アサルトリリィと呼ばれた男IF外伝。ストライクウィッチーズの世界にて帝政大日本帝国召喚 作:岡村優
HUGEとそれらを創造した神々との戦争、奉神戦争を戦い抜いた帝政大日本帝国はさらなる危機に見舞われていた。
ー帝政大日本帝国首相官邸ー
「他国との通信途絶、何処にも繋がりません…」
と、外務省大臣が真っ青になりながらも報告する。
「陸、海、空、近衛、全軍異常なし。しかし、通信系は全滅しています。…他国との衛星通信どころか我が国の人工衛星も使用不能です。現在海軍が全艦出撃、通信を試みていますが以前他国との連絡は途絶えたままです。」
防衛大臣も同じく、悲痛な顔をしていた。
「………何が起きたと言うの?…………私が首相になったからこうなったのかしら?いっそのこと辞職しようかしら?」
と、冗談交じりに言うこの女性こそ帝政大日本帝国首相ロザリンデ・フリーデグンデ・フォン・オットーである。
「冗談を言ってる場合ではありませんぞ!」
「分かっているわよ!ただ…あっ…あ!」
ロザリンデもやけっぱちであったが何かを思い出したようで…
「どうされました?」
「……船坂百之助近衛元帥をここに呼んで。彼なら神々からなにか聞いてるかもしれない。」
「…確かにあの方ならば…」
「その必要はないぞ」
と、亜空間からひょっこり百之助が顔を出した
「百之助!?」
「久しいな姉上、それよりもだ。我らは別世界に来たらしい。しかも第二次世界大戦時の世界にだ。しかし相手は人間にあらず。怪異と呼ばれる物との全面戦争だ。我らで言うHUGEのような連中らしい。ちなみに神々は北に向かったところにある扶桑皇国と呼ばれる日本に似た国と接触しろとさ。」
「なるほどね……防衛大臣北方方面に展開してる艦隊は?」
「ハッ!船坂安永大将の第一機動艦隊です!」
「…貴方の息子じゃない…いいわ、扶桑皇国と接触するように伝えて。」
「ハッ!」
ー北方方面に展開中の帝国海軍第一機動艦隊旗艦戦艦大和にてー
「……司令、司令部はなんと?」
と聞いてくるのは大和艦長南雲一である。
「………北上し扶桑皇国と呼ばれる国と接触しろのとご命令だ。艦長、速度をあげよ。全艦に下令、艦隊増速、33ノット。」
「はっ!了解しました。航海長、第三戦速から第四戦速へ!」
「第四戦そーくヨーソロー!」
カンカンカン!
「…どーなることやら…ハァ…」
安永は此処から先は魔界であると本能的にそう思った。
しばらくして空母赤城より、艦載機F35CJ2機を発艦させた。扶桑皇国とやらの現状把握のためだ。
「オイトリガー聞いてんのか!?」
「うるさいよカウント…」
この二人は航空学校の同期で、しかも幼少期からの腐れ縁である。トリガーが船田俊和大尉、カウントが郷田正樹中尉である。
「うるさいも何もあるか!下見てみろ!二次戦中の横須賀そっくりだぞ!驚かんわけねえだろ!」
「…そんなことって…確かにあれ比叡かな?」
「馬鹿野郎!あれは戦艦霧島だ!」
と、軽口をたたいていたが…
「こちら扶桑皇国海軍横須賀基地航空隊!そこの所属不明機!国籍と官姓名を述べよ!」
「こちら帝政大日本帝国海軍第一機動艦隊赤城所属、第101飛行隊船田俊和大尉。」
「おい!トリガーあれ!人が飛んでやがる!」
「まじか…」
ウィッチとの邂逅であった…