超次元ゲイムネプテューヌ Origins Unknown 作:シモツキ
刃がぶつかる。刃と刃がぶつかり合う。斬り、突き、薙ぎ、穿ち…今もまた、衝突する。
音が響く。風切り音が。轟音が。刃同士の激突する、甲高い音が。何度も何度も響いて、その音が止む気配はない。
肌で、感覚で、神経で感じる。突き刺すような意思を。明確な敵意を。そしてそれを…向けられる。
(…どうして……)
戦っている。斬り結んでいる。何の躊躇いもなく、それが当然であるように。
誰が戦っている?…女神が戦っている。誰と戦っている?…銀に緑に水色、それぞれ艶のある髪を靡かせている女性と戦っている。どうして戦っている?…それは、分からない。三人が、皆が…ノワールと、ベールと、ブランが戦っている理由なんて、そんなの……
……本当に?本当に、分からない?何も?何一つ?だとしたら、分からないのは…どうして?
「……っ…!」
気付けば、刃を交えていた。振るわれる、迫る一撃を前に、自分も…わたしもまた、刃を携え迎え撃っていた。受けるだけじゃない。凌ぐだけじゃない。防いで、躱して…わたしもまた、その刃を振るう。振るって、仕掛けて…倒しにいく。傷付けにいく。
そんなつもりはない。こんな事、したくない。…けれど、身体が勝手に動く。自分の自由にならない。まるで自分の身体じゃないように、身体が思いに応えてくれない。
(なんで…どうして……)
何度も何度もぶつかり合う。ノワールと、ベールと、ブランも、刃を交える。誰も戦いを止めようとしない。誰かとじゃなくて、全員が全員と戦っている。容赦なく、遠慮なく…本気で自分以外を排除する為だけに、戦い続けている。
そしてまた、斬り結ぶ。斬り結んで、互いに離れる。わたしは着地し、相手も着地し……相手の、ノワールの視線がわたしを貫く。鋭い視線が…『敵』へと向けられる、冷たい眼差しが。
知っている。慣れている。戦いにおいて、こんなのはありふれている。でも、違う。こんなのは嫌だ。こんなの、こんなのって……
「どうして、こんな事になるのよ……ッ!」」
わたしは叫ぶ。こんな事を、わたしは望まない。こんなのが、わたしの望んだ未来じゃない。友達と、大切な相手と奪い合うなんて…わたし達の選んだ道は、絶対にこんなものじゃない。
なのに、戦いは終わらない。誰も止めず、わたしも止めない。ただただ、続いていく。続いて、続いて、続き続けて……──。
*
「……っ、ぅ…」
目を、覚ます。自分の部屋で、自分のベットで、大体いつもと同じ位の時間に。
気分は最悪。とっても最悪。最も悪い、で最悪なんだから、とってもが付く最悪って何か変じゃない?…って気がしないでもないけど、とってもって付けたくなる位にはとにかく最悪。
「おはよう、お姉ちゃん」
「んー…おはよ、ネプギア…」
嫌〜な気持ちのまま自分の部屋を出て、姉妹の共有部屋に入る。するとそこにはわたしの妹、可愛くて優秀ででもお姉ちゃん大好きなネプギアがいて、朝の挨拶にわたしが返す…と、ネプギアはわたしの顔をじっと見てくる。
「…お姉ちゃん、調子悪い?」
「悪…い、と言えば悪いかなぁ…あはは…」
「…もしかして、また嫌な夢見たの?」
困っちゃったなぁ、って感じにわたしが後頭部を掻きながら言うと、ネプギアはわたしを見たまま更に訊いてくる。その質問に、わたしは一瞬だけ考えて…頷く。
考えたくもないような悪夢。本当に嫌な夢。それを、ここ最近わたしは見ている。そりゃ夢だし、普段から偶に嫌な内容のを見たりはするけど…ここのところは、その頻度が多い。
「あれかなぁ…本編シリーズの最新作と見せかけて、実はOVの続編だったりするのかな…」
「そ、それはないと思うけど…続編もなにも終わってないし…。……やっぱりお姉ちゃん、疲れてるんじゃない?」
「いやでもわたし、生まれてから一度も疲れた事ないし…」
「お姉ちゃんはその人じゃないよ…百歩譲るにしても、社長繋がりでまだ大きいお姉ちゃんの方がちょっと近いかな?レベルだよ……」
冗談混じり…じゃないね。冗談100%でわたしが返すと、ネプギアは困惑気味に突っ込んでくれる。
我ながら不思議なものだけど、多少気分が悪くてもボケはぽんぽんと出てくる。…まぁ、今に関しては、むしろふざけていつもの調子を取り戻そうとしてるって部分もあったりはするけど…。
「お姉ちゃん、暫く前からほんとに頑張ってるでしょ?それに博覧会もかなり近くなってきてる訳だし、自分でも気付かない疲れとか、心の負担が大きくなってる…とかじゃないかな?」
「うー…ん、やっぱりそういう事なのかなぁ。夢の内容は、博覧会とは全然関係ないけど……」
「そういうものじゃない?だって夢って、自分の好きなものが出てきたとしても、起きてから振り返ると色々変だったりするでしょ?」
あー、それは確かに…と納得するわたし。返しは勿論だけど、その前の「自分でも気付かない〜」って部分も、そうなのかも…って感じはある。ちょっと前に守護女神の皆と話した時だって、いざ皆からの反応を待つ…って段階になってから急に不安が(勿論ちょっぴりだよ?)湧いてきたし、思った以上にわたしは緊張してるっていうか、わたしの中で大変なものになっているのかもしれない。
だけど、だからって止めようとは思わない。だって、わたしが始めた事だもん。大変かもだけど…わたしはやりたいんだもん。
「…うん、ありがとねネプギア。段々いつもの調子が戻ってきたよ」
「そう?それなら良いけど…念の為、今日はお休みにしてもいいんじゃないかな?いーすんさんも、そういう事なら無理しないでって言ってくれると思うよ?」
「いやいや、大丈夫だって。そもそも嫌な気持ちではあったけど、身体はこの通り元から元気だからね。ほいっと!」
「お姉ちゃんが、堂々休める機会を自分から拒否するなんて…ほんとにお姉ちゃん、本気で博覧会の成功を目指してるんだね…!」
(へ、部屋の中で無駄に高くジャンプした事をまるっとスルーされた…)
もし隠しブロックがあったら叩き割ってる位の勢いで拳を上げつつ跳んだのに、ネプギアはそれに一切触れてこなかった。え、もしかして見えてない?目の前なのに、まさかの見えてない的な?
とか何とか思ったけど、まあそんな訳ないし、ネプギアもちょっと変わってるところあるもんね、って感じでわたしは飲み込む。それよりそろそろ朝ご飯食べよーっと。
「ネプギアはもうご飯食べた?」
「うん、この後…って言ってもすぐじゃないけど、ユニちゃん達と一緒に出掛けるんだ。…ごめんね、お姉ちゃんは今日も頑張るつもりなのに……」
「んもう、何言ってるのネプギア。友達と過ごす時間も大事だし、女神だって休みたい時は休めば良いんだよ。それこそ、このわたしの様にねっ!」
「そ、そこに胸を張るのはどうなんだろう…けどほんと、いつものお姉ちゃんに戻ったみたいで安心かな」
良かった、と笑うネプギアにわたしも笑顔で返す。気にしてくれるのは嬉しいし、ネプギアの優しさは姉として自慢でもあるけど、お姉ちゃんとしてはやっぱり変な心配はさせたくないし、ましてや気を遣わせるなんて以ての外。だからわたしはしっかりと、本当に大丈夫なんだって事を態度で示して、それからご飯を食べに行った。ご飯を食べて、元気をチャージして、今日のお仕事に取り掛かる。
「よーっし、一気に書類片付けちゃうよー!破壊力スピード持続力精密動作性成長性全てがAのわたしによるハンコ押し、とくと見よ!でりゃりゃりゃりゃーっ!」
「いや、他の要素はともかくハンコ押しで破壊力は要らないどころかあっては困ると思うのですが…あ、ネプテューヌさんそれは押すところが違ってます( ̄◇ ̄;)」
「えっ?あっ……」
積み上がった書類の山を、フルパワーで片付けていく。わたしにかかれば書類の山全てにハンコを押すのなんて朝飯前(朝ご飯はさっき食べたけど)で、みるみる内に書類の山はなくなっていく。……と、思ったけど…途中でハンコを押す位置が違う書類があったみたいで、そこそこの枚数の書類がハンコミス状態になってしまった。うぅ、凄まじい勢いで押せるわたしの力が仇になったよ…。
「精密動作性も、そもそも押すべき位置を間違えていたら機能しないのだった…無念……」
「ちゃんと書類の内容は確認して下さいね?わたしが目を通してあるとはいえ、ハンコは確認した、これで問題ないって示すものでもあるんですから(´-ω-`)」
「はーい…。…こういうのもさ、全部データ上で処理しちゃ駄目なの?紙で残した方が良い場合も勿論あるけど、わざわざ紙にして、それを一枚一枚ハンコで押すのって効率良くないと思うんだよね」
いーすんの言う事は尤もだから、わたしはちょっとペースを落としてハンコ押しを再開する。ぽんぽんっ、と手際良く押して…ふと、思った事を口にする。
いや、面倒臭い訳じゃ…ない事もないけど、わざわざいちいち用意してハンコ押して〜ってなる必要あるのかなぁ、とも思うんだよね。そのハンコだって、わたしだけが押す訳じゃないし。だから、いっそ紙にせずにやっちゃってもいいんじゃ?と思って…わたしの言葉を聞いたいーすんは、こくんと一つ頷く。
「そうですね。ネプテューヌさんの言う事は一理ありますし、わたしもそう思います。ただ…ネプテューヌさんも、ハンコがただ押す為だけのものじゃない事は分かってますよね?(´・ω・)」
「それは、うん。ハンコって、これで良いよ!…って示す為の物でしょ?」
「はい。ハンコを押すというのはつまり、承認をするという事です。そしてそれは同時に、承認した内容に、承認をしたという事に責任を持つという事でもあります。責任の証明がハンコ押しの意義であるからこそ、誰が承認したのかを、サインやデータ上の処理より誤魔化しが効かないハンコに意味があるという訳ですよ(´・∀・`)」
「うぅ、急に難しい話になった…えーっと、責任が必要になったり、ちゃんと上の人に許可取ってるよって証明する時に、筆跡真似して書いただけじゃない?って言われたり、データ処理なら偽装とか改竄とかも出来るよね?って返されたりしないように、ハンコがある…って事でいいのかな?」
「そういう事です。ただ勿論、ハンコも絶対誤魔化せない訳ではないですし、結局は程度の話になるんですけどね。それに、責任の所在をはっきりとさせる事は重要ですが、だからといって一から十まで逐一ハンコを押す事が、その工程を挟む事が適切だとも思いません。それこそネプテューヌさんの言う通り、効率の良くない作業ですからね。…だからこそ、気になるのであれば変えても良いと思いますよ?ネプテューヌさんは女神であり、変えていく権限があるんですから( ̄∇ ̄)」
「え、じゃあがっつり廃止とかでもいい?」
「納得出来るだけの説明を、ネプテューヌさんが出来るのであれば構いませんよ。…まぁ、女神である以上、反対を押し除けて決める事も出来る訳ですが……(。-_-。)」
「あはは、そんな事はしないって。それに、さっきは全部データで…って言ったけど、完全廃止はわたしも考えてないから安心して。だって、ハンコ押してると仕事してる感出せるしね!」
ぽんっ、とするだけでデキる女感出せるハンコ押しを完全廃止なんてしないよ!綺麗に押せたら気持ち良いしね!…って思いながらわたしが返すと、いーすんは「だと思いました」と言って苦笑をした。
それから暫く時間が経って、わたしはハンコ押しを済ませる。その間いーすんはわたしが頼んでおいた調べ物を、自分の能力を使ってやっていた。いやぁ、ほんと便利だよねいーすんの能力って。オッケーいーすん!って言って調べ物を頼むと、ちょっと不服そうな顔されちゃうけど。
「ふー、出来たぁ…次の仕事は……」
「こちらにまだたっぷりと」
「う"っ…ちょ、ちょーっとプリン休憩入れても良い…?ちゃんと喫プリン所に行くから…」
「なんですか喫プリン所って…最近は頑張ってくれているとはいえ、これまできちんとやってこなかったからこうなるんです。…多いからといって後回しにしておくと、その内更に増えますからね?(・ω・)」
「ま、真顔で言うのは止めて…顔文字含めてじっと見られてる感が凄過ぎる……」
酷い!って言いたいところだけど、実際ほんと自分で溜めた結果なんだから仕方ない。っていうか、いーすんがいーすんの判断で処理したり別の人に振り分けたり出来るものを片付けてくれてなきゃ、絶対もっと仕事が溜まってた訳で…ほんと、いーすんには頭上がらないなぁ…。
「こほん。休憩を取るのは構いませんから、オンオフをしっかり切り替えてやって下さいね。ネプテューヌさんは、やれば出来るんですから(。-∀-)」
「ほんとにそう思ってる?」
「思っています。何代もの女神の教祖を務めた、新たな守護女神となったイリゼさんの事も見てきた上で、わたしは言っているんです。…まぁ、ネプテューヌさんの場合はやれば出来るというよりやらないから出来ない…と言うべきかもしれませんけどね
|( ̄3 ̄)|」
「お、同じ事を指してる筈なのに、全然印象が違うね…うぅ、そっちの評価はされないようにしないと…」
直接会っての用事が済んだ事で、いーすんはわたしの執務室から出ていく。見送ったわたしは、やる気をかけ直す為にも取っておいたプリンを食べて、お仕事再開。その場で出来る、出来る限り素早く効率良く仕事を進められる方法を探りながら溜まった仕事と格闘をして…そうしている内に、ある時間になる。
「あ…っと、もうこんな時間なんだ。よーし…今日の書類仕事はここまで!」
速攻で道具を仕舞って、ここでの仕事を終わりにするわたし。キリのいいところまで〜、なんてしないよ?わたしはだらだら続けたりはしない、終わりって決めたら即終わらせるタイプだからねっ。
で、書類仕事を終わりにしたわたしは、外に出る。でも別に、残りの仕事はサボって遊びに出掛ける訳じゃないよ?今からするのも、れっきとした仕事だよ。
「やっほー皆、準備は進んでるかなー?」
女神化して飛んで、目的地のちょっと前で降りて人の姿に戻って〜ってした後、わたしが訪れたのは街の一角。ここでは今、色んなお店の準備が進んでいて…でも普通の、普段の生活や仕事の為のお店じゃない。わたしが進めている、一大プロジェクトとして本番が近付いている大博覧会…それに来てくれた人達が利用出来る、出店コーナーの為のお店で、どんどん出店が出来ていっている。もう、そこそこの規模のお祭り位の屋台やキッチンカーが、ここに並んでくれている。
準備を進めている皆に、声を掛けながら回る。一つ一つ見ながら回っていたら、途中でお菓子とか自作した食べ物とかを準備中の人から貰えて、まだ本番は先なのにどんどんお土産が増えていく。いやぁ、わたしの人望感じちゃうなー!これもわたしだからこそだろうな〜!
なーんて事も思いながら回る事数十分。出店コーナーからちょっと離れた場所では、ブースの設営作業が行われていて、細かい部分だからか人力で力仕事を進めている。出店コーナーも活気があったけど、こっちはもっと力強い、荒々しい感じの掛け声が上がっていて……
『よいしょー!』
「よいしょ〜!」
『よいしょー!』
「よいしょ〜♪」
『よいしょー!』
「よっこいしょーっ!』
『よい……うん?』
聞こえてくる掛け声に合わせてわたしも「よいしょー!」って言ってみたり、拳を突き上げてみたり、ちょっとアレンジを加えてみたりしていたら、何回目かで流石に気付かれた。殆ど全員が一斉に、首を傾げるようにしながらこっちを見てきた。
「あ、もしかして集中の邪魔だった?」
「あぁいえ、やけに明るい声が聞こえるな、と思いまして…」
「いやぁ、見てたらなんだか一緒に言いたくなっちゃってさー。皆、力仕事大変だと思うけど、頑張ってね!」
応援してるよっ、とわたしがまた拳を突き上げると、力の籠った声が返ってきて、作業員のおにーさん達は仕事に戻る。邪魔じゃないって事らしいから、わたしも掛け声を再開して…暫く続けていたら、いつの間にか小さい子達が遊びにきていた。わたしに合わせて、一緒に掛け声を上げていた。掛け声が掛け声を呼び、それがまた新たな掛け声を呼ぶ、これぞ掛け声スパイラル…なーんて、ね。
集まった子達には、危ないから作業してる側には行っちゃいけないって事をしっかりと注意。その上で、皆と掛け声を続けて…結局おにーさん達が休憩に入るまで、わたしと近所の子達の掛け声応援活動は続いた。休憩に入った事で、皆は他の場所に遊びに行って…まだ回る場所が残ってる事を思い出したわたしも、もう一回だけおにーさん達に声を掛けてから、この場を後にする。
「うんうん、これなら本番に間に合わない〜なんて事もなさそうだし、心配なしだね。えーっと、交通手段も…ヨシッ!」
当然本番の時は専用の便も色々と用意するけど、全員それで来る訳じゃないし、何かのついでにちょっと寄ろうかな…みたいな人もきっといる筈。だから普通の公共交通機関の時間とか本数とかも調べて、ばっちりわたしは指差し確認。あ、何ならさっきのおにーさん達にヘルメットも借りてくれば良かったかな?
(いやぁ、我ながら仕事してるな〜。中での仕事は大体面倒になってくるけど、こういう外に出る仕事はほんとわたし向きかも)
こっそり仕事を抜け出して外に出る時と違って、仕事として外に出てる時は開放感が凄い。文句もお小言も言われる訳がない、だって今も仕事をしているんですから!
と、意気揚々とした気分でわたしは街の中の闊歩を続ける。女神の姿で、飛んで回った方がペースは良くなるけど、街の中を歩いて回る事で感じられるものがあるって、わたしは思う。そして歩いて回るなら、別に女神の姿になる必要もなくて……
「あれ、あの雰囲気は…こんぱー!あいちゃーん!」
十字路を曲がったところで、わたしは見知った顔…じゃなくて見知った後ろ姿を発見。その二人に向けて声を掛けると、二人はぴくっと反応してからこっちへ振り向く。
「ねぷ子…いやなんで雰囲気で気付くのよ。どこぞの昼間からシルエットで判別する探偵じゃあるまいし…」
「でも、後ろ姿から感じる雰囲気ってあるでしょ?こんぱはほわわ〜ってしてる感じで、あいちゃんはちゅーにーって感じで、的なさ」
「ちゅーにー?何よその擬音…って、誰が厨二よ!」
「あはは…こんにちはですねぷねぷ。ねぷねぷ、お散歩中ですか?」
ちょっとしてから弄りに気付いて突っ込むあいちゃん。そのあいちゃんの反応に苦笑しつつ、こんぱは気を取り直すように挨拶をしてくれて、わたしもそれに笑って返す。
「ううん、わたしは準備の視察中だよ。へへん、仕事中だよ?偉いでしょ〜」
「ふふふ、ねぷねぷ偉いです〜」
「えっへっへ〜」
「喜んでるとこ悪いけど、普通に女神の仕事してるだけなんだから、偉いも何もないでしょ…真面目に仕事してくれるなら、それはありがたい事だけど」
「んもう、そういう指摘はしなくていーの。こんぱとあいちゃんこそ、ここで何してるの?」
「私達も仕事よ。私は警備の関係で、コンパは救護の関係でね」
「沢山人が集まる場所では、勿論体調を崩す人も出てくるですし、その人に対応するのも人が多いと難しくなるですから、ちゃんと会場で動きの確認が必要になるんです」
自分達もそうだと言って、二人は何をしていたかを教えてくれる。二人共最初から確認に来る時間を合わせてた訳じゃなくて、偶々確認している最中に会ったらしくて…しかもそこにわたしも、同じような目的で来たわたしまで鉢合わせするなんて、なんだかちょっとした運命を感じちゃうね!
「しかしほんと、大規模なイベントを考えたわよね。結構順調に進んできたみたいだけど、実際にはかなり大変だったんじゃないの?」
「まあね。けど、何としてもわたしはやるぞーって気持ちで進めてたし、割と皆協力的だったよ?女神様がそこまで言うのなら…って感じにさ」
「きっと、ねぷねぷのやる気が皆さんに伝わったんだと思うです。真剣な時のねぷねぷの気持ちは、いつだって言葉から伝わってくるですから」
にこりと笑うこんぱの言葉に、あいちゃんも「…ま、それは確かにね」と片手を腰に当てて肩を竦める。
実際、色々大変だった。今思えば当たり前だけど、規模を大きくすればする程関わる人や組織も多くなるし、多くなればなる程話を通したり許可を取ったりする手間も増える。二つ返事でいいよって言ってくれる人も沢山いたけど、あんまり乗り気じゃなかったり、日程や時間的にそのままじゃ厳しい…って組織もあったりした。
それでも最後は、理解してくれたり、上手く調整をしてくれたりして、ここまで漕ぎ着けた。だからわたしは感謝してるし、いいよって答えてくれた人達の為にも、わたしは博覧会を成功させたい。
「そうだ二人共。ここはこうした方がいいんじゃない?こう変えた方が面白そうじゃない?って思うところがあったら教えてね?良くなりそうなら、じゃんじゃん採用するからさ」
「じゃあ、ねぷ子が今後もばっちり仕事を続けてくれたら、プラネテューヌ全体がかなり助かると思うわよ?」
「うっ…は、博覧会!博覧会の現場に関する意見が欲しいなー!」
「んー…あ、じゃあ、もう少し休憩所の数が多い方がいいかな、って思うです。休みたいと思った時、すぐに寄れる場所がある方が、具合の悪くなる人が減ると思うですし」
「あぁ、それは確かにね。けど、ちゃんとした休憩所ってなると場所もそれなりに取る事になるし、闇雲に増やす訳にもいかないんじゃない?」
「んんー…そっかぁ、よしじゃあ増やそう!…って訳にはいかないんだね…いーすんに相談した方がいいかなぁ」
「その方が良いですよ。わたしはそう思っただけですし、あいちゃんの言う事も分かるですから、もっと沢山の人の意見を聞いた方が安心です」
早速良い意見が出た、と思いきや、そんな簡単にはいかない様子。だけど意見がなくっちゃどうするか考える事も出来ない訳で、やっぱり案を出してくれたこんぱには感謝。勿論そこに違う視点からの意見を出してくれたあいちゃんにも、感謝感謝。
「じゃあ、他にも何かあったら言ってね?わたしと二人との仲なんだから」
「えぇ、気が付いた事があれば言うわ。私だって、この博覧会は成功してほしいからね」
「はいです。…あ、それなら、もう一ついいです?」
「なーに?」
「ねぷねぷ、夢の方はどうですか?」
「あー、っと…それは……」
他の意見かな、と思ったところでこんぱから訊かれる夢の事。わたしは二人にも…特にコンパには医学方面で何か助言を貰えないかな、と思って夢の事を話していて、でも今その話になるなんて思ってなかったから、ちょっと詰まった。ちょっと詰まって…でも隠した方が良い訳でもないと思ったから、今日も見たんだって事を、一回間を開けて改めて言う。
「そうですか…うーん、やっぱりねぷねぷ最近頑張ってるですから、そのストレスが溜まって…って事かなぁとは思うですけど…」
「うん、ネプギアにもそれは言われたけど…だからって博覧会を投げ出す訳にもいかないから、ねぇ」
「夢って、どっちかっていうと心理学のジャンルでしょ?そっちの専門家に訊いた方が良いんじゃないの?」
「それはわたしも言ったですけど、ねぷねぷが頼ってくれるなら、わたしも力になってあげたいんです。…夢は心の状態を表す、って言う事もあるですし、どんな夢かちゃんと分析する事で、何か対処に気付けるかも…しれないです」
あ、勿論上手くいくかは分からないですよ?…そう付け加えてはいたけど、こんぱは自分なりに考えて、アドバイスをしてくれた。夢は心の状態を表す、かぁ…原因はやっぱり自分でも分かってない疲れなのかもしれないけど、それはそれとして、ちゃんと考えてみるのも良いのかも。っていうか、夢は心の状態を表すって、ちょっと何かの名言っぽくない?
「ま、コンパも心配してくれてるんだし、仕事以外ではストレスを溜めないようにする事ね」
「はーい。あ、じゃああいちゃんこれから優しくして〜」
「あら、それはつまり、これまで私との交流はねぷ子にとってストレスだったって事かしら?」
「おおぅ…しまった、これはボケとして危な過ぎるやつだった……」
「ふふふ、あいちゃん自信満々って事は、自分とねぷねぷとは毎日仲良く付き合えてるって自負があるんですね〜」
「うぇっ!?や、べ、別にそんな事は……」
「へぇ〜?あいちゃんが、そんな風に思ってくれてたなんて…わたし、感激だよっ!」
自分の首を絞める事にもなりかねないボケをしてしまった、と肩を落としたのも束の間、こんぱの返しであいちゃんが狼狽えて、結果的には面白い展開に。にや〜っとしながらわたしが続けば、あいちゃんは恥ずかしさと悔しさの混じったような顔をしていて…今のやり取りで一番強かったのは、なんだかんだでこんぱ。そう感じたわたしだった。
「それじゃ、二人も頑張ってね!」
「ねぷ子こそ、ちゃんとやるのよ?」
「また何かあれば、ねぷねぷもわたし達に言ってくれていいですからね?」
まだ二人もそれぞれ確認しなきゃいけない部分があるからって事で、それからわたしは二人と別れ、また一人で回っていく。
こんな感じに、ほんとにこの企画には沢山の人が関わっている。警備だって救護だって、当然二人以外にも沢山の人が働く訳だから、女神のわたしは広く大きい視野で一つ一つ考えなきゃいけない。…大規模なイベントを企画、運営するのって、難しいよね。
*
さらーっと回るならともかく、じっくり見て回るってなると、とても一日じゃ回り切れない。だから初めから、数日に分けて見ていくつもりで…今日はこの辺りで終わりにしようかな。そう思っていたタイミングで、またわたしは知り合いに会った。
「お姉ちゃーん!」
「この独特なイントネーションは…ネプギア?」
さっきとは逆に、わたしが背後から声を掛けられる。振り返ればそこにはネプギアがいて…わたしの声が聞こえていたネプギアは、「へ?」って顔で目を瞬かせる。
「ど、独特なイントネーション?そうだった…?」
「あぁ、気にしないでネプギア。これはただの天丼ネタだから」
「ええぇ…?」
「あ、相変わらず色々と唐突ですね…」
「天丼?天丼のネタ…えび?」
「天ぷら?」
ネプギアが困惑する中、苦笑い気味の声と、きょとんとした声が続く。それはそれぞれ、ユニちゃんとロムちゃん、ラムちゃんの声で…女神候補生の四人が揃っていた。そういえば、ネプギアは今日、皆と出掛けるって言ってたね。
「ユニちゃんロムちゃんラムちゃんこんにちは。ネプギア、こんなところでどうしたの?ここの近くに出掛けてたの?」
「ううん、ロムちゃんとラムちゃんが見てみたいって事で、ちょっとこっちに寄ったんだ」
「そうだったんだ。二人共、どう?」
「んー…あんまりおもしろくなーい」
「みんな、忙しそう…」
「それはそうでしょ。まだ準備中なんだから」
どうかな?ってわたしが聞くと、ラムちゃんはばっさりと、ロムちゃんは大変そうだ…って響きと共に返してくれる。何ともまあ、反応に困る返答だったけど…ユニちゃんが半眼で突っ込んでくれたおかげで、わたしは苦笑いするだけで済ませる事が出来た。というか、これにはネプギアも苦笑していた。
「ごめんね、楽しくなくて。でも、本番の時はきっと…ううん、絶対凄くて面白いものを沢山見せてあげるから、期待しててね?」
「そう?よくわかんないけど、ネプテューヌちゃんがそう言うなら、期待してあげるわ!」
「わたしも、楽しみにしてる…ね(こくこく)」
「うん、素直で宜しい!」
びしっ、とわたしが二人にサムズアップすれば、二人はえへへ〜と嬉しそうにしてくれる。いやぁ、ほんとロムちゃんとラムちゃんは純粋で良いね。二人もこれまでに色んな戦いとか経験をしてる訳だけど、こういう無垢な部分を無くさないでいてくれてるのは、何だかほっとした気持ちにもなるしさ。
「よーし、折角来てくれたんだし、お姉さんが何か買ってあげよう!食べたいものあるかな?」
「んと…ハンバーグ」
「わたしもー!」
「あ、う、うん…そっか、ハンバーグか…うん、ハンバーグ美味しいもんね…えっと、二人は……」
「ちょっと、もう…なんでそんな、がっつりとした食事なのよ…。こういう時は外でそのまま食べられるものとか、そうでなくても軽食みたいなものに決まってるでしょ」
『そうなの?』
「まぁ、ね。ほら、二人共。今ハンバーグなんて食べたら、帰ってからのご飯食べられなくなっちゃうかもでしょ?」
「あっ、そっか。んもう、それならそうって先に言ってくれればいいのに」
「じゃあ…クレープ、食べたい…な」
そうきたかぁ…でもどんなものか指定しなかったのはこっちだし、仕方ないかな……と思っていたところで、ユニちゃんがまた突っ込んでくれて、ネプギアもそういう事じゃないよと続けてくれた。おかげで想定外の流れは修正されて、わたしは胸を(心の中で)撫で下ろす。
「すみません、ネプテューヌさん。二人が変な事言っちゃって…」
「ううん、こっちこそ言葉が足りなかったし、察してくれて助かったよ。やっぱりユニちゃんはそういうところ、ちゃんと大人だよね」
「そ、そうですか…?」
「うんうん。あ、遠慮しないでユニちゃんも好きなの選んでくれればいいからね?」
クレープを食べたい、というロムちゃんの言葉にラムちゃんが早速賛成して、ネプギアとユニちゃんもそれで、ってなった事で、わたし達は一番近くのお店へ歩き出す。ロムちゃんとラムちゃんは何にしようか、と先頭を歩きながら話していて、その二人にネプギアがどっちへ行けば良いか伝えつつ、すぐ後ろを歩く中で、わたしは最後尾のユニちゃんと小声で話す。その中で大人だね、ってわたしが言えば、ユニちゃんは聞き返しながらもちょっと嬉しそうに照れていて…うーん、ユニちゃんはこういうところが可愛いんだよねぇ。無邪気さからくる可愛さのあるロムちゃんラムちゃんと違って、ユニちゃんはほんとしっかりしてるからこそ、こういう時々見せる可愛さ、子供っぽさの破壊力が凄いっていうか…勿論、語るまでもなくネプギアも可愛い訳だから、わたしやノワール、ブランの事をベールが羨ましがるのも致し方なし、って感じだよねぇ。
(…あ、でもそういえば、イリゼの姉なセイツと、その姉のいーすんに対しては、特に羨ましがってるところを見た事ないなぁ…。まぁ、二人共…特に付き合いの長いイリゼに対しては、『友達』としての認識の方が強いからなんだろうけど)
イリゼやセイツを妹系女神(…妹系女神?ならわたしは姉系女神?我ながら何言ってるんだろう…)として見てるベールは何かやだなぁ…と思って、わたしは頬を掻く。というか、仮にセイツを羨ましがる場合、双子とはいえラムちゃんの姉であるロムちゃんに対しても羨ましがるの?って事になっちゃうし、ベールの妹に関する感情は冷静に分析するものじゃないね。分析してどうするの、って話でもあるし。
「二人共、あそこのお店だよ。専門店じゃないけど、結構メニューが豊富なんだ」
「じゃあじゃあわたしは、イチゴたっぷりのやつがいい!」
「わたしもイチゴと…あと、クリームもたっぷりがいいな。…ネプギアちゃんと、ユニちゃんは?」
「そうだなぁ…偶にはわたしは、小倉にしようかな?」
「アタシはチョコバナナ…って、ロム?なんでネプギアをじーっと見てるのよ」
「えっと…なんとなく、呼ばれた気がした…から…?」
会話しながらお店の中に入って、メニューを確認して、ネプギアが注文。わたしはキャラメルナッツのクレープにして、買った後はお店の外のテーブルと椅子がある場所に移動。頂きます、と皆で言えば、早速ロムちゃんとラムちゃんがかぶり付く。
「ん〜♪おいし〜♪」
「甘くて、ふわふわだね…♪」
「はふぅ…やっぱりクレープって、出来立ての温かい状態で食べると一層美味しいよねぇ。ナッツの歯応えも良い感じかも」
「そういえばユニちゃん、クレープってお肉とか野菜とかを具材にするものもあるけど、ユニちゃんはそういうの食べた事ある?」
「ないわね…クレープ食べる時って、やっぱりスイーツとして食べたい時だし」
自分のクレープを食べたり、あげっこしたりしながら、のんびりとわたし達は話をする。…妹と妹の友達だけの場にいて、居心地の悪さを感じたりしないかって?しないしない、だって三人ともわたしは仲良しだからね!
「あ、ねぇねぇ。今思ったんだけど、イリゼとこういう感じに食事したり、お出掛けした事もあったのかな?」
「イリゼさんと?イリゼさんとは、前の旅で何度も一緒に食事をしたけど……」
「そういう話で言うなら、やっぱり一番印象に残ってるのは、特訓として色々遊んだ事…ですね」
あれはほんとびっくりだったよね、と四人は顔を見合わせる。それについては、ネプギアの経験した旅の内容を聞く中でもちょっと聞いた事があるけど…特訓なのに遊び、遊びで特訓っていうのは、やっぱり意外だよねぇ。でもイリゼがビシバシ指導してる姿も全然想像出来ないし、イリゼらしいといえばイリゼらしいかも。
「あの時って、ほんとにただあそんでただけなのに、その前より強くなってたんだからびっくりだったわよねー」
「基礎的な能力とか技術とかじゃなくて、連携に対する気付きとか意識の特訓だったからこそ、だよね。いや、それでも遊びでそれを鍛える事には驚きだったけど…」
「ふつうのとっくんも、こんな感じ…なのかな…?」
「それはどうかしら…けどイリゼさんの事だし、普通の特訓の時にも特訓らしくない部分があったりはするのかも」
思い出しながら話すネプギア達を、クレープの味を堪能しつつ眺める。その特訓も、考えてみればわたし達守護女神がせざるを得ない状況を作っちゃった訳で、そういう意味じゃ決して良い思い出だとは言い切れないのかもしれないけど…結果的に皆の仲が深まった訳でもあるし、そこには四人だけじゃなくて、イリゼも関わっている。後に神生オデッセフィアの守護女神になるイリゼも仲を深めている。それはほんとに素敵な事だし、そういう国の隔たりを超えるような交流がこれからももっと、わたし達女神だけじゃなくてより多くの人がするように、出来るようになってほしくて、わたしは博覧会を企画した。他にも理由があるけど、それがわたしの中での大きな理由、その一つ。
……女神候補生の四人とイリゼとの交流だと、リーンボックスは関わってないとか言わないでね!言わないであげてねっ!
「ふぅ…ごちそうさま、でした」
「ごちそうさまー!」
「ほらロムラム、ネプテューヌさんにお礼言うわよ」
ぺこん、と頭を下げての三人のお礼を、しっかりと受け取る。続けてネプギアからのありがとうも受け取って、どう致しましてとばっちり返す。
そしてその後は、もうちょっとだけ話して、わたし達はプラネタワーへと戻る。
「三人共、またプラネテューヌに遊びに来てね?」
「お姉ちゃん、わたし途中まで送っていくね」
戻った後も、ネプギア達はゲームで少し遊んで、それから三人は帰っていく。わたしは女神化して飛んでいく四人を手を振って見送る。
ちょっと仕事以外の事もしたけど、これにて外回りの仕事も終了。ついでにもう良い時間だから、今日の業務もこれで終了。ネプテューヌの本日の営業は終了しました〜…なーんて、ね。
「ふー…よっし、これからも休む時は休んで、頑張る時は頑張らないとね。って訳で…ここからは心身の疲れを癒す為に、しっかり休んでしっかり遊ぶよー!」
別に誰に聞かせる訳でもない宣言をして、早速わたしもネプギアとの共用部屋でゲームを開始。オンオフって、ほんと大事だよね!
そして、ゲームしつつも頭の中では夢の事を考える。これを分析する事が改善に繋がるかどうかは分からないし、あんまり思い出したくもないけど…皆わたしを気に掛けてくれてるんだもん。わたしもやれる事はしなくっちゃ。
今回のパロディ解説
・「〜〜破壊力スピード〜〜全てがA〜〜」
ジョジョの奇妙な冒険 スターダスト・クルセイダーズの主人公、空条承太郎のスタンド、スタープラチナの事。そんなスペックでハンコ押しをしたら、ハンコも書類も滅茶苦茶になりそうですね。
・「〜〜どこぞの昼間〜〜探偵〜〜」
ギャグマンガ日和シリーズに登場するキャラの一人、うさみちゃんの事。勿論作中でのシーンはネプテューヌのボケであって、普通に後ろ姿でコンパ、アイエフだと判別していた事でしょう。
・「えっと…なんとなく、呼ばれた気がした…から…?」
パロディ…ではありませんが、ロムの声優が、小倉唯さんである事からのネタです。声優ネタはネプギアが出てくる場合が多いのですが、今回はロムとなりました。