ヴィラン名「ヴィランジェノサイダー」   作:宮田

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いよいよ始まる


前日 9:40   須田恭弥

 

 

俺もいよいよ3年生...プロヒーローか… ちょうど、夏休みで暇だし、忙しくなる前に行くかな。

 

 

 

 

 

俺は今じゃ、こんなに健康だけれども昔はよく病気をこじらせていた。

 

そのせいで俺は

 

「きゃあ~ 未来のヒーロー君じゃない~WW」「あら、ホント」

「おやおやおやおや」「おっ、恭弥君久しぶりだな!」

 

昔の俺を知る人、特に病院の方々には今も偶にいじられている。

「もう~、彼女さんは幸せ者ねWWW」「なぁっ!?何言ってんスカ」

思わず驚いてしまう。

「あらあら、隠さなくていいのに。もぅ~」「そうだよ(便乗)」

この人達は...まったく

「まだ、付き合ってません」しまっ「え~、まだって?(笑)」「そうだよ(笑)」

とんだ、失言をしてしまった。

もういいや、さっさと行こ。俺は目的の病室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

始めて会ったのは小学生2年の春だった。春は出会いと別れの季節だと言う様に、それは風のようにやってきた。懐かしいなぁ...

 

 

 

 

~回想~

 

 

外は桜が咲き乱れている。それを風が僕の病室に連れてくる。

「見たかったな...桜」

当時の僕は哀愁漂う少年だった。好きなことはあまりできず、ずっとベットの上で。と、言ってもこの後祖父がPCを買ってくれたおかげで悪くない生活になったが。

「寂しいな...」

僕の病室は二人用だったが、隣には誰も居ない。皆いってしまった。

そんなことを考えていた時、ドアが開いた。

 

 

 

二日後僕はドキドキしていた。なんと、この病室に新しい人が来るのだ。それに、僕と同年代で女の子だ。僕だって男の子、女の子が嫌いなわけが無いのだ。

 

そして、運命の時が来た。「この子が今日からお世話になる。神代美那子ちゃんよ」

 

僕は思わず見とれていた。色白の美人で綺麗な黒髪が流れるように伸びていた。

 

僕は思い切って話してみることにした。

「ねえ、君」「話しかけないで」「え~」衝撃だった。

いきなり拒絶されるとは思わなかった。

「お前話しかけないで」「お、お前って...」なんか、思ってたより厳しいな。

 

 

こうして、彼女との生活が始まった。

彼女は最初の頃、無言で何か土偶の様な物を作っていた。素人目から見てもよくできていると思ったが彼女はいつも、じっとそれを見てため息をしていた。

 

 

それから、一緒に過ごしていくうちに結構仲良くなった。

彼女は誰に対してもぞんざいな口調で話すため、友達がいないらしい。だから僕が最初の友達になろうと思った。友達なら外でよく遊んでいるし。外に行こうと提案した。

「でも、私見えないから...」そう暗い表情で話した。

「もしかして目が?」思えば彼女と目を合わせて喋った事が無かった。でも、見えない人でも歩けている。

「杖」や「盲導犬」その共通点は手だ。僕は顔をほのかに赤くしながら提案した。

「じゃあさ...手、繋ぐよ」よかった。今、僕の顔が見られていなくて。もし見られていたら。

「お前...」「お前じゃなくて須田恭弥。友達なんだから名前で呼ぼうよ。」「恭弥、ありがとう」彼女は笑顔で言った。彼女の笑顔を見続けることができずに視線をそらし病室をそそくさと出た。

 

「恭弥を通して見る、景色は綺麗…」彼女は嬉しそうに言った。

「何言ってるんだよ。さっき見えないって言ったばっかじゃん。」僕は微笑みながら言った。

「ねえ、1つお願い聞いてくれる?」珍しい話だと思った。「うん、いいよ」僕はそう軽く返事をした。

 

「未来でさ、私を助けてよ」

「いきなり何言ってるんだよ。未来ってさそんな悪い物ばっかじゃないと思うよ。」そういうと彼女は少し安心したような表情を浮かべた。

それを見ていたらなんだか、体が熱くなってきたから「暑いからそろそろ戻ろうか」なんて言ってしまったのだった。

 

それから、僕は入院することも少なくなっていって中学時代にはもう健康になっていた。

それでも、二人の交流は続いている。自然と足が向かうのだ。

毎回俺の話を楽しそうに聞いてくれた、話をしている方としては楽しんでもらえるととてもうれしいんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




主席ということで同期の相沢や山田とかとそこそこ仲良くしてます。あと飯田も

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