それになんやかんやで私やマスカーニャ殿以外では一番信頼できる方です。」
「まぁ確かにな。俺らに万が一の事があったらブラッドの事を任せられる。」
「ストーカー気質な方ですがね?」
「あぁ…まぁ…それは…な。」
自身の胸に顔を埋めるテラコマリに対して息を荒くしながら抱きしめるサクナを見て苦笑いするマスカーニャと今回は必死に我慢するヴィルヘイズ…
「やっぱりガンデスブラッドさんは人望がある方なんですね。」
カルラがテラコマリをどこか羨ましさもある目で見つめる。
「あいつには本人も気づいていないカリスマ性みたいなものを感じる…だから人を惹きつけるんだろうな…」
カルラの隣で座っているハッサムが答える。
「本当にすごいです…あのウルガモスに対しても臆する事なく対話しようともした…
私にはとても…」
「カルラ…」
カルラの表情が暗くなるのをこの時のハッサムはただ見ることしかできなかった。
「おい。」
そんな2人にカリンが話しかけてくる。
「礼は言わんぞ。次は必ず私が奴を仕留める。
天照楽土を蝕む寄生虫をな。」
カリンはそれだけ言い残すと馬に乗り、自身の屋敷へと引き返していった…
東都 東区
PM16:00
あたりが夕暮れに照らされ始めた頃…
2人の記者が東都の街で愚魯徒の取材をしていた。
メルカとティオである。
「ふぅ…これだけ聞き回っても誰も愚魯徒の詳細を語りたがらないわね…わかった事は愚魯徒は昔からくさやむしタイプ、またはそれらに類似した見た目をしたポケモン人が多くくさやむしタイプに偏見を持っている和魂種達からはあまりいい扱いはされてこなかったぐらいか…う〜ん。これだけで特集組むのは流石にキツイわねぇ…」
メルカは花街で撮った一枚の写真を取り出す。
「この老婆のポケモン人は何をしてたのかしら?多分愚魯徒である事は確定だけど…」
すると別の場所で取材をしていたティオが戻ってきた。
大慌てで走りながら…
「メルカさぁん!ニュースです!!緊急ニュースですぅぅ!!」
「そこまで言うなら余程の情報なんでしょうね!?」
「はい!!実は今から1時間ぐらい前に中央区に愚魯徒の首領ウルガモスが現れて…」
「ウルガモスゥ!?それで!?」
「急に現れたサクナ・メモワールと交戦した後に逃亡したとの事です!!」
「事後報告かい!!!」
メルカはティオの頭にチョップする。
「いったぁい!!!酷い!!頑張って取材したのにぃ!!」
「そんな情報いらんわ!」
「だってウルガモスがなんで急に現れたとか何故か死者は1人もいなかったって気にならないんですか!?」
「ウルガモス個人の事は後!!今は愚魯徒と言う狩猟民族全体のことを調べないと意味ないでしょうが!!!」
ティオの頭をポカポカと叩くメルカ
「だってそうなると後はその写真のお婆さんポケモン人の名前ぐらいしか…」
「また役にも立たない…ってえ?こいつの名前わかったの?」
「はい。寿司屋の大将が教えてくれました。
名前はバルジーナって言うらしいです。何か愚魯徒が行う狩り?の審判役みたいなのを代々やってるって…
後、ハッサムとも関わりがあるみたいな事を聞きました。」
「その大将何者よ…」
「何か黒い魚の家紋みたいな暖簾でした…」
すると2人の横を大荷物を抱えた一団が横切る。
「ん?何これ?」
「あぁ…そういえば街の人達が言ってました。今日から東都の中央区でお祭りが開かれるって。」
「愚魯徒の襲撃があるかもなのに能天気ね。」
「本当にそうでしょうか?」
東都 東区
PM18:00
アマツ邸に戻った私達…
否…私は何故か浴衣に着替えさせられていた…
「ねぇ…何で私は浴衣なの?」
「これから祭りに行くからです。」
「コマリさん浴衣姿お似合いですよ♪」
「そ…そうかな?」
話は少し遡るのだが、あの後マツバの車でアマツ邸に送ってもらい、少しだけ休んでいたんだが…突然カヤさんがやってきて
「ガンデスブラッドの娘。祭りに行きな。」
と言われてされるがままに浴衣に着替えさせられたのだ。
「何でこんな時に祭りなんて…」
「愚魯徒のせいで中止にするようじゃ私ら和魂種は奴らにビビっているって言ってるようなもんだからね。こんぐらいじゃ中止にしないよ。」
カヤさんが言うと説得力が違うや。
「安心してくださいッチャ。祭りが開催される中央区には強力な結界魔法が貼られておりますし先のウルガモスの件で更に東都の警備が強化されましたッチャ。」
「まぁ流石にそのぐらいはしてもらわないと…」
浴衣の着付けはヤバソチャがしてくれた。
ピンク色の綺麗な浴衣だ。
「でも、何で私たちに祭りに行ってこいだなんて…」
「この連日で天照楽土の闇深い部分を色々知っちまっただろう?だから今日ぐらいは羽を伸ばしにいけ。」
「でも私たち天照楽土のお金の…円は持ってないよ?」
するとカヤさんは着物の裾から綺麗な巾着袋を取り出した。
「少し多めに入れてある。それで今日は屋台でうまいもんでも食べな。」
「ありがとうございます。」
何故かヴィルがお金を受け取る。
「そういえばマスカーニャは?」
「マスカーニャ様は別室でジンベエに着替えてますッチャ。」
あいつジンベエ着るんだ…
どんな感じなんだろう?
「お…お待たせ…」
すると襖からマスカーニャが出てきた。
マスカーニャのジンベエ姿は…
おぉ。結構似合ってる。
緑色で犬や猿や雉の顔が描かれてるデザインだ。
天照楽土の北側で有名な昔話の桃太郎をイメージしてるのかな?
「あ…あんまりジロジロ見るなよ。////」
「へぇ…結構似合ってるんじゃん。2人もそう思うよな?」
「猫にしてはまぁまぁですね。」
「同意見です♪」
何でそんな上から目線なんだよ…普通に似合ってるじゃん。
「そういえばカルラは?」
私はカルラやこはるの姿が見えない事に気付く。
「カルラとこはるは祭りでやる事があるらしくて先に行ってるよ。
後、ハッサムも来るらしい。」
「そ…そうか。」
準備を終えた私達は中央区の祭りへと向かった。
東都 中央区 PM18:40
祭り会場
「わぁ!!すごい!!色んな屋台が出てる!」
祭りには沢山の人達が来ていた。
道の脇にある灯篭には灯りがともされ、至る所に提灯が置かれている。
幻想的な雰囲気も感じさせてくれる。
これが天照楽土の祭りかぁ。
「では、コマリ様早速どの屋台から参りましょうか?」
「そうだなぁ。」
するとすれ違った小さな女の子が丸い形をしたパン?みたいなのを齧っているのが見えた。
甘くてとてもいい香りがした。
「あれなんだ?」
「大判焼きですね。あれにしますか?」
「うん。なんか美味しそう。」
私達は大判焼きの屋台へと向かう。
「すみません。大判焼きください。」
「あいよ!430円ね!」
愛想のいいおじさんがすぐに袋に大判焼きを入れてくれた。
ヴィルが430円をおじさんに手渡す。
「毎度あり!」
私達は早速大判焼きを食べる。
「う〜ん。おいしぃ。」
「ふわふわだぁ。」
「これは中々ですね。」
「(コマリさんに作ってあげたいなぁ)」
生地は暖かくてふわふわだぁ。中には甘くてしっとりした餡子が入っている。
それから私達は屋台で色々食べた。
わたあめ…りんご飴…たこ焼き…焼きそば…イカ焼き…
マスカーニャは特にイカ焼きを気に入ったようだ。
それから
「おっ!テラコマリは〜ん!!こっちやこっち!」
「ん?」
突然名前を呼ばれて振り返ると
お好み焼きと書かれた屋台で頭にタオルを巻いて鉄板の上で調理をしているマツバの姿が見えた。
ん?奥にもう1人店員さんがいる?
「マツバ!お前も屋台出してたんだ!」
「すっかり言い忘れてもうてたわ!そそ!この祭りでお好み焼きの屋台出させてもらってるんや!」
美味しそう…種類も交流パーティの時よりあるぞ…
豚玉にイカ玉にミックスもあるんだ!
「マツバ様。豚肉が切れそうなので調達してまいります。」
「まかせたで!」
配下のポケモン人キュウコンが素早い動作で肉屋へ向かう。
「じゃあマツバ。イカ玉一つ!」
「まいどあり!」
「それから…お前ら何にする?」
「俺もイカ玉!!」
「私はコマ玉で。」
「私もコマた…いやいや!豚玉で。」
「じゃあヴィルのは頼まないね。」
「どうしてそうやって私ばかり除け者にするんですか?コマリ様。いじめですよ?罰としてのしかかります」
「ぐえぇ!重い〜!!」
ヴィルが私にのしかかってくる。
柔らかい感触とココナッツ系のいい匂いがする。
それにおっぱい…
これはこれで悪くない…か?
いやいやいや!何を言ってるんだ私は!
「離れろよ!ヴィルはどうするんだよ!!」
「豚玉でお願いします。」
結局ヴィルも豚玉にするとの事
マツバはササッとお好み焼きを焼いて出してくれた。
マツバの焼いたお好み焼きは絶品だった…
ふんわりした卵とイカに鰹節にソースと青海苔とのコンビネーションが堪らない。
和風オムライスに似たような感じもするな〜。
「美味しい〜」
「あっはっはっは!そりゃ良かったわ!」
マスカーニャ達も夢中になって食べていた。
ヴィルもなんだかんだ言って美味しそうに食べている。
「テラコマリはん。帰りにはあんまり聞けんかったけど…
ハッサムから聞いたんやろ?この国が愚魯徒に何をしたのか。」
「!!…う、うん。全部聞いたよ…」
「あんたはどう思ったんや?あの話聞いて」
普段からは想像もできない程真剣な声色のマツバに私は思わずたじろいでしまう。
「正直に言うと私なんかじゃ手に負えないと思ったよ…あまりにも闇も傷も深すぎるし…
和魂種が愚魯徒や自然環境に対して許されない事をしたと思ってる…
でも無関係な人達が巻き込まれていい訳じゃない。
だから私は私ができる事を一つでも多く探してこの問題解決に少しでも解決したいと思う!
カルラやハッサムのことも助けたいんだ。」
私はありのままの心境をマツバに話した。
するとマツバが笑みを浮かべ始めた。
「だってよ。ハッちゃん!助けてあげたいって言っとるで!」
「へ?」
マツバが屋台の奥にいる店員に声をかけた。
「べ…別に助けて欲しいだなんて一言も言ってねぇし…////」
「ハ…ハッサム!?!?」
店員の正体はハッサムだった!!
「何でここにいるの!?」
「前からマッつぁんと約束してたんだ。あの家の今月の家賃半額にする代わりに祭りの屋台手伝うってな。」
「な…なるほど。」
マツバと同じタオルを巻いて髪を短く纏めている。
遠目から見ると女の子にしか見えない…
「ちょうどええわ!そろそろうちの従業員来る頃やから今日はもう上がってテラコマリはん達と祭り楽しんできーや!」
「え?…まだ来る時間まであるんじゃ…」
「ええから!ええから!行った!行った!」
「お…おい!!マッつぁん!?」
マツバは無理矢理ハッサムを屋台から出した。
私の祭り探訪にハッサムが加わった。
食べ物の屋台をあらかた回った私達は色々なゲームをしている屋台を見て回っていた。
「コマリさん!見てください!可愛い金魚さんが泳いでますよ!」
「あっ!本当だ!可愛い!」
恒例の金魚すくいやヨーヨー釣り、型抜きなんかもある。
その中で一際盛り上がっている屋台があった。
あれは…射的屋?なんであんな人集りが…
「ブラッド!あの人見ろよ!」
「へ?」
見覚えがある二つの顔…
間違いなかった。
プロヘリヤ・ズタズタスキーとリオーナ・フラットだ
リオーナは焼き鳥を食べながらプロヘリヤの射的を見ている。
ってか彼女の周りには景品の山ができている。
どんだけやったんだよ…
2人の周りには子供を中心に大勢の人が集まっている。
「これで…どうだ!!」
プロヘリヤが景品の一つである可愛い猫のぬいぐるみを見事に落とした。
「これが欲しかったのだろう?」
プロヘリヤが猫のぬいぐるみを目に涙を浮かべていた小さな女の子に手渡した。
「いいの?」
「無論だ。その為にやったのだからな!」
「ありがとう!蒼玉のお姉さん!獣人のお姉さん!」
女の子はニコッと笑顔になる。
「良かったね!猫さん取ってもらえて」
「うん!えへへ。」
リオーナが女の子の頭を優しく撫でる。
女の子は猫のぬいぐるみを愛しそうに抱きしめながら嬉しそうにしている。
「さぁ店主!残りの景品も出してもらおうか!全て撃ち落としてくれよう!」
「か…堪忍してください!プロヘリヤ将軍!このままじゃ商売上がったりですよ!」
「いや。お前はそもそもまともに商売するつもりはない。こんな綿飴のような弾では私以外で景品を落とすなど不可能だ。
ましてや景品に軽く釘を打たれていてはな?」
「なっ!?」
プロヘリヤの話を聞いた大人たちは射的の屋台にヅカヅカ入り込んで景品を調べ始める。
そしたら本当に景品に小さな釘がわからないように打たれて固定されていたらしい。
「本当にあったぞ!?」
「てめぇやっぱりインチキしてやがったのか!!」
「風営法違反だぞ!!!」
「子供を泣かせるな!!!」
大人たちに噛みつかれて店主は「すいませんでした〜!!」と両手をあげて白状した。
「すごいぜ!プロヘリヤ将軍!」
「カリン様が協力者に選んだだけはある!」
「正に白極連邦の桃太郎だ!」
皆、プレヘリヤを賞賛する。
「はっはっはっは!このぐらい私にかかれば容易い事だ!」
すごいなぁ。まるでヒーローだ。
「ん?そこに居るのはテラコマリ・ガンデスブラッドではないか?」
するとプロヘリヤが私達に気がついた。
「や…やぁ!プロヘリヤ!祭りに来てたんだな!」
「あぁ。暇を少しだけもらったからな。」
「そうなのか。」
すると…隣から「はあ〜〜〜〜」と言うリオーナの声が聞こえてくる。
「プロヘリヤ〜。こんなに沢山景品ゲットしてどうするの?」
「そんなの決まっている。子供達に配るのだ。孤児院や恵まれない子たちにな。」
「す…すげぇ…素直にかっけぇ」
「流石…プロヘリヤさんだ…美しく優しく気高い!!!!」
ハッサムとマスカーニャはまるでヒーローに憧れる少年のような眼差しをプロヘリヤに向ける。
「テラコマリだよね?」
すると今度はリオーナが声をかけてきた。
「そうだ。そういえばまだ正式な挨拶がまだだったな。テラコマリ・ガンデスブラッドだ!」
「うん。よろしく!リオーナ・フラットだよ。うちのハデス・モルキッキ将軍がよくボロ負けしてるけどもしもエンタメ戦争で戦う事になったら私は絶対に負けないからね!」
「あ…あぁ!こちらこそよろしく!」
あぁ。あの毎回私に宣戦布告してベリウスかメラコンシーに瞬殺されるチンパンジーってそんな名前だったのか。
「それでテラコマリよ。
突然だが、お前は愚魯徒の事をどう思ってるのだ?」
「え?どうって?」
「奴らに罪はあると思うか?」
「罪…」
プロヘリヤの問いにハッサムの顔が険しくなる。
「私は正直に言うとそれは人間の一方的な物差しに過ぎないと思っている。彼らにとったら正当防衛と言って間違いない。主を殺された上に住処まで追いやられたのだ。」
「!!!知ってるの?あの事件を…」
「ああ。リオーナと共に個人的に調べた。」
「正直胸糞悪くてうちらの国王とか書記長に一回連絡しちゃったぐらいだよ。」
2人とも心の底からそう思っているみたいだ。
「だが、だからと言って奴らを放っていい理由にはならん。だから引き続き引き受けてやる事にしたのだ。まぁ書記長の奴はレイゲツ・カリンをどうしても大神にしたいみたいだがな。」
「私は国王に諭されちゃったよ。だけど理由はプロヘリヤと同じ。未来のある子供達が巻き込まれていい理由なんてないよ。」
リオーナが子供達の方を見つめる。
この2人は敵陣営だけど信念は私と変わらない。
無関係な人が巻き込まれないために子供達の未来を守るために
「まぁそう言う訳だ。私達は続ける。上級集団はまだ後1人いるからな。
では、また会おう!」
「それじゃあね!」
プロヘリヤとリオーナは大量の景品を抱えて去っていった。
「みなさん…すごいです。あれがあるべき人のあるべき姿…ですよね。」
「うん。そうだね…」
プロヘリヤやリオーナには強い信念と強さがある。マツバにはああ言ったけど私にはあるのかな?…
「なぁに悩んでんだよ。」
「わぁぷ!」
突然髪の毛をマスカーニャにワシャワシャされた。
「私は少しでもできる事を探して問題解決したいって言える時点で
お前はすごい奴だよ。」
「マスカーニャ。」
「そうですよ。コマリ様はみんなの英雄なんですから。」
「ヴィル…」
2人とも…
「うん!ありがとう!」
そうだ。私は弱いけどそんな私にもできる事は絶対にある!!
だから、めげずに頑張るぞ!!
と意気込んだ矢先に縁結びとして有名な神社があると言う話が耳に入ってきて…
ヴィルとサクナに両脇を拘束されて連行されたのだった…
勘弁してくれ〜…
東都 東区
PM19:25
祭りの影響で人気がない東区の街…
しかし、いつ愚魯徒が襲撃してくるかわからない為刀や銃を持った和魂種達が厳戒な警備体制をしていた。
「山桜02。西門の方はどうだ?」
『こちら山桜02。西門は今のところ異常は見られず。」
「いつ愚魯徒が襲撃してきてもおかしくない。警戒を怠るな。」
『了解』
通信を切り、再び周囲を見渡す。
怪しげな人影などは見当たらない。
「今日は来ないんじゃないか?」
「いや、そうとは限らん。これまで奴らは狩りと称して何らかの儀式的なものをしていた。それもわざわざ1人ずつだ。」
「それが狩りのルールだからじゃないのか?誰かが狩りの儀式をするしている時や始まる直前は他の誰かは人を殺したりしてはいけないみたいな?」
「あぁ。その通りだと思う。現にウルガモスはカリン様の部隊に攻撃は仕掛けたが、誰一人殺さなかったらしい。」
「でもそうだとしたらよ。」
「あぁ。奴を包囲した警察官の1人が殺害されたのが気になるよな?」
「そういや検死の結果って…」
「その警察官は体のほとんどの部位が食われていたんだ。つまり食殺だ。」
「ひぃ!!ポケモン人って人間を食うのかよ!?」
「それもそうだが…
もしかしたら狩りのルール上狩りの最中でも人を食うのは許されているんじゃ…」
「へ ぇ い い せ ん いっ て る ねぇ 」
突然警備隊2人の耳に謎の声が響く。
「!?だ…誰だ!!!」
刀を抜く警備兵
「い…今声聞こえたよな!?」
「あぁ…だけど何処にも…」
すると嫌な音が聞こえた。
「おい…何か今変な音が…」
警備兵の1人が振り向くと
其処には赤い爪のような物で腹を貫かれ絶命した相方の姿が…
「あ…」
警備兵は声にもならない悲鳴をあげて銃を乱射する。
壁に向かって四方八方に弾丸を放つ。
「くそ!!何処だ!? 何処にいやがる!!この悪魔め!!!」
徐々に壁に追い詰められていく獲物…
「残念…此処でした…」
「え…?」
警備兵が最期に見たのは突然目の前に現れたカメレオンのようなヘルメットをつけた青年。
青年に何か粉のような物を浴びせられた警備兵は強烈な眠気に襲われて意識を失い…
青年から伸びてきた尻尾のような物が腹を貫かれて絶命した。
「まずは2人目だね…あぁそうだ。君達に言っておきたいんだけどさ。
僕前に悪魔って本を読んだんだけど…
それに一番近い生き物は人間だと思うよ?」
これが愚魯徒上級集団の中でも最強の実力を持つ
まどろみの狩人…キノガッサである。
キノガッサは再び固有能力で景色と同化して今度は西門へと向かった…
続く
いかがでしたか?
実は個人的にウルガモスやキノガッサは結構好きなポケモンです笑笑
6世代の頃とかはウザいクレセリアとかガルーラにとどめ刺す時とかに重宝してたなぁ笑笑
では、また!!