転生したら陰実の世界にいた件   作:リベリオンβ

43 / 44
この回では、名前のみしかオリ主はほぼ登場しません。

純粋な陰実二次創作としては楽しめるかな?

アウロラ「ちなみに私はいるわよ?」

浮動要塞さん、☆9評価有難うございます!


シャドウにデルタの犬耳を付けたら……?

 

 

 

これはとある平和な1日のお話。

 

アレクサンドリアの会議室に、七陰全員がそろっていた。

 

 

 

 

 

アルファ「それでは七陰会議を始めるわ。

今回の計画は……イータ、説明をお願い」

 

イータ「ん……。

今回の計画は……マスターに、これを付ける」

 

デルタ&ゼータ「「!?」」

 

 

 

イータが取り出したものに、デルタとゼータが目をぱちくりと見開いた。

 

そう、それは以前、ウルティオに付けた、デルタの毛と細胞を元にイータとシェリーが開発した犬耳である。

*1

 

そしてイータは、それをシャドウに着けるつもりで、今回七陰に招集をかけたのだった。

 

 

 

ベータ「えっと……?犬、耳?」

 

イータ「ただの犬耳じゃ、ない。

付けた相手を、実質デルタにする、もの」

 

デルタ「ぼ、ボスもデルタになる……!?」

 

イプシロン「主様が……あれを付けたら……」

 

アルファ「正確には、獣人適正の力を得られる、といったところかしら」

(最も、使っているのがデルタのだから魔力制御力は落ちるでしょうけど)

 

ガンマ「し、しかし、ウルティオ様が不在の状況で、主様にそれを付けても大丈夫なのでしょうか?

万が一主様に何かあれば……」

 

 

 

ガンマはウルティオなしで、シャドウにその犬耳を付けた後アフターケア出来るか心配していた。

 

というのも、ウルティオは現在……。

 

 

 

ウルティオ『シェリー、力みすぎ力みすぎ、もうちょいリラックスして』

 

シェリー『は、はいっ!』

 

 

 

アレクサンドリアの外れの森で、シェリーに魔力制御の訓練指導をしていたのだ。

 

その為、イータの計画はウルティオなしでやらなければならない。

 

そしてもう一つ問題がある。

 

普段のシャドウはミドガル魔剣士学生の『シド』として行動している。

 

アレクサンドリアに呼び出すならいいのだが、他所で下手にこれを付ければ、彼がシャドウだとバレる可能性もなくはないのだ。

 

 

 

イータ「問題、ない。

アレクサンドリアに、マスターを呼ぶ予定。

そしてもしもの時の為に、強力な助っ人が、いる」

 

ゼータ「も、もしかしてその助っ人って……」

 

アウロラ「私よ」

 

ゼータ「!?」

(い、いつの間に……!?)

 

 

 

イプシロンが助っ人が誰かを模索していると、ゼータの後ろにいつの間にかアウロラが現れた。

 

ゼータの驚き様からして、彼女ですら気づかなかった模様。

 

七陰の中で1番強いアルファも、嗅覚が最も効くデルタも、気づいてなかったようだ。

 

 

 

デルタ「ど、何処から現れたのです!?」

 

アウロラ「ずっといたわよここに。

魔力を最小限に抑えるのと、ついでに魔力、気配、そして嗅覚の察知と感知の妨害を慣らすためにね」

 

アルファ「まさか、私やデルタ、ゼータですらも気付かないなんて……ウルティオが依代を用意してまで貴女を連れ出したのも判るわ」

 

アウロラ「褒め言葉として受け取っておくわ」

 

イータ「今回の計画は、アウロラの力も借りる……。

万が一マスターが抵抗した時、或いはこれを付けた後、何か起きた時の為の保険。

ウルティオは大丈夫だったけど、マスターがこれを付けたらどうなるか、確かめたい……」

 

ベータ「ですが、それはもうウルティオ様に試したのでは……?」

 

イプシロン「いいえ、待ちなさいベータ。

獣人化した主様の耳と尻尾……触りたいとは思わないの?」

 

ベータ「!?」チュドーン!!

(た、確かに……確かに、触りたい……!

獣人化したシャドウ様の尻尾と耳の触り心地の良さは、さぞ神の如き……!

大丈夫よベータ!あの性悪王女と違って、犬扱いしなければいいだけ!)

 

イプシロン(堕ちたわね)

 

アルファ「決まりね。

そうとなればイータ、もうシャドウにアレクサンドリアに来るよう手配はしてるの?」

 

イータ「ばっちり。

新しい研究品で、マスターに連絡は取った」

 

アルファ「なら、イータは研究室に、それ以外の皆はその隣の部屋で待機。

シャドウの耳と尻尾を堪能するのよ」

 

 

 

こうして、七陰+アウロラの、シャドウデルタ化作戦が、シドの知らぬ間に始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side シャドウ

 

 

 

僕はある日の事、イータに呼び出されていた。

 

何やら新しい研究品の、実験台になって欲しいらしい。

 

そう言えば、イータが僕に実験台をお願いするのってどれくらい振りかな?

 

大体レベリオが実験台になっているらしいから。

 

でもレベリオにはもう試したのか、それで今度は僕の番、ということなのだろう。

 

まあ、流石にそこまで変な研究の実験台にしてくる事は無いだろうから、取り敢えず僕は出向く事にした。

 

そして彼女の研究室の扉を開ける。

 

相変わらず沢山の資料や薬品が散らばってはいるが、以前シャドウが来た時よりかは少し片付いている。

 

そして、扉を開いてすぐにイータの姿を目にした。

 

 

 

シャドウ「イータ」

 

イータ「あっ、マスター、久しぶり」

 

シャドウ「久しぶりだね、珍しいじゃない、僕を実験台として呼ぶなんて。

普段、殆どウルティオに頼んでるのに、何かあったの?」

 

イータ「ウルティオには、もう試した。

……今度は、マスターの、番」

 

シャドウ「それで、僕はどうすればいいの?」

 

イータ「……簡単。

マスター、これ、付けて」

 

シャドウ「………え?」

 

 

 

イータがあるものを取り出した。

 

え、ちょっと待って。

 

僕の目が正常なら、あれは間違いなく……。

 

 

 

「ねえ、イータ、それ……」

 

イータ「?」

 

シャドウ「それ、犬耳……だよ、ね?」

 

イータ「……うん」

 

 

 

僕の問いにイータが首を縦に振った。

 

え、ちょっと待って、何これ?僕に対しての罰ゲーム?

 

いやまあそれはね?他の七陰の皆と違って、僕はイータと全然会ってないからあれなんだけどさ。

 

その罰ゲームとして犬耳はどうなの?

 

ハッ!まさか僕がアレクシアの金貨を犬のように拾っていたことがバレた!?

 

そしてその噂がイータの耳に入って、僕にそういうプレイを……!?

 

いや待て、取り敢えずまずは話を聞こう。

 

何で僕が犬耳をつけなければならないのか。

 

 

 

シャドウ「一応聞くけど、何で僕にそれを付けてほしいの?」

 

イータ「ウルティオには、もういっぱい試した。

だから、今度は、マスターの番」

 

シャドウ(えっ!?レベリオにも試したの!?

てことは、まさかレベリオもそういうプレイをしたの!?)

※してません

 

イータ「安心して、これはデルタの毛と細胞で作った犬耳。

これをマスターが付けたら、どんな影響が出るか、確かめたい」

 

シャドウ「え?デルタの?」

 

 

 

イータから犬耳の素材の内容を聞かされると、シャドウはまるで鳩が豆鉄砲を喰らったかのような顔をした。

 

 

 

「え、ちなみに、ウルティオには付けたんだよね?

それでウルティオどうなったの?」

 

イータ「ふふ……今から付ければ、判る……」

 

 

 

そしてイータが、シャドウに接近してくる。

 

顔が怖い。

 

 

 

シャドウ(え、待って待って!?ホントにウルティオどうなったの!?

よくわからないけど何か不味い!ここは逃げ―――――!?)

 

 

 

ウルティオがどうなったかの説明も無くイータが、デルタの毛と細胞を元に作った犬耳を持って近づく。

 

僕は何か嫌な予感がすると思い、逃げ出そうとした。

 

しかし何故か身体が動かなかった。

 

僕が首を後ろに回すと、そこにはヴァイオレットさんがいた。

 

 

 

「え?ヴァイオレットさん?」

 

アウロラ「ごめんなさいね。

あの子達……特に、イータちゃんがどうしても協力して欲しいって言うから。

それに、私も興味あるもの」

 

シャドウ

 (ヴァイオレットさんもグルぅぅぅぅぅぅぅぅ!?)

 

イータ「大丈夫……マスター。

痛くは、しないから」

 

 

 

そしてイータによって、シャドウは犬耳を付けられた。

 

そして次の瞬間―――――

 

 

 

シャドウ「あ、あ、あ……!?」

 

イータ「変化、始まった」

 

アウロラ「さて、どうなるのかしら」

 

 

 

そしてシャドウについた犬耳が、自然と動き始め、彼の後ろに尻尾が生え始めた。

 

そしてシャドウの全身の筋肉が隆起していく。

 

擬似的な獣人化の影響か、シャドウがしまっていた筋肉かある程度出てきた。

 

 

 

イータ「!?」

 

アウロラ「……成る程、彼の記憶で見てたけど、凄いものね。

本当のゴリラみたい……」

 

シャドウ「うっそ……しまっていた筋肉が、ある程度出てきちゃったのです、どうなってるのこれ?

……あれ?」

 

アウロラ「確かあの子……デルタだったかしら。

彼女と同じ口癖が出たわね。

彼の時と違う変化はあるのかしら?」

 

イータ「取り敢えず、マスターデルタ化作戦、第一段階成功……」

 

シャドウ(え、何その作戦!?

ていうか、何これ?僕がしまってた筋肉の4割くらい出ちゃってるです!?

……って、あれ?何でデルタの口癖が?

あっ、マスターデルタ化作戦、そしてこの犬耳……。

成る程、デルタの身体から採取した、毛や細胞とかで作ったからということなのか。

でもこれを付けるのが目的だったら、もう外してもいいよね)

 

イータ「マスター、外しちゃ、ダメ」

 

シャドウ(だよねー。

やっぱりそう言うと思った。

……でもあれか、たまにはこう、陰の実力者ムーブじゃなくて、何か違ったムーブをしてみるのもいいかもしれない。

レベリオも色々試せば、やりたいムーブが閃くと言っていたからね。

よし、じゃあ今日だけ、デルタになりきって彼女と同じムーブをしてみよう)

「それなら、七陰を全員集めるのです!」

 

イータ「えっ」

 

アウロラ「あら?」

 

シャドウ「聞こえなかったかイータ?

今すぐ七陰全員集めるです!」

 

イータ「あ……うん」

(マスター……ノリノリ?)

 

 

 

こうしてデルタの犬耳を付けられたシャドウによって七陰が全員集められた。

 

そして七陰全員が陰の間に集められた。

 

 

 

シャドウ「ふっふっふ〜全員揃ったな〜?」

 

ゼータ(……ねぇ、イータ。

あれ、本当に主だよね?)

 

イータ(うん、デルタの犬耳を付けただけの、マスターの筈だけど……)

 

ゼータ(いくらなんでもバカ犬の影響受けすぎじゃない?

主がもう完全にバカ犬じゃん、ウルティオと全然違うんだけど)

 

イータ(おかしい…ウルティオはあんまり影響なかったのに。

シェリーも手を加えて、なかった筈……)

 

シャドウ(さてさて、まずはアルファ達が、『ディアボロス教団』という敵役のキャストをどれだけ集めてるかだね。

デルタと言ったら、まずは狩りなのです。

おっと、またデルタの口癖が出てしまった)

「アルファ!教団のアジトはいくつ見つけてるです?」

 

アルファ「えっと……今の所、小規模の拠点だけで、残念だけど4つしか……」

 

シャドウ(4つ!?つまり4か所に沢山の敵役キャストを集めたって事!?

凄いなぁ、アルファ達もよくそんなに沢山の悪者捕まえて敵役のキャストに出来るよ。

イータからこの状態である程度戦って欲しいらしいから、取り敢えず狩りにいくのです。

また口癖出てしまった、しまっていた筋肉引っ込めないし、普段より魔力制御の勝手が違うし。

まあ、アルファ達が捕まえられるくらいだから、今の身体を試すには丁度いいかな)

「よーし!七陰全員出撃なのです!勿論僕も行くのです!」

 

デルタ「うおー!デルタも沢山狩るのです!」

 

ベータ「え!?し、七陰全員で!?」

 

ガンマ「これはもしや、シャドウガーデンの今の力を誇示する為の作戦!?」

 

イプシロン「とてもシンプル、でも聖域も落としてから、改めて力を誇示するのは効果的……!」

 

アルファ「敢えて手の内を大きく見せる事で、教団をさらに後手に回して、こちらの戦力を勘違いさせる作戦……あれを付けていても、シャドウはしっかりと考えている……」

 

アウロラ「それ、勿論私も参加でいいのよね?」

 

シャドウ「勿論なのです!ヴァイオレットの力見せて貰うのです!」

 

アウロラ「ふふ、なら、せっかく彼からいい依代を頂いたもの。

思う存分試してみようかしら」

 

 

 

こうして、シャドウと七陰とアウロラの、4つの教団小規模拠点の攻略が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教団小規模拠点A

 

 

 

シャドウ(取り敢えずデルタと同じムーブをするわけだから……こんな感じかな?

普段の僕なら絶対やらないけど)

「デヤァァァァァァァァ!!!」

 

教団員達

『うわぁぁぁぁぁぁあ!?』

 

 

 

教団の拠点を攻めることなり、早速攻め込むとシャドウが切り込み隊長の如く真っ先に攻め込み、普段使用しているスライムソードを大型化して、教団員達を薙ぎ払っていく。

 

それはもはや男になったデルタと言っても過言ではない程。

 

とはいえ彼女が扱う『鉄塊』よりかは小さい方で、剣のリーチも、ガンマが扱うスライムの大太刀と同じくらい。

 

それでもシャドウにかかれば、薙ぎ払うだけでも充分掃討出来た。

 

ちなみにこの拠点に攻めてるのはシャドウ、ベータ、デルタ、ゼータ、イータの5人であった。

 

残りのアウロラ、アルファ、ガンマ、イプシロンはすぐ近くにも教団の拠点があった為そこを攻めている。

 

最も主に攻めてるのは、前者はシャドウとデルタ、後者はアウロラだけなのだが。

 

 

 

ベータ「あぁ……!獣人になったシャドウ様の、荒々しくもスマートに敵を倒す、なんと美しい事か…!」

 

デルタ「デルタのスライムソードより小さいのにボス凄い!デルタもやるのです!」

 

ゼータ「……なんだか、バカ犬が2人いるみたい。

普段の主だったら絶対あんな粗野な戦いしないのに」

 

イータ「……おかしい。

あれから、そこまで改造はしてないのに、なんでマスターだけ……?」

 

 

 

その様子を見て便乗して敵を薙ぎ倒すデルタ、まるでデルタが2人いる光景を見てる感想を述べるゼータ、そして違和感を感じていくイータ。

 

こうして、シャドウとデルタによって呆気なく教団の拠点の1つは壊滅した。

 

 

 

シャドウ「ふっふっふっ〜」

 

シャドウ&デルタ「「(シャドウ)(デルタ)達の勝利なのです!」」

 

ベータ「大剣を手にしたシャドウ様が、荒々しくも美しい鮮烈な一撃で一度に数多くの教団の人間達を……」

 

ゼータ「・・・流石にこんな主はちょっと嫌かな……」

 

イータ「身体能力は向上してる……後は、魔力……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教団小規模拠点B

 

 

 

一方、別の拠点では……。

 

アウロラが教団幹部を、1人で蹂躙をしようとしていた。

 

一方のアルファ達は、既に亡くなっている『悪魔憑き』の子達の弔いを始めている。

 

 

 

ガンマ「こんなにも『悪魔憑き』を……」

 

イプシロン「見慣れているとはいえ、なんて惨さなのかしら……」

 

アルファ「でも、弔う事が出来るだけ救いかしら。

来るのが遅かったら、こうして弔う事すら出来なかったから……」

 

教団幹部「くっ……うぅ……!」

 

アウロラ「『悪魔憑き』になった子は殺せるのに、か弱い乙女を相手にするのは無理かしら?

せっかく来たんだから……無理矢理にでも実験に付き合ってもらうわよ?」

(彼の記憶にある色んな技を試してみようかしら)

 

 

 

そしてアウロラが指を向けて、そこから雷を発し始める。

 

その雷が、荒れ狂う蛇のように蠢く。

 

 

 

(蛇のように蠢く雷……でも蛇と言うとちょっとあれかしら)

「なら……『ドラゴン・ライトニング』」

 

教団幹部

グギャアァァァァァァァ!?!?

 

 

 

そしてアウロラの放った雷を受け、教団幹部は呆気なく、まるで燃えカスになって死んだ。

 

 

 

アウロラ「取り敢えずこの身体での戦いには少し慣れたけど……まだ物足りないわね、もっと試してみないと。

………弔いは終わったかしら?」

 

アルファ「ええ、こっちも丁度終わった所よ」

 

アウロラ「それじゃあ、先に行ってるわね」

 

ガンマ「なんという雷の威力……これが、かの『災厄の魔女』の力……」

 

イプシロン「しかも、『ディアボロスの左腕』とウルティオ様の『魔力分身』だけであの強さ……。

本来の強さを想像するだけでも恐ろしいわ」

 

アルファ「その上、ウルティオの技も軽々と使いこなせる……。

本当にウルティオはとんでもない戦力を連れてきたわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教団小規模拠点C

 

 

 

そして視点はシャドウに戻る。

 

人数も、相手の強さも、先程の拠点にいた者達と大して違いはない。

 

その結果、まさに地獄絵図が出来上がっていた。

 

シャドウとデルタという、2匹の獣人もとい、獣によって発生する、圧倒的な暴力。

 

ベータは『シャドウ様戦記・獣道』という新たな戦記を書き記し、拠点にあった資料を集め終えたゼータはただ眺め、イータは実験記録を記す。

 

そして擬似的な獣人になったシャドウの全身が、青紫に満ちていく。

 

 

 

シャドウ「ふはははは!その程度じゃ僕の敵じゃないのです!」

(う〜ん、たまにはこうして、ただ暴れるだけというのも悪くはないかもしれない。

敵役のキャストさん達の反応も見て、新しいモブ式奥義の参考になったし、既存のモブ式奥義の改善点も見つかったかな。

後は……せっかくだ、今の状態でもアレが普段通り放てるかやってみようか)

 

デルタ「えへへ……狩りほーだいなのです!」

 

シャドウ「最後に一発ぶちかますのです!

アイ……アム……」

 

教団員達『や、やばいぞ……!早く逃げ――――――』

 

シャドウ

アトミック

 

 

 

そしてシャドウの『アイ・アム・アトミック』によって、教団の小規模拠点もろとも、教団員達は呆気なく蒸発した。

 

ちなみにベータとイータは、ゼータに引っ張られてなるべく離れたので3人とも無傷である。

 

そして崩れた教団の拠点の頂点にて、擬似的に獣人化したシャドウが仁王立ちしてる。

 

その横にはデルタも同じ格好で立っていた。

 

 

 

「うーん……」

(新しいモブ式奥義や、ムーブの参考になって、そこそこ楽しめたけど、やっぱり魔力制御に影響出てるのです。

今回のアトミック、93点に減点だ、擬似的に獣人になると魔力制御の癖も違うね、うん)

 

デルタ「ボス?どうしたのです?」

 

シャドウ「いや……割と楽しめたんだけど、ちょっと物足りないかなぁ。

まだまだ試し足りないし……」

 

デルタ「それなら、もっと獲物を見つけて狩ればいいのです!

狩りはどれだけやっても楽しいのです!」

 

シャドウ「そうだね」

(そう言えば、ヴァイオレットさんの方はどうなったかな。

多分、最後の1つの拠点に行ってるだろうから、行ってみよう)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教団小規模拠点D

 

 

 

アウロラ「恐怖と共に心に刻むといいわ。

私はアウロラ、『災厄の魔女』よ……!

『フリージア』」

※レベリオ/ウルティオの前世の記憶の、特定のアニメのキャラのセリフをほぼ丸パクリしてるだけ

 

 

 

一方、アウロラside。

 

ノリノリで現在の自身の身体と、そしてレベリオの前世とこの世界の記憶にある、ありとあらゆる技を、魔力を扱い放って見せるアウロラ。

 

現在彼女は、彼の前世の記憶のとあるアニメの魔王キャラのセリフをなぞっては、教団の人間を殲滅している。

 

彼女自身は『災厄の魔女』と自称した事は過去に一度もないのだが、これまで彼女を囚えて自身を悪い意味で束縛してきた『教団』を相手に自身の異名を名乗っては蹂躙していった。

 

それはもはや魔王ロールプレイの如く。

 

相手は『教団』の人間故に、アウロラが彼らに慈悲をかけることなどありはしない。

 

レベリオの前世のアニメの知識を元に、魔力を扱い数多くの技を扱っていく。

 

彼女が放った、分子運動に魔力でブレーキをかけ、一定の範囲から熱を奪ってその場を凍結させる技『フリージア』もその1つてある。

 

これによって数多くの教団員達が纏めて氷漬けにされた。

 

が、それと同時だった。

 

 

 

シャドウ&デルタ

「「がうーーーー!!!」」

 

 

 

拠点の岩壁から、シャドウとデルタがあらわれた!

 

 

 

アウロラ「あら、そっちはもう終わってしまったの?」

 

デルタ「ボスと一緒ならあっという間なのです!

アウロラはゆっくりしすぎなのです!」

 

アウロラ「ふふ…色々試している内に、ちょっと楽しみたくなってね」

 

デルタ「がぅ……なんだかイータみたいな事言ってるのです………」

 

シャドウ「うーん、あながちゆっくりってわけでもないみたいです。

だって、残りは1人みたいだし」

※もうデルタの口癖が出てる事に突っ込んでない

 

教団幹部「さ、さ、さ、災厄の……魔女、だと……!?

しかも、シャドウまで……!」

 

アウロラ「ところで貴方、擬似的に獣人になっても『アトミック』………だったかしら?それは使えるの?」

 

シャドウ「うん、使えると言えば使えるのです。

ただ普段より魔力制御の勝手が違うから、割と威力は落ちてたけどね」

 

アウロラ「ならそうね……お互いにハンデありみたいだし。

撃ち合ってみないかしら?」

 

シャドウ「いいねそれ。

じゃあ早速やろうか」

 

アルファ「な、ちょっと!?待って二人共!?」

 

アウロラ「教団の資料探しなら急いだ方が良いわよ?

私はともかく、こうなったら彼を止められるのは、ウルティオだけだから」

 

イプシロン(自分で主様を煽っておいて何を言ってるの!?

ってこうしてはいられない!)

 

アルファ「皆!急いで資料を回収して!特にイータ!」

 

イータ「……抑止力に、なると思ったのに」

 

 

 

シャドウとアウロラがそれぞれ魔力を籠めていく。

 

もう『アトミック』を発動させる気満々だった。

 

七陰は急いで教団の拠点にあった資料を回収していく。

 

教団の幹部は目の前の光景を見て泡を吹いていた。

 

 

 

シャドウ「アイ……アム……」

アウロラ「I………am……」

 

ベータ「急いでぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

 

シャドウ&アウロラ

アトミック(Atomic)

 

 

 

2人の『アトミック・デュオ』が炸裂して、教団幹部は勿論、小規模拠点が跡形もなく、蒸発していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして事が済んだ後、シャドウとイータは正座させられていた。

 

ガチおこ状態のアルファの目の前で。

 

 

 

アルファ「………さて、まずはイータ?

何か申開きはあるかしら?」

 

イータ「……今のマスターの実験成果は見れた。

アウロラの実力も……。

だから、それに比べたら、教団の資料は、些細な物」

 

アルファ「……イータ。

貴方は1週間の間謹慎、及びその間『七陰第七席』の称号剥奪よ。

その間はシェリーを『七陰第七席代行』にするわ」

 

イータ「」ガーン

(……でも、研究費を削られなかっただけ、良かった。

1週間研究出来ないのは残念だけど、獣人化したマスターの実力と魔力制御、アウロラの今の力も見れて、満足。

だからこの処分は、安い方)

 

 

 

イータに下された処分は、1週間謹慎、及び彼女の立場である『七陰第七席』の期間限定剥奪だった。

 

しかし当の本人は懲りてないどころか満足してる模様。

 

が、アルファもアルファで小規模拠点の1つの、教団の資料を回収出来なかった程度の被害しかなかったのと、アウロラの件については、抑止力にするつもりが裏目に出ただけで、イータにとっては彼女を本当にシャドウの抑止力にするつもりだったのだ。

 

その為イータに対してそこまで重い処分(イータにとっては研究費カットの方が最も重い処分と思われる)を出さなかったのだろう。

 

アウロラに関しては、イータにシャドウの抑止力として頼まれただけに過ぎず、まさかシャドウに乗っかるとは思わなかったが、恐らくは彼女がシャドウに『アトミック』を使うように扇動しなくてもあまり変わらなかった故に、処分を付けようがなかった。

 

というより、この一件をネタにウルティオとの時間を作ろうと彼女は考えており、敢えてアウロラに処分は下さない、というのがアルファの狙いである。

 

 

 

アルファ「さて、次はシャドウ。

何か申開きはあるかしら?」

 

シャドウ「……な、ないのです。

どんなお叱りも受けるのです」ガクガク

 

 

 

一方のシャドウは、アルファに対して何故か少しガクガクしていた。

 

おそらくは、未だに付けているデルタの犬耳の影響なのか?

 

当の本人は知る由もない。

 

 

 

アルファ「……わかったわ。

シャドウ、貴方には私達『七陰』から、貴方の耳と尻尾を1日中触られる刑よ」

 

シャドウ「え?」

(な、なんだ〜そんな事か。

それならまあいいんじゃないかな。

僕もデルタやゼータの耳や尻尾は柔らかくて、たまに触りたくなるほどだし)

 

イータ「……私も、触る」

 

アルファ「ダメよイータ。

忘れたのかしら?今の貴女は期間限定とはいえ『七陰』じゃないのよ?

つまり貴女にシャドウの犬耳と尻尾を触る権限はないわ」

 

イータ「」ガーン!!

(前言撤回……やっぱり、アルファ様の罰は、違う意味で重かった……。

こんな時、ウルティオがいれば……)

 

シャドウ(今のアルファに何も言えそうにないやこれは……。

イータ……南無)

 

アウロラ「私もいいわよね?」

 

アルファ「……まあ、構わないわ」

 

 

 

そしてトボトボと部屋を出たイータと入れ替わるように、ベータ、ガンマ、デルタ、イプシロン、ゼータが入ってきた。

 

そしてまずはベータがシャドウの耳と尻尾を触り始めようとする。

 

 

 

ベータ「で、では……シャドウ様、し、失礼しますね……?」

 

シャドウ「う、うん。

あんまり強く握らないでね?」

 

ベータ「では……」

 

 

 

そしてベータがシャドウの犬耳と尻尾を、それぞれの手で触り始めた。

 

 

 

シャドウ「ふぁっ……

 

ベータ「何とも触り心地のいい……!そして、シャドウ様の反応の可愛さ……!」

(これは、私達だけの……!あの腹黒王女には経験しようがない……!)

 

シャドウ「…なんだか、くすぐったいのです」

 

イプシロン「ちょっとベータ?いつまで触ってるの?

次は私よ!」

 

デルタ「ボス!デルタも触ってみていい?」

 

ガンマ「主様、私も……」

 

ゼータ「ワンちゃんやウルティオと比べてどんな感触かな……?」

 

アウロラ「今度、ウルティオにも付けて、触ってみたいわね。

でもまずは……貴方からかしら」

 

シャドウ「え、ちょっ、待つのです皆!

一度に来られたら―――――あぁーー!!!

 

 

 

イータを除いた七陰+アウロラが一斉に、シャドウの犬耳と尻尾の感触を堪能する。

 

イータはその光景を、扉の隙間からただ見ることしか許されなかった。

 

が、後にまた、シャドウとウルティオを擬似的に獣人化して、その時こそ耳と尻尾の触り心地を確かめ、尚且つ味わおうと決め、1週間後謹慎が解けた彼女は研究を勧めていくのであった。

 

 

 

 

 

*1
小話・イータとシェリーの共同発明を参照







シャドウ


陰実原作この回限定で、擬似的に獣人(デルタ)になった主人公

擬似的に獣人(デルタ)化した事で、デルタの口癖が出る、魔力制御力が落ちたり、という点はウルティオと同じだが、彼がしまっていた筋肉がある程度隆起した。

また、普段のモブムーブや陰の実力者ムーブとは違ったムーブをする事で、今後の2つのムーブの参考になるかもしれないとウルティオから以前言われたのを思い出して、その日だけデルタと同じムーブをする事に決めた。

七陰とアウロラ、そして自身の中で二組に別れ、自身はデルタと一緒に、彼女と同じ戦闘スタイルで教団員達を狩りまくり、最後の1人相手には、今の自分がどれだけ魔力制御出来るかを確認すべく『アイ・アム・アトミック』を放ったが、魔力制御の勝手が違う故か威力が落ちていた模様。
※それでも教団幹部と小規模拠点を蒸発させるには充分だったが。

2つ目の拠点を潰した後、最後にアウロラ側が攻めている拠点に来て、まだアルファ達が教団の資料を回収しきれてないにも関わらず、アウロラから『アトミック』を使えるか、そして撃ち合ってみようと扇動された事で彼女と一緒に『アトミック』を放った。

その後はイータを除いた七陰とアウロラに、犬耳と尻尾を触られまくられた。



アウロラ


ウルティオによって『強化魔力分身』と加工された『ディアボロスの左腕』を依代にこの世に復活した、かつて『災厄の魔女』と呼ばれた人物。

シャドウガーデンの立場としては、ウルティオの直轄ということになっており、なんとアルファと同等の権限を持っている。
※ただし彼女が七陰以下の構成員に何らかの命令をする事は、ウルティオからウルティオ自身の代役を頼まれでもしない限り、基本的にないだろう

イータにシャドウデルタ化作戦にて、万が一の為のシャドウの抑止力を頼まれた事と、レベリオ/ウルティオの記憶にて彼が獣人化したのを見て面白そうだと思い、イータの作戦に乗っかった。

そしてシャドウが教団を攻めるという話をした事で、敵相手に今の自身の身体と力を試す事が出来るようになり、かつて自分を悠久に近い時間、悪い意味で縛り付けた教団を相手に、レベリオ/ウルティオの前世のアニメ等の技を中心に、魔力を扱って色々と試したり、特定のアニメキャラの魔王ムーブの如く、今まで自称した事がない『災厄の魔女』と名乗っては教団員達を蹂躙したりと楽しんだ。
※ここはやはり、『ディアボロスの左腕』の、彼女の記憶として残った彼女自身の鬱憤が、まだ晴らし足りないと思ったのか、ただ単純に彼女なりに楽しんでいるか、それは彼女の心の内だけのもの。

勿論シャドウの『アトミック』を、前世の陰実の自分が使おうとしていたのも、レベリオ/ウルティオの記憶を通して見て知っており、最後の教団の小規模拠点にてシャドウが来たことで、まず今のシャドウが『アトミック』を撃てるかどうかを確認した後、『アトミック』の撃ち合いをしようと持ちかけ、2人で『アトミック』を放って教団の幹部と小規模拠点を蒸発させた。

教団小規模拠点カチコミ後は、シャドウの犬耳と尻尾の触り心地の良さを堪能しながら、今度ウルティオにも付けてみて、触り心地を堪能しようとしている。



イータ


シャドウデルタ化作戦の代償として、アルファによって1週間の間謹慎及び期間限定で『七陰第七席』の座を剥奪されたマッドサイエンティスター

万が一の保険としてアウロラにシャドウの抑止力を頼んだり、いざシャドウにデルタの毛と細胞で作った犬耳を付けて実行して、後は擬似的に獣人化もといデルタ化したシャドウの力と魔力制御力、最後に犬耳と尻尾の触り心地を確認するだけかと思いきや、最後の教団の小規模拠点が教団の一部の資料もろともシャドウとアウロラの『アトミック・デュオ』によって蒸発した事によって、アルファから1週間の謹慎及び期間限定の『七陰第七席』の座を剥奪される事になった。

七陰第七席の座を期間限定剥奪された為に七陰の中で唯一、擬似デルタ化したシャドウの犬耳と尻尾の触り心地を確認出来なかった。

これによる精神ダメージは大きかったが、研究費を0にされるよりはマシと懲りてない模様。

好きあらばシャドウとウルティオにまたデルタの毛と細胞で作った犬耳か、現在開発中の、ゼータの毛と細胞で作った猫耳を付けさせようと企んでいる。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。