チリちゃんのお兄ちゃんがお仕事で配信するだけ   作:アイニー

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初配信

「あ〜、聞こえとる?配信とか初めてやから分からんけどこれでええはずよな」

 

 

『わこ』

『こんにちは〜』

『聞こえてるよ』

 

 

「お、もうコメントきとるやん。えーと、聞こえてる報告ありがとなー。初めての配信なのに結構見てくれてるみたいで僕嬉しいわ。ちなみに今後の参考までにみんながどこから来てくれたか教えてくれへん?」

 

 

『リーグ公式から』

『ナンジャモから』

『ナンジャモが告知してた』

『元からファンだったので!』

 

 

「ふむふむ、やっぱナンジャモちゃんから来てくれた子が多いみたいやね。それじゃあ僕のこと知らん子も結構いそうやな……よし、じゃあまずは自己紹介から始めるで〜。僕の名前はスイセイ、パルデアで水タイプの四天王しとるイケメントレーナーやで!」

 

 

『88888』

『普通にドヤ顔カッコいいの腹立つw』

『チリちゃんに似てる』

『チリちゃんのお兄ちゃんでしょ?』

 

 

「書いてくれとる子おるけどチリちゃんは妹やな。もしかしたら今後兄妹で配信するかもしれんからその時のために登録ボタン押しといてな」

 

 

『登録しました』

『流れるような登録誘導…オレじゃなきゃ見逃しちゃうね』

『兄妹配信は熱い』

 

 

「お、登録者増えとる増えとる。君ら現金やな〜……せや!これでこんなに増えるんならチリちゃん登場は◯◯人記念とかにしよかな」

 

 

『流石に遠すぎて笑う』

『ナンジャモでもそこまで行くのに結構かかった気が』

『もはや一緒に配信する気ないまである』

 

 

「冗談やって、でも真面目な話チリちゃん普通に忙しいから一緒に配信はもうちょっと時間かかるかもな〜。…まぁその話は一旦置いといて、そろそろ今日の本題入るで〜!まずはこのチャンネルの説明からやな。えーと、このチャンネルはパルデア四天王の1人スイセイがポケモンバトルのことをみんなに知ってもらうために水タイプ四天王ならではの視点でバトルの実践で使える知識やポケモンの育成まで話していくチャンネルや!」

 

 

『カンペガン見で草』

『途中からカタコトになるのやめてw』

『チャンネルや!の所で一気に元気になるの笑う』

『四天王に教えてもらう機会なんて滅多にないから助かる』

 

 

「各配信ごとにテーマを決めて話していくで〜、ちなみに今日のテーマはなぜジムリーダーや四天王は同じタイプのポケモンで戦うのか…これについてやね。みんなは自分が持ってるポケモンのタイプはバラバラ?それとも統一しとる?」

 

 

『俺はバラバラ』

『親が格闘タイプ好きだから格闘タイプしか手持ちにいないかも』

『あんまり意識してなかったけど自然と同じタイプになってる』

『初めての配信にしてはテーマが渋いw』

『初めはタイプ相性とかについて話すのかと思った』

 

 

「確かに僕も最初はタイプ相性とかについて話そうと思ったんやけど、それだとテーマとして広すぎるしそこら辺はアカデミーでも最初に習うことやしね。チャンネルの方向性を分かりやすくするためにもちょっと攻めたテーマにしてみたで」

 

 

『なるほど』

『確かに特化したチャンネルのが伸びやすいらしいしな』

『タイプ統一してるのって好きだからじゃないの?』

『ジムリーダーの人見てるとそのタイプにこだわりあるのは感じる』

 

 

「うんうん、確かにみんなの言う通りジムリーダーの人が好きなタイプでこだわり持ってるのは間違いないで。僕も水タイプ大好きやし誇りは持っとる。でももっと現実的な問題として同じタイプで揃えることにはメリットがたくさんあるんや!そこらへんの裏話をスイセイ君がしたるで〜!」

 

 

『急なクソデカSEやめてw』

『ドヤ顔助かる』

『普通に興味深い』

 

 

「まずよーく考えてみると同じタイプで揃えるって普通はデメリットも多いように感じひん?例えば僕は水タイプ四天王ってことはみんな知っとるんやから、それに勝とうと思ったら草タイプや電気タイプで揃えようって思わん?まぁ四天王戦は終わるまで手持ちの変更ができひんからそう簡単なものでもないんやけど、ジムリーダーとかはそんな縛りないからタイプ相性意識してポケモンを固める子も結構おるよね?」

 

 

『コルサさんのとこホゲータとヒノヤコマ連れてなんとかバッジ貰えた』

『育てるの大変だからジムリーダーごとにポケモン捕まえるのはキツイかも』

『今水タイプの子達でナンジャモに5連敗中』

『お前それナンジャモに会いたいだけだろw』

 

 

「コルサさんのとこにヒノヤコマ連れてった子は賢いなぁ。炎、飛行の複合タイプは草タイプの技1/4やし、学園の近くにたくさん生息してるからオススメやな。ただコルサさんもそこら辺分かっとるから4倍弱点の岩タイプ技には気をつけんとな。あとナンジャモちゃんに負けとる子はまた今度水タイプ使いの電気タイプの狩り方講座するから安心しぃや」

 

 

『ナンジャモ:「!?」』

『自分が宣伝したチャンネルに狩り方講座を出される女』

『ありがとう』

『ナンジャモの叫び声なんてなんぼあってもええですからね』

『パッとタイプと相性出てくるの流石』

 

 

「とにかく、コメント欄の子でもタイプを意識してジム戦に臨む子はそこそこおるわけや。勿論そういうタイプ相性を考えてポケモンを育てること自体に意味があるから敢えてジムリーダーはタイプを統一してるって前提はある。でも今日はもっと別の視点で話していくで〜。そして今日はみんなが分かりやすいように、スイセイ君頑張ってこれを作ってきました!」

 

 

『パワポやんけw』

『パワーポイント草』

『フォントがもうダサい』

『絶対いらないスライドやめーやw』

 

 

「ちなみに作成協力はアオキさんやからダサいって言った子は今度アオキさんに言っとくでー」

 

 

『よく見たらこれはこれで味がある』

『あ』

『なぜ笑うんだい?彼のパワポは上手だよ』

 

 

「手のひらくるっくるやなみんな。ちなみにアオキさんに協力頼んだのは嘘でーす!全部スイセイ君1人で作りましたー」

 

 

『は?』

『草』

『wwww』

『なぜ笑うんだい?彼の冗談は面白いよ』

『面白いから笑っとるんやろがい』

 

 

「こんなことやってたら進まんからそろそろ本題いくでー!まず同じタイプで揃えることのメリットその1!育成環境を整えやすい。これについてなんとなくでも分かる子おるかな?」

 

 

『虹色のフォントで集中出来ないんやが』

『分かるような分からないような』

 

 

「まぁ色んなとこ回ってポケモン捕まえてる子が多いやろうし育成環境って言ってもちょっと難しいかもなぁ。具体的に話すと、ポケモンにもそれぞれ好きな環境っていうのは当たり前にあるわけや。例えば水タイプのポケモンは水場で育ててあげるのが1番早く育つっていうのはみんななんとなく分かる?」

 

 

『まぁそれは確かに』

『コイキングとか陸にあげたらただ跳ねてるだけだもんなぁ』

『コイキングは海でも跳ねてるだけな気もするがw』

 

 

「コイキングは奥が深いポケモンやからまた機会があれば話したいなぁ。それはそれとしてみんななんとなくは分かるみたいやね。理想としては水タイプの子でも暖かい所が好きな子もおれば冷たい所が好きな子もおるからもっと細かく環境を整えてあげたいんやけど、現実的にはそれは難しいから最低限水場は用意してあげたい訳や。そうやって色々考えてる所にじゃあ炎タイプの子も育成しようってなったら難しいと思わん?」

 

 

『炎タイプの子は水場嫌いな子多いもんなぁ』

『ヒトカゲ貰った時に水には気をつけろって言われた』

『炎と水が正反対なのは分かりやすいかも』

 

 

「炎と水っていうのは極端な例やけど、同じタイプで揃えた方が育成環境整えやすいっていうのは分かってもらえたかなぁ。ちょっと早足やけど今日はこの後予定決まっとるから次のメリットいくな。…メリットその2は同じタイプのポケモン同士で競いあえることやね」

 

 

『無言でパワポ消すのやめてもろて』

『パワポ意味ないなぁって思ってたら遂になくなって草』

『そういうネタを仕込むから時間がなくなるのでは(名推理)』

 

 

「同じタイプで競いあうことの何が良いかって言うと、まず技を覚えるのが早くなることやね。同じタイプだとみんな覚える技が似通ってくるから、覚えたい技を覚えてる子に教えてもらうってことがしやすい」

 

 

『時間ないからツッコミすら削ってるw』

『体の作りも似てるから真似しやすいのかな?』

『別のタイプだとそういうのはないの?』

 

 

「別にタイプが違うから教え合いがないってことはないで〜。ただ同じタイプの方が効率が良いって話や。…あとこれについてはパルデアのみんなは中々知らんかもしれんけど有名な例があってな、リザフィックバレーっていう所があるんやけどみんな知ってる?」

 

 

『知らない』

『知らない』

『知らないということを知ってる』

『リザードンが沢山いる所だっけ?』

 

 

「お!知っとる子おるとは思わんかったわ。まぁ名前の通りではあるんやけど野生のリザードンが沢山おる所でな、昔行ったことがあるんやけどあそこは凄かったわ。リザードン同士が競い合って物凄い強さのリザードンが沢山おるんや。ちょっと観察するとやっぱり強いリザードンの技を真似したりする子が多かったな」

 

 

『それは見てみたい』

『リザードンは色んな地方で活躍してるし憧れのポケモンの1匹』

『動画とか残ってないの?』

 

 

「あ、これは言っとかなあかんか。リザフィックバレーは普通の人は立ち入り禁止やし撮影もダメだったんよ。僕はちゃんと許可とって入らせてもらったってことはちゃんと言っておくで!」

 

 

『あぶなw』

『初回から炎上する所だった』

『やっぱ四天王はそういう所の許可取りやすそう』

 

 

「スイセイ君はそこら辺の危機管理できるから安心しぃや!ちゃんとこの話もリザフィックバレーの管理の人にして良いか許可取っとるしな。…話戻すけどリザフィックバレーの話は同じタイプの方が競い合いが起きやすいっていうメリットにも繋がってきててな、人間と同じで得意なことが似てるとそこでライバル心みたいなのが芽生えやすいんよなぁ。例えばいつも空飛んでる子が泳ぎが得意な子より泳ぐの遅くてもそこで競い合おうとは思わんやろ?同じ土俵にいるからこそ競い合おうって気持ちになるんや」

 

 

『これは納得』

『確かにいつものんびりしてる実家のコータスが隣の家のコータスと会うとかけっこ始める』

『コータスのかけっこ想像すると結構おもろい』

『よりにもよって競い合うとこ早さなのが草』

 

 

「確かにコータスのかけっこは想像できんわ。君、そのエピソード鉄板で使えるから大事にせぇやー。

…………やば、マジで時間ないかもしれん」

 

 

『鬼電www』

『その音を聞くと嫌な思い出が……』

『社畜は全員この音が嫌い』

『予定って何があるの?』

 

 

「いやー、久々にチャレンジャーが来ててな。配信時間ずらそうか迷ったんやけどもう結構前からこの時間で告知してもらってるし、僕の番まで回ってくるかも分からんから始めちゃったんよなぁ」

 

 

『チャレンジャーの子勝ってるのか』

『準備とか大丈夫?』

『マジで時間ヤバそう』

 

 

「今きりあげるってメッセージ返したわ。一応時間は余裕もって伝えてくれるよう頼んでたから大丈夫やで……最後にさらっと話すとトレーナーにも育てやすいタイプとか資質みたいなもんがあるからそこら辺も見極めていくのが大事やね。あとこれだけ同じタイプで育てるメリットあげたけど、最初のうちは色んなタイプ育てる経験も大事やしチャンピオンとかはバラバラのタイプ使っとるからあくまで四天王レベルの話として覚えておいてや。今日話せなかった所は僕のSNSに文章で纏めとくからフォローよろしくな。ついでにリーグ公式と告知してくれたナンジャモちゃんのフォローも頼むわ」

 

 

『初回からこんな巻いて終わる配信あるのだろうか』

『早口助かる』

『四天王の支度してる所結構貴重かもしれん』

『お疲れ様』

『フォローしときました』

 

 

「それじゃあみんなありがとなー。初めての配信やったけど中々楽しくできたわ。僕の出番があるかもまだ分からんけどチャレンジャーの子含めて応援よろしく!とりあえず出番があったらスイセイ君が勝つとだけ宣言しとくわ!』

 

 

『おつ』

『おつ』

『お疲れ様』

『フラグ感w』

『これはまずい』

『最後にフラグ立てていくな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ〜もしもし?……早く降りてこいって?ごめんって、これでも頑張って巻いたんよ。えーと、今誰が戦ってんの?……うんうん……ポピーちゃん負けちゃったとこか。大丈夫、泣いてへん?」

 

 

「うん、まぁポピーちゃんのことは任せるわ。…ハッサクさんが負けるとは思わんけど、僕もしっかり準備して待っとくわ」

 

 

「………え?チャレンジャーの名前?そういえば聞いてなかったなぁ。危ない危ない、知っとかんと失礼になるとこやった。………ごめんって、今度から自分で調べるから今回は教えてやー」

 

 

「……はいはい、しっかり覚えたで。……じゃあもう着くから切るわ」

 

 

「ふぅ…チャレンジャーの名前はネモちゃんね。間違わんようにせんとな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




配信はポケモンリーグのお仕事の一環という設定。なので配信部屋はリーグの中にあります。
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