転生したら陰実の世界にいた件   作:リベリオンβ

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今回はアレクシア視点多めです





記憶の中でも魔神は強いですか?

 

 

 

 

 

 

side アレクシア

 

 

 

ネルソン「なっ……!?

きっ、貴様ら……!『シャドウガーデン』かっ!」

 

ローズ(強い……!)

 

 

 

コロシアムの中央に赤黒い、複数の紋章を形どった扉が現れ暫くした後、ネルソン、ナツメ、アレクシア、ローズの前に『シャドウガーデン』の者たちが現れた。

 

その者たちも、シャドウ程では無いものの、相当な実力を持っていると感じ取れる。

 

特にフードから金髪がはみ出ている女性の方は、間違いなく、シャドウと比べればかなりの差はあるものの、シャドウに近い実力を持つ、そう感じさせた。

 

 

 

アルファ「悪いけど……扉が閉まるまでの間、いい子にしていてね、お嬢様方」

 

ローズ&アレクシア「「……………」」

 

アルファ「後は任せるわ」

 

イプシロン「了解しました、アルファ様」

 

アルファ「デルタ」

 

デルタ「はいなのです」

 

 

 

アルファはデルタを連れ、赤黒い扉の前まで移動した。

 

すると2人共、姿を消した。

 

 

 

アレクシア「消えた!!」

 

ネルソン「待て!聖域に入るんじゃないっ!」

 

ローズ「何をするつもりなのです、あなた達は!?」

 

イプシロン「アルファ様が言ったはずですよ、あなた方には扉が消えるまでの間大人しくしてほしいだけ……。

ただし、そのハゲには一緒に来てもらうわ」

 

ネルソン「聖域で一体何をするつもりだ!」

 

イプシロン「何をするかではなく、そこに何があるかだ」

 

 

 

イプシロンはローズ達を視線だけで牽制する。

 

透きとおった、青紫色の美しい瞳が、油断なく見据える。

 

この女もかなりの実力者だ。

 

 

 

ローズ(しかし、いざとなったら……)

 

イプシロン「動くと、この女がどうなっても知らないわよ」

 

 

 

ローズとアレクシアが敵意を見せた途端、他のシャドウガーデンの者たちがナツメを捕える。

 

 

 

ナツメ「いやぁぁあ〜!」

 

ローズ「ナツメ先生!」

 

アレクシア「見捨てるのもアリよね」

 

イプシロン(あら、あの王女、いい事言うじゃない)

 

ローズ「ダメに決まってますッ!」

 

アレクシア「見捨てた方がいいわ、胡散臭いもの」

 

イプシロン「」(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)

 

ローズ「ダメなものはダメですッ!」 

 

ナツメ「わ、私は大丈夫です……平気ですから……」

 

アレクシア「うっさんくさ」

 

イプシロン「わかるわーその気持ち」

(侵入は自由。

だがずっと開きっぱなしというわけではないか……)

「我々も内部へ向かう。

こいハゲ。

そこの女も……」

 

ネルソン「行きたければ、貴様だけで行くがよいわ………あの世にだっ!!!」

 

 

 

ネルソンが抵抗し、イプシロンの気が逸れる。

 

それと同時、ネルソンが叫んだ。

 

 

 

「行けっ!『処刑人』ヴェノムよっ!!!」

 

 

 

そして、大剣を持った鎧の騎士がイプシロンを襲おうとした。

 

だが……。

 

 

 

ウルティオ「…………」

 

ネルソン「なっ!?」

 

アレクシア「あっ、アイツは……!?」

 

イプシロン「う……ウルティオ様っ!?」

 

 

 

ウルティオの2本指によって、その剣は阻まれた。

 

その光景にネルソンは愕然とする。

 

 

 

ネルソン「なっ……バカなっ!?ヴェノムの剣を…指で挟んで受け止めただとっっっ!?」

 

アレクシア(ゼノンの時と同じ……!間違いない、ウルティオ本人――――――!!!)

 

ウルティオ「おい貴様……」

 

ヴェノム『……!』

 

ウルティオ

「私の可愛い部下に何をする……?」

※本音込みで言ってみたかっただけ。

 

ヴェノム『――――――!!!』

 

ウルティオ

「何をするのか、と聞いているんだ……!!!」

 

 

 

 

ウルティオが怒気を放ち、彼が閉じていた片目を開いたと同時だった。

 

ヴェノムの頭部が爆発した。

 

 

 

ナツメ「ひっ……!」

※怯えてるフリをしてるだけ

 

ネルソン「なっ……!?ヴェノム……!!?」

 

ローズ「嘘……!?手を出してもないのに、あの鎧の人の頭部が爆発した……!?」

 

アレクシア「それが出来ても不思議じゃないわよ……!」

 

 

 

ローズは突然の事に驚いているが、アレクシアはウルティオの強さを存分に思い知ってる。

 

ヤツはゼノンを一方的に甚振り、シャドウの、ミドガル王都に大穴を開けたあの一撃を完全に防ぎきったからだ。

 

故に先程の爆発が、アーティファクトのものではなく、ウルティオの魔力を使った何らかの技だと彼女は即座に理解する。

 

ウルティオはイプシロンに視線を向ける。

 

 

 

イプシロン「ウ、ウルティオ様……」

 

ウルティオ「ふむ、怪我はないようだな、イプシロン」

 

イプシロン「は、はい……!助けて頂き、ありがとうございます!」

 

ウルティオ「はっはっは、イプシロンの奇麗な身体や顔に傷が付くのは嫌だからなぁ」

 

イプシロン「そ、そんな……!こんな時になんて嬉しい事を……!///

…………」|д゚)チラッ

 

ナツメ「………?」

 

 

 

ウルティオから奇麗な身体や顔に傷が付くのは嫌だと言われて嬉しくなったイプシロンは、顔を赤くしながらこっそりベータに視線を向ける。

 

ベータは僅かに、首を傾げる。

 

しかし、視線を向けたベータはその意味を思い知ることになる。

 

 

 

イプシロン「…………」ドヤァッ

 

ナツメ「…………」ムカッ

 

ローズ「………?」

 

アレクシア(あら?ナツメのヤツ、あんなに青筋立てて……ざまぁないわね)

 

 

 

ウルティオの言葉で嬉しくなったイプシロンはベータにドヤ顔した。

 

そんなイプシロンを見たベータは額に青筋を立てる。

 

こんな状況であるにも関わらず、ローズは首を傾げ、アレクシアは密かに笑い出す。

 

しかしその空気をぶち壊すK・Y・HA・GEが、ウルティオに視線を向けて口を開く。

 

 

 

ネルソン「ありえぬ……!?ヴェノムが一撃……!?貴様っ!?何をしたっ!?」

 

 

 

ネルソンの疑問に、フードを被った金髪眼帯エルフ、シャドウガーデン幹部『ナンバーズ』の1人であるカイが答えた。

 

 

 

カイ「事前に閉じていた目に魔力を籠めて、ピントを合わせ、目を見開いた場所に魔力を一瞬で送りつけ爆破させる技だ」

 

ネルソン「なっ!?バカなっ!?そんな事が……!?」

 

カイ「ウルティオ様なら造作も無い事だ。

このお方の実力は、我等が盟主、シャドウ様とほぼ互角なのだからな」

 

ローズ「なっ……!?あの方と互角…!!?」

 

アレクシア(私は今更驚かないわよ。

何なら、シャドウの方はあの魔力の一撃の威力がわかる分、コイツの実力の底はまだまだ見えないから余計不気味なのよね……。

シャドウのあの一撃を完璧に防ぎ、尚且つ抑え込む程の魔力の扱い、あれが攻撃に回ったら、シャドウと互角って言われても私は不思議には思わないわ)

 

ウルティオ「カイ」

 

カイ「はっ!」

 

ウルティオ「……いちいち敵に俺の解説をするな」

 

カイ「もっ、申し訳ございません……!」

 

ウルティオ「イプシロン、そこのハゲを連れてさっさと行け。

何かあれば『思念伝達』で知らせろ、聖域の扉を、空間を裂いて開ける」

 

イプシロン「畏まりました、ウルティオ様」

 

ローズ「あ、貴方は行かないのですか……?」

 

ウルティオ「シャドウガーデンの者には全員、数ヶ月前から『聖域』の為に魔力制御力を鍛えるようにと言ってある。

デルタはちゃんとやってるか怪しいが……まあさほど問題はない」

 

アレクシア「魔力の制御を…?どうして……?」

 

ウルティオ「そこのおっさんに聞いてみればどうだ?俺よりもっと知ってるかもだぞ?」

 

ネルソン「く、くくく……!その様子だと薄々は気づいているようだな……!そうだ!この『聖域』は入る者の魔力を吸い取り、阻害する機能があるっ!いm」

ウルティオ「はいはい、説明ありがとう。

それ以上は言わなくていいから、さっさとイプシロンに連れられな、劣化ラワガス」

 

ネルソン「劣化ラワガスって言うでないっっっ!

わしはネルソンだっ!!!」

 

ウルティオ「ハゲソン?」

 

ネルソン「ネ゙r―――――」

 

イプシロン「さっさとこいハゲ」

 

ネルソン「ぐおっ!?」

 

 

 

ウルティオに名前を訂正させようとするネルソンの首根っこを掴んで、イプシロンも『聖域』の扉へ入っていった。

 

それと同時にナツメ(ベータ)も連れ去られる。

 

 

 

ナツメ「いやあぁぁぁーーーーー」

 

アレクシア「ちょっと!?」

 

ローズ「ナツメ先生っ!?」

 

ウルティオ「さて……舞台は整ったな。

俺はそろそろお暇しよう」

 

ローズ「あ、貴方は行かないのですか……?」

 

ウルティオ「あいつ等を信用しているからな、俺の出番はない。

お前たちも、早くここから去った方がいい」

 

 

 

そうしてウルティオも去ろうとした矢先だった。

 

聖域への扉が閉まろうとしていた。

 

 

 

アレクシア(もう扉が閉まろうとしてる……!

何か知れるかもしれない、ウルティオの正体も気になるけど、ここは――――――)

「……去るわけ……ないでしょっ……!」

 

ローズ「アレクシアさん!?

……ああ!もう!」

 

 

 

一瞬、ウルティオを追うか扉へ向かうか悩んだ末に、アレクシアが扉へと向かい、それを追うようにローズも飛び込んだ。

 

直後、聖域の扉は閉じた。

 

それと同時に、『教団』の刺客がこちらに向かっていった。

 

 

 

分身ウルティオ「さてさて……『分身』の俺は、露払いと行きますかね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレクシア&ローズ「「…………!?

うぁぁぁぁーーー!!」」

 

ナツメ「ん?うわぁぁぁーーー!?!!」

 

 

 

どういうわけかローズ先輩もついてきた直後、私と先輩はまるで飛ばされるかのようにナツメを半分下敷きにした状態で落ちた。

 

まあ、私もローズ先輩の下敷きになってるけど。

 

 

 

ローズ「お二人とも……大丈夫ですか?」

 

アレクシア「ローズ先輩、早くどいて」

 

ナツメ「アレクシア様、変なところ触らないでください」

 

アレクシア「好き好んでブヨブヨの饅頭触ってるわけじゃないわよ」

 

ナツメ「負け惜しみですか〜?」

 

ローズ「お二人とも、喧嘩はやめてください。

今はそれどころじゃ……あっ……えっと……」

 

 

 

ローズが身体を起こした後、3人は向けられている視線に向き返す。

 

ローズが身体を起こして少し軽くなったのか、アレクシアが強引に身を起こして立ち上がる。

 

 

 

アレクシア「ごめんなさい。

躓いたら転んでしまって、そうしたら目の前に扉があったの」

 

アルファ「好きにしなさい。

もしかしたら、貴女達も知る権利があるかもしれない」

 

 

 

目の前のフードを被ったエルフの女……間違いないわね。

 

彼女が、多分レベリオやウルティオ、そしてアイリス姉様のの言っていた『アルファ』とかいう女だ。

 

アレクシアは一旦後ろを振り返った後、再びアルファに向き直る。

 

 

 

アレクシア「はぁ。

……それにしても、本当にウルティオは来なかったのね」

 

アルファ「彼は普段、バックアップに撤している。

空間を裂いてこの聖域の出入口を無理矢理開けられるから、私達に何があっても何時でも来られるって寸法よ」

 

アレクシア「そう言えば、彼もそんな事を言っていたわね……」

 

アルファ「…彼の話はここまでにして、そろそろ本題に入ろうかしら。

……この地は英雄オリヴィエが倒した魔人ディアボロスの残骸、その左腕が封印した地だと伝えられてる」

 

ネルソン「それがどうした、御伽話を頼りに左腕を探しにきたとでも?」

 

アルファ「それも楽しそうだけど……私の知りたいのは『ディアボロス教団』の事よ」

 

アレクシア(『ディアボロス教団』がここにも……?)

 

ネルソン「何の話だ……?」

 

アルファ「答えられない……いや、それともただ惚けているだけかしら。

どちらにしても、私は直接見に来たの、最初から全て、歴史の闇に葬られた真実を探しに」

 

 

 

そしてアルファとかいう女が1つの銅像に視線を向ける。

 

……あの言い方からして、あの女も色々と知ってそうね。

 

出来れば、この場にウルティオがいてくれれば、もっと色々知る事が出来たかもしれないけど……こればかりは仕方ないわ。

 

私はアルファの話を聞くことにした。

 

 

 

「英雄オリヴィエの像」

 

ローズ「英雄オリヴィエ……?

男性の筈では……?」

 

 

 

アルファが英雄と言った像は、聖剣らしき物を持った女性だった。

 

見た目からしてエルフなのだろう。

 

 

 

アルファ「我々はおおよその事は理解している。

歴史の真実、そして教団の真の目的――――

そして何故この英雄が、私と同じ顔をしているのか」

 

 

 

するとアルファの、スライムのフードがスーツに収納されていく。

 

そして顕になったのは、明らかに英雄の銅像の顔と瓜二つの女性の顔だった。

 

 

 

ネルソン「き、貴様はっ!エルフの『悪魔憑き』……!だが適合出来ずに死んだ筈では……!?」

 

イプシロン「やはり知っているな!」

 

アルファ「我等は『悪魔憑き』の真実を知っている。

今の秩序を維持したい『教団』にとっては、さぞかし邪魔でしょうね」

 

 

 

『ディアボロス教団』『悪魔憑き』『英雄オリヴィエ』

 

いずれも普通なら判らない、信じられないような話だが、アレクシアはあらかた理解していた。

 

というのも、アレクシアは『ディアボロス教団』と『悪魔憑き』に関してはレベリオやウルティオの話で、大体は知っていたからである。

 

故にアルファの話を真実だと受け止められる。

 

ただ考古学をしているわけがない、そもそもウルティオが『教団』に対抗する為に、自分とシャドウ、そして目の前にいるアルファと3人で『シャドウガーデン』を作ったと言っていた。

 

そして現に、2つの組織の争いの爪痕がミドガル王国に2つも残った。

 

彼女自身の誘拐事件、そして学園襲撃事件。

 

普通なら、この2つの組織の争いがさらに激しくなってミドガル王国が滅ぶだろうと真っ先に危惧するのだが、アレクシアはその危惧よりも真実を知りたい、という欲求が上回ったようだ。

 

真実を知らなければどうする事も出来ないと、彼女は理解していたから。

 

 

 

「『教団』の目的が単なる魔人の復活ではない事も察している。

しかし、まだ確信があるわけじゃない。

だから皆で直接見に行きましょうか」

 

 

 

アルファがそう告げると、彼女は石像に触れ、魔力を込めていく。

 

 

 

「かつて、ここで多くの戦いがあり、幾多の命が散った」

 

ネルソン「この魔力、やはり『悪魔憑き』!?

自力で覚醒したとでも言うのか……!?

バカな……!?何故起動する……!?」

 

 

 

石像がアルファの膨大な魔力に反応し、光を出す、そして古代文字が浮かび上がり、石像が色味を帯びていく。

 

そして石像の前にあった扉らしき物が開かれ、視界の殆どが真っ白くなった時、アルファの隣に、彼女そっくりのエルフが現れる。

 

 

 

アルファ「魔人と戦士たちの魔力が渦巻き、その魔力の渦によって行き場をなくした記憶が封じ込まれた。

ここは、古の記憶と魔人の怨念が眠る墓場……」

 

ネルソン「バカな……まさか……、オリヴィエ!?」

 

アルファ「さぁ、おとぎの世界に旅立ちましょうか」

 

 

 

光輝く世界の中でアルファの声が最後に聞こえ、視界は真っ白に染まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side レベリオ

 

 

 

 

レベリオ「ここが聖域……って、あれ?」

 

 

 

聖域に入ったレベリオ。

 

彼はシドと共に入った筈だったのだが……。

 

 

 

(近くにシドがいない……?おかしいな、入った扉は一緒の筈……。

・・・一応聖域にはいるにはいるが、この『空間』にはいない。

原作の通りなら、シドも同じ様な空間にいる筈なんだが………)

 

 

 

何故か隣にシドはおらず、彼の回りにはただただ真っ黒い空間があるだけだった。

 

真っ黒い空間、というのは原作のシドと同じ。

 

しかし近くにはシドがいない、一緒の扉から入ったにも関わらずだ。

 

 

 

「……まいっか、あいつの事だ、どっかで楽しくよろしくやってるだろ。

さて、中心に近づくほど強くなると、言う事だが…今の魔力の吸収率は……」

 

 

 

取り敢えずどうせ放っておいても1人で楽しくやってるであろうシドの事は置いておいて、俺は今現在吸収されているであろう魔力量を確認する。

 

 

 

「成る程な、確かに……『強欲の瞳』とは比にならない吸収力だな……。

まあアーティファクトという玩具と、場所を比較するのもアレだがな。

こりゃあ、シドも魔力練り込むまで時間がかかるだろうな。

だが俺は違うぞ……?なんなら、ガス抜きにゃあ丁度いい……」

 

 

 

そうして俺は現在吸収されてる分の倍の魔力を放出して、それと同時に聖域の魔力阻害をちょちょいのちょいと対処していく。

 

いやぁ、最近またまた魔力増えすぎて困ってたんだよね、ひとえに更にアップデートした『魔力分身』のせいでもあるんだけど。

 

お陰で『領域』の維持の為だけじゃあ、ちょっと物足りなくなってきたから丁度良かった、本当に。

 

あ、ちなみにまだ魔力制限は解放してないよ?本当に?

 

どうせならハゲソンの前で解放した方が面白いじゃんwww

 

……しかし、気になる事がある。

 

 

 

「聖域って……どれだけ魔力を吸えるんだろうか?

いっその事もう『解放』して試してみようかな……?

確か聖域には『ディアボロスの左腕』もあったから、どんなイレギュラーが起こるのか………。

いややめとくか、蹂躙の締めの為に取っておこう。

しかしイレギュラーが起こったとして……。

………シドだったら、楽しめるのかねぇ?そして、魔神は実在したと思うのかねぇ?それとも、ハゲソンという、シドにとっては盗賊が用意したものと解釈するのかねぇ?」

 

 

 

なんて色々と考えながら、俺は真っ黒い空間を歩き続ける。

 

そして1つの扉を見つけた。

 

 

 

「さて……ここを開けたら、原作のようにアウロラに会えるのだろうか……?

はたして……?」

 

 

 

そしてその扉を開けた。

 

しかしその先はアウロラが拘束されている白い空間ではなく……遺跡の跡形もない砂漠地帯だった。

 

 

 

「………あれぇ……?」

(もしかして、俺は原作キャラじゃないから、ハブられた的な……?

全く見覚えのない景色だぞこれ……?多分、聖域の記憶の世界の1つなんだろうが……ん?)

 

 

 

砂漠地帯の、聖域の記憶の世界に入った俺。

 

そして視界に捉えたのは、武装は違えど、なんだか見たことのある者たち。

 

そして……その者たちの前に現れる、巨大な影……。

 

 

 

「………マ?」

(え?嘘だろオイ?あれって……えっと、オリヴィエというのはわかるけど、他が……どう見てもショートヘアのアレクシアとロングツインテール?のゼータじゃねーか!?

なんかベータとイプシロンに似てる奴らもいるし!?

ちょっと待て!?あれがオリヴィエって事は、近くにいるショートヘアアレクシアとロングツインテール?ゼータが……残りの三英雄の2人!?

そしてさらに奥にいるのってまさか……)

 

なんか見たことのある巨大な影

『…………』

 

 

 

あの左腕……間違いない!!アニメの聖域編で見たディアボロスの左腕と同じ!

 

うっそだろ!?いくら記憶の世界だからと言っても、よりによって本物の『魔神ディアボロス』と遭遇するかぁ!?

 

シドでもこの記憶の世界に来てないのに!?

 

……いや、これは逆にチャンスじゃないか?

 

そう、ルスランに試したあの技!

 

もし記憶の世界とはいえ、本物のディアボロスだとしたら……!

 

 

 

「試すっきゃねぇよなぁ!?

『超神速』魔力速度1万倍……!」

 

 

 

俺は『超神速』で魔力速度を1万倍に加速させて魔力を練り込む。

 

そして魔力の球体が出現した右手の人差し指をディアボロスに向ける。

 

記憶の世界だから、多分悲鳴とか聞けないのは残念だが、かのディアボロスにこの技が効くかどうかだ!!

 

今回は出力10%で行こう、やり過ぎて聖域がぶっ壊れたらえらいこっちゃだしな。

 

『オールレンジ・アトミック』程度で聖域消えるくらいだもん、まあ場所が違うからわからんかもだが。

 

取り敢えず……撃つぅ!!!

 

 

 

「『ビッグバン・スフィア・ヴィレ』!!!」

 

ディアボロスっぽい奴『――――――!!』

 

 

 

そしてレベリオは『ビッグバン・スフィア・ヴィレ』をディアボロスらしき者に撃ち込む。

 

それと同時にディアボロスの腕が接近するももう遅い。

 

太陽以上の高熱を持った魔力の球体がディアボロスらしき者に激突し大爆発。

 

 

 

「え、嘘―――――――――」

 

 

 

それと同時に世界がひび割れる。

 

嘘でしょ、いくら記憶の世界とはいえ、魔神だったらもっと頑丈だと思ってたのに。

 

と言い続ける暇もなく………。

 

 

 

「いくらなんでも弱すぎなんだけどマジでぇぇぇぇぇぇぇええええ!!?!??!?!???」

 

 

 

俺はそのまま、叫んで真っ逆さまに落ちてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 








レベリオ・ヴェンデッタ/ウルティオ


このシリーズの転生者オリ主

まずはレベリオ側の説明。

シドと共に聖域への扉を開いて聖域へ来た筈なのだが、何故かシドとは別の場所に来てしまう。

聖域の魔力吸収率を確認した後、吸収される魔力の倍を放出し、魔力阻害も対策し終えて扉を開けると、なんとそこは1000年前の、オリヴィエ、フレイヤ、リリの三英雄、その他ベータとイプシロンと似ている戦士たちがディアボロスと戦っている記憶の世界だった。

記憶の世界とはいえ、本物の魔神ディアボロスを見つけると、いい実験台を見つけて即『超神速』を使い『ビッグバン・スフィア・ヴィレ』をぶち込んだ。

が、記憶の世界とはいえあまりのディアボロスの脆さにレベリオのいた記憶の世界が崩壊し、絶叫しながら落ちていった。

ウルティオ側の説明
※ただし分身体

分身体としてアルファ達と一定の距離を置いて見守っていたウルティオは、ヴェノムが出てきた直後にイプシロンを守り、『イグニッション・バースト』でヴェノムの頭部を爆発させた。

ちなみに彼の中では七陰の中でアルファの次にイプシロンが好みらしい。



イプシロン


シャドウガーデン七陰『第五席』と、閑話以外の回の最後の説明ページでは始めて載るキャラ

原作通りにヴェノムによって『ピーーー』(イプシロンに口封じされました)る事なく、ウルティオによって助けられ、彼の言葉で嬉しくなった後ベータの方を振り向いてドヤ顔している。

それ以降は原作と同じなので現状省略。




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