外道鎮守府召喚   作:G-20

17 / 21
 前回スマール将軍がモブ蔵に討たれ麾下の軍が包囲殲滅されました。
 そして今回とうとうエジェイ会戦が終わります。

 それではエジェイ会戦の終わりをお楽しみください。


 日付にミスが有ったので修正しました。


第十六回 クワ・トイネ=ロウリア戦争 〜ロウリア王国東方討伐軍の最期〜

 0930(9時30分)、ジューンフィルア将軍はパンドール将軍の命を受けて坑道戦とそれに対する陽動である挑発を命じた。だが、その挑発は藪蛇となった。0950(9時50分)のことである。「くそ!好き放題言いやがって!しかもそれに対して動くなかよ!」つい数日前まで一般人であった新兵が不満を垂れる。「落ち着け!今のお前が行ってもやられるだけだ!」近くを通りかかった下士官は諭すも、新兵を落ち着かせるには至らない。下士官は焦りを感じるが、何も抜本的な対策が取れないことに歯痒い思いをしていた。そんな所に「よ、暇か?」などという能天気な声がかかった。誰だろうと思って声がした方向を向くと、そこにはクイラ出身の傭兵が居た。「あんなに好き放題言われて何も感じないんですか!?」新兵は傭兵に尋ねた。「あんないつものことだよ。横須賀の連中が云ってたびーじーえむ*1だよ。」傭兵は新兵そう答えると、「彼奴等すぐ出来る攻め手が無いからああやって頭に血が上りやすいのを釣る訳。野戦に持ち込まれたら、いっぱいやられるよ。」と経験談を語る。「くそ!このまま言われ放題言われっぱなしってことかよ!」新兵がわなわなと震えて言う。しかしながら、傭兵は首を横に振った。「ちょっと借りていい?」傭兵は下士官に尋ねる。「ちょっとだけならいいが・・・」下士官はこのまま騒がれるよりはと許可を出した。「じゃあちょっとそこまで行って相方呼んで来てもらえる?」傭兵は小屋のような部屋を指差しながら新兵に頼み事をした。「わかりました。呼んできます。」そう言って新兵は駆け足で教えてもらった部屋へ駆けて行った。「なかなか悪く無さそうだ。もう少し訓練すれば立派な兵士になれる。」傭兵は新兵を評する。少しして新兵が砲隊鏡を抱えた少女を連れてきた。

 「ありがとう。じゃあ、あそこで喚いてる立派な鎧までの距離よろしく。」傭兵は新兵に感謝すると相方の少女に測距を頼んだ。「あれね。うん。距離2,100mってとこかな。風向きは・・・」相方の少女はあそこで喚いてる立派な鎧の測的諸元を返した。傭兵は相方の測的諸元を聞きながらバイポッドを壁に乗せてスコープ付きの対戦車銃を構える。そして照準すると静かに引き金を引いた。

 ズドンという大きな銃声と共に12.7✕99mmNATO弾が音よりも速く飛翔する。そして発砲から数秒後、あそこで喚いてる立派な鎧が弾け飛んだ。「命中、ターゲットスプラッシュ。」砲隊鏡を覗いていた相方の少女は報告する。そしてジューンフィルア軍の挑発部隊は敗走した。

 クイラ傭兵による狙撃の影響で完全に睨み合いとなり、壁に三個志願兵軍団15万を張り付けておく意味も無くなったため比較的練度が高い()一個志願兵軍団を下げて予備に回すことになり、それによって浮いた一個志願兵軍団をクイラ王國軍クワ・トイネ公國派遣軍の支援に回すことになる。

 

 

 そうして両軍が睨み合ったまま7時間が経過した時、クイラ王國軍クワ・トイネ公國派遣軍支援のために派遣した志願兵軍団からクイラ王國軍正面のロウリア軍の包囲撃滅と追撃への移行という知らせとノウ将軍から壁の後ろに控えさせていた二個戦車聯隊の出撃準備命令が届いた。出撃準備命令を受けた戦車聯隊は暖気と点検を行い、エンジンなどを傷めないように注意しながらゆっくりと移動を行って聯隊本部を先頭に中隊番号順で門のすぐ後ろに並んだ。整列を完了したのは1800(18時)のことである。*2そして整列が完了してからもすぐに飛び出せるように入念な点検を行う。予備に回った志願兵軍団の軍団長は手元に残っている混成歩兵師団*3から二個歩兵中隊と二個工兵中隊とを抽出してそれぞれ一個中隊ずつ戦車聯隊に配属することを独断で命じた。*4

 

 1830(18時30分)、ノウ将軍は麾下の二個戦車聯隊に追撃を命じる。追撃を命じられた戦車聯隊と所属する軍団の軍団長の独断で配属された二個歩兵中隊と二個工兵中隊は戦車の乗員や配属された歩兵と工兵を戦車に乗せる*5と開いた門を通ってジューンフィルア軍へと9km/h(時速9キロメートル)で突進していった。*6*7

 歩兵と工兵を乗せた戦車聯隊は歩兵と工兵を乗せたまま1850(18時50分)に砲塔を後ろ向きにしてジューンフィルア軍の挑発部隊を蹂躙すると、Line Abreast(単横陣)に陣形を変更し間もなくジューンフィルア軍の野営地に乗り込んだ。ジューンフィルア軍の将兵が野営地を護るべく掘った空堀は何事も無かったかのように戦車によって突破され*8、野営地を護るべく造られた柵は戦車の重量と推進力により押し倒された。そして二個戦車聯隊は夕食の準備をしていたジューンフィルア軍の将兵を機銃掃射し蹂躙する。聯隊単位の戦車隊による奇襲によりジューンフィルア軍の将兵はジューンフィルア将軍とワッシューナ魔導士を含む三分の一が戦死し、残る三分の一は敗走して行方知れずとなる。残りの三分の一はスマール軍を包囲撃滅した敵の迂回に備えていたため無事であったものの、本隊が壊滅したことで撤退を余儀無くされた。*9

 そして戦車隊は更に前進する。

 

 

 1912(19時12分)、「掛かれ!」フォン・ゼークト騎兵中佐は敗走するパンドール軍主力を発見し、夜襲を敢行する。敗走しているところにパンツァーファウストを撃ち込まれた挙句抜刀襲撃を受けてパンドール軍主力は散々に打ち破られバラバラにされた。彼等にとって不幸中の幸いはクワ・トイネ公國がエジェイより西に住む住民を全員避難させていたことであり、もし現地住民が滞在していれば彼等は落ち武者狩りによって身包みを剝がされた挙句惨殺されたことであろう。尤も彼等の状況を見る限りそれは誤差に過ぎなかっただろうが。

 

 そして中央歴1639年7月1日、敗走を続けるパンドール将軍以下東方討伐軍残党は遂に後方拠点たるギムに辿り着いた。そしてギム中央の広場で休憩を始めた。

 ところが、その直後パンドール将軍は眉間を撃たれて戦死した。直後東方討伐軍残党は四方八方から銃撃に晒される。アデム将軍の猛攻や暴虐の結果隠れる場所が一切残っていないギム中央の広場で敗残兵は右往左往してバタバタと斃れていく。

 銃撃に晒されながらやっとの思いでギムを脱出した敗残兵はあちこちで伏兵に遭い斃れていった。そして僅かに伏兵に遭うこと無くギムから離脱した敗残兵は一息入れたところで恐怖と絶望に直面する。それは自分たちを追撃してきた西部方面軍集団麾下の二個戦車聯隊であった。どうしようもなくなった彼等は武器を捨ててへたり込んだ。ロウリアの敗残兵がへたり込んだのを見た戦車聯隊長は燃料と弾が勿体無いので歩兵と工兵に対処を丸投げした。そして戦車から降りた歩兵や工兵は彼等を拘束して捕虜とした。ここにロウリア王国東方討伐軍は全滅した。*10

 

 ところでギム周辺の伏兵は何者かって?

 

 

 ということで中央歴1639年6月20日1200(12時)ダイタル飛行場*11、早めに昼食を済ませた挺進第二聯隊の将兵は滑走路にて割り当てられた輸送機に乗り込む。そして輸送機群や護衛の第二航空艦隊は挺進第二聯隊の将兵が全員搭乗したことを確認すると管制塔に離陸許可を求める。管制塔は護衛担当の戦闘機、輸送機、CAS担当の戦闘機や爆撃機及び攻撃機の順に離陸許可を出した。大規模編隊は戦場を北に迂回してギムへと飛行していった。そしてロウリア王国の龍騎隊は疾うに全滅していたので何事も無く1300(13時)にはギム上空に到達した。

 護衛の戦闘機のうち数機が低空に降りて敵が居ないか捜索したが、既に守備隊の生き残りが逃げ出したこともあって敵は一人も居なかった。そして輸送機はわざと編隊の間隔を開けてギム周辺の上空を真っすぐ飛行し、挺進第二聯隊は訓練通りにギム周辺に降下した。そして降下した挺進第二聯隊の将兵はそれぞれの降下地点で集まって九九式軽機関銃やパンツァーファウスト及びパンツァーシュレックなどが収められた物量箱を回収して築城を行い、敗走するロウリア兵が来るまで余りにも暇だったので毎日3回点呼と体操をして過ごした*12。その間ぽつぽつとロウリア王国東方討伐軍のギム守備隊残党数名ずつが警戒網に引っかかったのでその度にこれを奇襲して撃滅する。

 

 中央歴1639年7月1日、挺進第二聯隊の警戒部隊が東から妙に統率が取れた敗走部隊がギムに接近しているのを発見した。挺進第二聯隊は出撃前からの作戦と降下してから立案した作戦の双方を実行する。

 まずは敢えてギムの広場で休憩を始めさせてから物量箱から回収した九九式短狙撃銃で敵の指揮官を狙撃して射殺し、次いで物量箱から回収した九九式軽機関銃と二式小銃とで銃撃を加える。その後市内各所から敗残兵を銃撃しながら東以外に脱出した敗残兵は伏兵として伏せた部隊で撃滅し、東に逃げた敗残兵は追撃部隊に正面から鉢合わせして全滅した。

 かくしてロウリア王国東方討伐軍は全滅したのである。そしてギムも奪還され戦線はクワ・トイネ=ロウリア戦争開戦前の国境線に戻っていった。

 

 

 だが、中央歴1639年6月29日、捕虜への尋問の結果ギムを暴虐したアデム将軍がロウリア本国に戻ったことを知ったクワ・トイネ公國はロウリア王国への反攻を決定した。そして同日横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)司令部と西部方面軍集団司令部を中心とした反攻作戦司令部が設立されて反攻作戦の立案が行われることになった。そして両司令部の能力や状況から必然的に横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)司令部は反攻作戦立案の主導権を握ることになったのである。

 そんな横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)司令部が反攻作戦のために真っ先に行ったのは志願兵軍団のうち練度の低い八個志願兵軍団の解散と練度の低い兵員の復員を伴う再編成であった*13。これにより残る四個志願兵軍団は中央歴1639年7月3日までに攻勢作戦に堪えるだけの練度と充足率を確保することに成功する。加えてノウ将軍以下西部方面軍集団司令部要員は書類地獄から解放されて柔軟な指揮統制能力を取り戻した。

 その一方で作戦構想上の理由から西部方面軍集団に七個戦車聯隊と一個独立砲戦車中隊*14と二個機動歩兵師団分の一式半装軌装甲兵車(ホハ)及び何やら変わった装置が搭載された一式装甲兵車(ホキ)4輌が追加配備された。追加配備された戦車聯隊はどれも三式中戦車(チヌ)が主力として配備されていた。加えてうち一個戦車聯隊には第五中隊に聯隊砲戦車として四式中戦車(チト)が配備されていた。

 そして西部方面軍集団に配備された合計九個戦車聯隊と一個独立砲戦車中隊を指揮統制するため新たに西部方面装甲集団が新設された。だが、ノウ将軍は設立目的に反して(横須賀鎮守府司令部の構想通りに)西部方面師団を西部方面装甲集団に編入した。

 かくして反攻作戦の準備が進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふん。ロウリアめ、口ほどにも無い奴だ。だが、見てろよクワ・トイネの奴等。パーパルディアはお前等のような急造戦列歩兵など軽く蹴散らしてくれる。」アデム将軍はクワ・トイネ公國籍の貨物船でパーパルディア皇国行きの一般貨物に紛れてパーパルディア皇国に密航、そのまま亡命した。

*1
BGM。雰囲気を盛り上げたり状況を表現したりする目的で流される音楽のこと。

*2
結構のんびり動いているようですが、戦車というものはああ見えて結構な精密機械でしてね。なので戦闘外では結構慎重に動かすことが要求されます。実際戦闘以外で長距離移動する場合、戦車輸送車(タンク・トランスポーター)や鉄道貨車に乗せて運ぶのが望ましいとされますし。

*3
想定された訓練期間の都合上普通の歩兵大隊と戦列歩兵大隊とを混成して師団を形成することになったため。詳しい編制は「第十一回 クワ・トイネ=ロウリア戦争 〜エジェイへの道〜」の注釈5にて。

*4
クワ・トイネ公國陸軍は太陽神の使いこと大日本帝國陸軍から軍事指導を受けているという設定なのでこういう独断専行は割とあったりします。

*5
歩兵と工兵は6人ずつ砲塔の後ろ辺りにちょこんと乗ってます。

因みに歩兵を戦車に乗せて一緒に行動するというのは割と何処の軍でもやっていたそうです。

大日本帝國陸軍の場合は『對戰車戰鬪ノ參考(戰車關係)』という戦車対戦車戦闘マニュアルにその要領が書いてあったり。

*6
突進というにはゆっくり過ぎではと思われますが、大事なことなのでもう一度言います。戦車というものはああ見えて結構な精密機械です。動かすときは大切に動かしましょう。

*7
因みに大日本帝國陸軍戦車部隊の精華であるスリム殲滅戦では初撃の際の速度は4km/hなのだそう。

尤もこれは徒歩歩兵と徒歩工兵とを随伴させているからという理由もあるのですが。

*8
被害は九五式軽戦車(ハ号)が空堀を突破した際の上下揺れによる車酔いで歩兵1名が吐いた程度。

*9
なお結局逃げ場を失い降伏することになった模様。

*10
旧アデム軍?6月20日夜に西部方面師団が南から迫ってきたため降伏を余儀なくされました。

*11
たる♪

*12
注意:空挺作戦は普通こんなに暇じゃないです。

*13
なおその殆どを近くで工事していた鉄道聯隊が工夫として臨時雇用していきました。

*14
ホリI×6及びホリII×4




 原作でも割と不憫枠なところがあるジューンフィルア将軍ですが、本作ではナレ死という更に輪をかけて不憫なことになりました。まあ戦車戦はテンポ速いから仕方ないね。
 そして流石に70万人は多過ぎたと判断されたのか30万人以上が軍からリストラされました。とはいえ丁度すぐそばに大量の人員を募集している工事現場もあるなど仕事はいっぱいあるのですぐに再就職出来ることでしょう。
 再編成された西部方面軍集団はかなり数が少なくなりましたが、その代替戦力として九五式軽戦車105輌、三式中戦車(チヌ)277輌、四式中戦車(チト)10輌、ホリI6輌及びホリII4輌が配備された上に西部方面師団が二個師団とも歩兵師団から機動歩兵師団に強化されました。なので実戦力は大幅にパワーアップしているという。

 ところでどうしてアデム将軍はクワ・トイネ公國の貨物船に乗っているんですか?

ということで次回予告です。
次回予告
 西部方面軍集団の再編成を経て作戦能力を回復したノウ将軍は新たに配属された装甲戦力を直率してロウリア王国東部諸侯たちを急襲する。
 動員した兵を全て喪失したロウリア王国東部諸侯に装甲部隊による攻勢を止める力は最早残っていなかった。
 次回、「外道鎮守府召喚第十七回 クワ・トイネ=ロウリア戦争 〜暴れん坊ノウ将軍〜」
 大日本帝國陸軍由来のドクトリンが兵力の大半を喪失したロウリア王国を襲う。

毎度恒例紹介コーナー
 クワ・トイネ公國(横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)含む)がエジェイ会戦で使用した歩兵装備紹介
  小銃
   マスケット
    前装滑腔銃。滑腔銃というのは銃身内部がつるつるしている銃のことである。
    黒色火薬を使用しているものは口径がかなり大きい。
    精度劣悪なため燧石式(フリントロック式)が発明されると密集隊形で用いられるようになった。そしてその隊形に合わせて銃身の長さが異なるマスケットが標準だった。というのも発砲炎が前の人を焼かないようにする必要があったり低い姿勢でも装填出来るようにする必要があったりしたからである。
    因みに速射性を重視したことから銃弾の直径は銃の口径より若干小さい。
   ライフルドマスケット
    フランスのミニエーという軍人が発明したミニエー弾及びその派生型の銃弾を用いる前装ライフル銃の総称。
    ミニエー弾登場以前のライフルは弾の直径が銃の口径より大きかったため装填するのがとても大変だった。そのため軍用としては殆ど用いられなかった。
    だが、ミニエー弾は普段銃の口径より小さな直径なので装填が簡単に出来るが、発砲時に底部が膨らんでライフリングに食い込むことで発砲時の燃焼エネルギーはより効率良く弾に伝わるしライフリングによる旋転により弾道は安定するようになった。
    その結果精度が悪い銃を戦力化することが始まりの戦列歩兵戦術を精度が良い銃でやることになり、その結果ある国では、内戦と主張していることも手伝い、その国始まって以来現代に至ってもなお破られることのない犠牲者数を出すに至った。
    フルメタルジャケット以前の小銃であるため被弾時のダメージが結構大きかったりする。
    横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)によって行われる更なる新小銃の開発に伴い九九式短小銃へと置き換えられていく予定である。
   九九式短小銃
    大日本帝國陸軍が日魯戦役の教訓に基づき改良された三八式歩兵銃の後継銃として開発した新小銃。
    有坂式と呼ばれる作動方式のボルトアクションライフルである。
    使用弾薬は九九式普通実包(7.7×58mm)であり、開発経緯は銃身膨張という銃口辺りが膨らんで撃てなくなるという不具合への対応や支那事変時に国府軍が使用した7.92×57mm弾使用小銃との撃ち合いで威力が敵より弱いと前線から苦情が入ったなど諸説ある。
    初期型は対空照尺や単脚(モノポッド)などが装備されており、戦局の推移に従って各種アクセサリが省略されていったり粗製濫造となってしまったりした。因みに単脚(モノポッド)装備に関しては戦後に開発された64式小銃で二脚(バイポッド)に進化し、その後継の89式小銃まで用いられ続けた。
   二式小銃
    大東亜戦争初期の空挺作戦で物量箱の回収に手間取り暫くの間拳銃と数発の手榴弾のみを頼りに戦わなければならなかったという教訓を基に九九式短小銃を基に二つに分解できるようにしたテイクダウンライフル。
    二つに分解出来ること以外九九式短小銃と同じである。そもそも九九式短小銃の派生型だし。
  機関銃
   九九式軽機関銃
    大日本帝國陸軍の制式軽機関銃。
    前身の九六式軽機関銃を基に使い易さと作りやすさを強化して使用弾薬を九九式実包とした軽機関銃である。
    射撃精度が良いのと照準眼鏡が標準装備されているため狙撃にも用いられた。
    銃剣を装着出来、着剣すると射撃精度が良くなるという逸話がある。
    銃剣突撃するにはフラッシュハイダーが邪魔な気がする。
   7.7mm軽機関銃42型
    MG42を九九式普通実包仕様とした本作オリジナル軽機関銃。
    元ネタはMG3というドイツ連邦共和国が使用している軽機関銃。
    MG3は7.92×57mm弾を使用するMG42を7.62x51mmNATO弾仕様とした軽機関銃である。
    因みに着剣出来ない。
    射撃速度の速さから、今後使用する部隊が増えていく予定である。
   M2重機関銃
    横須賀鎮守府(なお横須賀には無い模様)が使用する歩兵装備で最も古い歩兵装備。
    制式が1933年でありながらつい最近まで改良型すら出なかったロングセラー。
    使用弾薬は12.7x99mmNATO弾でありその威力は歩兵用としてはかなり大きい。
    本作で登場するのは基本的にFNにより開発されたFN M2HB-QCBという改良型及び同改良型をベースとしたQCB改修仕様となっている。また、もし開発などでQCB改修が行われていないM2が何らかの形で出てきた場合は当該銃に対して即座にQCB改修を行うようにという命令が防衛省から各鎮守府に下されていて、転移後も同命令は依然有効であるという設定である。
 携行対戦車兵器
  パンツァーファウスト
   第二次世界大戦期にドイツで開発された使い捨て携行対戦車兵器。
   本作では明示されていないが何種類かバリエーションがある。そしていずれも重装歩兵相手にはオーバーキルである。
   第二次世界大戦末期に「銃は無いがパンツァーファウストはある」と謳われたほど生産性に優れるため、恐らく完結まで幾つもの國家で量産されてラヴァーナルとアニュンニール以外の全軍事組織で使用され続けることだろう。
  パンツァーシュレック
   第二次世界大戦期にドイツで開発されたドイツ版バズーカ。
   有効射程ではパンツァーファウストを大きく上回るが、使い勝手ではパンツァーファウストに大きく劣ることから専門の戦車猟兵でしか運用されなかった。
   挺進第二聯隊で運用されていた*1が、今後別の対戦車兵器に置き換えられることが予定されている。

*1
なおわざわざパンツァーシュレックを使う間でもない敵しか来なかったため使用されなかった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。