天に構える城の如く   作:鬼灯雷鬼

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ちわす!主です!

この間某中古アニメグッズショップに、行った時バカ欲しかった加賀さんの目覚まし見つけて早速使ったんですが、声が心地よすぎて逆に寝てしまったんですよね〜笑


それではどぞ!


第3話:腹を割って話そう

殺気も生気も感じない部屋の扉に手をかける

 

「大井がいるって、ほんとか?生気も何も感じないんだが……」

 

ガチャ

 

ピクリともせずただ座っている大井が目に入る

 

「相当だな……」

 

何度泣いたか分からないほど濃く着いた涙痕、寝ていないのが分かるくま、最低限の生命活動しかしていないのだろう

 

「初めまして、大井、今日からこの鎮守府で提督をすることになった東雲 天城だ。」

 

自己紹介をしながら通信で艦載機に大淀のところに行って北上の所在をきかせる

 

「大井、返事とかはしなくていいから聞いてくれ、俺はお前らを助けるために来た、だからお前のことも見捨てる気は無い、恐らく口を開けと言えばお前は死にたいとしか言わないだろうから俺はお前の言葉を聞かない……以上だ」

 

振り向いたところで大淀から通信が入る

 

『提督、北上さんの事なのですが……』

 

「どうした?」

 

『それが、大本営に送られてきた資料と基地保管の資料で扱いが違うんです……』

 

「やっぱり何人か居そうだな……」

 

『はい、大本営には解体と書いているんですが、保管の方は……』

 

「轟沈か?」

 

『いえ、裏……とだけ』

 

「裏?」

 

『はい』

 

「なら北上は生きてはいるってことだな……」

 

(ガタッ

 

大井が体を跳ねさせた

 

「なにか知ってるって感じだな……」

 

『何かあったんですか?』

 

「大淀、大井の扱いを聞かせてくれ」

 

『大井さんでしたら地下って書いてますね……まさかいらっしゃるんですか!?』

 

「今目の前にいるんだが、おそらく場所を書いてるだけか……金剛型四姉妹は?」

 

『同じく地下ですね……』

 

「そうか、今金剛たちが風呂行ってるはずだから間違いないな」

 

『なるほどです、でも裏って……』

 

通信をそのまま足柄ねぇさんに通信する

 

「足柄ねぇさん」

 

『どうしたの?天城』

 

「そっちに青葉居ない?」

 

『今食堂に連れてきたところよ?』

 

「悪いんだけど俺のとこまで連れてきてくれない?出来れば衣笠と」

 

『了解よ、待っててね』

 

「はいはい」

 

『青葉さんですか?』

 

「どうせ鎮守府について詳しいだろ?」

 

『なるほどですね!』

 

「んじゃ、デリケートな話するから切るわー」

 

『はい!お気を付けて!』

 

大淀との通信を切り大いに向き直る

 

「さてと、北上の話、多分聞こえてたろ?」

 

大井がゆっくりとこちらを見る

 

「やっと反応してくれたな」

 

大井に近付き枷などを全て外す

 

「とりあえず他が来るまで待っててくれ」

 

大井を連れて資材の隠してある部屋に向かう

 

「とりあえずここで待っててくれ」

 

部屋に入ってすぐのところに制服の羽織を敷き大井を座らせる

 

「新しいのじゃなくてごめんな?」

 

一言添えてから資材の量を書き出す

 

「天城来たわよ!」

 

まだ弾薬しか書いてないんだが……

 

「足柄ねぇさん早かったね」

 

「2人がすぐに着いてきてくれたからよ!」

 

視線を足柄ねぇさんの後ろに向ける

 

ビク!

 

「あ、青葉です!司令官さん!」

 

「き、衣笠です!」

 

相当萎縮しながら挨拶をしてくれるが……横須賀の2人を知ってるせいで悲しくなる

 

「気楽にしてくれていいよ、聞きたいことがあるだけだから」

 

「はい、なんなりと!」

 

「じゃあ、まず、青葉」

 

「はい!」

 

「盗聴器と盗撮器どんくらい仕掛けてる?」

 

「え、っと……」

 

「別に怒ってないよ、この鎮守府の子達を救う手がかりになるはずのものであると思うから」

 

「結構いっぱいです……」

 

「よし、じゃあ、北上の名簿に書かれた裏って文字に関係してる事、何か知らないか?」

 

「裏……ですか?」

 

「ああ、恐らく北上はそこにいるはずなんだ」

 

「教える前に、一つだけ……」

 

「ちょっと!青葉!?」

 

「いいよ?なんでも言って?」

 

「私たちをこれからどうするつもりなんですか?」

 

「どうするって?」

 

「また、私たちに手を挙げたり、監禁したり、明らかに休みのない遠征や出撃をしたりです」

 

「別に?やらないけど?なんだったらこの鎮守府昨日から1年近くは任務も何も無いけど……」

 

「え?任務が……」

 

「無い?」

 

2人で分けて答えるの初めて見た……

 

「うん、休みにしてる」

 

「分かりました、裏に着いてお話します」

 

「頼む」

 

「裏というのはこの鎮守府本館の裏にある丘のことです」

 

「あれか……」

 

「はい、その下に部屋があって、前提督の趣味部屋になっているんです……」

 

「なるほどね、そこでいろいろやってるわけだ……」

 

「多分……ですが」

 

「生きてるかどうかは?」

 

「あそこで亡くなった子は聞いたことがないです」

 

「おっけありがと、足柄ねぇさん、青葉と笠さん落ち着かせて戻っていいよ」

 

「わかったわ」

 

「がささん!?」

 

「うん」

 

そう言いながら青葉と衣笠の方に手を置く

 

「お前たちがちゃんと取材してくれてて助かった、また話聞くかもだからそんときは頼むわ……皆を救うために……」

 

「はい!」

 

2人の返事を聞き頷いたあと大井を抱えて裏へと向かうことにした

 

--------------

 

裏の丘

 

「ここが入口だな……」

 

大井の体が明らかなまでに震え始める

 

「すまんな、怖いかもしれないけど一緒に来てくれ」

 

何も言わない大井をまっすぐ見つめながら一言かけて進み始める

 

コツコツ

 

薄暗い細い階段を降りながら大井に話しかける

 

「すまなかったな、こんなになるまで助ける事が出来なくて……」

 

謝ったことに対してか助けるという単語に対してか分からないが大井が目を見開く

 

「これから先この鎮守府でみんなが笑えるように俺が尽力するからさ、俺の事を信じてもいいかなって思えたら声を聞かせて欲しいな」

 

腕を掴んでいる大井の手に力が込められるのを感じながら進んでいる鉄扉が見えてきた

 

「大井、恐らくこの先に北上がいる……けど、どんな状態から分からない……覚悟があるなら連れていくがくるか?」

 

コク

 

少し頷く大井を抱えたまま扉を蹴破る

 

「誰!?」

 

鎖に繋がれながら裸足で中破姿の北上を見る

 

「って、あま……ぎ?」

 

「ん?なんで俺の事知って……」

 

「あー、ここに配属されたの天城がブルネイに行ってる時だったから居るの自体知らないのか……」

 

「へ?」

 

「あたしの蹴り技盗んだくせに……忘れるなんて……」

 

「!!」

 

俺の記憶の中で足技を使う北上は1人しか知らない

 

「……お前、大湊の北上か!?」

 

「そうだけどさぁ、まずは大井っちに何してるのか聞いてもいいかな?」

 

「え?……あっ」

 

大井をゆっくりと下ろして北上の隣に座らせる

 

「すまん、大井も監禁状態で体力が低下してると思ったからここまで運んでたんだ……」

 

「天城がそんなことしないのはわかってるからいいよ別にただ、あたしの事も運んでよね」

 

「了解した」

 

「あ、あの」

 

大井が口を開いた

 

「あなたが北上さんから聞いてた……あの?」

 

「そうだよ大井ッち〜、あたしの親友の天城だよ〜」

 

「どうも……じゃなくて、北上おめぇここでなんかされたりとかしてないか?」

 

「うん、あたしをここに入れてすぐにバラされて連れていかれたみたいだから大丈夫だよ〜」

 

「良かった……?今日までの飯は?」

 

「青葉が目を盗んで持ってきてくれてた」

 

「なるほどな、信用出来ない憲兵よか自分でってやつか」

 

「多分ね〜、で、天城はなんでここに?」

 

「あー、俺はここの提督をしにきた」

 

「へ〜、提督……提督!?」

 

「おう、まぁ、この後食堂で集会やるからそんときに伝えるわ」

 

「よろしく〜」

 

「にしても大井がこんなに早く声出してくれるとは思わなかったな」

 

「北上さんからお話は聞いてたので……艦艇であることも……」

 

「お前どこまで話してんだ?」

 

「色々〜」

 

「まぁ、いいや、とりあえず、よろしくな?」

 

「はい、私たちを助けて貰えるって言ってましたけど……」

 

「それについては任せろ」

 

「天城はね〜艦娘に嫌なことするヤツらの取り締まりとかやってたから大丈夫だよ〜」

 

「だいたい元帥閣下の命令だけどな」

 

「あの吹雪大好きおじさんか」

 

「言ってやるな」

 

「とりあえず、天城〜」

 

「ん?」

 

「おふろ入りた〜い」

 

「そうだな、今金剛たちが使ってるから大浴場で入ってきな?大井も一緒に」

 

「は〜い」

 

「はい!」

 

とりあえず俺も食堂に向かうか……




お待たせしましたー!切るとこわかんなくてズルズルしてました、また読みにくいと思いますがお許しください!

では、レベリングしてきます
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