盃兄弟の長女は怪盗でした【アニポケXY / XY&Z】   作:小花

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時間かなり飛びます。


少女の旅立ち、しんかポケモンとの出会い

それから時が経ち… エースが魔法の力を得てから2年後にダダンの元へと転がり込んできたリナより1つ年下の少年、モンキー・D・ルフィと出会い… エース、サボ、ルフィ。そしてリナの4人で【兄弟の盃】を交わす。辛い事、悲しい事、楽しい事、そこでは色々と経験し、今までよりももっと力をつけた。彼女がコルボ山へ来てから10年後には血の繋がりはなくとも大切な兄の1人となったエースが海賊となり旅立っていき、その2年後にはリナも17歳となり、本日いよいよコルボ山を出発する。

 

「じゃあな〜〜!!!リナ、頑張れよ〜〜!!!!」

「「気をつけろよ〜〜〜!!!!」」

『うん!頑張ってすごい女の子になってみせる!!』

 

『どこ行こうかな… 私の知らない世界へも行ってみたいかも!』

 

夢だった怪盗になるため、そして母や姉のようなすごい女性になるため… ヨットに乗り込み弟のルフィやフーシャ村の人々に見送られながら静かに出航した。ある程度進んで故郷が見えなくなると、単身で魔法を使いポケモンの世界… カロス地方・ミアレシティ方面へと向かった。

 

◆◆◆

 

『ここが… カロス地方…』

 

ここはカロス地方・4番道路。ミアレシティのほぼ真ん前に降り立ち、さっそく探索を始める。

 

『綺麗な町… お花もいっぱいね』

 

4番道路を見て回りながらある程度道を進んだ頃、小さな生き物… その名も【ポケモン】がリナの前にどさりと倒れ込んできた。

 

「イブイ… イッブイ…」

 

そのポケモンはしんかポケモンのイーブイで、イーブイはフラフラしていて今にも倒れそうだった。魔法でポケモンの言葉が分かるリナの脳裏にも【た… 助けて… お腹すいた…】と入ってくる。

 

『キミ… どうしたの?お腹すいた?』

「イブ… イッブイ…」

 

この時にはリナもさすがに気づき、イーブイの元へと駆け寄りすぐさま理解する。そしておもむろに持っていたカバンを出し…

 

『これ食べる?クッキーだよ。旅に出る時、故郷で作ったの!』

「イブ…」

 

おやつにと持ってきたクッキーを差し出した。イーブイもおずおずと歩み寄り、それをパクパクと食べ始める。

 

「イッブイ!!」

『おいしい?よかった♪』

 

どうやら気に入ってくれたようだ。イーブイは目を輝かせながら【おいしい!!】と鳴き声をあげる。それからもイーブイが元気になるまでしばらく付き添ってあげた頃… ようやくイーブイが回復した。

 

『回復したみたいだね。じゃあ私はこれで…』

「イッブイ!!」

『ん?』

 

回復したのを見届け、その場を去ろうとするとイーブイが【まって!!】と大きな声で鳴き声をあげる。

 

「イブブ、イーブイッ!」

『……あなた… 私と一緒に来たいの?』

「イッブイ!♡」

『……、わかった!』

 

イーブイは【あなたと一緒に行きたい、あなたのポケモンにならせて!】と大きな声で訴えて、それを汲んだリナも早速買ったばかりのモンスターを出した。

 

『お願いっ、モンスターボール!!』

 

ポワンポワンポワンポワンポワン… ポーン!!

 

『やった… 私のポケモンに、なったのね…』

 

しばし揺れたのち、初のポケモンとしてイーブイをGET。

 

『……イーブイ、GETだぜ!……なんちゃって。お兄ちゃんが言いそうだからマネしちゃった〜』

 

リナは兄であるエースが言いそうだと思ったのか純粋にマネするが… この地方から遠く離れたマサラタウンの少年も同じような言葉を言ってGETするとは知らない。

 

『よし、そうと決まれば図鑑をもらわないと。道はどこかな…』

 

図鑑をもらうため、プラターヌ研究所を目指すことにし、また歩き出す。彼女の旅は幕を開けたばかりだ。

 

◆◆◆

 

「へっきし!!……あれ、カゼかな?」

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