いやぁランクマ勝てないですね〜笑笑
難しいなぁ
すみません! 与太話を
今回はちょっと新キャラ出ます笑笑
では、どうぞ!
部屋を出た私は急いで屋敷の廊下を駆け抜ける。
「(急がなきゃ!!日付が変わるまでにヴィルを助けなきゃ!)」
「テラコマリ様」
私は突然男性に名前を呼ばれて足を止める。
振り向くと…そこには眼鏡をかけ、スーツを着た壮年の男性が立っていた。
「だ…誰?」
いや…私はこの男性に見覚えがあった…
「騎獣の厩舎の…管理人さん? 何でここに…」
騎獣の厩舎にいた管理人さんだった。間違いない。
「この姿でお会いするのは初めてでしたね。騎獣厩舎の管理人トモーリモはあくまでも兼業…改めてご挨拶いたします。
私は貴方のお父上…アルマン・ガンデスブラッド様の秘書を務めております。モリモトと申します。」
男性はモリモトと名乗って頭を下げてきた。名前の感じから恐らく和魂種だろう…
「そ…そうか!改めて自己紹介ありがとう!悪いが,私は急いでる!じゃあ…」
「私についてきてください。武器も持たずにヴィルヘイズ様とマスカーニャ様を救助しに行くのはあまりにも危険すぎます。急ぎましょう。こちらへ。」
「な…何でその事を…」
モリモトは壮年とは思えない機敏な動作で屋敷の地下へと向かう。
「(でも…確かに武装は必要だ…ついていこう。)」
私はモリモトの後へとついていく。
ガンデスブラッド邸 地下室
私が住んでいる屋敷にこんな広い地下があるのは知らなかった。
モリモトは私を地下へと連れて行くととある金庫の前へと進んでいく。
「こちらです。」
赤と緑と言う変わった色をした金庫のパスワードを入力して開ける。
金庫の中に入っていたのは上が赤下が白の球体がバックルに嵌め込まれたベルト状の機械のような物だった…
「こ…これは…」
「そちらを持っていってください。必ず必要となります。」
私はモリモトから機械を手渡される。
「それからこちらは魔法石です。ぜひお使いください。」
「ありがとう!じゃあ行ってくる!」
「お待ちください」
モリモトは私を呼び止める。
「急がないと!ヴィルが!」
「もう一つ大事な仲間をお忘れですよ。」
すると奥から蹄の音が聞こえる。
ブーケファロスだ。
「ブーケファロス!お前、ここにいたんだな!」
「はい。その紅龍は元々貴方様のためだけにご用意させていただいたものです。様々な匂いがある騎獣厩舎で主人である貴方を覚えていただくためにあそこに一時的に置いていただけでございます。」
「私のためだけに…どうして?」
「それはご説明すると長くなります。『貴方が特別な存在だから』とだけ申しておきましょう。私からサポート出来ることは以上です。後はご武運をお祈りいたします。」
モリモトは深く頭を下げる。
私は大きく頷き、ブーケファロスに跨った。
「ありがとう!行ってくる!! ゆけっ!ブーケファロス!!」
ブーケファロスは甲高い鳴き声を上げると凄まじい速度で地下室を後にした。
「テラコマリ様…アルマン様も私も信じております。たとえこの先残酷な真実に対面しても貴方様なら必ず乗り越えられると」
モリモトはそう言い残すと後始末をして地下室を後にした。
屋敷の外へ出た私はブーケファロスを一度止め、ニビ廃城の場所を確認する。
「(確か此処から西の方角だったな…ラネリエント下層街って…)」
私はブーケファロスを西の方角に向けて走らせようとした。
「閣下!!ようやく見つけました!」
「!!!カオステル!」
突然カオステルが目の前に現れた。
「やっと見つけられました。」
「すまない。私はひきこもっていたんだ…」
私はカオステルに本当の事を話した。
だが…カオステルは笑ってるまま…
「ご冗談を…現に閣下は騎獣にまたがり,外へ出ているではありませんか。ようやく逆さ月へ反撃する手筈ができたと言う事でしょう?」
カオステルが指を鳴らすと魔法陣が現れ、そこからベリウスとメラコンシーが現れた。
「ベリウス!!傷はもう大丈夫なのか!?」
メラコンシーに肩を貸してもらいながらだが,予後は良さそうな様子だった。
「閣下…ご心配をおかけしました。このベリウス・イッヌ・ケルベロ。閣下についていく所存でございます。」
「カオステル・コントも従います。」
「YEAH」
部下達は私に忠誠を誓う。私は嬉しさでまた涙が出そうになるが、何とかグッと堪える。
「ありがとう。お前たちのおかげでもっとやる気が出てきた。私はこれから件のテロリストを倒しにいく…だが、お前たちの同行は許さない。」
部下達は案の定驚いた表情をする。
「何故ですか!?閣下!」
「すまない。だが、これは私の戦いなんだ。それに…ベリウスはまだ完全回復はしていない。無理はしないでくれ。お前たちに何かあったら私は悲しいよ。」
「閣下…」
「大丈夫だ!皆が応援してくれる事で私はそれを糧にして勇気が湧いてくるから!」
カオステル達は私の言葉を聞いて敬礼をする。
「行くぞ!!!!ブーケファロス!!!!」
ブーケファロスは前足を上げて天高く遠吠えを上げ、そのまま西側へと走っていく。
「行ってくる!!!!お前たちは大将が勝利を掴み取るのを待っていてくれ!!!!」
「閣下!!!!ご武運を祈ります!!!」
3人は勇猛果敢に走り去っていくテラコマリに姿が見えなくなっても敬礼を続けていた。
ラネリエント下層街 ニビ廃城
ラネリエント下層街は元々は貧しい層の人々が主に生活している居住区だったが、近年はカレンによりムルナイト帝国内の経済状況が急激に改善した事で住民達は帝都や中層街へと移住し,現在はゴーストタウンになっていた…
近々商人達の店が多く出る商店街になる予定らしい。
そんなラネリエント街でも一際大きなニビ廃城に
ミリセントはヴィルヘイズを磔にしてキョジオーンと共にテラコマリを待っていた。
「ミリセント…ヤツら来るのカ?」
「少なくともマスカーニャは来るわ。テラコマリは…正直わからない。」
「おい。」
すると…2人とは別の人物が声を掛けてきた。
その人物はヨハン・ヘルダースだった…
ヨハンはミリセントの協力者になり、パーティ会場に転移門を設置していたのだ…
「何だよ。そいつ」
「テラコマリのメイドよ?知ってるでしょう?」
「それは知ってる。僕が言いたいのは何でそいつが此処にいるのかって話だ。」
「人質に決まってるじゃない。」
人質と言う言葉を聞いてヨハンはミリセントに対して嫌悪の表情をする。
「(くそ…所詮はテロリストか…こんなやつに協力するんじゃなかった…)」
すると…ミリセントは神具のナイフを取り出してヴィルヘイズの鎖骨付近に突き立てた。
ヴィルヘイズは苦悶の表情を浮かべ小さく声を出す。
「!!??何やってんだ!?お前!!それ神具だろ!?本当に死んじまうぞ!!」
ヨハンは大声を出してミリセントを止めようとする。
「ミリセント…こいついちいちうるさいゾ。」
「本当に死ぬ?訳のわからない事を言うのね…」
ミリセントはヴィルヘイズに刺した神具を引き抜く。
「お前は逆さ月の協力者としての自覚が足りないようね…」
ミリセントはヨハンに近づいて行く。
「じゃあ質問するけど死を伴わない殺しに何の意味があるの?」
「そ…それは戦争とかで役立…」
ヨハンが話し終える前にミリセントは彼の腹部に神具を突き刺した。
ヨハンはそのまま倒れ込む。
「ふざけた事抜かすと殺すわよ…?」
ミリセントは血のついたナイフの神具をヨハンに向けて威嚇する…
すると廃城の扉が開く音がした。
「来たゾ。」
「あらぁ…来てくれたのね…
マスカーニャ。」
廃城の扉を開けて入ってきたのはマスカーニャだった。
「言われた通り来たぞ…」
マスカーニャは磔にされているヴィルヘイズを見た瞬間に怒りが湧いてくる。
また爪や牙がだんだんと剥き出しになる。
「お前ら…」
「怒らないで?怖いわ。」
ミリセントは怖がる素振りをするが、内心は全く動じていない。
「お…おい。お前…」
マスカーニャは声がしたミリセントの足元に視線を移す。
そこには血を流して倒れているヨハンがいた。
「ヨハン?何でお前が…」
最初は訳が分からなかったマスカーニャだが、すぐにヴィルヘイズから聞いたことを思い出した。
「お前が転移門を仕掛けたのか…」
「・・・そうだよ…お前とテラコマリを殺そうとした…」
ヨハンはどこかばつの悪そうな顔で言う。
「・・・そうか…」
ミリセントはそれを見てニヤリと笑う。
「そうよ。こいつは貴方とテラコマリを殺すためだけに逆さ月と結託した最低なやつよ。」
ミリセントはマスカーニャへと近づいていく。
「ねぇ…マスカーニャ…
逆さ月に入らない?」
「何?」
ミリセントはマスカーニャの近くまで来るとそう囁く。
「マスカーニャなら歓迎されるわ。親に捨てられ…世間から化け猫なんて呼ばれてた貴方ならきっと受け入れられる。」
ミリセントはマスカーニャの胸に手を添える。
「黙れ…」
「もしも…逆さ月に入ってくれるなら…あのメイドは解放してあげてもいいわ…そこで無様に倒れてるドブネズミも貴方の好きにしていいわ。それと…私の事も…」
ミリセントはマスカーニャに自身の胸を押し当てて色仕掛けもする。
「そうか。わかった…」
何とマスカーニャはミリセントの勧誘に対し返事をした。
「!!!…お前…」
ヨハンの表情が曇り始める。
「本当!?嬉しいわ!!マスカーニャ!」
ミリセントはマスカーニャに抱きつく。
「これで貴方と親密になれるわ。私と貴方は分かり合える…」
「ミリセント…キョジオーンにも一言挨拶がしたいんだ。いいか?」
「勿論よ!」
マスカーニャはキョジオーンの元へと近づく。
「お前…本気なのカ?」
「あぁ。本気だ。」
「・・・ならいい。オデはキョジオーン、よろし…」
だが、次の瞬間
マスカーニャは鋭い爪でキョジオーンを攻撃した。
「えっ?」
キョジオーンは咄嗟のことで防御できなかった。
しかし、いわタイプで耐久力が高い種族値を持つキョジオーンには大したダメージにはならなかった。
「お前どう言うつもりダ!!??」
「何の事だ?俺はわかったって言っただけで逆さ月に入るなんて一言も言ってないぞ?」
「だけどオデが本気か?って聞いた時にお前は本気だって言ったゾ!!!」
「あぁ…言ったぜ。
お前らを倒してヴィルヘイズを助けることに本気だってな!!!!!」
「グオォォォォォォ!!!!!!」
マスカーニャの騙し討ちに怒り狂うキョジオーン
「ふざけるナ!!!!"てっぺき"!!」
キョジオーンは自身の防御力を2段階上昇させるポケモン人の積み技てっぺきで自身の耐久力を強化する。
「ミリセント!!!勧誘は失敗ダ!!!!もう容赦するナ!!!」
「・・・・そうね。」
ミリセントから強烈な殺気が湧き出る。
「残念だわ…マスカーニャ…折角何度も誘ったのに…
仕方ないから殺してあげる。」
ミリセントはその場から瞬時に姿を消しマスカーニャの背後に回り込み、神具で切り付けようとするが、マスカーニャは反射で回避する。
ミリセントは距離をとったマスカーニャに魔法で追撃する。
マスカーニャは俊敏な動きで全てかわし,葉を投げナイフに変えてミリセントに投げる。
ミリセントは葉を全て撃ち落とす。
マスカーニャをすぐさま懐に入り込み、木の剣でミリセントを攻撃するが、神具の大型ナイフで防がれてしまい、鍔迫り合いになる。
「残念ね…マスカーニャ…本当に残念…」
「そりゃどうも!!!」
鍔迫り合いではミリセントに敵わないマスカーニャはすぐさま離れる。
「ウオォォォォォ!!!!!!!」
キョジオーンが背後から拳を振り上げる。
マスカーニャを横に回避する。
キョジオーンの拳は地面に穴を容易く開けてしまった。
「押し潰してやル!!!!"ボディプレス"!!!」
キョジオーンは防御力で威力が変わる格闘タイプの物理技ボディプレスでマスカーニャに攻撃を仕掛ける。
マスカーニャはそれも回避する。
「くそ!!!!ちょこまかト!!!!」
「そろそろ攻撃の時間だな。」
「ナニ?」
「お前はいわタイプで俺はくさタイプ。相性では俺の方が圧倒的に有利だ。」
キョジオーンは地団駄を踏む。
「マスカーニャ…忘れたの?キョジオーンはてっぺきで防御ランクが2段階上がってるのよ?いくらくさタイプの貴方の攻撃では彼を突破する事は不可能よ?」
ミリセントもそう言うが、マスカーニャを気にも止めず指を構える。
「無駄ダ!!!!!お前の攻撃なんて全て受け止め…」
マスカーニャは容赦なく指をパチンと鳴らした。
「"トリックフラワー"!!!!!!!!」
マスカーニャが叫んだ瞬間キョジオーンの肩から花が生える。
そして、花はそのまま爆音と共に凄まじい爆発を引き起こした。
「グアァァァァァァ!!!???!?」
キョジオーンはその場で倒れ込んでしまう。周囲には身体の岩塩が飛び散り,肩からは出血をしてしまっている。
「えっ…どうして…キョジオーンはてっぺきをしていた筈!!!こうかはばつぐんとは言えこんな大ダメージが入る筈は…」
マスカーニャはすぐさまキョジオーンの元へと走り…
彼の周囲に飛び散った岩塩を全て拾うと…
ヨハンの元へと走る。
「すまん。かなり揺れるぞ!!!」
「お…おい!!!ちょっと!!」
マスカーニャはヨハンを肩に背負うと床をトリックフラワーで再び破壊して地下へと逃げる。
「オデの塩ガ…」
「まさか…最初からキョジオーンの岩塩を…キョジオーン、"じこさいせい"で回復しなさい。私はマスカーニャを追うわ。」
「わ…わかっタ…」
ミリセントも地下へと降りる。
「やってくれたわね…マスカーニャ!!!!」
続く
いかがでしたか?
マスカーニャの専用技トリックフラワーは確定急所技なんで積み技無効にされるんですよ笑笑
では、また!!