転生したら陰実の世界にいた件   作:リベリオンβ

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この回も小話なので後書きはありません


七陰はウルティオのチョコを食べたい!

 

 

 

シャドウとウルティオがミツゴシ商会に来店した翌日の事……。

 

ミツゴシ商会のとある部屋に、七陰全員が揃っていた。

 

 

 

アルファ「それで、ガンマ?

急にどうしたの?」

 

ゼータ「ガンマからの呼びかけって事は……ミツゴシでトラブルでも起きた?」

 

ガンマ「……こちらをご覧下さい」

 

 

 

ガンマはテーブルに置かれた多数の箱を開ける。

 

それは、それぞれ異なるものの、奇麗な形状のチョコが多数入ってあった。

 

 

 

ベータ「チョコレート……?」

 

イプシロン「ガンマが作ったのかしら?」

 

イータ「かなり色々、ある……」

 

ガンマ「いえ、そうではありません」

 

デルタ「じゃあ誰が作ったのです?すっごい甘い匂いがするのです」

 

ガンマ「ウルティオ様が、私達の為にお作りに……」

 

ガンマ以外の七陰

『――――――っ!?』チュドーン!!!

 

 

 

次のガンマの発言に、彼女以外の七陰に雷が落ちたような衝撃が走る。

 

学園だけでなく、ただでさえ世界各地で遠征、かつゼータと同じような事をしているにも関わらず、まさかチョコを作り、しかも七陰の為に作るとは思いもしないだろう。

 

 

 

ベータ「な、な、な、えぇ!?ウ、ウルティオ様の手作りチョコ……!?」

 

イプシロン「ウルティオ様が、チョ、チョコを作った……!?私達の為に……!?」

 

ガンマ「昨日、シャドウ様が退店した少し後に、ウルティオ様がチョコの材料を買いたいと言ったのです。

そして、その後ミツゴシの調理場を借りて、徹夜でチョコを……」

 

デルタ&ゼータ「「ウ、ウルティオ様の手作りチョコ……!」」

 

 

 

デルタとゼータが尻尾を振りながら、ガンマの出したウルティオの手作りチョコに目を輝かせる。

 

2人の仲は悪いが、こういう所を含め息が合う所はある。

 

 

 

イータ「研究費に続いて、チョコまで……」

 

ベータ「ウルティオ様も大変な中で、私達に労いの品をお作りするなんて……!」

 

アルファ「本当、彼の面倒見の良さには頭が上がらないわね。

……って、デルタ?ゼータも」

 

デルタ&ゼータ

「「うっ」」

 

アルファ「貴方達何を先に食べようとしているの?」

 

デルタ「だ、だって…ウルティオ様の手作りチョコ、とっても甘い匂いがして美味しそうなのです!

デルタ待てないのです!」

 

ゼータ「ワンちゃんと同じ事を言うのは癪だけど……待てと言われるのはちょっと……」

 

デルタ「アルファ様!先にウルティオ様のチョコを食べていたのはガンマなのです!ウルティオ様に渡されたって事は、ここに来る前にガンマが先に1つ食べてるかもしれないのです!」

 

ガンマ「えっ、そ、それは……」(汗)

 

ゼータ「確かに、ガンマの口元からウルティオ様が作ったチョコと同じ匂いする…」

 

アルファ「そう言えばガンマ、貴方昨日貰ったのはウルティオのチョコだけじゃないわよね?」

 

ガンマ「」Σ(゚Д゚;)ギクッ

 

イプシロン「ガンマから主様の魔力を感じる!それもつい最近の……!」

 

デルタ「ボスの魔力まで貰ったのです!?ガンマズルい!」

 

ベータ「ガンマ?貴女まさかシャドウ様とウルティオ様両方狙い……?」

 

ガンマ「ち、違うわよベータ!?」

 

ベータ「シャドウ様の『陰の叡智』から出た言葉の1つ『二兎を追うものは一兎も得ず』という言葉を知らないようですね」(^ω^#)

 

イータ「ガンマ…欲張り…」

 

アルファ「ガンマ……?」(威圧)

 

ガンマ「アルファ様まで!?違います!私は……!」

 

ゼータ「ガンマが主とウルティオ様両方狙いは兎も角……先にチョコ頂いてるよ」

 

デルタ「あっーーーー!!!メス猫ズルいのです!」

 

ゼータ「はむっ…これなかなか甘いね、けど美味しい」

 

 

 

アルファ、ベータ、デルタ、イプシロン、イータの5人がガンマに迫っていると、ゼータが一足先にウルティオのチョコを食べていた。

 

口にしてみると、割と甘めではあるが、その甘味に比較する程の美味しさであった。

 

そしてゼータは、その場にいる全員に余裕そうな態度を見せて喋る。

 

 

 

「ていうか、皆熱くなりすぎ、別に主とウルティオ様が2人共ガンマの恋人以上の関係とかになったわけじゃないんだから。

もしそうだったら私達を集めてウルティオ様のチョコをこうして分けようとしたりしないし」

 

ベータ「それは……そうですけど……」

 

ゼータ「まっ、喧嘩したいのならご自由に、その隙に私はウルティオ様の手作りチョコを食べてるよ」

 

デルタ「メス猫ズルいのです!デルタも食べるっ!!」

 

ゼータ「まだ沢山あるから慌てなくてもいいよ、ワンちゃん」

 

イプシロン「……って!結局デルタとゼータが先に食べてるし!」

 

アルファ「待ちなさい、ウルティオのチョコを一番多く食べるのは私よ」

 

ベータ「アルファ様そんなに甘いのお好きでしたっけ!?」

 

イータ「……一番良さそうなチョコ、頂き……」

 

ガンマ「私ももう少し……」

 

 

 

こうしてゼータが先にチョコを食した事によりガンマがこれ以上詰め寄られる事は無くなり、七陰全員はガンマが持ってきたウルティオの手作りチョコを食べる事になった。

 

果たしてここに来る前に先に食べたガンマと、この部屋に集まってから先に食べたゼータ以外のそれぞれの感想は……。

 

 

 

アルファ「これは……美味しいわね。

甘くし過ぎずにチョコの旨味を引き出している」

 

ベータ「こちらのチョコクッキーも美味しいです……!」

 

デルタ「ウルティオ様のチョコ美味しいのです!

美味しいだけじゃなく色々あるのです!」

 

イプシロン「これは…チョコトリュフ?でしょうか?内側のチョコ……これは生クリームも混ぜているわね。

生クリームとチョコを混ぜるとこれ程の美味しさになるとは……!

これは、新しいお菓子の参考になりそうですね……!」

 

イータ「……ただ美味しいだけじゃない、隠し味……気になる」

 

 

 

ウルティオの手作りチョコは各々から好評の様子。

 

イプシロンに至ってはどうやら新しいお菓子の参考になるような事を言うほどである。

 

 

 

ガンマ「ウルティオ様の手作りチョコ……後で詳しいレシピをお聞きしたいですわね」

 

アルファ「聞いた後が悩ましい所ね……彼が作ったチョコを私達《シャドウガーデン》だけのものとするか…。

いえ、辞めておきましょう、彼のチョコだから、彼が許可するまでこの味は、私達だけのものということで」

 

ベータ「そうですね!」

ガンマ「はい!」

デルタ「ウルティオ様のチョコの味はデルタ達だけのものなのです!」

イプシロン「レシピだけは聞きたいところですね」

ゼータ「そうだね」

イータ「……賛成」

 

 

 

七陰全員が、ウルティオのチョコを現状自分達シャドウガーデンだけのものにする事に決めたのである。

 

果たして、この場に当の本人がいたらどんな反応をするのだろうか……?

 

ちなみに、ウルティオのチョコを食した後……。

 

 

 

ベータ「シャドウ様もチョコをお作りするのでしょうか……!」

 

 

 

と、ベータが言っていたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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