転生したら陰実の世界にいた件   作:リベリオンβ

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バレない為には分身で自作自演

 

 

 

 

王都の路地裏にて、死体となった複数の騎士団員の姿を見て分身体のウルティオは死体となった騎士団員達を憐れむような目で見ていた。

 

シャドウが『シド・カゲノー』として出てきた後、最後に『シャドウ』の姿に変えて最後の1人の首を切り飛ばしていたのだ。

 

『教団』に入らなければこんな事にはならなかったのだと思いながら、こうして憐れむような目でウルティオが死体を見るのは昔から変わらない。

 

そんな彼とは逆にベータの方は嬉々として『シャドウ様戦記』をシュバババっとスケッチしていたのである。

 

 

 

ベータ「その刹那、偉大なるシャドウ様は人智を超えた速さで愚劣な騎士団員の前に回り、高貴な声で語るやいなや鮮烈な一撃を……」

 

ウルティオA(相変わらず嬉しそうだなベータ。

……しかし、コイツ等もコイツ等で芸がない、アレクシアの靴をぶん投げて魔力痕跡を与えて強引に消す……短絡的な思考だ。

ていうか、前々から思ってたけどこんな小物相手にシドも『オーバードライブ』使うなよ……まあ目の色が変わってカッコ良くなるのはわかるが。

さてと……)

「ベータ、個人的に嬉しいのはわかるが、あまりのんびりしてる暇はないぞ」

 

ベータ「はい……!あっ……!」

 

 

 

ベータがメモを書きスケッチしている最中、遠くの方から爆音が聞こえた。

 

これ程やらかすのは約1名しかいない。

 

 

 

ウルティオA「……」

(あっちにも分身体がついてるとはいえ、デルタは相変わらず派手にやるなぁ……)

 

シャドウ「デルタか……夜想曲(ノクターン)の始まりだ。

ウルティオ、ベータ、行くぞ」

 

ウルティオA「ああ」

 

ベータ「は、はい!今行きますぅ!」

 

 

 

分身体はシャドウの横に並んで歩き、ベータは胸の谷間にメモを押し込んで2人を追いかける。

 

ウルティオは兎も角、シャドウはそんなベータの生態等知る由もない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side デルタ

 

 

 

 

教団員「ひぃ……!

何だお前達は!?俺達が何をしたっていうんだよぉ!?」

 

ウルティオB「黙れ、『教団』に属した時点でお前等に生きる価値はない。

(どうせコイツ等『3rd』の雑魚だし)

デルタ、好きに殺って構わんが建物まで斬って壊すなよ?」

 

デルタ「はいなのです!」

 

 

 

ミドガル王都内の『教団』の小拠点にて、分身体ウルティオとデルタが教団員達を次々と斬り抹殺していた。

 

彼女が前に出て教団員を狩りまくり、ウルティオはデルタが仕留め損ねた教団員のトドメと、バックアップをしていた。

 

無論、デルタが建物ごと斬らないようにする為というのもある。

 

一方、生きている教団員は殆どが殺られた事により戦意喪失、ただ逃げたいという思いだけしかない。

 

 

 

教団員「た、助けっ

あああああぁぁぁぁぁっっっっっ!」

 

デルタ「ふふん、これでここにいるのは全部なのです!

ウルティオ様、デルタ、たてもの壊さずに狩れたのです!」

 

ウルティオB「・・・」

 

 

 

ウルティオは目の前の、デルタが傷をつけた壁を見ていた。

 

原作だと彼女はこの建物ごと教団員全員殺害しまくっていた。

 

が、彼から散々言われた為に、彼女は建物を殆ど壊すことなく教団員達を蹂躙していたのである。

 

彼はデルタの頭を撫で始めた。

 

 

 

「壁に傷をつけるのはアレだが、建物は壊してないから、まあ、いいだろう……」

 

デルタ「えへへ〜ウルティオ様に撫でられるの好きなのです〜」

 

ウルティオB「もうちょい撫でたいところだが、もたもたしてるとガンマやイプシロンに先を越されちまう、デルタ、次に行こうか」

 

デルタ「はいなのです!」

 

 

 

そして分身ウルティオとデルタは次なる教団員を探して建物の窓から飛び降りた。

 

そして次なる建物を見つけると、そこから教団員が多数出てきた。

 

1度に相手をするのが面倒故に彼はデルタに指示を出す。

 

 

 

ウルティオB「割と沢山出てきたな……面倒だ、デルタ、この建物だけぶっ壊そう」

 

デルタ「え?壊しちゃっていいのです?ウルティオ様?」

 

ウルティオB「雑魚を相手にしても楽しくないだろ?ならこれ壊して纏めてやってしまおう。

それで生き残れる程強い奴が出て来るならより楽しめる」

(敵の目を引くには丁度いい、建物1つくらいどうってことないだろ)

 

デルタ「確かにそうなのです!狩りは楽しい方がいいのです!狩るなら強い奴を狩りたいのです!」

 

ウルティオB「あ、どうせならデルタのあのでっかい剣見たいかな」

 

デルタ「わかったのです!うがあぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 

 

 

ウルティオの言うデルタのでっかい剣とは、彼女がスライムソードを大きく、かなり大きくした超大型スライムソード『鉄塊』の事である。

 

どうせ建物を壊すのなら派手に行こうと彼女に提案したのである。

 

するとデルタは咆哮を上げ『鉄塊』を手に取り、建物から出てきた教団員を建物ごとぶった斬ろうとする。

 

 

 

教団員「なっ!?ま、待て待て待て!?」

 

デルタ「デルタは待てが――――――」

 

教団員「ぎゃあぁぁぁぁぁぁあ!?」

 

 

 

教団員の静止の声を聞くことなく、デルタは『鉄塊』を振り落ろした。

 

それにより建物は叩き潰され、残った左右の残骸は崩壊、彼女の『鉄塊』で斬られなかった教団員もその崩壊に巻き込まれて全員死亡した。

 

 

 

デルタ「―――出来ないのです♪」

 

ウルティオB「ここも雑魚しかいないか……」

(仕方ない、『レベリオ・ヴェンデッタ』としての俺とデルタを戦わせるしかないか……。

遊撃に回ってる分身も雑魚しか見てないらしいし、何よりデルタと戦うのも久しぶりだからな。

『自作自演』もそれなりにしたいし)

 

 

 

このままデルタに雑魚狩りさせても面白くない為、ウルティオは『自作自演』をするべく彼女と共に深夜の王都を走るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side アルファ

 

 

 

アルファ「始まったわね」

 

ウルティオ本体「……ああ」

 

 

 

時計塔の上から、デルタの『鉄塊』によって建物が真っ二つにされて崩壊していくのをアルファとウルティオは眺めていた。

 

 

 

アルファ「……何で貴方までデルタに乗っかっているのかしら」

 

ウルティオ「建物1つだけなんだからそう硬いことを言ってくれるなアルファ。

敵の目を引き付けるには1つの建物の犠牲はやむを得ないのだから。

それに、王都内に潜んでる『教団』の中に大して強い奴はいない、ただ雑魚狩りさせるだけではデルタは満足しない」

 

アルファ「まあ、普段のデルタのやり過ぎに比べれば建物の1つくらいならまだマシかしら。

それにあれだけでも充分他が動きやすくなるわね」

 

ウルティオ「そうだな、んじゃ俺達も行くか。

……そろそろ『悪魔憑き』の気配が近くなってきてる」

 

アルファ「『教団』が実験していた『悪魔憑き』ね。

……貴方が解呪するのよね?」

 

ウルティオ「ああ、しかもアイリスに見せつける。

王族の人間が『悪魔憑き』は治るものだと知れば、世界は兎も角、この国に影響を与えることになるのは間違いない。

そうなれば当然『教団』の動きも激しくなる筈。

『悪魔憑き』が治るなんて世間が知れば『教団』も出てきやすくなるからな」

 

アルファ「そうなったら『教団』壊滅の日も近くなるわね。

特にこの国に潜んでる連中は動きがすぐに活発になる。

そしてそこを私達《シャドウガーデン》が叩く」

 

ウルティオ「だな、んじゃアルファ、一芝居宜しく」

 

 

 

その言葉に頷いたアルファは、分身ウルティオと共に時計塔から降りていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side アイリス

 

 

 

一方、王都各所で襲撃の報告を受けたアイリスと分身体のレベリオは深夜の王都を騎士団員6名と共に疾走していた。

 

 

 

アイリス「状況は!?」

 

騎士A「王都の各所で、大規模な戦闘が多発!商会、倉庫、飲食店、貴族の私邸にも被害が出ております!」

 

レベリオ「……撹乱、か……」

※言いたかっただけ

 

アイリス「!?では、各所で被害が出てるのは……!?」

 

レベリオ「何か別の目的あっての事でしょう、その為に王都各地で襲撃が起こっている。

何が目的であれ、このままではラチがあかない。

アイリス様、二手に別れて事態の収拾を図りましょう。

国民や他の国の要人、民間人の被害を最小限に抑えるのです」

 

アイリス「そうですね、お願いしますレベリオ君」

 

レベリオ「騎士団員!3人私について来い!」

 

騎士団員3人「「「了解(です)!」」」

 

 

 

王都各所の被害を最小限に抑えるべく、レベリオとアイリスは二手に別れて、それに応じて騎士団員の半分もレベリオについていく。

 

そしてアイリスは残った騎士団員を連れて王都を駆け抜けて行った。

 

 

 

アイリス「この騒動はレベリオ君の言った通り撹乱……!

なら、一体何が目的で……!」

 

騎士B「ば、化け物だっ!応援を………!!」

 

 

 

暫くすると、そう遠くない所から他の騎士団員が応援を要請する声が聞こえた。

 

アイリスと騎士団員3人はその声の元へと向かう。

 

そして屋根や路地裏等を伝って大通りに出ると、そこには彼女が見たこともない、まるで御伽話の絵本の中にでもいそうな醜悪な巨体の化け物がいた。

 

その巨体の化け物の振るう右爪によって、応援を要請した騎士団員が身体を無惨に引き裂かれていく。

 

 

 

「うぁぁぁぁあ!?」

 

アイリス「何よこれ……!?」

 

 

 

呟きながらも、アイリスは鞘から黒鉄の剣を抜き、動いていた。

 

 

 

「離れなさいっ!はぁあああーーー!!!」

 

 

 

そして流れるように抜刀し、彼女の黒刃がその化け物の肩を通り抜けた。

 

化け物は右腕を斬られたことで悲鳴らしきものを上げる。

 

 

 

正体不明の化物「グアアアア………!」

 

騎士B「ア、アイリス様……!」

 

アイリス「怪我はない?」

 

騎士B「ありません、しかし……8人もやられました」

 

アイリス(なんてこと……幸いなのはもうこの区間は国民や他の国の要人はいない、けど……)

「あなた達は負傷者を連れて避難を、それから――――!」

 

 

 

連れている3人の騎士団員に負傷している騎士を避難させるように告げると、先程アイリスが斬った筈の化け物の傷が再生を始めていた。

 

再生を終えると再び立ち上がりアイリスと騎士団員達にその視線を向ける。

 

 

 

騎士B「嘘だろ……再生してる!?」

 

騎士C「アイリス様の一撃だぞ……!?」

 

アイリス「あなた達は早く避難を!

……再生する……それなら」

 

 

 

動揺している騎士達にすぐに避難させるように告げたアイリスは、剣を持っていない左手の指から魔力を使い出した火の玉を出す。

 

 

 

「再生出来ないようにして、最後に急所を刺すまで……!」

 

 

 

そのまま続けて彼女は化け物に斬撃を連続で浴びせていく。

 

腕を斬り刻み、足を飛ばし、胴体も切断し、首を飛ばしていく。

 

反撃どころか、身体を動かす隙を与えない程に。

 

それだけの斬撃を浴びせても尚、化け物は完全に再生していく、と思われたが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正体不明の化物「オオオオオォ……!」

 

アイリス「やはり、斬られた箇所を『炎』に焼かれては再生出来ないようですね」

(これなら少し時間はかかるけど、倒せる!早くアレクシアを――――――)

 

 

 

なんと化け物の斬られた右腕の先が炎に焼かれて再生出来なかったのだ。

 

これはアイリスが化け物に多数の斬撃を浴びせている途中、右腕を斬った後再生しないように、左手の指から出てきた魔力で生み出された火の玉を化け物の右腕を斬った直後に当てて燃やし再生を阻止したのだ。

 

魔力を大きく消費して化け物の身体全てを燃やすという手もあったが、それでまだ動き再生してしまえば逆にこちらが攻撃しにくくなる上に時間の無駄にもなる為、アイリスはこの戦法で化け物を倒す事にした。

 

このまま地道に斬った部分を次々と燃やして再生を止めれば、やがて急所を斬って燃やしてアイリスは勝てる。

 

彼女が勝利を確信した次の瞬間だった。

 

 

 

???「それが苦しめるだけだと、何故わからない」

 

アイリス「…………!」

 

 

 

突如、化け物とアイリスの間に漆黒のボディースーツを身に纏った金髪エルフの女と、漆黒のボディーコートを纏い、顔をフードで隠している男らしい人物が出現する。

 

突然の乱入者2人に、アイリスは睨む。

 

 

 

「何者だ!」

 

???「アルファ」

 

???「……ウルティオだ、以後、宜しく、アイリス王女」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side レベリオ

 

 

 

レベリオ「敵は私がやる、君達は人命救助を優先しろ!」

 

騎士団員3人「「「了解(です)!」」」

 

 

 

一方のレベリオと騎士団員3人は彼が教団員の相手をしつつ、騎士団員が人命救助を優先していた。

 

レベリオは情報を経由している自身の分身体の『自作自演』の為にアイリスと二手に別れて行動していた。

 

騎士団員3人を同行させたのは自身に疑惑を向けられるのをより回避する為である。

 

そして3人目の教団員を倒した途端―――――彼の『自作自演』の役者が現れた。

 

 

 

???「でりゃあぁぁぁぁぁあ!!!」

 

教団員達『ぐわぁぁぁぁあぁぁあ!?』

 

 

 

その役者の1人……《シャドウガーデン》の『七陰』第四席、獣人の子である『デルタ』が現れたのである。

 

教団員達をその爪で全て引き裂いた直後、彼女の後ろからレベリオの分身体である『ウルティオ』まで現れた。

 

彼のシナリオ上、ウルティオはレベリオの旅の最中に何度も戦った設定である。

 

デルタは不思議そうにレベリオとウルティオ、それぞれに視線を向ける。

 

何故なら彼女にとって2人は同一人物の分身体だからだ。

 

そんな状況下、シナリオの通りにレベリオの口が開く。

 

さあ、『自作自演』の時間だ。

 

悪魔憑きの襲撃、地下でのアレクシア脱走からのゼノン登場、そしてそのゼノンvsシャドウだけでは盛り上がりに欠けるからな。

 

 

 

レベリオ「……貴様は……ウルティオ……!」

 

ウルティオB「久しぶりだな……『レベリオ・ヴェンデッタ』」

 

デルタ「ん?んー?」

 

レベリオ&ウルティオB(あ、アカン、デルタめ、芝居内容すっかり忘れてるやつやん)

 

騎士D「レベリオ様……?彼らをご存知で……?」

 

レベリオ(騎士Dクンナイス質問!質問に答えてる隙にウルティオ役の分身体からデルタに芝居内容を説明しよう!)

「……奴らは、『教団』と敵対してる組織……詳しく説明する」

 

ウルティオB「…デルタ、また忘れてるな?」

 

デルタ「あっ!?えへへ〜すっかり忘れてたのです!」

 

ウルティオB「仕方ないな、もう一度説明するぞ…」

 

 

 

レベリオが騎士団員3人に、ウルティオがデルタにそれぞれ説明するという、シナリオの出だしから躓いた事態に発展してしまう。

 

騎士の1人がご存知かどうか聞いてこなかったらデルタによってこちらの正体がバレるところだったのである。

 

ウルティオだけデルタに説明では流れとしては不自然だからだ。

 

アルファ以外の他の『七陰』に頼むという手もあったが、ベータは『ナツメ・カフカ』ガンマは『ルーナ』イプシロンは『シロン』イータも『イータ・ロイド・ライト』と表舞台で名が知れている為フードと仮面が取れたら不味いし、ゼータは別の分身と一緒に北東付近を調査中なので呼び戻すわけにもいかない。

 

となるとデルタしかいなかったのだが、やはりこういった事になるとスマートにいかないものである。

 

そんなこんなで自作自演に小トラブルが発生し、2人はそれぞれ説明を終えた。

 

 

 

(危ない危ない、デルタが「ウルティオ様が2人〜?」みたいな事言ったら台無しだからなぁ。

かと言って、他の『七陰』に頼むわけにはいかなかったし、『ナンバーズ』を含むそれ以下の構成員じゃ力不足だからこの自作自演は成立しないからな)

 

騎士D「そういうことでしたか…!」

 

騎士E「どちらにしても、この国で勝手な真似はさせない!」

 

レベリオ「ま、待てっ!?無闇に突っ込むな!」

 

 

 

騎士2人が俺の制止を聞かずにデルタとウルティオに向かって突進していく。

 

が、その突進も虚しくデルタによって剣ごと簡単に引き裂かれてしまう。

 

 

 

ウルティオB「……やはり、ただの騎士では相手にならんか」

 

デルタ「アイツは強そうなのです、ウルティオ様本当にいいんです?」

 

ウルティオB「ああ、だが油断するなよデルタ。

ヤツは少なくともアルファとは対等に戦えるからな」

 

デルタ「えっ!?じゃあ、アイツ倒したらデルタが群れのNo.3なのです!?」

 

ウルティオB「そうなるな、デルタがアイツを倒せれば、デルタはアルファにも勝てるって事になるからなぁ」

(まあ、無理だけどね)

 

デルタ「やったのです!それなら……!

(レベリオに向き直る)

お前はデルタが狩るのです!」

 

 

 

デルタが俺に爪を突き出して、そう告げる。

 

一方、俺も剣を構え残った騎士に話しかける。

 

 

 

レベリオ(よしよし、いい感じだ、後はデルタ相手に少し優勢程度に戦って、そこから………)

「……おい、君はアイリス様の加勢に行け」

 

騎士F「し、しかしレベリオ様……!」

 

レベリオ「いいから行け!奴らとまともに戦えるのは俺だけだ!」

 

騎士F「りょ、了解!」

 

ウルティオB「おっと……そうはいかん。

撃ち抜け、『スライムドラグーン』」

 

騎士F「カッ……!?」

 

 

 

レベリオの指示を受けてその場から離脱しようとする残った騎士の1人が、ウルティオのスライムボディースーツから分離したナイフに形状が似ているスライム兵器『スライムドラグーン』から放たれたスライム弾によって頭を撃ち抜かれて即死する。

 

デルタの爪で引き裂かれた騎士2人も重症、これで彼の自作自演の舞台は整った。

 

俺はわざと、唇を一噛みして苦々しい顔をする。

 

この場に観客はもういないが、雰囲気というのは大事だからね。

 

さて、少々のトラブルは起こったが、今度こそ始めようか。

 

ベータとガンマ、イプシロンを筆頭としたガーデンの皆が『教団』の構成員を殲滅し、シャドウの『アレ』の範囲からの避難をする、その為に『レベリオ・ヴェンデッタ』を止め、時間稼ぎをするのだ。

 

流石にシャドウでも『アレ』の範囲は調整出来るが範囲内の特定の生物に攻撃出来るか等の調整は流石に無理だろう。

 

原作でエリザベート相手に放った『アレ』ならいけるが、生憎と今回アイツの放つ『アレ』は完全に勢いでやるからな。

 

現に原作・アニメでもゼノンに放った時、アレクシアはその攻撃の範囲外にしたのがその証拠だ。

 

 

 

レベリオ「……くそっ……」

(……なんてね、この騎士も『教団』の息がかかったということは調べがついているからな)

 

ウルティオB「さて……これで舞台は整った」

 

レベリオ「…やるしかないか」

 

ウルティオB「安心しろ、レベリオ・ヴェンデッタ。

お前の相手はこのデルタだ、彼女を倒したらゆっくり相手をしてやる。

……最も、デルタを倒せないようでは俺の相手は務まらんがな」

 

デルタ「もういいのです?じゃあ……狩るのです♪」

 

レベリオ「………!」

 

 

 

そして、デルタからスタートを切り、彼の自作自演の戦いは始まるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ウルティオ本体

 

 

 

ウルティオ(さてさて……『悪魔憑き』を治すのも久しぶりだなぁ。

治した後は………アイリスにでも任せればいっか)

 

アイリス「何のつもりだ。

騎士団に敵対する者なら容赦はしない!」

 

アルファ「敵対……?何も知らない愚者が敵対などとおこがましい」

 

 

 

アイリスを一瞥しつつ、アルファが悪魔憑きをスライムを使用して拘束していく。

 

一方の俺は、アイリスが斬った悪魔憑きの右腕の先に燃えている炎を消して右腕を再生させる。

 

 

 

「観客は観客らしく舞台を眺めていればいいわ、我々の邪魔をするな」

 

アイリス「観客だと……ッ」

 

ウルティオ「まあまあそう言ってやるなアルファ、折角の観客なんだから、そんなこと言ったら帰ってしまうぞ?」

 

アイリス「貴様……ッ!?いつの間に!?」

 

 

 

もう1人、ウルティオにまで観客呼ばわりされたアイリスが彼の方を向くと、そこには既にアルファによって拘束され、ウルティオによってアイリスが斬って燃やした筈の悪魔憑きの右腕の先の炎がなくなって、再生した右腕を持った悪魔憑きと、その近くにウルティオがいた。

 

アイリスがアルファに視線を向けている最中に、端から見た者からしたら既に2人によって悪魔憑きを無力化させていたのだ。

 

 

 

ウルティオ「さてさて……」

 

アルファ「急いでウルティオ、そろそろ他の皆が撤収を始める頃よ」

 

ウルティオ「そう焦るなって、シャドウに『アレ』を撃たせるタイミングはいつでも操作出来るし」

 

アイリス「その化け物をどうするつもりだ!」

 

ウルティオ「治すのさ、そしてアイリス王女にも見てもらう。

……悪魔憑きが治る瞬間をな」

 

アイリス「なっ……!?」

 

 

 

悪魔憑きが治る瞬間を見てもらう、そう告げた俺は『教団』によって実験体とされた悪魔憑きの少女ミリアの身体に触れる。

 

折角なので、原作でアルファが言った言葉を俺風に言って治そうか。

 

そして俺はミリアの悪魔憑きの原因……魔力暴走を抑え始める。

 

 

 

ウルティオ「可哀想に……痛かっただろう?だがもう苦しむ事も悲しむ事もない……故にもう泣く必要は……ない」

 

アルファ「………」

 

アイリス「―――――――!」

 

 

 

そして俺は、悪魔憑きとなったミリアを元に戻した。

 

生身に戻った彼女に触れると、息も脈もある、だが魔力回路はズタズタだ、魔力による精密治療を加えれば何とかなるかもだが、そこまでやるとレベリオ=ウルティオだとバレるピースをアイリスに与えることになる。

 

いくら『魔力分身』で大半は誤魔化せるからと言っても同一点は与えてはいけない、油断は禁物だ。

 

付け加えるなら元悪魔憑きだからといって必ずガーデンに入れなきゃいけないなんてルールはないし、このミリアをアイリスに預けておけば、それを狙う『教団』の刺客が出てくるかもしれない。

 

そうなれば更に奴らを叩くチャンスなのだ、ラウンズ第五席のフェンリルは勿論、ルスラン一派に月丹一派、さらに『十三の夜剣』……ミドガルに潜伏しているこれらの他にもまだまだいるのだ、そいつ等の名を全部挙げたらキリがない。

 

アルファが拘束に使用したスライムをボディースーツに戻していく。

 

そしてウルティオはミリアを抱き抱え、彼女と、彼女がオルバから渡されたであろう鞘付きのナイフを拾ってアイリスの元へ行って彼女に渡す。

 

 

 

ウルティオ「はい、後は宜しく。

…一応言っておくが、そいつに何かあったら俺が許さん」

 

アイリス「ま、待てっ!お前達は何者なんだ!?」

 

アルファ「我等は《シャドウガーデン》……私からも言う事は同じよ。

その子をこれ以上不幸にしたら、その罪を罰するわ」

 

ウルティオ(……俺の専売特許セリフを取られてしまった)

 

 

 

原作アルファのセリフを使った因果応報というヤツだろうか。

 

しかしこうしてアルファのセリフ聞くと彼女の方が『陰の実力者』じゃね?と思うようになってしまう。

 

まあ俺はシドと違ってそれになる気はないからどーでもいいけど。

 

 

 

アルファ「そろそろ行きましょうウルティオ」

 

ウルティオ「そうだな、と、言いたい所だがもう少し待ってくれ、アイリス王女に伝えたい事がある」

 

アイリス「な、何だ……?」

 

ウルティオ「クラウス国王に言っておけ、『十三の夜剣』は信用するな、俺達を疑うならまずは自分の作り出した秘密結社を調べろとな。

……さもなくば、この国は『教団』によって傀儡国家となるも当然となる」

 

 

 

それを告げた後俺はアルファと共にこの場を去る。

 

後ろから「待て!」という声が聞こえたような気がしたが、待てと言われて待つ者はいない。

 

が、そのままさらに去った矢先……ウルティオに、外傷ではない痛みが来る。

 

 

 

「………」ズキン

 

アルファ「どうしたの?ウルティオ」

 

ウルティオ(…何だ?今のは……?)

「いや、何でもない。

一応あっちには分身がついているが、撤収を急ぐぞ。

……この国の奴らはどうでもいいが、シャドウの使う『アレ』で構成員が巻き添えを喰らうわけにはいかん」

 

 

 

ウルティオの何処かに生じた僅かな痛みに違和感を覚えながらも、アルファに構成員の撤収を急がせる。

 

 

 

アルファ「……やっぱり、貴方は優しいわね」

 

ウルティオ「…何がだ」

 

アルファ「私達の事だけじゃない、口ではどうでもいいと言っても、あの子の事も、この国の事も全部守ろうとしている。

まるで正義の味方みたいに」

 

ウルティオ「勘違いするなよアルファ、俺は正義の味方なんて大層なモンじゃない、それは《シャドウガーデン》も同じだ。

いくら『教団』を潰すために動き、悪魔憑きを治して回っても、俺達は陽の光しか浴びてない奴等からしたら悪の存在だからな」

 

アルファ「それは……そうだけど」

 

ウルティオ「覚えておけ。

『正義』『悪』それに囚われるようではいつか躓いて終わる。

……俺もシャドウも、そんなつまらない概念は捨てて動いてる」

(俺は遊び半分で悪人に『罪には罰を』とか言ってるけど、シドに関しては本当だ。

善とか悪とか、割とどうでもいいからな)

 

 

 

そう告げて俺は深夜の王都を歩き続ける。

 

その後ろで、遥か遠いものを見ているアルファの視線に感じることなく………。

 

その視線に気付かぬまま、シャドウと行動している分身と入れ替わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side アレクシア

 

 

 

 

ウルティオが悪魔憑きを治す数分前………

 

その悪魔憑きによって拘束を解かれ、やられていた見張りの兵士から靴と安物のミスリルの剣を拝借し、脱出しようとしたアレクシアは驚愕しながらも突如現れたゼノンと対峙していた。

 

そして次のゼノンの発言が、驚愕した彼女の表情を変えることになる。

 

 

 

ゼノン「ここは私の施設だからだよ。

私があの男に投資した、それだけの事さ」

 

アレクシア「……っ!

……よかった、私、あなたのことずっと頭おかしいんじゃないかってずっと思ってたのよ」

 

 

 

一瞬怒りの表情となった彼女だったが、これまで完璧超人のように振る舞っていたゼノンにも悪性部分があった事を知ると、寧ろ安心する。

 

やはり誰しも悪性、劣等部分を隠して生きている、最も、劣等部分を表向きにして実力を隠しているシド、始めから自身の悪性、劣等部分を全てではないが曝け出しているレベリオは彼女にとっては例外ではあるが。

 

そして安堵の後、ようやくスッキリしたかのような表情を彼女は見せる。

 

 

 

「やっぱりおかしかったのね」

 

ゼノン「どうでもいいさ、君の血があれば」

 

アレクシア「どいつもこいつも血の話」

 

ゼノン「君の血と、研究があれば私はラウンズの第十二席に内定する。

剣術指南役などというくだらない地位ともおさらばさ」

 

アレクシア「!」

(ラウンズ……それって、前にレベリオ君が言ってた……!)

「……もしかして、『教団』の最高幹部の事かしら?」

 

ゼノン「!?な、何故それを!?」

 

 

 

アレクシアを捕え血を手に入れればラウンズの第十二席目に入れるという言葉を漏らしたゼノンが、彼女のその言葉に驚愕する。

 

ただでさえ『ディアボロス教団』という名の組織名が出てくる事などそうそうないのに、まさかアレクシアが知っているとは思わないからだ。

 

ましてやゼノンの記憶では彼女がそんな調べ物をした所など見たことがない。

 

が、実は彼女は約半年程前、その日の夜謎の2人組を殺していたレベリオの独り言を聞いていたのだ。

 

 

 

レベリオ『………これで53人目か、これだけ始末してもまだ出てこないとは……何時まで隠れてるつもりなのやら。

それとも、《教団》の最高幹部『ラウンズ』は腰抜けの集まりか……?

余程数千年築き上げた陰の支配が崩れるのが怖いと見える……』

 

アレクシア『あれは……レベリオ君?

《教団》…?数千年…?一体何を言っているの……?』

 

 

 

当時のアレクシアは、レベリオのその言葉と、彼が粛清した2人の謎の男達の事を理解出来なかった。

 

『教団』、そして最高幹部の『ラウンズ』はっきり言ってその時の彼女にとっては何の事かと思っていた。

 

本人から話を聞こうにも普段はアイリス、学校ではシドとモブ2人、もしくは稀にクレアやローズと殆どいる為聞くチャンスが全くない。

 

だが現在の数日前に誘拐され、尚且つ悪魔憑きにやられた男から『教団』という単語を耳にした時から彼女は確信していた。

 

レベリオは『教団』を倒す力をつける為に、修行の旅に出ていたのだと。

 

その為敢えてその日のレベリオの行動を彼女は黙認していた。

 

そしてその『教団』の刺客……ゼノンが現在目の前にいる。

 

 

 

アレクシア「レベリオ君が『教団』の人間2人を殺した後の独り言で呟いていたのを聞いてたのよ。

それで1つだけハッキリしたわ、彼はあなた達を倒す為に、かつて旅に出ていたって。

大方、あなたが『教団』の人間だって事も知ってて、敢えて泳がせていたりしてね」

 

ゼノン(……またか、またしてもあの男かっっっっ!)

「……だが今そのレベリオ君はここにはいない、アイリス王女の方は彼にがっちり守られているが、どうやら君にはノーマークだったようだ」

 

アレクシア「ッ!」

 

 

 

ゼノンのその言葉によってアレクシアが剣を振るう。

 

彼はそれを剣で受け止め鍔迫りとなるが、その一撃は意外と重いものだった。

 

アレクシアはレベリオから剣の訓練を受けた事は全く無いに近い。

 

彼は姉のアイリスと訓練したり一緒に過ごしたりしてばかりだったのだ。

 

一応アイリスの目を盗んで密かに稽古をつけるよう頼んだ事は1度か2度はあったがそのほんの僅かな指導訓練だけではゼノンに勝つには至らない。

 

 

 

ゼノン「失礼、君は姉と比べられるのは嫌いだったね。

……しかし意外だった、まさか君の剣の一撃がこれ程重いとは、レベリオ君にでも教わったのかな?」

 

アレクシア「いいえ全く、精々1、2回きりだったわ。

でもレベリオ君と姉様の稽古は見ていたもの、そう簡単に勝てると思わないこと…ねっ!」

 

 

 

そのままアレクシアが鍔迫りを解き素早く追撃する。

 

ゼノンもそれに応戦し、互いの剣の間に何度も火花を散らしていく。

 

それだけを見れば互角に見える、が、ゼノンの表情から余裕は消えない。

 

 

 

ゼノン「成る程、いつもよりはいい、だが1、2回の教わりではこんなものだろうね。

結局は凡人の剣と大差ない」

 

アレクシア「だったら見てなさい!

本当に私が凡人かどうか!!!」

 

 

 

その気迫と共に、アレクシアはゼノンに渾身の一撃を放つ。

 

その一撃は僅かだがゼノンの頬を斬った、それによって彼の表情から笑みが消える。

 

 

 

ゼノン「……姉君の太刀筋、それに僅かばかりとはいえレベリオ君からの訓練の成果か。

まさか、僕が君に斬られるとはね」

 

アレクシア「まだ斬られたいなら、何度でも見せてあげるわ」

 

ゼノン「では私も、次期ラウンズの剣を見せよう」

 

アレクシア「……っ!

はぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

そう言ってゼノンは次は少し本気を出すかのように剣を構える。

 

そしてアレクシアから先に仕掛けるも――――――――

 

 

 

「……!」

 

 

 

彼女よりもほんの少し後に放ったゼノンの一撃によって剣を弾かれてしまう。

 

その威力は姉のアイリス……即ち天才の剣に匹敵する程のものであった。

 

その剣を見て彼女は思考を停止。

 

決してゼノンが強いからというだけではない。

 

彼女は幼い頃、剣を振るうのが楽しかった頃の自分の記憶が脳裏に過っていた。

 

が、そんな彼女を現実に戻すかのような衝撃が襲う。

 

そして気づけばゆっくり流れる下水にアレクシアの身体は浸かっていた。

 

 

 

ゼノン「君は姉のようにも、レベリオ君のようにもなれない。

一緒に来てもらうよ―――――」

 

???「……クックックックッ………ハーハッハッハッハッハ………!!!」

 

ゼノン&アレクシア「「………!」」

 

 

 

地下水道から笑い声が響き渡り、2人はその方向に視線を向ける。

 

するとそこには2人の漆黒を纏うものがゆっくりと歩いていた。

 

そして黒紫色のラインの漆黒のロングコートの男がゼノンに指を指して言葉を続ける。

 

 

 

???「強さを求めるなら、アイリス王女にも、レベリオ・ヴェンデッタのようにも、そこの下らない男にもなる必要はない……!

その3人がこの世界で最強というわけではないのだから……!」

 

???「………」

 

ゼノン「……漆黒を纏いし2人組……」

 

アレクシア「…あの2人は……?」

 

???「……我が名はシャドウ……」

 

 

 

そして金色のラインの漆黒のロングコートの男が名乗る。

 

 

 

シャドウ「陰に潜み、陰を狩る者……」

 

???「……我が名はウルティオ……。

陰より現れ、他の陰を殲滅せし者……」

 

 

 

シャドウに続くように、ウルティオも名乗った。

 

さぁ、蹂躙の時間だ。

 

 

 

 

 

 

 

 






ウルティオ
レベリオ・ヴェンデッタ


何になりたいかを悩んでいるが取り敢えず彼なりに現状を楽しもうとする黒紫の髪と目の転生者オリ主

デルタと一緒に行動して『レベリオ・ヴェンデッタ』としての自分を使って自作自演したり、アルファと行動してアイリスと交戦していた悪魔憑きのミリアの腕を治した後に魔力暴走を沈めたりと、『魔力分身』を活用して暗躍しまくる。

ミリアを治してアルファと少し会話した後更に分身と入れ替わってシャドウと共にゼノンと対峙する事になる。

何かフードで隠した自分の顔をペタペタ触っているが、今度は何を企んでいるんだ………?



シャドウ


前奏曲として自身を呼び出した『教団』の息がかかってる騎士団員全員を虐殺したイカれた陰の実力者原作主人公

分身ウルティオに案内されながらもアレクシアと交戦中のゼノンと邂逅することになる。

果たしてこのシリーズでは如何に……?



アルファ


作戦開始時、本体のウルティオと共に行動することになったオリ主ヒロイン候補No.1キャラ

このシリーズではウルティオが悪魔憑きを治す為に、悪魔憑きとなっているミリアをスライムを使用して拘束した。

「『正義』『悪』それに囚われるようではいつか躓いて終わる」このウルティオが言い放った言葉を重く受けている。



デルタ



アルファ以外の『七陰』の中で最も出番が優遇されている現状ワンコちゃんポジションキャラ

分身ではあるもののウルティオと行動することになってかなりご機嫌である。
※デルタがやり過ぎて建物壊しすぎない、かつ彼女が仕留めそこねた『教団』構成員にトドメを刺す為だが

そして彼の自作自演演技の為にレベリオ・ヴェンデッタとしてのウルティオと戦うことになる。



アイリス・ミドガル


レベリオと共に王都で起こった事態の収拾を図り、ウルティオによって悪魔憑きが治る瞬間を目の当たりにしてしまうオリ主ヒロイン候補キャラ

ウルティオから悪魔憑きが治ったミリアを託され『十三の夜剣』を信用するな、自分が作った秘密結社を調べろとクラウス国王に言う様に言われるというメッセンジャーの役割をさせられることになった。

ちなみに、ウルティオとアルファが乱入しなければ時間こそかかるもののマジで悪魔憑きとなったミリアの命を絶つことが出来た。

また、再生するからといって同じ戦い方をしない辺り彼女が脳筋じゃなくなっているのがわかる。
※倒した後すぐにどんな相手が来るか判らない故である。

魔力を扱って炎を出せる為彼女にはもうアニメ1期最終話で使用したアーティファクトの剣は必要ない。

レベリオ「俺が教えたのはあくまでも武術と魔力を扱っての肉体と魔力回路の改造強化、魔力制御と魔力を扱う攻撃だけだからね……」



『スライムドラグーン』


ラムダへの訓練で見せた『スライムインコム』の改良型スライム兵器。

スライムボディースーツからスライムをナイフサイズ、形状に複数分離して展開、遠隔操作し、そこからスライム弾を発射する、某ロボットアニメのファ◯ネルみたいなやつであり、当然、その威力も使用者の魔力制御と質に依存する。

ボディースーツから一部分離して遠隔操作する為超人レベルの空間認識力が必須、『スライムインコム』とは比較にならない、かつ展開する数が多いほど超緻密な魔力制御力が求められ、その分負担もかかるが、ウルティオは100個以上展開しても問題なく、それらを使っての全方位攻撃が可能。

更なる魔力制御が必要だが他に展開してるドラグーンにスライム弾を当てて反射させ、軌道まで変えられるというあからさまに魔力で残像を作って攻めに行くシャドウに対抗する為の扱い方までしている。

スライム弾を撃てば撃つほど、ボディースーツから分離したこの兵器は小さくなるが、1度分離してからサイズ次第で100〜1000発は撃てる為余程の長期戦でなければ特に問題なく、魔力消費もかなり少ないため超エコなスライム兵器である。

撃った後地面に落ちたスライム弾は籠められた魔力ごと、痕跡も残らず蒸発するが、これをこなすのも当然相応の魔力制御が必要である。

シド「これぞまさに魔力は量じゃなくて使い方だよね、レベリオ曰く100個以上展開して使っても全然魔力使わないみたい」




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