盃兄弟の長女は怪盗でした【アニポケXY / XY&Z】 作:小花
それから月日は流れ、1年後。兄のエースは21歳に、妹のリナは19歳になり、ポケモン達の育成や自分達の魔力強化、体力強化などの修行に明け暮れながらも日々を過ごしていて… そして弟のルフィは18歳になり、無人島・ルスカイナにて修行を続けていた。
兄弟の中からエースとリナの事をお見せしよう。リナはコルボ山を旅立ってすぐにポケモントレーナーとなり、イーブイからニンフィアへと進化させてすぐの頃からポケモンコーディネーターの道へ進み、兄のエースも目を覚まして体のケガが安定してくると、妹のあとを追うようにポケモントレーナーのほかにポケモンコーディネーターの道に進んだ。
2人はメキメキと頭角を現していき、エース20歳、リナ18歳の終盤にはコンテストにおいての大きな大会・ミクリカップがシンオウ地方・ヨスガシティで開かれた。この大会には兄妹の中からリナが出場を果たし、エースも彼の最初のポケモン・ほのおポケモンのブースターとともに妹を応援した。
彼女は最初のポケモン・むすびつきポケモンのニンフィアとともに次々と勝ち進んでいったが、準決勝でキッサキシティのノゾミに敗れて敗退となった。エースもブースターも敗退を知り慰めるも、彼女は『また強くなって今度は勝ってみせる』として一度もめげなかった。
それからはシンオウ地方・キッサキシティで行われたポケモンコンテストに今度は兄妹の中から兄のエースが出場。彼はこれが人生初のポケモンコンテストとなり、ブースターとともに出場して決勝でフタバタウンのヒカリと当たるも見事彼女を破って優勝、初のコンテストリボンを手にした。
「エースさん、次は負けません!」
「次もおれが勝たせてもらうよ。ヒカリちゃん、また全力のバトルをしよう」
「ポチャ!」
「スタ!」
◆◆◆
「ポケモンのタマゴ…?柄の色が茶色いんだな」
「誰が生まれるかは孵ってからのお楽しみだよ。兄ちゃんならきっと育てられる」
「ありがとう、生まれてきたら大事に育てる」
ガラル地方の某所。仲間の能力でそこへ来ていたシルクハットがよく似合う金髪の男… サボが中年の男性トレーナーから茶色い丸い柄のポケモンのタマゴを受け取っていた。
◆◆◆
そして、待つこと3日。例のタマゴがピキピキと割れ出し… 生まれた。
「イブイ?」
「こいつ… なんていうんだ?」
「この子は進化ポケモンのイーブイですね。」
「確かノーマルタイプ?の子だよね。進化先が多いとか何とか…」
「毛並みがフワフワしていてかわいい子ね。」
生まれたのは自分の兄弟であるエースやリナも育ててエースはほのおタイプのブースターへ、リナはフェアリータイプのニンフィアへとそれぞれ進化させた… しんかポケモンのイーブイだ。サボは仲間のコアラやカイトとともに顔を見合わせバルティゴへ来ていた麦わらの一味のロビンもクスクス笑いながらイーブイを見る中…
「イーブイか… 初めまして、おれはサボっていうんだ。革命軍の参謀総長をやってる。よかったらおれのポケモンにならないか?」
「イッブイ!」
「仲間になってくれるのか… ありがとう。これからよろしく頼む」
イーブイが嬉しそうに頷いたのを見て、迷う事なく自分の最初のポケモンとして迎え入れた。