外道鎮守府召喚   作:G-20

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 はじめまして、G-20と申します。
 小説家になろう版『日本国召喚』やハーメルン掲載の二次創作群を読んでいるうちに二次創作作品を作りたいと思い漸く第一話投稿と相成りました。
 さて『外道鎮守府召喚』ですが、元々アメリカ合衆國と“大ブリテン及び北アイルランド聯合王國”をモデルとしたオリジナル國家を召喚する読者参加型という想定で設定を練り始めたものの流石に製作初心者にとって國家丸ごとオリジナルのものを作るのは中々困難であったことから『艦隊これくしょん』とクロスオーバーさせて召喚する領域を大幅にカットすることでどうにか産声を挙げた次第です。

 因みにこの作品では原則人物は姓+官職名または姓+階級または通称名で呼ばれますのでご注意を。
 とはいえ原作登場人物ならまだ原作に頼れますが、オリジナル人物の場合まず呼び名が変わったらついていけなくなる可能性もある為、オリジナル人物に限り後書きに呼び名単位で簡単な人物紹介をさせて頂きます。
 それではお楽しみください。


第一章 異世界転移〜鎮守府への補給確立
第一話 転移、そして接触


 眼下に広がるのは、何処までも広がる海である。

 見渡す限りの水平線を睨み、クルー達は何かを探していた。

 彼等は陸地が無いか探せとの命を受けてH8K1飛行艇(二式飛行艇)を飛ばしていたのである。

 

 暫く飛んでいると、丸い画面を見ているクルーの一人(電探手)が画面に映る波形の変化を見て陸を見つけたと報告した。これを受けて他のクルーは皆陸があると報告された方向を目を皿のようにして睨む。

 ややあって機首側の水平線に陸地が現れ、クルー達の士気を上げた。

 その直後、飛行艇の最も機首側に居るクルー(爆撃手兼機首機銃手)が陸地以外の物を見つけた。それは人を乗せて旗を掲げた竜であった。恐らく邀撃機であろうそれはぐんぐんと距離を縮め、そしてすれ違った。その後同じような竜の群れ(クワ・トイネ第六飛龍隊)に遭遇し、竜の口に火球を認めた操縦席のクルーは操縦桿を引き、スロットルを操作して飛行艇の高度を上げ始める。クルーの操縦に従い高度を上げた飛行艇は邀撃機であろう竜の群れを眼下に見つつすれ違う。

 そこから更に進むと遠くに農村と港町が見えてきた。クルーは何やら言葉を交わすと飛行艇を向きをぐるりと変えて元来た方向へ帰ることにした。

 

 横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)司令長官北條時長提督は何機か飛ばしたH8K1飛行艇(二式飛行艇)の報告を受けて横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)の会議室に鎮守府司令部要員や連絡武官を集めて会議を開いて「鎮守府南西に現地民の文明を発見せりとの報告に接す。これより接触を図りたく思うがどう接するのが良いか。」と意見を募ると、ロジェストヴェンスキー中佐*1が「人住まう所有らば即ち乗り込み撫で斬りして我が民を移り住まわせば即ち我らが治むる地とならん。」と言い出たので提督以下一同皆大いにドン引きし、ペリー中佐*2は「まず撫で斬りとすべき由無く移住せしむるべき者も無し。」とツッコむ。

 次いで法務担当事務官(因みに文官である)は「飛行艇が陸に近づいた際にスクランブル受けましたか?」と尋ね、提督が「受けた。」と答えたので法務担当事務官は「どうやら我が方に非があるようです。これを謝罪するという名目で将校を派遣して交渉するのはどうでしょうか。」と提案したところ、フォン・プロイセン中佐*3とボナパルト中佐*4は共に「戦せば必ず勝つべきにいかでか我等に謝罪すべき由有りや?」と返し、これにチャーチル中佐*5が「糧秣燃料武器弾薬その他資源何処より調達せんや?その見通し無きに戦せば必ず敗るるが道理なり。」と反論した。北條提督は法務担当事務官の意見を採用し、先任参謀松永中佐に全権を与えて交渉を命じた。またアドミラル・グラーフ・シュペー、飛鷹及び雷、響、暁、電(第六駆逐隊)を以て部隊を編成し護衛の任に充てることにした。護衛部隊旗艦はアドミラル・グラーフ・シュペーである。

 

 護衛部隊旗艦の任を仰せつかったアドミラル・グラーフ・シュペーは参謀長三好大佐、航海参謀知名少佐、飛鷹及び第六駆逐隊と共に夜を徹して航海計画を策定する、というのも彼女が航海するであろう海は未知の海域であり、それ故に不測の事態が発生し得るものと考えられたからである、とはいえ今回発見した文明と接触しなければ長期の生存すら危い以上行かねばならぬ。それ故にその航海は慎重に慎重を重ねて行う必要があるだろう。そう考えたアドミラル・グラーフ・シュペーは飛鷹に航海中常に二段索敵を行うように指示し、それを前提とした航海計画を立案することにした。到達まで3日を見込んでおり、かつ先任参謀松永中佐を搭乗させることとなっている。その為艤装を艦艇形態に展開して行動することが決定された。航行序列は旗艦アドミラル・グラーフ・シュペーの後に飛鷹が続き、その縦陣の右前方に雷、右後方に響、左後方に暁、左前方に電が占位する陣形である。以下旗艦アドミラル・グラーフ・シュペー、飛鷹、雷、響、暁、電の6隻からなる部隊を護衛部隊と称する。そして航海計画が決まり、スタンプラリーが終わった(鎮守府司令長官の承認が得られた)のは翌日未明であった。

────────────────────────────────────────────

 航行序列

  ←進行方向

 

   雷           響

 

      シュペー 飛鷹

 

   電           暁

 

────────────────────────────────────────────

 航海計画や航行序列を決定した護衛部隊は直ちに出撃ドックに連絡して出撃ドック内の水を排水させると其儘出撃ドックに向かい、水が抜かれて盤木が置かれたことを確認して艤装を艦艇状態に展開した。艤装を艦艇形態に展開する際に出撃ドック内の水を排水するのは余計な波を起こして周囲に無用の損害を与えない為であり、出撃ドックに盤木を置くのは艤装を傷つけないようにする為である。*6

 護衛部隊が艤装の艦艇形態への展開を終えると、出撃ドックへの注水が開始される。出撃ドックに注水されて水位が上がり、盤木に乗せられた艤装の満載喫水線*7を超えるとゆっくりと艤装が水に浮き始める。そうするうちに出撃ドック内外の水位が揃い、そして扉が開く。艦娘達が艤装に乗り込むと予め待機させてあった曳船(タグボート)により引き出されて錨地へと曳航されていく。そして錨地に投錨し艤装の主機を動かし始めた。

 

第一話終わり*8

*1
ロシア軍から派遣された連絡武官

*2
合衆國海軍から派遣された連絡武官

*3
ドイツ連邦共和国海軍から派遣された連絡武官

*4
フランス第五共和国海軍から派遣された連絡武官

*5
ロイヤルネイヴィーからから派遣された連絡武官

*6
艤装艦底部の強度が高い箇所が盤木に乗るように盤木が配置される。

*7
この線より下を赤く塗ることが多い。

*8
これから出港準備を行い交渉使節(全権委任状持ち)を乗せてロデニウス大陸に向かいます。




 如何だったでしょうか?
 まだ交渉使節が横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)を出てすらいないというスロースタート振りですが、まだまだ出発まで時間がかかります。
 何しろ6隻中5隻はこれからお湯を沸かさ(蒸気タービンを動かす為の蒸気を作ら)なければなりませんし、ディーゼル艦は原則出港24時間前からエンジンの準備を始める訳ですから。

 という訳で今回登場したオリジナル人物の紹介です。
  横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)司令長官北條時長提督/北條提督
   主人公、なのだが転移前は某県庁に艦娘を率いての御所巻を3回行い、深海棲艦の脅威を出汁に樺太千島を事実上実効支配するなど色々えげつないことをしている腹黒外道。
   なお艦娘達含めた身内にはとても優しい模様。
   趣味は連絡武官との茶会及び会談並びに謀略。
   因みに17歳の妹が居る。

  ロジェストヴェンスキー中佐
   ロシア軍から派遣された連絡武官にしてロシア領クリル及びロシア領サハリンの生命線だった。とはいえ魯西亜人なので人道に疎い一面もあり、それ故に外道兄妹がドン引きするような発言をしばしばする。

  ペリー中佐
   本名はオリヴァー・カルブレイス・ペリー。
   合衆國海軍から派遣された連絡武官にして横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)随一のツッコミ役。

  フォン・プロイセン中佐
   本名はヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・エリカ・フリーデブルク・フォン・プロイセン。
   ドイツ連邦共和国海軍から派遣された連絡武官にしてお嬢様枠。
   世が世なら本物のお姫様という高貴な血統に連なる貴種である。
   因みに名前や容姿の元ネタは『ハイスクール・フリート』のヴィルヘルミーナ。

  ボナパルト中佐
   フランス第五共和国海軍から派遣された連絡武官。
   先祖が皇帝やっていたのだそう。

  チャーチル中佐
   ロイヤルネイヴィーからから派遣された連絡武官にして提督の腹黒仲間。
   鎮守府の面々からも仲間扱いされている。
   提督や艦娘達を紅茶でもてなすこともしばしば。

  アドミラル・グラーフ・シュペー
   オリジナル艦娘。
   ドイッチュラント級装甲艦三番艦。
   主機がディーゼルエンジン(排水量の割に低燃費)であり、それ故に交渉使節輸送任務への投入が決定された。
   戦艦よりも速く巡洋艦より強いという話だが、『艦隊これくしょん』登場艦娘が相手だと大抵の艦娘に遅れをとりそう(酸素魚雷で吹き飛びそう)

『外道鎮守府召喚』序盤に於ける横須賀鎮守府の主力艦上戦闘機は何が良い?

  • A6M5(零式艦上戦闘機五二型)
  • A6M5a(零式艦上戦闘機五二甲型)
  • A6M5b(零式艦上戦闘機五二乙型)
  • A6M8(零式艦上戦闘機五四型)
  • A6M8(零式艦上戦闘機六四型)
  • A6M9(主機を誉二一型にしたA6M)
  • N1K3-A(試製 紫電改二)
  • A7M2(烈風一一型)
  • A7M3a(仮称烈風三速)
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