外道鎮守府召喚   作:G-20

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 前回ロウリア主力艦隊が壊滅しました。そのためロデニウス大陸周辺海域の制海権はクワ・トイネ公國側に帰すことになります。ですが制海権は持っているだけでは余り価値が無い訳で、それ故に横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)は更に海洋戦争を激化させていきます。


 そして今回は前々回の感想を受けて何名かの主力艦娘が前倒しで初登場することになりました。約一名やべーのが混ざっていますが経歴が経歴なのでそこはご容赦下さい。なお横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)にはもっとやべー航空母艦娘がいる模様。*1

 それでは当初予定よりも遥かに大規模になった艦娘達の跳梁や本作最初期の本文よりも長くなった後書きをお楽しみください。

*1
核攻撃は生き甲斐とか言っちゃう未成艦娘。艤装や服に描かれた58という番号がトレードマーク。登場はだいぶ先の予定。そして登場時は横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)が核爆弾を投下する時でもある。




第九話 クワ・トイネ=ロウリア戦争 〜海上戦闘 弍〜

 中央歴1639年4月25日、ロウリア主力艦隊は壊滅した。

 

 その報を受けてクワ・トイネ政府は中央歴1639年4月27日横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)に対して特別な褒賞を出すことを決定した。一方横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)は中央歴1639年4月26日ロウリア主力艦隊の壊滅に乗じて新たに13人の主力艦娘を中心とした複数の小規模任務部隊を投入することを決定した。

 「私が卿等を呼んだのは他でも無い、ロウリア王国に対する新たな海軍作戦を実施するためだ。卿等が参加する海軍作戦の成否によっては速やかな戦争終結も見込めよう。そうなれば両国の将兵が死なずに済むであろうな。」北條提督は呼び出した13人の艦娘たちにこうきりだした。

 

 「それでは作戦を説明致します。宜しいでしょうか、閣下。」大淀に似た、それでいて目元に影を感じさせる艦娘が北條提督に伺いを立てると、「うむ、では説明に移れ。」北條提督は説明を命じる。

「わかりました。」大淀に似た、それでいて目元に影を感じさせる艦娘は提督に一礼する。

 

 「それでは作戦を説明致します。

 本海軍作戦の目的はロウリア王国の海事産業の破壊による制海権の完全掌握です。

 そのため作戦は対地作戦と海上作戦の大きく二つに分かれます。

 対地作戦の主要攻撃目標はロウリア領内に存在する全港湾施設竝全造船施設です。これによりロウリア王国は艦隊の再建そのものが不可能となるばかりでなく対外貿易すらも不可能となることでしょう。当然、第三国からの支援も事実上途絶することは間違いありません。

 次に海上作戦ですが、これは現在仮装巡洋艦娘や天龍龍田が行なっている通商破壊戦を主力艦娘中心の部隊で実施することになります。無論、戦時国際法に則り中立国船舶は臨検を実施した上での判断となることでしょう。

 ですが主力艦娘による通商破壊戦の実施という情報が広まれば作戦海域を航行する中立国船舶は減少する可能性が高いのでその分中立国船舶との遭遇や誤射の可能性は下がるでしょう。

 以上の二作戦によりロウリア王国の海事産業は壊滅して戦争終結までロウリア人は海に出ることが出来なくなることでしょう。そうなればロウリア王国の海事クラスタが講和を主張し出す可能性も見えて来ます。とはいえ震洋のような例もありますので気を抜かないように注意して作戦に臨んでください。」大淀に似た、それでいて目元に影を感じさせる艦娘は作戦内容を説明した。

 

 「では、質問ある者は。」北條提督が質問を促すと、「提督、説明を聞く限りでは漁船を作るようなドックヤードとすら言えない小規模造船施設も破壊することになるが、それで合ってるのか?」日向が対地作戦の規模を尋ねた。「その通りだ。」提督は答える。

 

 次いで「じゃあさ仁淀、河川のは今の所無視して良い訳?」伊勢は内陸の船舶交通に関して仁淀と呼ばれた大淀に似た、それでいて目元に影を感じさせる艦娘に尋ねると「現状ではそう捉えても差し支えありません。」仁淀は解答する。

 

 「提督、トマホークは使っても?」そして例の質問がUSSアイオワからなされた。「ロウリア相手には少々勿体無い気もするが、通常弾頭型ならば構わない。」北條提督は通常弾頭型トマホークの使用を許可した。そこに「提督、通常弾頭型トマホークで一軒一軒潰して回るより私の重攻撃飛行隊で村ごと吹き飛ばすほうが簡単だし楽に作戦を完遂出来るわ。」という声があがる。発言の主を探すと、USSオリスカニーであった。

 

「待て、今は核を使うな。この世界での核の認識がまだ分かっていない。下手すれば我々が世界の敵になりかねんしそのようなリスクは冒せん。だからオリスカニー、重攻撃飛行隊と核は置いていけ。」提督はUSSオリスカニーを諭した。「私も核を使いたい気持ちは分かるが、提督はああ仰られているのだ。今は堪えるべきだろう。」USSニュージャージーもUSSオリスカニーを諭す。

 

 「他に質問は。」北條提督は質問を促したが特に質問は出なかった。

 「では参加主力艦娘の発表に移る。」北條提督は作戦に参加する主力艦娘の発表に移る。

 

 「伊勢!」「はっ!」「日向!」「出番だな。」「アイオワ!」「Roger!」「ニュージャージー!」「Yes sar!」「ミズーリ!」「承知!」「ウィスコンシン!」「Yes Admiral!」

 「卿等は沿岸襲撃にあたれ!」「はっ!」

 

 「マッケンゼン!」「はっ!」「プリンツ・アイテル・フリードリヒ!」「はっ!」「グラーフ・シュペー!」「Jawohl!」「フュルスト・ビスマルク!」「はっ!」「ダンケルク!」「Oui!」「ストラスブール!」「はっ!」「オリスカニー!」「はい!」

 「卿等は通商破壊に従事せよ。」「はっ!」

 

 北條提督は二作戦に割り当てる主力艦娘を発表すると、仁淀がワイングラス1杯の白ワインを各艦娘及び北條提督に配って回る。

 「卿等の努力に期待する。プロージット!」北條提督が艦娘達を激励し、「プロージット!」艦娘達が応える。そして一同は白ワインを飲み干すとグラスを床に叩きつけた。砕けるワイングラスに乱反射した光が彼女達の士気に彩りを添える。そしてその日のうちに日向任務群、ニュージャージー任務群、マッケンゼン任務群、プリンツ・アイテル・フリードリヒ任務群、グラーフ・シュペー任務群、フュルスト・ビスマルク任務群、ダンケルク任務群、ストラスブール任務群及びオリスカニー任務群の9個任務群が次々と横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)を出撃していった。*1

 

 翌中央歴1639年4月27日、オリスカニー任務群は9個任務部隊の中で最初にロウリア王国船のキャラベルと遭遇した。*2。オリスカニー任務群の各巡洋艦は主砲や航空隊を投入するまでも無く遭遇したロウリア王国のキャラベルを蹂躙する*3と特に針路を変えること無く進撃を続行していった。

 

 中央歴1639年4月29日。午前にオリスカニー任務群はUSSオリスカニーの索敵機によりロウリア王国の護送船団を発見するとA-4スカイレイダー攻撃機を主力とする軽攻撃飛行隊を発進させてこれを鎧袖一触で撃滅、その日の午後には更にロウリア王国の2個護送船団を撃滅するとロデニウス大陸北西水域に展開して通商破壊に従事した。そしてオリスカニー任務群の通商破壊戦により中央歴1639年7月までにパーパルディア皇国はロウリア王国への支援を諦めざるを得なくなった。

 

 

 その頃、ピカイアは蜂の巣を突いたような騒ぎとなっていた。ピカイアの見張り塔で見張りをしている兵士は忌々しげな表情で上空を睨んでいた。

 その視線の先では彼の忌々しげな表情の原因たるG5N(深山)が悠然と飛行していた。三日前から度々飛来する同機は、何故かピカイア上空に来るとくるりと向きを変えて帰っていくのであるが、ワイバーンが届かない高度を飛行しているのである。無論、彼等は観光客でも無ければ遊覧飛行中でも無い。何しろ彼等は作戦行動中である。*4

 数日前からピカイアに何度も飛来するG5N(深山)はその写真を電波に乗せて何処かへと送っていた。

 

 そしてその送り先は最大戦速の30ノットでピカイアに向けて進撃している。

 

 「艦長、ピカイア市の航空写真は揃いつつあります。既にRGM-109(トマホーク)による攻撃に十分な地形データを取得しました。現在APS(洋上計画システム)に諸元を入力して攻撃計画を立案しています。発射水域に到達する頃にはRGM-109(トマホーク)の発射準備が整う見込みです。」USSニュージャージーの砲雷長がUSSニュージャージーに報告した。「それは良いわね。宜しい、我が任務群は発射水域に到達し次第RGM-109(トマホーク)を発射。その後ピカイア市に突入し艦砲射撃を行う。」USSニュージャージーは砲雷長からの報告を受けると麾下の任務群に行動計画を指示した。

 

 同日夕刻、ニュージャージー任務群はピカイア市北方沖50海里の水域に展開した。「ニュージャージー任務群、対地上戦闘用意。」USSニュージャージーは麾下の任務群に対地上戦闘用意を下令し、「砲雷長、攻撃計画立案どうか。」と砲雷長に尋ねる。「APS(洋上計画システム)からSWG-2*5への諸元入力終わりました。戦闘用意出来次第いつでも発射できます。」砲雷長はUSSニュージャージーに報告した。そして各部から「対地上戦闘用意よし。」という報告が上がる。「対地上戦闘。TWS指示の目標。」その報告を受けてUSSニュージャージーは改めて指示を出した。「発射弾数、トマホーク16発。」「発射弾数、トマホーク16発よし。」「トマホーク発射用意よし。」「僚艦より通信、トマホーク16発発射用意よし。」USSニュージャージーはトマホークの使用を指示し、それに伴い復唱や報告が次々と入る。そうして報告が一段落してCIC内は機械の動作音以外の音がしなくなる。「トマホーク、攻撃始め。」「トマホーク発射始め。」USSニュージャージーが命令を下すと、RGM-109(トマホーク)はニュージャージー任務群の戦艦に搭載されたMk. 143ABL(装甲ボックスランチャー)から次々と発射される。そうして64発のRGM-109(トマホーク)はピカイアへと飛翔していく。

 

 RGM-109(トマホーク)の発射から6分後。ピカイア北方にある見張り台の見張りが何かを見つけるも、報告を上げる前に見張り台諸共爆散した。そしてRGM-109(トマホーク)が次々と着弾しピカイアの港湾施設や海軍本部が次々と破壊されていく。ホエイル海将は海軍本部のRGM-109(トマホーク)が命中した部屋に居たためその弾片(スプリンター)により戦死した。

 ピカイア港はその港湾機能を喪失した。しかしピカイアへの攻撃はそれで終わりではなかった。

 

 時間は6分遡る。ニュージャージー任務群はRGM-109(トマホーク)を撃ち終わると「トマホーク発射控え。」が下令され、次いで「トマホーク発射止め。」がかかり、各部から「人員器材異状無し。」「発射弾数トマホーク16発、残弾16発。」と報告が上がる。USSニュージャージーはそれを受けて「トマホーク攻撃止め。」を下令する。そしてニュージャージー任務群は単縦陣へと陣形を組み替えてピカイアへの突入を開始した。そして1時間強が経過した頃、ニュージャージー任務群はピカイア沖20海里まで接近を果たした。USSニュージャージーはトマホーク攻撃による戦果確認と艦砲射撃の目標選定及び弾着観測のためにRQ-2パイオニア無人偵察機を発進させた。RQ-2パイオニア無人偵察機は10分かけてピカイア上空に到達、そのセンサでピカイア港を観察する。それから間もなく、ニュージャージー任務群の戦艦は左舷をピカイアに向けた。そしてその主砲塔はピカイアを指向しその砲身は上の方に向いていく。

 刹那、ニュージャージー任務群の戦艦4隻がその主砲を発射した。36発もの16インチ砲弾は80秒かけてピカイアへ飛翔してピカイア港の各所に着弾、炸裂して土砂や石畳などを巻き上げてそこにクレーターを形成する。砲弾が直撃した建物は勿論のこと着弾点の付近に存在する建物も破壊され、その機能を喪失していく。ピカイア守備隊は始終狼狽して何ら意味のある行動を取れなかった上に一部の部隊は敗走し始めた。そしてそこに再び36発の16インチ砲弾が着弾する。その後もアイオワ級戦艦4隻による艦砲射撃は続き、トマホークの着弾により海軍本部や防衛設備が破壊されたピカイア港及びピカイアの造船所は壊滅した。だが、ピカイアへの攻撃はまだ終わっていなかった。

 

 翌中央歴1639年4月30日未明、日向任務群から飛び立った第一次攻撃隊はピカイア港の在泊艦艇を爆撃してその半数を撃沈する。同時に日向任務群はピカイアに突入し、所属艦の妙高と足柄は船渠(ドライドック)に向けて魚雷を発射してその扉船を破壊、入渠中の艦船や建造中のロウリア艦船は船渠(ドライドック)に流入した海水に押し流されて破壊された。加えて伊勢日向両艦はピカイアの船台に艦砲射撃を行い建造中のロウリア艦船や船台そのものを破壊する。

 かくしてピカイアの基地機能は破壊されてロウリア王国海軍はその支援機能を喪失し無力化された。その結果ロウリア王国は護送船団を組むどころか護衛艦艇を手配することさえ事実上不可能となったのである。

 だが、彼等は横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)に帰投して補給を行った後再び出撃して沿岸襲撃を繰り返した。一連の作戦行動の結果中央歴1639年6月に入る頃にはロウリア王家はロウリア王国沿岸部竝漁村からの支持を失うことになる。

 

 中央歴1639年5月初旬のことである。「最近海の魚が出ぬようだが、何があった?」最近の献立で気になることが出来たロウリア王は料理長を召し出して尋ねた。そしてその答えはロウリア王を狼狽させることになる。「王陛下、申し訳ございませぬ。最近海賊の跳梁激しき故漁民が漁に出れぬとのことで、海の魚をお出しすること叶いませぬ。」「なに?漁船すら海賊に襲われるというのか。」「どうやらそうらしくあります。」その話を聞いたロウリア王は食事を終えるとすぐにマオス宰相を呼び出した。

 

 「宰相、最近海賊が増えて漁民が漁に出れぬと聞いた。海賊どもの跳梁を捨て置いては余の沽券に関わる。一体どうなっておるのか調べよ。」ロウリア王はマオス宰相に海賊の跳梁に関して調査を命じた。「王陛下、私の方で既にある程度調べてみたのですが、どうにも我等がクワ・トイネに攻め込んだ次の日より動き始めておるようです。加えて我が主力艦隊が敗れてからはますます調子に乗っておるようで、度々漁村を襲って焼き払うなどという暴挙に出ておるようです。」マオス宰相は王の問いに答えられる範囲で答える。だが、「それは妙では無いか?漁民は不漁となれば商船を襲う奴輩ぞ。そんな漁民がそう容易く村を焼かれるとも思えん。」ロウリア漁民の逞しさを知るロウリア王は簡単には信じない。「実は、漁村を襲っておるのは“クワ・トイネ方のワイバーン”や“水平線の彼方より飛来する大ボルト”、そして巨大な魔導砲を積んだ巨大船の船団であるようです。我が軍の将兵からもそれらが漁村を襲ったことが報告されております。」そこにマオス宰相は新たな情報を報告した。

 

「我が海軍は何をやっておるのか?漁村への襲撃を防ぐ手立ては無いのか。」ロウリア王はマオス宰相に尋ねるが、「パタジン将軍からの報告では、ピカイアに入港していた艦も一隻残らず沈められた上海軍本部が破壊された際に“冷静なる”シャークン海将の後任に就いたホエイル海将以下そこに務める者の多くが行方知れずとなったために海軍を動かすどころかその掌握すら儘ならないとのことです。」という答えを前に海上作戦での撃退を諦めざるを得なかった。そこでロウリア王はジン・ハークからワイバーン部隊を沿岸部に展開させ、前線のワイバーン部隊のうち半数を呼び戻すことでその穴埋めとすることを決心した。そしてそれをマオス宰相を通じてパタジン将軍に命じた。だが、彼等は“クワ・トイネ方のワイバーン”や“水平線の彼方より飛来する大ボルト”、そして巨大な魔導砲を積んだ巨大船の船団がどのようなものなのかを理解していなかった。

 

 

 ロウリア王からの命を受けて前線部隊より抽出されたワイバーン部隊がロデニウス大陸西岸への配置を完了したのは中央歴1639年5月12日のことである。だが、120騎程度という少数で広い地域を防衛する為にその配置はかなり分散したものとなっていた。その上彼我の速力差などから襲撃の一報を受けて出撃したとしても到達時には既に攻撃が終わった後となる事例が多発した。*6だが、それにより横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)第一任務部隊はしばらくの間航空戦力の展開に気付くことが出来なかった。そしてそれが彼等に一つの絶好機を齎すことになる。

 

 中央歴1639年5月18日、妙高から発艦したE13A1(零式水上偵察機一一型)は一か月前に襲撃した漁村を偵察していた。同漁村の造船施設が復旧し再稼働していれば再びこれや同地の船舶*7を攻撃して破壊する為である。「見たところ造船施設が再稼働しているようだが、その造船施設が発見出来ない。それらしき建築物がどこにもない。奴等一体何処で造船しているんだ?」E13A1(零式水上偵察機一一型)の偵察員は毒づいた。彼の視界には整備された漁船こそ存在していたものの、それを整備補修する施設がどこにも無かったからである。これではいくら漁船を攻撃したところで修理されたり新造されたりして撃破した以上に建造されることは明白であった。そのためE13A1(零式水上偵察機一一型)の偵察員は目を皿にして造船施設を捜索した。*8

 それを漁村から伝令で連絡を受けた監視所が魔信でワイバーンの飛行場に一報を入れたことで最寄りの飛行場から2騎のワイバーンが緊急で全力出動し、周辺の飛行場からも合計13騎のワイバーンが次々と飛び立っていった。そして最寄りの飛行場から緊急で全力出動したワイバーン2騎は遂に敵の“ワイバーン”を捕捉し、一方が後ろ下方に回り込み、もう一方がいったん反転してから上昇して襲撃体制に入る。

 「右上方に敵機!」後席の電信員兼後方機銃手が上昇して襲撃体制に入ったワイバーンを発見してセ連奏を発信した。機長はE13A1(零式水上偵察機一一型)を出力を増し機体を緩降下させて加速に転じた。だが、後ろ下方に忍び寄ったワイバーンはその動きに気付くと加速しきる前に導力火炎弾をE13A1(零式水上偵察機一一型)に放つ。中席の偵察員がそれに気付くも至近距離から放たれた導力火炎弾をE13A1(零式水上偵察機一一型)の機動力で躱しきれる筈も無く直撃を受け、右の補助翼*9を燃やされることになる。後部機銃手が即座に九二式七粍七機銃で反撃してワイバーンを1騎撃墜した。だが、その間に十分に加速しきらないうちに上空から急降下で襲撃したワイバーンは一気に距離を詰めて導力火炎弾を放った。導力火炎弾はE13A1(零式水上偵察機一一型)の酷ピットに直撃して搭乗員を全滅させた。操縦者の居なくなったE13A1(零式水上偵察機一一型)はそのまま墜落する。E13A1(零式水上偵察機一一型)を撃墜したワイバーンは敵騎撃墜を報じると基地に帰還した。

 

 セ連奏を受信した妙高は、セ連奏が途絶えたと報告を受けると敵飛行場の撃滅が必要であるという旨の意見具申を行う。しかしながら彼等が使用し得る偵察機材はE13A1(零式水上偵察機一一型)のみであり、それ故に同機材での偵察が危険では無いかという懸念が伊勢から示された。「こんな時に瑞雲があればな・・・」日向はそう漏らすと鎮守府への帰還を検討する。だが、足柄は敵航空戦力の撃破を主目的とした航空作戦案を日向に伝えた。その作戦とは、E13A1(零式水上偵察機一一型)を索敵兼囮とし、釣り出された敵機をその上空に展開した4機のA6M5a(零式艦上戦闘機五二甲型)が急降下で仕留めるというものである。足柄はロデニウス大陸沖海戦での戦訓を根拠にA6M5a(零式艦上戦闘機五二甲型)4機を上空に展開させてあれば、敵編隊が余程の大編隊でもない限り撃破可能であるとして十分実行可能な作戦であると力説した。日向は頭の中で素早くシミュレートする。そして十分な成算ありと判断し実行を決定した。そして作戦の成算を高めるべくその日索敵した漁村に針路を向けた。

 

 

 翌中央歴1639年5月19日、足柄は60kg爆弾4発を搭載したE13A1(零式水上偵察機一一型)を前日に索敵した漁村に向けて発進させた。前日に発見した漁船を爆撃し、その上で造船施設を発見し次第これを爆撃して作業を妨害しつつ日向任務群に通報するという名目でその漁村に向かい飛行していく。それから間もなく、日向は射出機によりA6M5a(零式艦上戦闘機五二甲型)4機を発進させた。

 

 件の漁村は蜂の巣をつついたような騒ぎとなった。どうにか頑張って作った漁船は“クワ・トイネ方のワイバーン”による爆撃で跡形も無く粉砕された上にその“クワ・トイネ方のワイバーン”は漁村の上空に留まって何かを探すようなそぶりを始めたからである。漁村の乙名は急いで監視所に伝令を走らせた。監視所のロウリア兵は“クワ・トイネ方のワイバーン”が前日にロウリア王国のワイバーンが撃墜したのと同じ形であることに勇躍し魔信で飛行場に通報した。

 「ふん、また性懲りも無くやって来たか。また昨日の様に墜としてやる!」ロウリア王国軍の竜騎士はワイバーンを駆って出撃していった。そして漁村の上空に到達すると、前日に撃墜したのと同じ形の“クワ・トイネ方のワイバーン”をすぐに見つけることが出来た。しかも油断しているのか前日よりも低い高度を飛んでいた。当然、そのまま襲撃体制に入る。だが、視界の端で漁村の村人が何かを叫んでいるのを見かけた。その口調を見て彼は上空を見上げた。

 

 「よし!掛かった!」A6M5a(零式艦上戦闘機五二甲型)編隊の編隊長は下方でワイバーンがE13A1(零式水上偵察機一一型)に向けて襲撃を試みるのを見て翼を翻して襲撃を敢行した。そのさなかに敵搭乗員と目が合ったが、もう遅いと心中で叫ぶと九七式七粍七固定機銃で酷ピットであろう場所*10を撃ち抜いて撃墜した。

 

 その後ロウリア王国軍ワイバーン部隊は五月雨式に数騎のワイバーンを投入してはA6M5a(零式艦上戦闘機五二甲型)に撃墜され或いは危険を感じて引き返して帰投したところに爆戦による爆撃を受けて地上撃破されるのを繰り返してその漁村周辺のワイバーン部隊は壊滅した。その結果ロウリア王国軍のワイバーン部隊による警戒網は更に希薄となり、かつその存在を察知されたことで横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)第一任務部隊による飛行場攻撃を誘発することになり、中央歴1639年7月頃にその防空網は崩壊する。

 

 

 しかし、ロウリア王国軍は黙ってやられるだけの存在では無かった。中央歴1639年5月1日、ロウリア王国海軍の僅かに生き残った士官たちはロウリア王国中を回ってクワ・トイネ公國方への反撃の準備を整えた。そして中央歴1639年5月20日、遂にロウリア王へクワ・トイネ公國方への反撃の一手を奏上した。ロウリア王は海軍による反撃が可能となったことを大いに喜びこれに裁可を与えた。

 

 

 

 ロウリア王国海軍の反撃が始まる。

*1
それぞれの任務部隊の編成は後書きに記す。

*2
なお出会った敵はロウリア主力艦隊前衛の残党な模様。

*3
何せ使ったのが、砲員の練度と体力次第とはいえ、45発/(分×門)発射する砲なのでね。

*4
といっても航続距離の都合上ピカイアの航空写真を撮ったら即蜻蛉返りするだけの航空作戦なのだが。

爆弾落とさないのかって?NBC使わないという条件下に於いてたった1機の陸上攻撃機に何が出来るというのかね?

*5
Mk.32TWS(トマホーク武器システム)やMk.36TWS(トマホーク武器システム)における射撃指揮装置で、RGM-109(トマホーク)をMk. 143ABL(装甲ボックスランチャー)から発射する艦や潜水艦に搭載される。

*6
分散配置されたため交代でCAPし続けるという運用が出来なかったのも間に合わなかった理由である。

*7
当然ながら漁船である。

*8
実は造船施設などというものは無く、砂浜の上に直で板やころを置いてその上で補修したり建造したりしていたのである。因みにそれが判明したのは戦後のことであった。

*9
因みに帆布製である。

*10
竜騎士が座っている鞍、或いは竜騎士。




 はい。ロウリア王国の護送船団はUSSオリスカニーの軽攻撃飛行隊に所属するA-4スカイレイダーの航空攻撃で、ホエイル海将はRGM-109(トマホーク)によるミサイル攻撃でそれぞれ壮絶なるナレ死を遂げました。また、ピカイア港はその港湾機能を喪失したためロウリア王国の戦争経済は大きな打撃を被りました。そしてそこに伊勢型改二姉妹がきっちり追撃を入れたことでロデニウス大陸周辺の制海権はほぼ完全に横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)の手中に収まりました。*1
そして遂にロウリア王の食卓から海産物が消えました。これは既にロウリア王国で海産物が事実上入手不可能なものになったことを意味します。つまりロウリア王国の人たちは|鯨とか蟹とか鮪とか鯛とか鮭とかが(物理的に)食べられなくなった訳で《そもそもそれらが日本国召喚世界にあるのか知らんけど》。なのでロウリア王国内では少しずつ戦争に対する不満が高まり始めています。
 とはいえ同じ大陸の国家同士の戦争である上に割と自給率が高いのでこの程度の不満で戦争を止められる訳も無く、下手したらより旨い飯を食べさせるために更に徴兵してクワ・トイネ公國へ侵攻させるという手段も取り得るのでまだまだ戦争は続きます。その上ロープ括り付けて人力で曳くという方法で陸揚げ出来るサイズの船も居るのでロウリア王国の海上行動を完全に阻止するのは極めて困難な訳で。

 ということで次回予告です。

次回予告
 ロウリア王国は港湾と造船能力を喪失した。だが、彼等とて黙ってやられるだけの存在では無い。
 ロウリア王国海軍は反撃の糸口を掴むべく僅かな残存艦艇や私掠船をロデニウス大陸東方沖に投入した。
 彼等がそこで目にするのは希望か、絶望か。
 次回、「第十回 クワ・トイネ=ロウリア戦争 〜海上護衛戦〜」
 ロウリア王国海軍よ永遠なれ。

 それでは後書きが長くなる元凶の紹介コーナーと行きましょう。

紹介コーナー
 今回はオリ艦娘が多い*2だけあって盛り沢山となっております。
 
  第一任務部隊
   任務 沿岸襲撃によるロウリア王国の港湾および造船施設竝在港のロウリア王国軍残存艦艇の撃滅。
   日向任務群
    旗艦 日向
    以下
     戦艦 伊勢
     重巡洋艦 足柄、妙高
     駆逐艦 新月、霜月

   ニュージャージー任務群
    旗艦 USSニュージャージー
    以下
     戦艦 USSアイオワ、USSミズーリ、USSウィスコンシン
     重巡洋艦 USSオールバニ、USSコロンバス、USSボストン、USSキャンベラ
     駆逐艦 USSギアリング、USSユージン・A・グリーン、USSウィリアム・M・ウッド、USSセオドア・E・チャンドラー

  第二任務部隊
   任務 通商破壊戦。主な目標は護送船団及び洋上のロウリア王国軍残存艦艇の撃滅。
   マッケンゼン任務群
    旗艦 マッケンゼン
    以下
     軽巡洋艦 USSアトランタ
     駆逐艦 秋月、初月、若月、春月

   プリンツ・アイテル・フリードリヒ任務群
    旗艦 プリンツ・アイテル・フリードリヒ
    以下
     軽巡洋艦 USSジュノー(CL-52)
     駆逐艦 宵月、夏月、満月、花月

   グラーフ・シュペー任務群
    旗艦 グラーフ・シュペー
    以下
     駆逐艦 清月、大月、葉月、山月、浦月

   フュルスト・ビスマルク任務群
    旗艦 フュルスト・ビスマルク
    以下
     軽巡洋艦 USSサンディエゴ(CL-53)
     駆逐艦 青雲、紅雲、春雲、天雲

   ダンケルク任務群
    旗艦 ダンケルク
    以下
     軽巡洋艦 ラ・ガリソニエール、マルセイエーズ
     駆逐艦 モガドール、ヴォークラン、ケルサン、カサール、タルテュ、マイレ・ブレゼ、シュヴァリエ・ポール

   ストラスブール任務群
    旗艦 ストラスブール
    以下
     軽巡洋艦 ジャン・ド・ヴィエンヌ
     駆逐艦 ヴォルタ、クレベール、ローダシュー、ランドンターブル、エーグル、ボートゥール、ジェルフォー、ミラン

   オリスカニー任務群
    旗艦 USSオリスカニー
    以下
     重巡洋艦 USSデ・モイン
     軽巡洋艦 USSウースター、USSロアノーク、USSヴァレーオ、USSゲイリー
 オリジナル艦娘
  仁淀
   大淀型軽巡洋艦2番艦で、未成艦娘枠での登場。
   史実では計画の変更に伴い建造が中止されその資材は伊吹型重巡洋艦に流用された。その経緯から本作の伊吹はその史実を反映し大淀をお姉ちゃんと呼ぶ。
   北條提督が提督の称号を得る前からの相棒のような存在であり、北條提督と共に鎮守府の不正やら内部犯罪やらの取り締まりを行なうなどある意味「憲兵=サン」みたいな仕事をしていた艦娘である。
   大淀に容姿がとてもよく似ているが、目元の印象がまるで異なることから主に目元で識別を行うのが良いだろう。
   結構謀略じみたことにも手を染めていたり間宮や伊良湖と仲が良かったり潜水艦娘達と仲良しだったりと割と謎なことも多い。
   因みに現横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)では員数外の参謀みたいなこともしている。

  USSオリスカニー
   艦番号上はエセックス級航空母艦17番艦だが、なんやかんやあってエセックス級では一番最後に就役した。
   就役が1950年ということもあり当然第二次世界大戦には未参加。
   初出動が朝鮮戦争で核攻撃準備をしての控えであったことからいつでも核を使えるように整備しているようである。*3
   本作ではSCB-125A改装後状態での登場であり、それ故にベトナム戦争頃のジェット戦闘機やジェット軽攻撃機を引っ提げての登場となる。それ故に本作では特段特別なことをせずとも(原作より強化された)グラ・バルカス帝国の空母機動部隊と正面切って殴り合いが出来る数少ない艦娘だったり。
   因みに重攻撃飛行隊運用時は核攻撃能力があり、重攻撃飛行隊と通常では無い弾頭の航空爆弾を普段から持ち歩いている。
   なおこんなのでも戦後就役米空母勢の中では割と大人しい方ではある。何せ未成艦娘枠で彼女以上にやべー米国艦娘が登場する予定なのでね。
   サンプルボイス(母港3のイメージ)
    「やめてくれる?我が航空隊はいつでも準備できているわ。当然、Warhead is NOT normalよ。」

  USSニュージャージー
  USSミズーリ
  USSウィスコンシン
   三隻ともアイオワ級戦艦で、艦これでは未実装。
   因みに本作では長姉のアイオワ共々FRAM I改装後の状態で登場。
   もしかすると末妹のUSSケンタッキーがproject SCB 19状態で登場するかもしれない。

  マッケンゼン
   マッケンゼン級大型巡洋艦1番艦。
   姉妹揃っての未成艦娘枠での登場。
   年代が年代故に上からの攻撃に弱かったりする。何しろ彼女、第一次世界大戦頃の計画で設計建造された艦ですからね。尤も敗戦により建造が中断されてしまったのだが。
   ドイツ艦ということもあってか割とインファイターな気質を有している。

  プリンツ・アイテル・フリードリヒ
   マッケンゼン級大型巡洋艦2番艦。
   プリンツと称するだけあってかなり凛々しい見た目である。
   なお上からの攻撃に弱い模様。

  グラーフ・シュペー
   マッケンゼン級大型巡洋艦3番艦。
   因みに第一話で登場したドイッチュラント級装甲艦3番艦のアドミラル・グラーフ・シュペーとは別艦である。
   甲板防禦がとても甘い。

  フュルスト・ビスマルク
   マッケンゼン級大型巡洋艦4番艦。
   フュルスト(侯爵)という名を冠するだけあって艤装を装備しない時には豪華なドレスがトレードマークとなっている。
   因みにビスマルク級戦艦1番艦ビスマルクとは別艦である。
   甲板装甲が薄い。

  ダンケルク
   ダンケルク級高速巡洋艦1番艦。
   ドイッチュラント級装甲艦へに対抗のために建造された新世代型戦艦で、四連装砲塔が特徴的。
   ジャン・バールが戦隊旗艦を務めるフランス第三共和国艦娘群第二高速戦艦戦隊に所属しており、それ故に今回の通商破壊戦に起用された。またジャン・バールが謹慎中のため今回の作戦では臨時旗艦を務める。

  ストラスブール
   ダンケルク級高速巡洋艦2番艦。
   ドイッチュラント級装甲艦へに対抗のために建造された新世代型戦艦で、四連装砲塔が特徴的。
   ジャン・バールが戦隊旗艦を務めるフランス第三共和国艦娘群第二高速戦艦戦隊に所属しており、それ故に今回の通商破壊戦に起用された。

  USSオールバニ
   オレゴン・シティ級重巡洋艦2番艦にしてオールバニ級ミサイル巡洋艦1番艦。
   艦番号はCG-10。
   第二次世界大戦に間に合わなかったので未参加。冷戦中にミサイル巡洋艦へと魔改造された。
   本作では同型艦になったシカゴ、コロンバス共々魔改造後の姿で登場する。

  USSコロンバス
   ボルティモア級重巡洋艦7番艦にしてオールバニ級ミサイル巡洋艦3番艦。
   艦番号はCG-12。
   西暦1945年6月8日就役なので一応第二次世界大戦に参加しているだろうが、詳細は不明。

  USSボストン
   ボルティモア級重巡洋艦2番艦にしてボストン級ミサイル巡洋艦1番艦。
   艦番号はCAG-1。
   1944年1月に第58任務部隊に配属されると各地を転戦。マリアナ沖海戦やレイテ沖海戦に参加。
   1945年3月にオーバーホールのためロングビーチに帰投。
   同年7月に第38任務部隊に合流すると日本本土攻撃に参加し、8月9日には釜石を艦砲射撃する。
   1945年8月15日〜1946年年2月末まで日本占領任務に従事。その後退役。
   冷戦中に改装を受けてボストン級ミサイル巡洋艦となる。

  USSキャンベラ
   ボルティモア級重巡洋艦3番艦にしてボストン級ミサイル巡洋艦2番艦。
   艦番号はCAG-2。
   1944年6月に第58任務部隊に配属されてマリアナ沖海戦に参加。
   第58任務部隊は第38任務部隊に改称された後の1944年10月の台湾沖航空戦で一式陸上攻撃機の雷撃を受けて航行不能となりウィチタに曳航されて後退。1947年に退役してモスボールされる。
   冷戦中に改装されてボストン級ミサイル巡洋艦になる。

  USSギアリング、USSユージン・A・グリーン、USSウィリアム・M・ウッド、USSセオドア・E・チャンドラー
   ギアリング級駆逐艦で、それぞれ1番艦、2番艦、6番艦、8番艦。
   いずれもFRAM Mk.IB改装を受けた艦であり、本作ではFRAM Mk.IB改装後の姿で登場する。

  秋月型駆逐艦
   秋月以下4隻が実装されている空母機動部隊の直衛艦がルーツの乙型駆逐艦。
   今回投入された主力艦に上からの攻撃に弱い艦が多いので未成艦娘枠と計画艦娘枠の秋月型も動員されることとなった。
   流石に多過ぎるので全員紹介できません。*4

  USSジュノー(CL-52)
   アトランタ級軽巡洋艦二番艦。
   USSアトランタと共に1938年計画で建造された。
   トップヘビーという難点が存在する。
   南太平洋海戦にホーネットの護衛として参加したが、第三次ソロモン海戦第一夜戦にて損傷、退避中に伊号第26潜水艦に撃沈された。

  USSサンディエゴ(CL-53)
   アトランタ級軽巡洋艦三番艦。
   USSアトランタと共に1938年計画で建造された。
   トップヘビーという難点が存在する。
   ガダルカナル島を巡る戦いを皮切りに第二次世界大戦で活躍しその終戦まで生存した。
   1949年3月に退役し、予備役として係留されていたが10年後の1959年に除籍された。

 今回登場した艦娘が装備している艦これ非登場装備紹介
  A-4スカイレイダー攻撃機
   冷戦初期に開発されたジェット軽艦上攻撃機。主任設計技師はダグラス社の誇る天才のハイネマンであり、空戦もこなせる程高性能。
   おまけに核弾頭の小型化により核攻撃能力まで備える何でも屋(マルチロール機)でもある。

  RGM-109(トマホーク)
   米海軍の代表的な巡航ミサイル。元々は核攻撃用のミサイルとして開発されたのだが、現在では戦略の転換などから通常弾頭型のみが存続している。また海上自衛隊に導入される予定の巡航ミサイルでもある。
   因みに米海軍には海上自衛隊が導入計画を前倒ししたことで取得することになったというブロック4をブロック5に改造する計画が存在している。多分海上自衛隊が先行導入したブロック4も予算が承認されればブロック5に改造して貰えるんじゃないかな?
   ほぼ同型の巡航ミサイルとして潜水艦発射型のUGM-109(トマホーク)が存在する。

  TWS(トマホーク武器システム)
   トマホーク巡航ミサイルを運用するためのミサイルシステム。
   RGM-109(トマホーク)はこれを構成するサブシステムの一つでもある。
   陸上の司令部に配備されるTMPC(戦域任務計画センター)、艦上のAPS(洋上計画システム)、トマホークの射撃指揮装置であるTWCS(トマホーク武器管制システム)、発射管、ミサイルそのものであるトマホーク巡航ミサイルから構成される。
   今回登場したMk.32TWS(トマホーク武器システム)ではTWCS(トマホーク武器管制システム)がSWG-2、発射管がMk. 143ABL(装甲ボックスランチャー)、トマホーク巡航ミサイルがRGM-109(トマホーク)となっている。
   これ以外のTWS(トマホーク武器システム)としては潜水艦用にSWG-2をTWCS(トマホーク武器管制システム)に、発射管を魚雷発射管或いはMk.45 VLSに、トマホーク巡航ミサイルをUGM-109(トマホーク)としたMk.36や現行の水上戦闘艦向けにSWG-3をTWCS(トマホーク武器管制システム)に、発射管をMk.41 VLSに、トマホーク巡航ミサイルをRGM-109(トマホーク)としたMk.37が存在する。

  RQ-2パイオニア無人偵察機
   西暦1986年に配備が開始された米海軍の無人偵察機。
   軍用ドローンのはしりであり、主に戦艦の弾着観測を目的として導入された。艦艇からはRATO(ロケット補助推進離陸)で発艦し、任務終了後は大型のネットで回収される。

*1
なにしろ艦隊は港が無ければ長期展開が出来ませんからね。

*2
てかあれだけ艦娘を動員しているのにその中で実装艦娘が8人しかいないってどういうこと?

*3
そしてお触りするとそれで脅してくる。

*4
下手したら本文より長い後書きになる。

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