混沌よりも這い寄る過負荷inアビドス   作:王勇を示す者

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楽園は存在しうるのか

 

 

 

 

 連邦捜査部シャーレにて。

 日頃業務を熟すオフィスに隣接する応接室で彼と生徒は机を挟み相対していた。生徒、とは言ったもののその者に生徒が有するヘイローはなく、神秘を宿してはいない。

 

『―――楽園に辿り着きし者の真実を、証明することはできるのか』

『七つの古則の5番目にこういうものがある。』『僕も聞き齧った程度だから詳しい説明は難しいけど』

 

 彼の前に置かれたお茶を口に含み、喉を通す。半分程まで水位を下げた器を机へと置き、会話を続ける。

 

『楽園に行った者がいない。』『だから、存在すると断定出来ない。』『そもそも行って帰って来ることが出来るから』『ソレは楽園ではない。』

『うろ覚えだけどね。』

 

 “――えっと、急に何の話?――”

 

 話があると、連絡された時は何事かと思ったが、一切の脈絡なく哲学のような話をされるのは予想外であった。そもそも彼と生徒は学者ではない。一般的な、そこらにいる人間である。決して何らかの神秘を宿している者ではない。

 

『まっ』『こういうのは僕みたいに捻くれたヤツが後から口出しして出来たんだろうけどね。』

 

 “――·······そうかもしれないね。――”

 

 捻くれている、というよりは捻れている。吐き気こそないが、少し気分が悪くなってしまう程の気持ち悪さ。しかし、そこは数多の生徒を抱える先生。生徒は基本平等に接することを心がけている彼からしらたら、この程度は可愛いものだ。

 

『もし』『きみが楽園はあると言うのなら、それもいいかもしれない。』『だけど』『あるでもないでもない選択をするというのなら―――』

 

『―――覚悟をした方がいい。』『違う道に踏み入れることになるよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 “―――ここに宣言する―――”

 

 砕け、焼かれた瓦礫がそこら中に転がる廃墟―――否、かつてあった古聖堂において高らかに宣言する。

 

 

“―――私たちが新しいエデン条約機構(E T O)―――”

 

 連邦生徒会長(シャーレ)が主体であるゲヘナ、トリニティが集う古聖堂にて宣言する。新たなエデン条約機構の発足を。

 

 契約を曲解し、歪曲し、望み通りの結果を捏造する―――それこそが大人のやり方。

 

 “――私は生徒たちが願う夢を信じて――”

 

 

 “――それを支える。――”

 

 

 “――生徒たちが心から願う夢を――”

 

 あるない、なんていう議論に興味はない。ただ私は『生徒たちが笑いあえる場所( 楽園 )』はあるのだと信じる。

 これにより、アリウススクワッドが所有していた聖徒会の使用権はどっちつかずの状態となり戦力を削ぐことに成功。残るはアリウススクワッドメンバーのみ。

 

 聖徒会&アリウススクワッドvsゲヘナ&トリニティだからこそ均衡していた状況だったが、聖徒会が機能不全になった今ではゲヘナ&トリニティが圧倒的有利。だがしかし、そこへ一人の少年が躍り出る。

 

『えー』『それではみなさんご唱和ください―――』

 

『It's』『All Fiction!!

 

 巡航ミサイル、これまでの攻防によって塵芥となった全てが元に戻る―――いや、そんなもの最初から虚構(なかった)かのようにいつもの光景が広がる。

 

「!?」

「街が元通りに······」

「奇跡·······?」

 

「········」

「物理法則完全無視じゃない、こんなの!」

 

 緊張が緩む程驚愕としている最中、球磨川は両手に螺子を持ちアリウススクワッドと相対する。

 

「―――奇跡など、甘い話などないっ!元通りになったと言うのならもう一度壊すだけだッ!!」

『うんうん。』『気が済むまで壊していいよ。』『その度に僕が治してあげるよ』

 

 アリウス製アサルトライフルを構え、引き金に指を掛ける。だが、それよりも早く一つの人影が球磨川へと迫る。

 

「球磨川先輩―――ッ!!」

 

 どれだけ速かろうがその瞳からは逃れられない。

 ホシノが視認するが、球磨川との距離は埋まらない。そして不完全である少年に防ぐ術も避ける術もない。

 

 誰かの鮮血が首と共に舞う。

 

 “――·········球磨川くん?――”

 

 何らかの刃物によって切断された首が、ゴロリと先生の足元へ転がる。死んだ魚のような目と視線が交じ合う。ただそれは一方通行なものではあるが。

 

「アズサちゃん?これじゃあ前が·······」

「·········」

「隠れて、コハルちゃん」

「な、なにっ!?」

 

「ッ·······お前は、誰だ」

 

 引き金から指を外さず、球磨川の首を断った者へと問いかける。その者は首がない死体を蹴り飛ばし、サオリへと向き直る。が、すぐに興味がないように視線を外した。

 空のような髪、黒色の瞳、頭には雲のようなヘイローが浮かんでいる。

 

「仕事は完遂させる」

 

 レミントンモデルM700に酷似したスナイパーライフルを片手で持ち、小鳥遊 ホシノへと銃口を向ける。

 

「仕事······――っ!ユメ先輩を撃ったのはお前かッ!!」

 

 怒りを露わとし、吠える。

 認識を全て組み替える。倒すべきは、殺すべきはアイツ。どんな手を使ったとしても、悪どい策を用いてでも殺す。

 片手にEye of Horus、もう片方に彼女が愛用していたシールドを展開する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大嘘憑き(オールフィクション)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッ゛―――!!」

 

 突如として左上腕に突き刺さる螺子。紛れもない彼が使用する武器だ。しかし、彼は確かに彼女が振るった刃によって―――

 

『思った通りソレの神秘みたいだね。』

 

 何事もなかったかのようにゆったりとしたペースで彼女へと歩み寄る。 その間に彼女は思いもしなかった奇襲によって刺さった螺子を強引に抜き去る。無論、そんな取り方をすれば傷口が広がり出血する筈だが········彼女の体にそのような傷はなかった。

 

「如何なる手段を弄したかは関係ありません。いずれ死ぬことに変わりないのですから。この刃からは誰も―――」

『刃?』『きみが手にしているのは銃だけだぜ?』

「··········大嘘憑き(オールフィクション)

 

 球磨川の口角が裂けたように上がる。

 いつもしているヘラヘラとは違う、また別の何か。壊してもいいおもちゃを見つけた子供のような無邪気な笑み。

 

「死者を冥界へと導く標ですらなかったことに出来るとは·········いいえ、それでも変わりません。死は既に貴方と共に」

『そんなものは僕にとっては隣人みたいなものだよ。』『だから』『きみにもお裾分けし―――』

 

 無慈悲な一弾が球磨川の腹を貫通し、地面を抉る。

 ラプアマグナム弾、とある東洋の国にて使用可能な弾丸で最高の威力を有する。もちろんキヴォトス人ではない球磨川の肉体を破壊することなど苦でもない。

 

『い』『ったーい』

『血がドバドバ出てるー』『呼吸もなんだか苦しいぞぉ』『これじゃあ腸以外にも肺にもダメージがいってるだろうなー、これは!』

 

 “――っ······!?――”

「·······噂通りの人物みたいね」

 

「なによ、アレ·······っ」

「この、螺子曲がるような感覚は·······」

「ん、動きがすごい」

『映像越しですが、それでも·······うっ』

「見なくていいよ、アヤネちゃん。球磨川先輩はああいうのだから」

 

 視認するという行為だけで吐き気を催す存在、それが球磨川 禊という過負荷(マイナス)だ。とある生徒会長に負けたあの日からマシになっていたが、とうに生徒会長はいない。だからなのだろうからか。

 

「っ、·····即刻貴方を始末しま――」

 

 余程気持ち悪いのか、すぐさま球磨川が仕留めるべくスナイパーライフルを直立の状態で構えるが万全とは言えず拙い構えとなっている。当然、そんな弱点を見逃すわけがない。

 

「〜〜〜〜ッ!!!?」

『僕を早く始末したい。』『その焦りこそきみの弱点だぜ』

 

 頭上から降り注ぐ螺子によって銃を支えていた右腕がズタズタに削がれる。意識をも奪いかねない激痛に顔を歪め、思わず唯一となってしまった武装を手放した。

 

『大丈夫だよ、動脈は切れてないから。』『良かったね』

「ぐぅ······あ·······」

 

 手を伸ばし、手に入れようとした銃は忽然と姿を消した。

 

 

“走り出す”

 

「! 先生!?」

 

 息を潜めていた建物裏からヒナを振り切り走り出す。何故だかわからないが、今走らなければ手遅れになってしまうと思った。 幸いアリウススクワッドは既に撤退したため狙撃される心配はない。

 

却本作り(ブックメーカー)

「ソレ、は·········」

『動脈が切れてなくて本当に良かった。』『きみにはじっくり死んで欲しいからね』

「········この程度の出血で死ぬと思っているの?」

『大丈夫、心配しないで』『その時は僕が追加で蛇口を作ってあげる』

 

 伸び切った螺子を彼女へ投擲する―――正にそんな時だった。彼と彼女の間に入る人影があったのは。

 

 “――待って、球磨川くん!――”

「せん、せい·······?」

『········』『退きなよ、先生。』『それとも一緒に磔にされたいかい?』

 “――···········。――”

 

 脅しをかけようが退く動作はない。きっと彼は手足の一、二本を失おうがその場から退くことはない。

 

『そ』『きみは楽園をあるとしたんだ。』

 

 ため息を零し、雰囲気を豹変させる。

 

「―――あるわけないだろ、そんなもの」

 “――ッ·······!――”

 

 

“大人のカードを取り出す”

 

 即座に自身の生命へ引き金をかける。

 ここからは一瞬の油断でバッドエンドになりかねない。この戦いだけは絶対に勝たなくてはならなくなってしまった。

 

却本作り(ブックメーカー)。みぃーんな不完全(ぼく)とおんなじになる」

 

 虚しいかな。早撃ち勝負となれば、当然勝つのは先に引き金に指を置いていた者、即ち球磨川だ。故にこの戦いの勝者は―――

 

 “――っ·······あれ?――”

 

 結果として球磨川が放った螺子は先生、そして彼女を貫くことはなかった。代わりに貫いたのは·······

 

「ユメ、先輩·······」

 

「それじゃあ、始めよっか。延長線」

 

 太陽を象ったヘイローが浮かび、風によって水色の髪が靡く。どこかあどけなさが残った顔ではあるが、背負った物は計り知れない背中を彼は見た。

 

「一度休憩あっただけじゃ、勝敗は変わんない。とか思わないでよ、()()()()

「まだまだ頼れる先輩でいたいからね」

「それじゃあ、これからは僕のパシリ―――かなッ!」

 

 五つの螺子がユメへと放たれる。

 小手調べなどという戦法を取るという選択肢は端からない。潰す、それだけだ。

 

「盾ドーンっ!」

 

 未だ却本作り(ブックメーカー)の螺子は抜けていないというのに自身の身長程のシールドを起動し、全ての螺子から身を守る。だが、球磨川がそんな大チャンス見逃すわけがなく、すぐさまさらなる螺子を投擲し、その間に裏手へと―――

 

「予想通〜り!」

「チッ·····!」

 

 シールドを地面へ突き刺し、空いた手でホルスターから拳銃を抜き、球磨川へと向ける。姿を現したと共に発砲するが手に持っていた螺子によって防がれてしまった。

 

「ミソギちゃんはやっぱり射撃が下手だね」

「螺子でも投げたらどう?」

「そんな面白手品みたいなこと出来ないかな!」

 

 接近戦に持ち込みたい球磨川。どうにかして距離を離して銃撃戦に持ち込みたいユメ。だが、今だけは二人の戦闘技術は同類。何もかも思い通りにいかず徐々に互いに消耗していく。

 

「······このままじゃ埒があかない」

「そう?体力の消耗具合ならミソギちゃんの方が多いよ?」

「まぁ、聞けよユメ先輩。僕から提案だ。武器を捨ててどっちかが死ぬまで殴り合う、ってのはどう?」

「いいよ」

 

 球磨川の提案を即決し、拳銃、シールドを破棄し球磨川へと歩み寄る。球磨川もまた螺子を乱雑に投げ捨てユメへと歩み寄る。

 

「よ〜い、―――」

「―――ドンッ!」

 

 即座にルールを破り捨て、何処からともなく螺子を手にしユメの顔面目掛けて螺子込む。

 

「フンッ!!」

「ッ――うぐっ·····!?」

 

 が、それよりも速く球磨川の腹に鋭い蹴りが打ち込まれた。蹴りの衝撃によって後方へと吹き飛ばされ、頭を瓦礫に強打、腹を鉄筋コンクリートから出ている棒が腹を貫く。頭が揺れ、出血し、無論腹からも二つ目の出血口として血がダラダラと出る。

 そんな死に体の球磨川へユメが拳銃を拾い、近づく。

 

「ユメ先輩はどう思う?」

「なにが?」

「楽園があるかないかだよ」

「楽園?そうだね·········」

 

 質問の答えを考えながら、球磨川の頭に銃口を突きつける。

 

「みんながいる場所が私にとっての楽園かな」

「そ」

「トドメ刺すけど、何か言うことは?」

「·······また勝てなかった」

 

 ―――銃声が鳴り響いた。

 それを合図にユメに刺さっていた螺子が崩れ去っていく。元より自身が死んだら崩れるようにしていたのだろう。まぁ、死ぬ際に発動するのはそれだけではない。

 頭部が弾け飛んでいた死体が突如として全ての損傷、そして戦いの余波によって壊れた建物は虚構(なかったこと)となった。

 

『·········』

 

 不貞腐れたような表情をしながら、体勢を起こす。いつものような敗北ではなく、今回のような敗北は心の底から悔しいようだ。

 

『まっ』『いいや。』

『おかえり、ユメ先輩』

「いやぁ、なんだか死んでたっていう実感があまり沸かないなぁ。でも、ありがとね、ミソギちゃん」

『きみの足を掬うのは僕の仕事だからね』

 

 踵を返し、みんながいる方向へ歩を進める。まるで登下校するかのように当たり障りのない話をぐだぐたとしながら、たまに鉄拳が球磨川の頭に落ちるが気の所為だろう。

 

 “――えっと、君は?――”

 

 突然乱入し、球磨川と死闘を繰り広げたかと思えば和気藹々と駄弁りながら戻って来た少女へと先生が問いかける。

 

『ご自由に』

 

 そう言い、彼らから距離を置き懐にしまっていたジャンプを取り出し徐ろに読み始めた。

 

「アビドス高等学園生徒会長のユメです。うちのミソギちゃんがご迷惑おかけしてすいません」

 “――あ、いえいえ。こちらこそ――”

 

 互いにペコリ。先生が何故こちらこそと言ったかはわからないが、きっと癖が出たのだろう。大人とはついそうしてしまう。

 

 顔を上げ、先生の後ろでへたり込んでいる彼女へ視線を向ける。

 

「あなたの名前は?」

「········鈴原、ハルノ」

「ハルノちゃんはどうして私たちを狙うの?」

 

 最早抵抗する気も力も残っていない無力な少女へ優しく問いかける。ここで拳銃をつきつけないのが彼女らしい。

 

「貴方達を殺すことが私の役割だから」

「役割?命令されたじゃなくて?」

「誰にも命令されてない」

「うーん·····?」

 

 彼女にとって仕事=役割であり、果たすべく義務である。簡単に言うならば―――

 

『舞台装置なんだよ』『その子。』『きっとこの先も僕達を殺しに来ると思うぜ』

「そっかぁ······むむむっ」

『そんな悩まなくてもいいだろ?』『簡単な話だよ』

「········それもそうだね。」

『それじゃっ』

 “――······!――”

 

 螺子を両手に出現させ、構える。当然鈴原 ハルノを殺すためである。だが、もちろん先生が赦す訳がなく大人のカードを

 

「私たちがハルノちゃんに会わなきゃいいんだ。名案だね♪」

『ズザァー』

 “――だ、大丈夫?――”

 

 それはもう思いっきりズッコケた。最近のジャンプじゃ滅多にしないだろう滑りを披露し、何事もなかったかのように砂を叩きながら立つ。

 

『変な娘だ。』『だけど』『生徒会長の指示には従わないといけないかな』

「それじゃあ、シャーレの先生。ハルノちゃんをお願いしますね」

 “――わかった。――”

『········』『なんと言われようとも武器は戻さないよ。』『あの武器は唯一僕を殺せる武器だからね』

「武装なかったことにしちゃったの!?ええっと、それじゃあ·········はい、私のおさがりだけど」

 

 へたり込んでいるハルノと同じ目線となるようにしゃがみ込み、自身が扱っていた拳銃をそっと差し出す。その行動に思わず目を丸くしてしまう。

 

「······撃たれる、とか考えないんですか?」

「撃つ?」

「撃ちます」

「そっか。でも、大丈夫だよ。私の後輩はすっっ、ごく頼りになるから」

「そうですか。では―――」

 

 ユメの手から拳銃を引っ手繰るように取り、照準をすぐさまユメの脳天へと合わせる。続けざまに引き金を―――

 

却本作り(ブックメーカー)

『だから言ったろ』『その子は舞台装置なんだって。』『理由がなくなって殺しにくるよ』

「そう、みたいだね·······」

 

 顔に影を落とし、胸に螺子が刺さった状態でグッタリしているハルノに背を向ける。

 

 “――害はない、って思っていい?――”

『うん』『見た目はショッキングだけど肉体にはほぼダメージはないよ。』『僕たちがいなくなったら解除してあげる。』『まっ』『疲れちゃったし、徒歩で帰る予定―――』

「みんなー!てっしゅー!夕日に向かってダッシュだー!!!」

『········』『それじゃあね、先生。』『後ろからその子に撃たれても知らないぜ?』

 

 目論見が外れ、少し残念そうではあるがそんな事を考えている場合ではない。速く追いかけないと置いてかれてしまう。

 

「あ、ホシノちゃんお揃いにしてくれたの!!?」

「それ、今言うことですか!?帰ってからにしてください!!」

「え〜、かわいいのにー!」

「ん、ホシノ先輩はかわいい」

「シロコちゃんまでっ!?」

「ねー、シロコちゃんもそう思うよね〜」

「ん」

 

 舌を噛みそうではあるが、そんな緊張感もへったくれもない会話をしながら全速疾走。軽く40kmは出るだろうか?

 

「ヤバっ、夕日落ちちゃうわよッ!!」

「セリカちゃん、セリカちゃん。夕日に向かってダッシュは本当に夕日目掛けて走ることではないんですよ」

「えっ、そうなの!?意識的なヤツ?!」

 

 目指すは夕日、ではなくここまで来た際に使ったえきである。数は少ないが流石にアビドスまで走るというのは過酷と言う他ない。

 

「あれ、ミソギちゃんは?」

「·······アヤネちゃん、球磨川先輩の反応取れる?」

『今は298m····あ、ロストしました!範囲外です!』

「Uターン!ミソギちゃん回収しに行くよー!」

「えぇーーーー!!!!ここまで来たのに?!」

 

 無事、球磨川はアビドスメンバーに追いつけなかったようだ。やはり身体能力の差が大きいというのは欠点(マイナス)である。先生も気をつけた方がいい。

 

 そんなこんなでドタバタしながら何とかアビドス行きの列車に乗り、自治区へ戻れたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 






 ユメ先輩の喋り方とか諸々は100%妄想です。許してください。
 いやぁ、疲れた。これで完結しちゃって良い?とりあえず、ここで止めます。もしかしたらおまけ②が出るかもしれませんが······

 感想&評価お待ちしてます。

 補足
 球磨川が即死を避けた方法は以前虚構にした死を虚数大嘘憑きで虚構にして、死を偽装しただけです。簡単なトリックですね。

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