盃兄弟の長女は怪盗でした【アニポケXY / XY&Z】   作:小花

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2人目の魔法使い爆誕

エース8歳、リナ6歳。それは夕飯ついでに2人で狩りをしていた時の事…

 

「遅れんなよ、リナ!」

『まってよ〜!!』

 

2人は仲良さそうにコルボ山を駆け回り、夕食にするための狩りをしている。

 

「グオオオオオ!!!!!」

 

「クマだ… 気ィ抜くなよ!!」

『うん!』

 

その直後、前方に巨大なクマが現れ2人は構える。クマは牙を向いて今にも向かってこようとしている。

 

「おりゃ!!」

 

まずはエースが先陣を切り、鉄パイプで攻撃した。

 

『はあっ!』

「グルルルル…」

 

リナも鉄パイプに魔法をまとい、なんとかクマを倒したが… クマがムクリと起き上がり、彼女の横にいたエースの身に異変が起こる。

 

「ゔっ!!!!」

「エース!!!!!!」

「ハァ… ハァ… クッソ… 油断した…!!!」

 

なんと1人油断してしまい、体を容赦なく引っ掻かれて大ケガを負った。エースも力をつけてきているとはいえやはりまだ子供だ。その小さな体にはどんどん血が出てきている。

 

『嫌だ… またいなくなるの…?エースは大事な友達なのに… いなくなっちゃうの嫌だ!!!』

「グオオオオオ!!!!」

『早くどっかいって!!!』

「ギャーーーーーッ」

 

クマは総勢2頭いて、エースにケガを負わせた方ともう1頭の方も含めて大事な人がいなくなってしまう事を恐れたリナが泣きながら魔法で一掃した。

 

2頭いたクマを倒し、エースに向き直る。

 

『エース… エース…!!しっかりして!!』

「う… リナ…?」

「お願いっ死なないで!!!!」

「!!!!」

 

エースはゆっくりと目を覚ますが、負ったケガの出血多量から意識が朦朧としている。リナは泣きながらエースに治療を開始する。

 

「え… お前、いいのか?」

『エースに死なれたくないの!!!!』

「……!ありがとう」

 

すると…

 

「!?!?」

 

エースの体を紫の光が覆った。

 

「何だよ… これ…」

『……ッ!!!!』

 

リナも驚きながらかつてロザリア島で母親であったジュリアから聞いた言葉を思い出す。

 

◆◆◆

 

一回想一

 

(治療をして紫の光に覆われると、新たな人間が魔法を使えるようになるの。ご先祖さまが試した事もあったけど、成功した事はあまり無いのよ…)

 

◆◆◆

 

『うそ… 初めて見た…』

「リナ、おれに魔法を教えてくれ!使えるようになったからには、お前みたいにもっと覚えたい!!」

『いいけど… 私、魔法にはうるさいよ』

「望むところだ!!!」

 

エースも戸惑いながらも自分が新たな魔法使いとなった事を受け入れ、2人目の魔法使いが現れた瞬間だった。

 

◆◆◆

 

それからエースもリナに教わりながら魔法をどんどん習得していき、ダダン達もさすがに気づいた。

 

「エース… お前…!!なんで魔法を使えるようになってるんだい!!!」

「覚えたのさ。リナがケガから助けてくれてな」

「リナが助けたのか…」

「ああ!おれはもっともっと強くなって、立派な魔法使いにもなってやる!!」

 

◆◆◆

 

一一さらに数日後

 

「リナ!!また新しい魔法を覚えたんだ!」

『何を覚えたの?』

「これだ!……いっけ〜!!」

 

エースが嬉しそうに呼び出したかと思えばまた新たに魔法を習得したと言い、コルボ山の一角に作った的当てめがけて魔法を放った。エースの手からは黄色い光が洗われ… 放ったのは雷の魔法だというのが分かる。

 

『わっ、雷の魔法?すごいね!』

「ああ!まだまだいっぱい覚えて、早くお前に追いついてみせる!!」

 

東の海(イーストブルー)に新たな魔法使いが現れた事は…世はまだ知らない。だが、知られるのも時間の問題。

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