盃兄弟の長女は怪盗でした【アニポケXY / XY&Z】   作:小花

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とかげポケモンの進化、未知なる力

『このブースター… 進化前のイーブイに似て毛並みふさふさだね』

「スタァ〜♡♡」

 

エースのイーブイはほのおポケモンのブースターへと進化し、さっそくエースとリナとでブースターと触れ合っていた。フワフワの黄色い体毛を撫でたり、赤い毛並みを撫でたりと兄妹の手つきは忙しい。当のブースター自身も気持ちよさそうに【気持ちぃ〜♡♡】と鳴きながらヘラヘラと笑っている。

 

「もっと撫でてやるよ。こっち来い」

「スタァ♡」

 

ブースターはエースの呼びかけに嬉しそうな笑顔と鳴き声で応じ、主の膝の上で丸まった。

 

◆◆◆

 

それからさらに月日が経ち、2人の姿はジョウト地方の某所にあった。そこでは野生のラッタの群れが出てきて、エースとリナの2人がかりで対処に追われていた。

 

「「ラタッ!」」

『ゲッコウガ、みずしゅりけん!』

「コウッ!」

「リザード、かえんほうしゃ!」

「リザッ」

 

エースのヒトカゲもブースターが進化を遂げる少し前にリザードへと進化して、妹のゲッコウガのゲコガシラ時代のように修行の日々を過ごしていた。

 

「コウッ… ガァ!!!」

「グオオオオオン!!!」

「「ラタッ!?」」

 

「ラッ… タァ!」

「グオッ!?」

「リザード!!」

 

ゲッコウガのみずしゅりけん、リザードのかえんほうしゃがきまるも、その後すぐにラッタAの攻撃がきまる。放ってきたのは【ひっさつまえば】で、対象はエースのリザードだった。

 

「グオッ… グオッ…」

「……」

 

凄まじいほどのスピードやかなりタフな体力を持つゲッコウガはまだまだ平気そうにしているが、リザードは疲れ果ててしまい息が上がっている。

 

「リザード、もう無理すんな!後ろにブースターだっているんだ、ブースターと交代できるんだぞ!!」

「グォン!!!」

 

エースは血相を変え心配そうに大きな声でブースターと交代だってできると案じるように叫ぶがリザードは聞かない。そして…

 

「グオォォォォォォオオオ!!!!!!!」

「コウッ…!?」

「『!?!?』」

 

雄叫びをあげたリザードの体を青い光が包み込み、ゲッコウガも兄妹も驚きながら呆然とリザードを見つめる。……これは、進化だ。

 

向かいにいるラッタ達もじっと見る中、青い光が完全に晴れると…

 

「グオォォォォォォ!!!!!!」

 

背中に翼が生え、空中に浮きながら咆哮をあげる一頭のドラゴンの姿。リザードはかえんポケモンのリザードンに最終進化を遂げた。

 

『……リザードン…!!』

「リザードン… でけェ…」

《リザードン、かえんポケモン。ヒトカゲの最終進化系。口から灼熱の炎を 吐き出す時、尻尾の先はより赤く、激しく燃え上がる。》

 

リナは見た事があったのかここにいるのがどのポケモンかすぐに見抜く事ができたが対するエースは聞いた事もなくただ呆然と図鑑をかざし、リザードンに関しての解説を聞く。

 

「ついにやったんだな… これが最終進化ってやつか…」

「グォン!!!」

「まだやれるか!?」

「グオォォォ!!!」

「ンじゃいくぜ!!さらなる強さを求め、もっともっと高みへ!!!」

 

「うおおおおおおおおお!!!!!!」

「グオォォォォォオオン!!!!!!」

 

エースは感慨深そうにリザードンを褒めると今度はお互いに雄叫びをあげる。するとリザードンは灼熱の炎に包まれ、姿がまったく見えなくなるが姿が変わっているのが分かる。

 

『あれはっ…!!!どうして、お兄ちゃんまで!?』

「いくぜリザードン!!!かえんほうしゃだ!全員まとめてなぎ払え!!」

「グオォォォォォォオオオ!!!!!!!」

「「ラタッ!?!?」」

 

兄までもがその未知の力を手に入れた事に驚くリナ、エースとリザードンの心はさらにシンクロしていき… エースは口から炎を吐くような仕草を見せつつ指示を飛ばすと、リザードンもまったく同じように灼熱の炎を吐いた。

 

勝敗は分かりきっていて、もちろんの事姿を変えたリザードンが勝利。ラッタの群れは驚いて逃げ出していき、リザードンも元の姿に戻った。

 

「ハァ… ハァ… 疲労がすげェな… 何だこれ…」

『……』

 

エースはリザードンをボールに戻すが息が上がってしまっていて、近くにあった木陰に座り込んでしまった。思い当たる節があるリナも複雑そうな顔で兄を見る。その後少し休んだあと、2人でアジトへ帰った。




リザードの鳴き声わからん… 
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